| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

『外伝:青』崩壊した世界に来たけど僕はここでもお栄ちゃんにいじめられる

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

お兄様としてのプライドを徹底的に破壊する話《前編》

 
前書き
こんにちは、クソ作者です。
タイトルの通りです。
妹ができたことで人間らしさを取り戻しつつあるマゾ犬をご主人様が躾し直すお話です。

あとね、
なっっっっげぇ!!!!!
書きたいもの書きまくって気付いたら18580字ですって!!!!
今までこんなに書いたことねぇよ!!バカか?バカだよ。
だから半分に分けたよ!!それでも9000字弱だよ!添削できねぇのか!?できねぇよ!!なんか前の話も書きすぎて多くなったから前後編に分けなかったっけか!?学習能力ねぇのかな!?ねぇよ!!!
とまぁそんなこんなで本編入ります。

あと言っときますけど欲望の赴くままに書いたんでそりゃあ閲覧注意ですよ!!!
ふたなり逆アナル普通にありますからね!!!!

って注意しましたけど、この小説存在自体閲覧注意みたいなもんですから注意するのも野暮ってもんですね!!!
それじゃあ本編、どうぞ!!!!

 

 
「……。」
「な、なに?お栄ちゃん…?」

週に一度の葵殿との打ち合わせから戻り、帰ってきた時のことだ。

今日は待ちに待った犬の日。
しかし帰ってみれば待っていたのは服を着て料理を作っていたマイの姿だった。

「……。」
「どうしたの…そんなキョトンとして…。」
「え、あ、いや悪い。少し驚いてナ。」

別に料理を作るなって話じゃない。
ただ…

「今日は…〝犬の日〟じゃねぇのかい?」

どうして人間のままでいるんだと驚いた。
いつもならおれが帰ってくるなり犬の真似して出迎えてたってのに。
しょっくのあまり、土産物が入った紙袋を落としてしまった。

そしてマイの答えは

「あ、あのさ…。」
「うん?」
「それは…また今度にしない?」
「……。」

拒否。
あれだけ悦んでやっていたのに、拒否。
一体お前さんに何があった?
まさか今更マトモな人間に戻ろうなんて考えちゃいねぇだろうナ?

そう、考えた時だった。

「お帰りなさいませ、ホクサイ様。」

居間から顔を覗かせたのは、ごっほ殿。

「あ、ゴッホちゃん、机拭いといてくれた?」
「大丈夫です。お皿も並べておきました。楊貴妃様とアビーちゃんも呼んでます。」
「そっか。ありがと。」

マイを〝お兄様〟と慕い、本人もまた妹のように後をついていくごっほ殿。


……

………ああ、そうか。

納得いった。

「……。」
「ホクサイ様…?」
「ン?」
「いえ…何か不敵な笑みを浮かべてたので…。」

ああいけねぇ。
つい顔に出ちまった。

「今宵はお兄様をどうするのだろうと思いまして…よ、よければその企みにゴッホも混ぜていただきたく…あ、勿論お兄様と一緒にいじめられる方です。ふ、ふふ…えへへ。」
「へぇ…そうかい。」

かがみ、ごっほ殿の視線に合わせる。

「じゃあ、混ぜてやる。いや、今夜はお前さんが必要なのサ。どうしても、ナ。」

ポン、と肩を叩いて居間へと向かった。





いつの間にか賑やかになった楽しい夕食を終え、夜が更けた頃…。

「あの…お栄ちゃん…。」

目の前には、全裸のマイ。
夜、いつものように魔力供給と洒落込むために脱げと命令し、そのまま立たせている。


「な、何か言ってよ…」
「飼い主のおれに、マゾ犬風情が命令すんのかい?」
「ち、違…。」
「そういや夕刻もそうだったナァ?ご主人様に対して、今日はお散歩したくないですってハッキリと拒否したよナァ?」
「そ、それは…」

