IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
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【第515話】(18禁)
前書き
今回の話は多分書いた中で最長になるかもっす
夕食を食べ終え、時間は六時五十分。
帰ってから直ぐ様シャワーも浴び終え、ベッドも綺麗にメイキングした。
そして何度も何度も時間を確認する俺、スポーツドリンクを一口飲む。
ソワソワしつつ、待っていると――。
「ひ、ヒルト……僕、だけど……」
「あ……い、今開けるよ!」
コンコンっと控え目にノックし、ドアの前でそう告げたシャル。
俺がドアを開けると、シャルは後ろ手を組んで待っていた――。
服装は昼とは違い、白のワンピースを着ていた――ワンピース、持ってたんだ。
「は、入っても……いぃ……かな?」
上目遣いでそう言うシャル、前屈みになった際、シャルの乳房の谷間が露になった。
「あ、あぁ。 勿論だよ、シャル」
「う、うん……お、お邪魔します」
はにかむような笑顔を見せるシャルは、部屋の中へと入る。
ドアを閉じる――この時間は平日も休日も、入浴時間だから大丈夫だと思う。
「そういやシャル、ラウラには何か誤魔化して来たのか?」
「え? ううん。 ラウラは今日、確かドイツ本国への重要書類記入と報告、後はシュヴァルツェア・レーゲンの稼働データのまとめをしてるから、今日一日ずっとPC使って作業してるよ?」
普段なら最低でも一回はメールが来るのだが、未だに来てないのとシャルの話から、本当に忙しいのだろう。
……とはいえ、下手にラウラに勘繰られるよりは全然良いが。
「ヒルト……。 ラウラの話……ばっかり……」
「あ……ご、ごめん」
腰に腕を回し、抱き着いてくるシャル。
「……ヒルト、しよ……?」
「……うん」
シャルに促され、ベッドに腰掛けるとシャルも同じ様に隣に腰掛けた。
瞼を閉じるシャル――ソッと唇を交わすとどちらからともなく、舌を絡ませる。
クチュクチュと水音が響き渡り、お互いが求めるように舌を絡ませ、体を密着させる。
濃厚なキスを続け、自然と俺はシャルの乳房に触れる。
「んふ……あっ、……や、ん……」
柔らかな乳房をワンピース越しに揉むと、身体を預けるようにシャルは凭れ掛かる。
「やん……僕のおっぱい……揉みすぎだよ……? ……えっち」
「……仕方ないだろ、揉むの……嫌いじゃないんだし」
下着とワンピースを脱がせ、シャルを生まれたままの姿へと晒す。
恥ずかしそうに身を捩るも、俺は頬に口付けを落として――。
「大丈夫……?」
「は、恥ずかしいけど……。 だ、大丈夫……。 ヒルトも、脱いで……?」
シャルに促され、上着を脱ぐ俺、一方のシャルも手伝いか、ズボンのベルトを緩ませ、脱がすと俺はトランクスのみという姿に。
そして、下も脱がせるシャル――既に構築され臨戦体勢になっている欲望の塊。
「あ……も、もうこんなになってる……」
まじまじと見つめるシャルは、チュッと欲望の塊にキスをした。
「ん……! さ、先に……シャルからするよ」
そう言って俺は屈み、指でシャルの秘部に触れようとすると――。
「あ、待って? ……そ、それならヒルト……。 ……ぼ、僕……一緒に気持ちよくなりたい、な」
「あ……わ、わかった。 ……シャルが上でいいか?」
「う、うん。 ……何だか恥ずかしいけど……ヒルト……」
ベッドに寝転がる俺に跨がり、お尻を俺の方へと向けるシャル。
綺麗なピンク色で、指で弄ると――。
「あ……やんっ!」
甘い声を上げると共に、秘部からトロッと愛液が溢れ出る。
「ヒルト……食べちゃうからね? あ…………む、ぅ……」
「……ッ!!」
先端を咥わえるシャル、その刺激に反応する俺だが負けじとシャルの秘部に舌を這わせた。
「ンンッ……!? ぷはっ……やん……ひる、と……!!」
