IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》

またエロ( ´艸｀)

てかヒルトの性欲の暴走だな(・_・;)

 

　夕食後、学園寮の通路。

　今日はあいにくと男子がお風呂を使える日ではないため、一夏が夕食の時に唸っていたのを目撃した。

　……あれだったら学園の外に出て銭湯にでも行ってくれば良いのにと思う。

　それはさておき、初体験から一日……一度経験するとまたしたくなってしまうのは若さゆえのものだろうか。

　……とはいえ、流石に昨日未来とエッチして今日もってなると噂になりかねないかも――そう思い、今日の所は一旦諦めよう。

　考え事をしながら通路を曲がると其処で声をかけられた。


「あっ、ヒルトさん」

「ん？　セシリアか、よぉ」


　通路の先に居たセシリアに声をかけられた、ぱたぱたと早足で俺の所に来ると満面の笑みを浮かべる。


「良かったですわ、今日一日、ヒルトさんと出会えないのではと心配していましたの」

「大袈裟だな、セシリア。　……せっかくだし、部屋に来るか？」


　何気無く部屋に誘った俺、セシリアは――。


「えぇ、勿論良いですわよ？　ではヒルトさん、参りましょう」


　言ってから俺の腕をとるセシリア、相変わらずスムーズに絡ませてくるセシリアの手際の良さに、思わず苦笑するも俺はセシリアを部屋へと案内した。

　時間は午後の七時、部屋へと招き入れるとセシリアは定位置である俺のベッドに腰掛けた。

　俺もその流れで腰掛けると、セシリアは――。


「うふふ、二人きりですわね」

「ま、まあな」


　二人きりで寝室――何と無くそのまま押し倒せばセシリアともエッチ出来そう――そんな邪な思いが駆け巡るが、無理にそっちに進んでも下手したら悪印象しか与えない気がした。


「……ヒルトさん、どうかなさいまして？」

「え？　あ、まあちょっとな」

「……うふふ」


　笑みを溢すセシリア、甘えたように身を委ねてくるセシリアにドキドキしつつ、軽く手を握るとセシリアも握り返してくれた。


「……こうしてると、まるで恋人同士ですわね」

「そ、そうだな」

「うふふ……緊張、していますの？」

「さ、さぁどうだろう？」


　言葉ではそう言うものの、セシリアには緊張してるのが丸わかりらしく、クスクスと微笑んだ。


「ヒルトさん、緊張なさないでくださいまし。　……心臓の鼓動が早いですわ」


　俺の胸に手を当てるセシリア、僅かに上目遣いで見上げるその仕草が可愛く映る。

　頬を思わず指で掻いてると、セシリアは――。


「いつも思います。　このまま……時が止まれば良いのに、と。　……ヒルトさんと二人きりで……」

「セシリア……」


　寄り添うセシリアは瞳を潤ませて俺を見つめてくる。

　そんなセシリアに吸い込まれるように顔を近付けると、意図を理解したセシリアは瞼を閉じた。

　互いの唇が重なる――そして、セシリアを求めるように何度も角度を変えながらキスを繰り返す。


「ん……ふ……」


　僅かに漏れ出るセシリアの喘ぎ、軽く開いた唇から俺は舌を口内へと侵入させるとセシリアも絡ませてくる。

　脳が蕩けそうになるほどの濃厚な口付けに、唇を離しても互いの舌で何度も絡める。


「んは……ヒルト、さん……凄くやらしい、ですわ……」


　トロンと惚けたセシリアの眼差し、絡ませるのをやめてもなお物足りないのか唇から舌を出しただらしない表情をしていた。
　だが、普段見せることのないそのセシリアのエロい表情に火がついた俺は、セシリアの目の前に立つとおもむろにズボンのチャックをずらす。