身体をくねらせもじもじしながら、言葉が詰まるマイ。
怯えてはいるものの、下半身は正直らしい。
これから何をされるのか期待して、ギンッギンにおっ勃ててやがる。

「ご主人様に対して、そいつァあまりにも無礼じゃねぇのかい?」
「…ごめんなさい…。でもそれには理由があって…」
「ホー、マゾ犬がご主人様に言い訳垂れんのかい?随分と偉くなったもんサ。」
「ち、ちが…」
「まぁいい。理由は分かってるからヨ。」

そう言って、おれはマイの足元にあるものを投げる。

ぺっと用の紐、犬耳の頭飾り、しっぽ付きのあなるぷらぐ。

いつものお散歩せっとだ。

「……。」
「さっさと付けろ、お散歩の時間サァ♡」

そういうと、マイはすぐさま犬になろうとする。
早いのは普段からの躾の賜物だろう。

そうしてマイは、

「わ、わん…。」

犬になる。いや、戻る。
お上品な人間のフリなんかやめた、マイの本来の姿。

「おおよしよし。じゃあ散歩に行こうか。今日は特別なお散歩サ。楽しみにしといてくれよナ♡」

近寄ってきて脚にすりすりと顔を擦り付けるので、優しく撫でてやる。

咥えている紐をもらい、マイを引き連れいざ外へ。

やや冷たい空気が頬を撫でる。少し肌寒い気もするが、心地よかった。
隣のマイは全身を風にくすぐられ、寒いのか少し身震いした


「あ、北斎さーん!!」
「おう、待ってたかい。」

ちょうどそこへあびいがやってくる。

「今日は私〝達〟もお散歩に連れてってくださるのね!」
「おうとも。そのうちお前さんだけでも行けるよう、道を教えてやろうかと思ってナァ。」
「うふふ、楽しみ!」

と、楽しげに話すあびい。
しかし、マイは固まっている。
理由は分かってる。

「お、あびいも犬を飼い始めたのかい?」

ここでおれはわざとらしく聞く。
お散歩に行くんだ。あびいだって犬を連れてる。
あびいの持つ紐。
そこに繋がれてるのは

「あ!紹介が遅れてごめんなさい!この子はね、〝ゴッホちゃん〟って言うの!」
「わ、わん…。」

と、あびいの連れた飼い犬、
裸に首輪。犬の頭飾りにあなるぷらぐと、
マイと同じように犬になりきったごっほ殿がそこにいた。

「ゴッホちゃん!?」

と、マゾ犬が四つん這いをやめ、ごっほ殿に近付こうとする。

「ぐゅ」

すぐさま紐を引っ張り、止めさせる。

「お、お栄ちゃ」
「なぁに二本足で歩こうとしてんだい?え?」
「でも僕こんなの聞いてない!」
「さぷらいずだヨ。兄妹揃って仲良くお散歩。楽しいだろ?」
「…。」

マイは顔を伏せる。
そしてあろうことか

「そ、その…。」
「?」
「せめて…何か隠せるものとか…。」

〝恥じらい〟を見せた。

「…どうしてだい?」
「は、恥ずかしいから…。」
「こいつぁ吃驚だ。恥じらいなんざとっくに捨てたと思ったマゾ犬が、恥ずかしいと来た!」

ごっほ殿がいる。
それだけでマゾ犬は、両手を使ってなんとか胸とちんちんを隠そうとする。
思った通りだ。
マイは、

「妹にこんな姿、見せたくねぇんだナ?」
「……。」

ごっほという妹ができたことで、
妹にこんな姿見られたくないという恥じらいが生まれたんだ。

散々ブチ犯して、感動の再会の際にはメスイキも見られてんのに今更何言ってんだって話だが、一応ぷらいどみたいなモンがあるんだろう。

でも、だ。

「いつまで二本足で突っ立ってんだ?犬はちんちん隠さねぇヨ?あと、人間の言葉も話さない。最初にそうやってしつけたの、忘れたかい?」

今日はそのくだらねぇぷらいどをぶっ壊すための、特別な散歩だ。
徹底的に。容赦なく。
妹の前であんなことこんなことして辱めてやる。

「…。」

観念したのか、マイは四つん這いになる。

「…わん。」
「ンー?聞こえねぇなァ?いつもみたいな媚びたように鳴かねぇのかい?」