シャルも刺激が強かったらしく、咥わえた欲望の塊を口から離すと喘ぎ声をあげた。
その声をもっと聞きたいと思った俺は、シャルの秘部に舌を侵入させ、わざと音をたてる様に中を舌でかき回した。
異物である俺の舌の侵入に、内壁は舌を締め付けてくる。
一方のシャルも、されるがままという訳ではなく、手で竿を上下に扱き、先端を舌でグリグリと弄り始めた。
互いが互いの性器を貪る様に舐めあう――室内に響き渡り、気持ち良さに酔いしれた。
「ぁあん……、ヒルト……そんなに舐めちゃ、らめ……ぇ……!!」
舌足らずに喘ぎ始めたシャル、既にシャル自身俺のを咥わえる事が出来ないぐらい反応し、攻める度に大きく背中を仰け反らせた。
「だ、だめ、ぇ……。 ガクガク、しちゃ……ア、アン……ッ!!」
へたりと前のめりに倒れこむシャル、肩で息を吸い、ひくひくとシャルの秘部がひくついていた。
「はぁ……ひる、と……スゴいよぉ……」
虚ろに呟くシャル、本当に気持ちよかったのだろう――とはいえ、俺がまだもう少しシャルのフェラを堪能したいという欲求が出てくる。
「……シャル、もっとしてくれるか?」
「ぁ……ぅん。 は……む……ぅ。 ……ちゅ……ぽ、……ん、む」
先端を咥わえ、音を立てながら奥まで咥わえこむと――。
「ん……ちゅ、ぽ、ヂュポッ……ヂュポッヂュポッ」
「……ッッ!?」
今までとは違った激しさ、唇をすぼめ、やらしい音を部屋中に響かせ欲望の塊を美味しそうにしゃぶるシャル――時折咥わえるのを止めると、先端を舌で舐め回し、竿は射精を促すように激しく扱く。
「気持ちいい、ヒルト……? あむ……ちゅぅ……」
「ぐ……ぅ……!」
睾丸を口に含み、舌で転がすように舐めるシャルに驚かされつつ、直接精巣を刺激され、一気に射精感が込み上げてくる。
「しゃ、シャル……ちょ、や、ヤバ……いッ……!?」
「らして、いいよぉ……? ひるとの精子……飲む、からぁ……ん……む」
一心不乱に顔を上下させ、しゃぶるシャルの姿、時折目線を俺の方へと向け、トロンっと惚けた表情のままフェラを続けた。
「……ッッ!? シャ、ル……!!」
「んんっ……!! ……んくっ……んくっ……」
込み上げ、勢いよくシャルの咥内に射精した俺。
髪をかきあげ、喉を鳴らし、俺の精液を飲んでいくシャル――。
「ん……はぁ……。 いっぱい、出たね……ヒルト?」
「あ、あぁ……」
「えへへ……僕で気持ち良くなってくれるのが、一番嬉しいから、頑張っちゃった」
僅かに舌を出し、笑顔のシャル――そして、未だに元気な欲望の塊を見てシャルは――。
「……ヒルトのえっち。 ……まだ、元気いっぱいだね?」
射精して敏感になっている欲望の塊に口付けをしたシャル、両手で包むようにまた刺激を与え始める。
「し、シャル……も、もぅ……入れたい……」
「……え? ……う、うん。 ……初めては、ヒルトとベッドでって……決めてたから……いいよ……?」
シャルは寝転がり、足を開くと恥ずかしそうに秘部を指で開く。
くぱぁ……と開く花弁からはトロッと愛液が溢れていた。
「し、シャル……何処でそんなこと覚えたんだよ……」
「え、え……と。 ……ほ、本……かな、あはは……。 は、恥ずかしいけど……こうしたら、男の子は喜ぶって……」
恥じらいを見せるシャルだが、足は開き、大事な秘部も丸見えな為ただただエロく映る。
未だに衰えない欲望の塊を秘部に当てると、シャルは――。
「ひ、ヒルト……。 キスしながら……入れて……?」
「……可愛い事ばっかり言うな、シャル」
身体を密着させ、軽く触れる様な口付けを交わす。
「……ん……僕の処女……あげるね、ヒルト……?」
僅かに潤むその瞳が閉じ、今度は深い口付けを交わす――そして、秘部に当てていた欲望の塊をシャルの中へと沈めていく。
「ん、んんっ……!!」