　俺の行動を理解したセシリア――ドキドキしつつ、其処から出てきた欲望の塊を見て――。


「はぁっ……はぁっ……。　ヒルトさんの……逞しい……素敵ですわ……」


　舌を竿に這わせ、丹念に舐め始めるセシリア。

　何度も上下に顔を動かし、裏筋を舐めていく。


「ヒルトさん……どう、ですか……？」

「ん……気持ちいぃよ。　咥わえてくれるか？」

「ん……ふふ、勿論よろしくてよ……？　……あ、むぅ……」


　髪をかきあげ、先端を口に含むとそのまま竿の半分ほど咥わえこんだセシリア。

　顔は動かさず、口内で欲望の塊全体を舐め回す舌の動きに、思わず膝の力が抜けそうになる。

　そして――ある程度濡らしてから前後させると淫靡な水音が室内に響き渡った。

　蕩けそうなほど気持ちよく、セシリアのフェラを堪能していたその時。

　コンコンッ――室内に響き渡ったノックの音に、俺もセシリアも現実へと戻された。


「有坂くーん、いますかー？」


　ドアの向こうから聞こえてきたのは山田先生の声、どうしたものかと悩んでいる俺を他所に、セシリアは――。


「ん……ふ……ちゅっ……はむっ……」


　一旦現実に戻されたセシリアだったが、止めると次の機会がいつになるかわからない怖さもあり、そのままフェラを再開した。

　ヒルトはそんなセシリアの様子を見て、一旦居留守を使うことに――。

　ドキドキしながらも、控え目にフェラを続けるセシリア、暫くすると山田先生は居ないと思ったのかその場を去っていった。


「うふふ、凄くドキドキしましたわね……？」


　先端の鈴口を舌で丹念に舐めながらセシリアはそう言う。


「ま、まあな。　……や、やっぱりこういうのはもう少し邪魔されないところの方が良いかもな」


　言いながら一旦ベッドに座る俺、セシリアもフェラを止めると手で扱き始めた。


「凄くやらしい音がしますわね……」


　ぬちゃぬちゃと扱くセシリアの手捌きに、徐々に高まる射精感――。


「……セシリア、そろそろ……」

「あ……わ、わかりましたわ。　……こ、このまま出してくださいまし」

「あ……いや、出来たら……入れたいんだが……」

「え……？」


　入れたいという言葉に、セシリアは真っ赤になる。

　時間帯もまだ皆が起きてる時だが、既に俺自身が我慢できそうになかった。

　暫くの沈黙の後、セシリアは――。


「は、はい。　……ヒルトさん、わたくしの初めて……もらってください」


　セシリアはそう言うと、恥ずかしそうに青い下着を脱ぎ、ベッドの傍らに捨て置いた。

　互いに着衣のままのセックスという事もあり、異様な興奮が俺を襲う。


「……セシリア、後ろからでも良いか？」

「ぁ……わ、わかりましたわ。　……こ、こんなはしたない格好、恥ずかしいですけど……ヒルトさんが望むのなら……」


　言いながら四つん這いになったセシリア、スカートを捲るとそれが露になる。

　恥ずかしいといいつつ、セシリアは俺が気になるのかずっと顔を此方に向けたままだった。

　欲望の塊を秘部に当てる――既に愛液で濡れていて、すんなりと入りそうだった。


「来て、くださいまし……」

「あぁ。　……入れるぞ？」


　先ずは先端を挿入――ここまでは以前した時と同様――だがセシリアは、先端の挿入だけでびくびくと反応し、僅かに腰を揺らしている。

　そして――そのまま欲望の塊を奥まで沈めていくと――。


「ふぁあ……っ！　ひ、ヒルト……さんっ！！」


　シーツをギュッと掴んだまま、セシリアは身震いして受け入れていく。

　欲望の塊を根元まで受け入れたセシリアは、顔だけ振り向くと――。


「……やっと、貴方と一つになれましたわ……」


　瞳から一筋の涙がこぼれ落ちる、それを見た俺は――。


「その……痛くない、か？」

「……うふふ、痛くありませんわよ……？　聞いていた話では痛いとお聞きしましたが――ヒルトさんと、身体の相性が良いのかもしれませんわね」


　嬉しそうに顔を綻ばせるセシリア、流れ落ちた涙を拭うと――。


「ひ、ヒルトさん……動いて、くださいな……」


　そう言ってセシリアは僅かに腰をくねらせる、その刺激がまた気持ち良かった。


「ん……ゆっくり動くからな」


　俺はそう言うと、昨日の未来にしたように腰をゆっくりと前後させ始める。

　昨日と違うのは相手がセシリアということと、部屋が明るい為結合部が丸見えで余計に興奮した。


「あっ、あぁっ！　こ、擦れてますわ！　ひ、ヒルトさんっ！！」


　緩やかな動きでも感じてるらしく、セシリアは喘ぎ声をあげる。

　時間が時間だが、まだ女子生徒は皆入浴中だと思い、気にせず俺はセシリアと交わる。