「わ、わんわんっ!くぅん…♡」

付けた者の感情を読み取り、魔法のしっぽ付きあなるぷらぐのそれがぶんぶんと振られる。

そうして

「わんわん!わん!」

ごっほ殿の方へ向き直り、近付くと

「わうっ…!?」

頬を舐める。
犬になりきったマイなりのすきんしっぷだろう。

「お、お兄様!!きゅ、急にそんな…!」
「あら、気のせいかしら?今この子人間の言葉を喋ったような…?」
「はっ!わ、わんわん!わん!」
「気のせいだったみたい。」

慌てて舐め返すごっほ殿。

「まぁ!とっても仲良し!」
「どうやらおれのマゾ犬とあびいの犬、兄妹らしいナァ?」
「そうなの!どうりで仲がいいと思った!そうしたら2匹はマゾ犬兄妹ね!」


仲良く舐め合うマゾ犬兄妹。
だがマイはやはりぎこちない。いつものマゾ犬らしさがまるで感じられない。

でもまぁ、それでいい。
言うことを聞かないなら徹底的に躾し直すだけだ。

もう二度と、
変なぷらいどが生まれておれに逆らわないように。


「お、いつもの電柱じゃないか。」
「!」

それから少し歩かせてやると、〝いつもの〟電柱が見えてきた。

いつものとは、言ってしまえばマイが犬の日に必ず立ち寄る〝まあきんぐすぽっと〟だ。

それが目に入るなりマイはびくりとし、そこから動かなくなる。

「…。」

振り返り、目で訴える。
何が言いたいのかは分かる。
でも、散歩の前に水をたらふく飲ませてきたんだ。
我慢、できねぇよナァ?

「しないのかい?小便。」
「……。」
「他所の犬に縄張り取られちまうヨ?」
「……。」

しないんじゃない。
したくても今ここではできない。
少なくとも妹が見てる目の前では、絶対に。

「わ、わん…。」

そうしておしっこはいいからもう行こうよ、とでも言いたげにマイは勝手に歩き出し紐を引っ張る。

ああそうかい。

「…。」

紐を引っ張り返す。
そうして無理矢理足元に引っ張って来たマイの前髪を掴み、目を合わせた。

「おい。」
「わ、わん…。」
「何ご主人様より先行こうとしてんだい?」
「きょ、今日は僕…おしっこ平気だから」
「し ろ 。」
「…へ?」
「するんだよ。膀胱空っぽだとしても、ご主人様がしろっつったらするんだよ、分かんねぇのかい?え?」

ドスの効いた声で脅してやる。
もしこれで言うことを聞かなければ酷いことが待ってる。
そういうことは身体に刻み込んでやったから理解したんだろう。
マイは渋々電柱のそばまで行き、片足をあげる。

「ん…んっ。」

力んで少しすると、ちょろちょろと尿が出始めた。

「……。」

ギュッと目を瞑って、下腹部に力を込めて早く排尿し終わるように頑張っているのが分かる。
はずかしいもんナァ?自分のことを慕ってくれてる、大切な妹の前で小便垂れ流すのは。

「…!」
「はい、目を逸らしちゃダーメ♡お兄様がおしっこするところ、ぜーんぶ見ててあげなさいな♡」

マイの恥じらいを察してか、ごっほは目を背ける。
しかしあびいがそうはさせない。
両手で顔を固定し、嫌でもマイの恥ずかしい姿を見せる。

「く…うぅ…っ!」

見られているマイは顔が真っ赤だ。
ああ、久しぶりだ。
マイがこんなに恥じらう姿は。





それから、いつもの公園に到着。

「ああ北斎さん、こんばんは。」
「よう。お宅のわんちゃんは元気そうじゃないか。」

先に来ていた同業者に挨拶を返す。
彼はいつものマイを見て、それからもう1匹の犬にも気付いた。

「おや、新しいわんちゃんですか。」
「ええそうなの!ゴッホちゃんっていって、このマゾ犬さんの妹なの!」
「へぇ…キミは?」
「私はアビー!この救いようのないマゾ犬2匹の飼い主よ!とはいっても本当の飼い主はお栄さんなのだけれど、私は第二のご主人様なの!」