力強く背中に腕を回し、腰にも足を回して奥深くまで受け入れたシャル――密着したまま、暫く互いに舌を絡ませ、どちらからともなく唇を離すと、唾液の糸が二人を繋いだ。
「……痛くないか、シャル……?」
「だ、大丈夫……だよ? ……あ……僕たち、一つになってる……。 ……ヒルトの、僕の中で脈打ってる、よ……?」
俺の頬を包むように手を当てるシャル、嬉しさからか瞳が潤んでいた。
そのまま抱きつくシャルは、耳元で囁く。
「僕を……いっぱい感じてね……?」
「……あぁ」
そう返事を返すと、最初は緩やかに腰を前後させる、結合部からはぬちゃぬちゃと繋がる水音が聞こえてきた。
「……んっ、や……ひ、ひる、と……! えっちな……音、する……!!」
「……あぁ、俺とシャルの繋がる音……だな」
俺がそう言うと、シャルの顔は真っ赤に染まり、少し視線を逸らすも直ぐに俺を見つめてきた。
繋がってから暫くは緩やかに動かしていた腰の動き、互いの体温を共有するように密着、僅かに軋むベッドの音と時間を刻む秒針の音が響く。
「ん……ぁん……ヒルト……? は、激しく……して、良いから……」
「……了解……キツかったら、ちゃんと言うんだぞ……?」
「わか……った……あんっ! あっ、あぁっ!」
腰の動きを早め、時折腰の動きに変化をつけると、その度にシャルは背中を仰け反らせ、喘ぐ。
「んあっ、はっ……はぁ、ん! ひる、と……ヒ、ルト……!!」
「シャル……シャル……!!」
突かれる度に俺の名前を呼ぶシャル、それに応えるように俺も名前を呼ぶ――互いの快感が最高潮に達しそうになり、シャルは涙を流しながら――。
「ひ、ヒルト……もぅ……も、う……!!」
「お、俺も……イきそう……!!」
お互いに離れる事なく抱き合い、結合部からは愛液が溢れ、シーツに染みを作り上げる。
――そして。
「あ……あ……っ、あああんっ……!!」
「ッ……出、る……!!」
お互いに高まり、同時に絶頂を向かえる――。
感度がよく、中出しした俺、何度も呼吸し、息を整えていると……。
「はぁっ……はぁっ……。 ……ヒルト、赤ちゃん……出来ちゃう、よ……?」
「はぁっ……わ、悪い……シャル。 ……嫌だったか……中に出すの」
聞くと小さく首を振り、軽く触れる様な口付けをしたシャル。
「……ううん。 僕……嬉しいよ? えへへ……」
「シャル……」
幸せそうに微笑むシャルを見て、またムラムラし始める俺は――。
「シャル……もう一回、したい」
「……ふふっ、ヒルトのえっち。 二回出したのに凄く元気、だね……?」
笑顔で返すシャル、そのまま抱き着くと、耳元で囁いた。
「次は……僕が上になるから、ね?」
そう言って耳たぶを甘咬みしてくるシャル、ゾクゾクっと身震いしつつ、俺はシャルを抱き起こすとそのまま寝転がる。
腹部に手をつくシャル、下ろしたロングヘアーが視界に映った。
「んん……これ、凄く奥まで入るね……? 僕の子宮……下りてきてるの、わかる……?」
僅かに腰を上下に――その都度、秘部に挿入した欲望の塊の先端が何かに当たるのを感じた。
「あ……はあっ……ふぁ。 ん……ヒルト、の……さっきより大きく――ああっ、あんっ……!」
ゆっくりと上下に跳ねるシャル、ぷるんぷるんっと跳ねる度に揺れ動く乳房――交わる度に、肉と肉のぶつかるいやらしい音が響く。
「はぁっ……んんっ! あんっ……あんっあんっ……ふぁ……ああっ!!」
シャルの動きが徐々に激しくなる、それに合わせるようにベッドのスプリングを利用して下から突き上げるや、シャルは髪を振り乱しながら淫らにダンスを踊る。
前のめりに倒れ、シャルの乳房は俺の胸板に押し潰される――柔らかな乳房の感触と絶えず腰は動き続け、欲望の塊に刺激を送り続ける内壁、結合部から聞こえてくる音。
「ああっ、あんっ……ひる、と……! ちゅ、ちゅぅ……してぇ……? ふぁ、んんっ……ちゅ……れろ……」