　徐々に腰の動きを早めていくと、それに合わせるようにセシリアの喘ぎ声も――。


「アァンッ！　す、凄いですわぁッ！！　も、もっと激しく……ッ！！」


　抜き差しする度に溢れ出る愛液、それが潤滑油になって更に激しく打ち付けた。

　腰を打ち付ける音と共に喘ぐセシリア、未来とは違った内壁の感触に射精感が高まっていく。


「せ、セシリア！　や、ヤバい……そろそろ！！」

「は、はい……ッ！　沢山、わたくしの中に出してください……！　ヒルトさんの精液……わたくしの子宮に……！」


　一心不乱に腰を振る俺、互いに欲に忠実になり、求めて、そして――。


「出すぞ！　セシリア！！」

「ああんッ！！　だ、出して……くださいなッ！」


　内壁がきゅうきゅうと締め付けてくる――そして、勢いよくセシリアの中へと射精した。


「あ、あぁ……み、満たされていきます……。　んんッ……お腹、熱い……ですわ……！」


　内壁が蠢き、まるで全ての精液を搾り取る様に――。

　射精を終えた俺は、まだ呼吸の荒いセシリアを見ながら。


「……セシリア、気持ち良かった？」

「は、はぃ。　……は、初めてなのに、あ、あんなに淫らに――は、恥ずかしいですわ……」


　顔だけ振り向いたセシリアは、真っ赤に頬を染めていた。

　名残惜しいが、中から抜くと、収まり切らなかった精液がセシリアの秘部から溢れ出た。


「あん……うふふ、沢山出しましたわね……？　あ、む……」


　抜かれてセシリアは振り向くと、躊躇せずに欲望の塊を咥わえた。

　さっきまで自分の中に入っていたソレを、いとおしそうに舐めあげるその行為に、俺はセシリアの頭を撫でる。

　嬉しそうに目を細めると、暫くセシリアはフェラを続けた。

　時計を見ると、既にセシリアが来て四十分ほど――。


「セシリア……もう大丈夫だ。　……てか、シャワー浴びたいだろ？」

「んむ……？　……んはっ、そ、そうですわね。　……そ、その、二人の愛の営みで、汗をかきましたもの……」


　恥ずかしそうにはにかむセシリア、俺も照れて頬を掻いた。

　そしてベッドの片隅に脱ぎ捨てられた下着をとると、セシリアは恥ずかしいのか困ったような表情で。


「み、見ないでくださいまし……。　い、いくらヒルトさんでも、恥ずかしいですわ……」

「わ、悪い」


　下着を穿くセシリアを見ないように顔を背ける、そして穿き終えたセシリアは乱れた衣服を整えると軽く触れる様な口付けを頬に落とした。


「……夢のような一時でした。　ヒルトさん……ま、またよろしければ……その……」


　もじもじと指を絡ませるセシリアに、俺は――。


「あ、あぁ。　セシリアさえ良ければ……ま、また、したい……」

「え、えぇ。　……で、ではヒルトさん、また明日……」


　にこっと微笑むと、静かに部屋を後にするセシリア。

　一人残された俺は、余韻に浸りながらも自分の節操の無さに嫌悪した。


「……欲に負けすぎだな、俺……」


　ごろんっと寝転がる――フラッシュバックされるように昨日の未来との行為と、さっきのセシリアとの行為を思い出す。

　射精したばかりだというのにまた欲望の塊が再構築する――苦笑を溢しながらも、自身の性欲の深さはどうすることも出来ないのではと思い始めた。

　コンコンッ――再度ノックが響き渡る、さっきは居留守を使ったが今は出れるので一旦ポケットに手を突っ込んで勃起がバレないように抑えつつ、ドアを開けると山田先生が立っていた。


「あ、有坂くん、部屋に戻っていたんですね。　先生、探しましたよ？」

「あ、すんません……。　探してたって、山田先生、何か用事が？」


　そう言うと、山田先生はプリント用紙を手渡してきた。


「はい、昨日行った事情聴取にヒルトくんのサインが無いのが一枚だけありましたので……」

「あ、それはすみません。　……はい、これで大丈夫ですか？」


　サイン記入を終えると、山田先生は嬉しそうに表情を綻ばせた。


「ありがとうございます、ヒルトくん♪　……あ、またヒルトくん呼びしちゃいましたね。　皆には内緒ですよ？」


　ウインクしながらそう告げる山田先生に、ドキッとさせられつつ、小さく頷いた。


「じゃあ有坂くん、何かあったらいつでも先生に相談してくださいね？　副担任ですから！」


　言いながら胸元を寄せてガッツポーズする山田先生、共学で仮にたっくんや信二が居たら絶対目に焼き付けてるだろうなと思った。

　サインしたプリントを持って山田先生は立ち去ると、俺はドアを閉じると、シャワーを浴びる準備をした。

　また明日からは授業が再開される――多少憂鬱な思いに駆られながらも俺はシャワーを浴びた。 

次回から八巻かな、多分