と、少女特有の屈託の無い笑顔を振り撒くあびい。
その純新無垢な笑顔と話の内容はあまりにもかけ離れているものの、同業者はうんうんと頷いた。

「そっかぁ…愛されてるんだねぇ…。」

そういい、彼も自分の犬をヨシヨシと撫でる。

「さて、行こうか蘭丸。向こうでたっぷり愛してあげるからね。」
「わんわん!わう!」
「はははっ、こらこら。」

犬と言っても勿論、ここにいるからには普通の犬じゃないが。

さて、

「マゾ犬。」
「…!」

呼ばれたマイが、びくりと跳ねる。
何をされるんだろう、何を命令されるんだろう。
怖くて仕方がねぇ顔だ。
その表情も随分と久しぶりに見た。

「……。」
「ははっ、なんだいその目。別に痛いことはしねぇヨ?」

ほっ、とマイが安堵の表情を浮かべる。
ただ、

「命令だ。今ここでオナニーしろ。」
「……へ?」

死ぬほど恥ずかしい目には合わせてやるが。

「え、な、なんで…?」

大方ちんちんしゃぶらされたりするもんだと思ってたんだろう。
マゾ犬のくせに鳩が豆鉄砲食らったような顔してる。

「オナニーだよ、お・な・に・い。今日は特別におれの所有物に触っていい。ほら、やれヨ。」
「……。」

戸惑っている。
普段は禁止してあるが特別に今日だけはちんちん触っていいと許可したのに。

「……。」

ごっほ殿を見、あびいを見る。
救いを求めるような視線をあびいに投げかけるが、本人は意にも介さずにこにこと笑っている。

「……。」
「どうしたの?マゾ犬さん。もしかしておちんちんでオナニーするの、忘れちゃった?」
「…わ、わん…。」
「へぇ…そう。」

あびいの笑顔の仕方が変わる。
無邪気な笑みから、邪悪な笑みへ。
にんまりと歯をのぞかせ、ゆっくりとマゾ犬へ歩み寄った。

「じゃあ、お仕置きね…♡」

直後。
スパァン!という気持ちの良い音が。

「い゙っ…!?」

正体はあびいの触手。
マイの後ろに現れ、そのケツを全力で引っぱたいた。

「あっ…ああ゙っ…どうじで…っ!」
「別に痛いことはしない。って言ってたのに。話が違うって言いたいの?」

うずくまるマイ。
しかし顔を両手でつかみ、強引に持ち上げて目線を合わせると、あびいは笑顔で答えた。

「それ、お栄さんが言ったことよ?私は痛いことしないなんて、言っていないもの。」

途端、マイの顔に恐怖が刻まれる。
時としてあびいの責めは鬼畜だ。
その恐ろしさをマイは充分に知っている。
震える手足。次は何が来るのかという恐怖。
しかしあびいは

「じゃあ、」

マイに何もしなかった。

「連帯責任で、」

しかしそのかわり、

「はうっ!?」
「妹さんのお尻を叩くわね。」

ごっほの尻を同じように触手で引っぱたいた。

「……!!」
「あうっ!?あっ!!ああ゙っ!!」

1回だけじゃない。
何度も、何度も。
その度にごっほ殿は短い悲鳴をあげる。
スパンスパンと公園内に響く尻を叩く音。
その音に公園内の同業者達はつい視線を向けてしまう。

「ほら!ほらほらほら!!あなたの!お兄さんが!言う事を!聞かないからっ!いけないのよ!!」

ごっほ殿が、叩かれている。
逃げないように手足を縛られ、何度も何度もケツが赤く腫れるまで叩かれている。

本人は満更でも無さそうだが、そのお兄さんはどうだろうか?