セックスは続けたまま、シャルに応えて深い口付けを交わし、互いに呼吸するのを忘れるぐらい激しく交わった。
「んあ……シャル……そのまま抱き付いてるんだぞ……?」
「ふぇ……や、ぁぁ……!? ひ、ひると……深いよぉ……!」
抱き起こし、ベッドの上でシャルと繋がったまま立ち上がる。
そのまま抜けないようにベッドから下りると、その体勢のまま交わり続けた。
「ぼ、ぼく……初めて……なのに――あああんっ! あんっ、あんっ……! こんな……やんっ……えっち……に……ぃッ!!」
落ちないように必死にしがみつくシャルを他所に、体力に任せて激しく突き上げる――今までと違い、深く挿入され、シャルの頭は真っ白になっていった。
「……ッ! も、もう……出そう……!」
三度目の射精感が込み上げてくる俺に、シャルは――。
「だ、出して……中に……! ぼ、ぼく……も……!」
舌足らずに喋り、下から突き上げる快感に身を任せるシャル。
俺もそのままを維持し、激しく上下に動き――。
「んんっ! んん…………!!」
「くぁ……! イクッ……!!」
声を我慢し、シャルが絶頂に達したと同時にまたも中に射精される。
中でびくびく脈打つ欲望の塊を感じ、また肩で呼吸しながら――。
「ひ、ひると……僕……重たくなかった……?」
「ん? 全然大丈夫だぞ……?」
互いに汗をかき、僅かに喉の渇きを感じた二人――そのままの体勢でまた激しくキスを交わし、唾液を絡ませる。
「んあ……はぁ……す、凄くえっちだ……僕……」
「ん……そうだな。 ……まあ俺も、えっちだが」
「ふふっ……じゃあ、二人ともえっち……だね?」
呼吸は荒いまま、笑顔を向けたシャル――。
「あ……やん。 また中で元気になってる……」
「あ、あはは……」
「も、もう……」
仕方ないなぁといった表情を見せたシャル、一旦ヒルトに下ろしてもらうとそのまま四つん這いになり――。
「ヒルト……最後は、後ろから……ね?」
「ん……凄くやらしいな、それ」
お尻を高くあげるシャル、バックからという事もあり、欲望の塊は最高潮にギンギンに勃起し、痛いぐらいだった。
時間はあれから一時間――時間的にもこれが最後だろうと思い、勃起した欲望の塊を秘部に当てる。
「ん……ヒルト、来て……?」
「あぁ……」
シャルの腰に手を添え、一気に奥まで挿入すると――。
「ふぁああっ!? い、一気に……きすぎ、だよ……」
挿入され、大きく背中を仰け反らせたシャル――シャル自身の感度も上がっているのか、僅かに触れてもびくびくと反応した。
「はぁっ……んんっ。 ヒル、ト……動いて……?」
自分からゆるゆると腰を動かし、欲望の塊の出し入れをするシャル――結合部が丸見えで、欲望の塊は愛液と精液が入り交じり、ぬらぬらと濡れていた。
シャルの動きに合わせ、腰を振り始める――。
「あっ、あんっ! こ、これ……僕……好きぃ……!」
「え? ……バックでするのが、か?」
「う、うん……。 やんっ、あんっ! だ、だって……んっ、んはっ! さ、さっきと……違……やぁんっ! こ、擦れて、……い、良いよぉ……!!」
突き上げる度に喘ぎ、上手く言葉に表せないシャル――顔だけ振り向き、俺を見ながら快楽に酔っていた。
腰を打ち付ける度、パンッパンッと音が響く室内――流石にバレるかなと内心思うも、肉欲に支配された俺自身が止まらず、シャルもある程度の声量で喘ぐのだが、声自体は止まることがなかった。
腕で支えきれなくなったシャル、前のめりになり、もっと奥まで入るように更にお尻を高くあげた。
そんなシャルの行動一つ一つが俺を刺激する――そして。
「や、やぁんっ、そ、そこ擦られるの、良いよぉ! す、凄いよぉ……!」
ガクガクとし始めるシャル――絶頂が近いのか、舌足らずに喘ぎ始めた。
ラストスパート――そう思って、更に激しくバックから攻め、シーツはシャルの愛液と俺の精液が入り交じり、シミが徐々に大きくなっていった。