「や、やめてよ!!叩くなら僕のお尻で…!!」

大事な妹がこうして暴力を振るわれ、やめろと叫ぶ。

「ふーん…そう。やめて欲しいの?」

にんまりと笑うあびい

「じゃあどうするか分かってるわよね?マゾ犬さん♡」
「……。」

その問いに対して、マイは行動で示す。

座り込み、恥ずかしそうに脚を広げて陰部を露わにする。

「…し、します…。」
「何を?」
「お、オナニー、します。だから…」
「だから?」
「見てて…ください。」

恥ずかしそうにそっぽを向きながら、自分のおちんちんを握る。
やさしく、そっと、
おれに所有権を渡してから、触ることすらしてなかった自分のモノ。
ぎこちなく、そしてゆっくりとしごき出す。

「あぁ…んっ、んんっ♡」

漏れる甘い声。
恥ずかしそうにしながら、しかしそれとは反比例するようにそれはまっすぐ上を向いている。
我慢汁を垂らし、先の方は月明かりでてらてらと光っている。

艶めかしく、美しさすら感じてしまう自慰行為。
笑顔で眺めるあびい、呆然とした顔のままかたまるごっほ。

すけっちぶっくを持ってくるんだった。

マイにかかれば、
ただの自慰行為でさえこんなに美しく見えてしまうのだから。

「はぁ…あっ♡くぅっ…♡」
「ちんちんいじるだけじゃイケねぇだろ?他もいじったらどうだい?」

生娘みたいな控え目なオナニーするもんだからそろそろ助け舟を出してやろう。

そう思い助言してやると言われるがまま、空いている手はまっすぐ乳首の方へと伸びる。
ぷっくりとしたメスみたいな乳首。
それを指の腹を押し当てたり、親指と人差し指でくりくりと転がし始めた。

「あっあぁっ♡」
「ほうら、声が大きくなったナァ♡もしかしてちんちんより乳首が感じんのかい?このメスマゾ♡」
「ち、ちが…」
「それとも妹に見られながらだといつもより感じるド淫乱の変態だったか?」
「そんなんじゃ…ない、からっ♡」

と、強気な発言とは裏腹にいじる両手は止まらない。
久方振りのオナニー。男らしくちんちん使ったオナニーはよほど気持ちいいらしい。

そして、

「イキ…ます…っ♡」
「お、自己申告なんて随分と偉いじゃないか?しっかり妹に見ててもらいてぇのかい?」
「……っ!」

何も言わなくなる。
果たしてこれは肯定と取っていいのか、もう返事をする余裕が無いのか、

まぁどっちにしろ

「すとっぷ。」

イかせねぇけど。

「え…?…っ?な、なんで…?」

おれの指示通り、マイはイク寸前できちんと止めてくれた。
びくびくと上を向いたままの剛直。
壊れた蛇口みたいに我慢汁を垂らし、それを握ったままマイは固まっている。

ああ、その顔だ。その表情が見たかったんだ。

どうして?なんで?
もう少しだったのにどうして止めるの?

そう言いたげな顔をしてるが、またここで新しく指示を出してやる。

「しゃぶれ。」

ベンチに腰掛けたおれはゆっくりと脚を開く。
股にはついさっき描いておいたマイにも負けないくらいの剛直。

自慰行為があまりにもスケベなもんだからつい興奮しちまった。

「……。」
「何ぼうっとしてんだい?イキたいならまずはご主人様イかせろ。そう言ってんだ。」
「……」

四つん這いで、ハイハイの体勢で俺にゆっくりと近付く。

「……。」
「おうい。いつものどうした?普段ならスンスン匂い嗅いでうまそうに舌垂らしてハァハァいうじゃないか。」
「……わ、わん…。」
「それとも……嫌なのかい?」

ぺちぺちとマイの頬をちんちんで叩く。
後ずさりしようとするが、そうはさせない。

「あびい!!また頼む!」
「はーい♡」

愛嬌たっぷりにそう返事すると、あびいは触手を振るう。
振るわれた先は勿論

「が…ぁ、あぁっ…!!」

かわいいかわいい(ごっほ)だ。

「ゴッホちゃん!!」
「あうっ…ああ…っ!!」
「あらいけない!少し強くしすぎちゃったみたい!」

今のは確かに凄かった。
振るわれた触手。スパァンといういつも以上に心地よい音。
ごっほもこたえたのだろう。
うずくまったまま痛みに震えている。

それに対してマイは、

「や、やります…いつもみたいにやります!!だからゴッホちゃんには…!!」

やらざるを得なくなる。

「は…はっ、はっ♡はっ♡ふーっ♡ふーっ♡」

犬みたいに舌を垂らし、美味しそうに眺める。

「ほぅら、マゾ犬のだぁいすきなおちんちんだァ♡」
「すんすんすん…はぁぁ…♡」

うっとりとした表情。蕩け落ちそうなくらいとろんとした目。
吐息は荒く、舌を垂らして犬らしくはぁはぁと息をする。
発情した雌犬。
マイの本当の姿。

「……。」
「ほら、ちゃんと見て。あなたのお兄様の恥ずかしいところ全部。」

妹に死んでも見られたくない、
あられもない淫らな姿。

でも今、マイはそうしている。
妹を守るためという大義名分の元、〝仕方なく〟やっている。

「ん…んぅ…むちゅ…」

まずは亀頭に口付けをするように、じっくりと焦らすようにして舐る。

「ほら、いつもみたいにしとくれヨ。」
「……。」

首輪に繋がれたリードをくい、くいと引っ張り急かす。
そうして舌を伸ばし、念入りに舐め回し始めた。

カリ首、裏筋、根元からすぅーっと舐め上げ、上目遣いでおれの反応を伺う。

「あぁ、気持ちいい。やれば出来るじゃないか。」

鞭だけじゃなく飴も大事だ。
おれだって鬼じゃない。ちゃんとご奉仕してくれるのならそれなりに褒美をやる。
優しく撫でてやるとくぅくぅと鳴いた。

「おぐ…っ♡おお゙っ!?!」

その時、マイがびくりと跳ねた。

「ン〜?どうしたマゾ犬。」
「だ、だめ…っ♡」

おれはなんもしてない。
しているのは

「もうゴッホさんってば、いてもたってもいられなくなってしまったのね。」

妹だ。
その大事な大事な妹が

「そんなとこ…舐めない、で…っ!」

尻尾ぷらぐを引き抜くと、マイのあなるを丹念に舐め始めた。

「ゴッホちゃ…あっ、ああっ♡♡♡」
「んちゅ…ぢゅぼっ、ぢゅるるるる♡」

マイの尻をがっしり掴み、その舌で舐め回す。
きゅう、と固く閉じたケツ穴に無理矢理舌をねじ込んでやると、それはすぐに開いて安易に侵入を許してしまう。

妹にアナル舐めをされている。
それだけでマイは恥ずかしくてたまらなくなるらしい。

「だめ…だめだからぁっ♡」
「そんな色っぽい声でダメとか言われても、なぁんの説得力もねぇヨ?」
「そんなきたないとこ…舐めない、でっ♡」

マイは懇願するがごっほは話を聞かず、舐め続けている。

「お、おにいひゃまに、きたにゃいとこひゃんて、ありまひぇんよぉ♡」
「ふふ、ですって♡」

汚いところなんてない、というアナル舐めお決まりのセリフを言うと、今度はアビーが口を開く。

「ほら、ゴッホさん。舞さんはオナニーを寸止めされてたわよね?」
「ひゃい…。」
「ならどうするか、わかるでしょ?」

寸止めされていたマイのそれはまだ勃起を維持したままだ。
ごっほはまだ舐めているまま、両手をそのまま伸ばし

「は、あぁっ♡♡♡」

ちんちんをしごきだす。
その小さな両手で、マイの大きなモノを一生懸命上下に擦る。

「あ、あぁっ♡だめっ♡だめだからぁっ♡♡♡」
「なぁにいつまでサボってんだ、ヨッ!!」
「むぐぅっ!?」

妹にアナル舐めと手コキをされて気持ちよくなっているせいか、上の口が疎かだ。