「ら、らめ……しゅ、しゅごいのぉ……! ぼ、ぼく……なにも考えられなくなっひゃう……!!」
「ッ……シャル! 出すからな……!?」
喘ぐシャルは、完全に快楽に支配されていた、こんなシャルを他の子が見たら卒倒するかもしれない。
またも高まる射精感、打ち付ける腰の動きが更に速まる――。
「ぅああ! シャル……出すぞ……中に!」
「き、来て……! ひるとの精子……! ぜんぶぼくのものだからぁ!!」
内壁が更に締まり、射精を促す――そして、高まり、四度目の射精。
「あ、あぁ……ぼ、ぼくの子宮……ヒルトの精液で、満たされていくよぉ……!」
中に出され、それを感じ余韻に浸るシャル――呼吸荒く、へたりとベッドに寝込む。
射精を終えた俺は、中から欲望の塊を抜く――秘部からは今まで射精した精液が溢れ出た、我ながら出しすぎだなと思わず苦笑する。
「やん……ひるとの精液……溢れちゃったよ……」
「ああ、まあ……ほぼほぼ中出しだったからな」
「……うん♪」
笑顔で振り向き、何とか対面するようにシャルは座る――と、未だに衰えない俺の欲望の塊を見て目をぱちくりさせた。
「ヒルトのえっち……まだ、元気なんだ……?」
「あ、あはは……何か、シャルとして出しても治まらないんだよ」
「も、もう……。 ……でも今日はさっきので、最後だからね? み、みんなにバレちゃうもん……」
未だに直下たつ欲望の塊に手を添え、上下に扱くシャル、その手つきが凄くいやらしかった。
「……ヒルト、シャワー浴びよ? ……く、口でなら……一回してあげるから、僕……」
「ぅ……? ……な、なら……お願いしよう、かな」
「……良いよ? また僕がいっぱい食べてあげる……♪」
小さく舌を出し、立ち上がろうとするシャルだったが、膝が笑っていて立つことが出来なかった。
困ったように笑うシャル――俺はシャルをお姫様抱っこした。
「あ……ひ、ヒルト……。 大丈夫……?」
「ん、大丈夫。 てかまだまだ体力あるし」
「……そうなんだ。 つ、次……するときは、もっといっぱい……しようね?」
真っ赤な表情のシャルを連れ、俺はシャワールームへと向かった。
へたりと座り込むシャル、シャワーノズルから温水が出るまでの合間――。
「あ……む……ん」
「……っ!」
座り込んだシャルは、早速フェラし始める。
愛液と精液にまみれた欲望の塊を奥深くまで咥わえ込むや、すぐさま顔を前後させ、腰を抱いた。
「うぁ……いきなり、激しいな……シャル……ッ!」
「ジュボッ……ジュボッジュボッ! ちゅ……う……ぢゅるっ」
上目遣いで見上げ、美味しそうに欲望の塊を頬張るシャル。
シャワーノズルから出る温水が適温になると、俺とシャルの二人の汗を流すように濡らしていく。
その間もシャルのフェラは止まらない、咥わえるのをやめ、豊満な乳房で欲望の塊を挟み、谷間から顔を出した先端を舌で舐め始める。
竿はシャルの乳房に挟まれ、その柔らかさに違った刺激が与えられ、先端はシャルの激しい舌使いでびくびくと反応した。
あまりの気持ち良さに、遂に俺も足に来るのだがシャワールームの壁に凭れかかる事で何とか立っていた。
全身が濡れ、互いの髪も温水で濡れる中、俺は五回目の射精を迎えようとしていた。
「シャル……」
「あは……出して良いからね?」
先端を咥わえ、乳房で激しく竿を扱き、シャルは俺に射精させるよう導いた、そして――。
「ッ……!?」
「んんっ……! ぁん……ヒルトの精液……出しすぎだよ……?」
飲みきれず、口から離すと精液がシャルの顔や乳房の谷間を汚していく――のだが、シャワーノズルから出る温水によってそれはすぐさま流されていった。
「えへへ……五回目なのに、凄く濃いよ……ヒルトの精液」
「ん、まあ……それだけシャルに興奮してたんだよ」
「ふふっ……じゃあ、今日はこれでおしまいだからね? ……あむ」
残った精液を吸い出すシャル――吸い出した後、また少しだけフェラをする、だが暫くして名残惜しそうに咥わえるのを止めて、先端をペロペロと舐める。
「ん……シャル、あんまり舐めてたら……」
「ん……もう少し、だけ……。 れろれろ……ちゅ、ぺろ……」
舌で舐め、先端を口付けし、また舐めるを繰り返す――そして。
「ん……えへへ、ごめんねヒルト。 ……今日はこれでおしまいって思ったら……何だか、もっと舐めたくなっちゃって」
「ん……いや、構わないよ。 ……その、いつもシャルばかりにさせてごめんな?」
「ううん。 ……僕自身、ヒルトが気持ちよくなってくれるのが一番嬉しいんだ。 ……大好きな人のだもん、いっぱい愛してあげたいし」
そう言ってまた先端を咥わえ、フェラするシャル――だがシャル自身も時間が来てるのを理解してか、途中でまた止めると。
「ヒルト……上がろ?」
「あ、ああ」
あっという間の一時――俺とシャルは身体を拭き、着替えを終えて濡れたシャルの髪をドライヤーで乾かす。
「えへへ、こうしてるとルームメイトだった頃を思い出すね」
「そうだな、まあ……シャルはあのときは自分で髪を乾かしてたが」
「うん。 ……あ、もう大丈夫だよ、ありがとう♪」
くるりと振り返るシャル、着ていたワンピースがふわりと舞い、爪先立ちになると首に腕を回し、シャルから唇を交わしてくる。
恋人同士がするような口付けを交わす――そして、唇を離すとシャルは笑顔で話す。
「えへへ、ヒルト……今日一日、凄く楽しかったよ♪ ……こ、腰は少し痛いけど、ね」
そう言い、さっきまでの行為を思い出したのか頬に手を当てて恥ずかしがるシャル。
――まあさっきまでの行為でベッドが激しく乱れてるが。
とはいえ、俺自身もそれだけシャルを求めたのは事実だ――正直、初めて未来とした時よりも、シャルの方が求めたかも。
時間は八時半――。
「じ、じゃあ……ヒルト。 ……えと、おやすみ……♪」
「あ、あぁ。 ……おやすみ、シャル」
そう言い、部屋を出ようとドアノブに手をかけたシャル――だが、開けずにもう一度寄ってくると。
「ヒルト……夢のような一時だったよ? ……僕、凄く嬉しかったから。 ありがとう……また、しようね……?」
「ああ、次は……外でするか?」
「……ば、バカ……。 ……良いよ? ひ、ヒルトとなら……僕は」
真っ赤になりながらそう告げるシャル――額にかかる前髪をわけ、俺は額にキスをする。
「あ、後でメールするからね。 ヒルト、おやすみっ」
恥ずかしさからかシャルは赤くしながら部屋を出ていった。
ふと訪れる静寂が、一抹の寂しさを生む。
窓を空け、空気の入れ換えをし、新しいシーツをベッドに敷いていると携帯が鳴り響いた。
相手はシャルだ、それも画像付きの――画像を開くと、寝間着の白猫パジャマを着、ラウラとツーショットで映っていた。
一方のラウラも、黒猫パジャマを着ている――仲が良いなと思い、文面を見ると。
『えへへ、猫さんだよー♪ 今度、この格好で部屋に行くからねー♪ おやすみ、ヒルト♪』
……猫パジャマで来るのは色々な意味で目立つ気もするのだが――と、ラウラからもメールが届く。
『すまないヒルト、今日一日私は忙しくて連絡はおろか、会うことすら出来なかった。 ……私を、嫌いにならないでほしい』
……不安なのか文面だけでわかる、無論嫌いになる理由はないのでそう返信を返すと直ぐ様返信が返ってきた。
『うむ、わ、わかっていた。 私は夫だからな、うむ』
――文面が強がりに見える、因みに嫌いと返してみたら半泣きで部屋に訪れる辺り、ラウラも相当なのかもしれない。
夜風が頬を撫で、三日月が空に浮かんでいる。
また明日からは学校が始まる――そう思うと俺は早めに寝ることにした。
後書き
多分次の話かその次辺りで原作戻りのEOSの話が出る……かな
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