なので強引にぶちこんでやる。

「む、んむぅっ♡♡♡んぐぅ♡♡」
「ご主人様より先にイったら承知しねぇからナ?ほら、頑張れ頑張れ♡」
「ふぐ♡ごふっ、ごほっ!ごほっ!」

下はごっほに、上はおれに、
とりあえずおれを満足させるためにマイはしゃぶりつく。
下品な音を立てて、早くイってと上目遣いで伝えながら必死にふぇらする。

必死ってことは、本人も限界が近いんだろう。
ご主人様より先に達することはダメ。
もし先にイッたら、
恐ろしい罰が待っていることは分かっているらしい。

さて、ここでマイは忘れている。

「…!!」

今日いじめるご主人様は、
2人いるってことに。

「ふふ…まーいさん♡」

突然目の前が真っ暗になる。
原因はあびいがした目隠し。
視界を奪われ、そうして耳元ではあびいの囁く声。

五感のひとつを失い、それを補うために他の感覚が敏感になる。

今のマイに、耳元で囁くのはあまりにも毒だ。

「じゅぽっ♡じゅぷっ、じゅぷっ、」
「すっごく必死…もしかしてもうおちんちんが爆発しそうなのかしら?」
「ぢ、ぢゅる…」

マイのふぇらが、止まった。

「ふふ…沈黙はもしかして肯定ってことかしら?」
「…ぢ、ぢゅる…じゅぽっ♡」
「……。」

一時は止まったがアビーのことなど気にせず、マイは一生懸命しゃぶる。
それが気に入らなかったのだろう。

彼女は人差し指をマイの背中に置くと、


「すぅーーーっ♡」

背筋をなぞる。

「!!!!!!!」

ぞくぞくぞく、と快感の1歩手前の何かが駆け抜ける。
危うく出そうになったのか、腰あたりに力を込めてなんとか出すまいと耐えるマイ。
そうして一生懸命踏ん張りながらも、ふぇらを続けて1秒でも早く射精させてやろうと必死にしゃぶり続ける。

「アァ…たまんねぇナァ?」


きっともう限界が近くて仕方がないんだろう。

おれが出す前に自分が出してしまえば、何をされるか分かったものじゃない。
それに今日はあびいも同伴だ。
余計に何をされるか分からないし怖いってのもあるだろう。

マイは必死にしゃぶり続ける。
しかし、

「じゃあ、ここはどうかしら?」

あびいはそんなマイを見ていてくれるほど、優しくはない。

「ふーっ♡」
「ふぐっ!?んんっ♡♡♡」

背中の次は、耳。
おれの〝躾〟で様々な場所を性感帯に変えられたマイだが、耳は特に弱い。
イけと囁かれたらイくし、息を吹きかけてやれば勃起するし、舐めてやればたちまち腰が砕けてその場にへたり込む。

そんな耳だけでイけるマイが今そんな状況で息を吹きかけられ、

「れろぉ…♡」

舐められてしまえば

「っ♡……!!!!〜〜〜♡♡♡♡」

無様に射精してしまう。
腰をびくびくとさせ、びゅーびゅーと勢いよく出る精液。

「わ、わっ!!」

あまりの勢いに手こきしていたごっほは動きを止めてしまう。

「んっ♡あっ、あああああっ♡ああああああ…っ♡」

快楽と後悔が入り交じった声を上げながら、マイは無様に射精する。

「…お、おにい、さま…。」
「み、みない…で…っ♡」

妹の前で。

「すっごーい♡耳舐められただけでこんなに射精するのね♡ほんとに救いようのないマゾ犬さん♡」
「……。」
「ねぇ?」

何も喋らないマイ。
分かっているからだ。
この先待ち受けるのは、生半可なお仕置きじゃないってことを。

「ごめん…なさい…でも、もう我慢できなくて…。」
「マゾ犬の言い訳なんざどうでもいいんだ。さて……」

お望みならしてやろう。
その生半可じゃないお仕置きを。
つってもだ。
折角マゾ犬が二匹に増えたんだ。
ここはちょいと奇を衒って…


「じゃあマゾ犬…の妹の方。こっち来い。」

ごっほ殿を呼ぶことにした。
 
 

 
後書き
後半に続く 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