史上最強の弟子IF〜強さを望む者〜
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第一章
第1話 第九拳豪、サーガ。
前書き
原作入ります。
4月のある日、桜が花びらを散らしながら舞う晴れた日。高校生となったラグナレク第九拳豪こと九十九 丈流は自身が通う学び舎へと向かっていた。
「さぁて、俺もいよいよ新学期だ。のんびり行きますか。」
「「サーガ様。おはようございます。」」
「ん?あぁ、隼人、悠里。おはよう。」
サーガの名を呼んだ2人の人物。
青いざんばらショートカットにキリッとした顔立ちの青年と茶髪のポニーテールで整った顔立ちを大きめな胸をした女子であった。
青年の名は犀川 隼人。
女子の名は荻原 悠里。
2人はサーガこと丈流の私兵であり、その実力は拳豪に匹敵する者であるが、丈流は2人を友人ととっている。
「2人とも、外では丈流で良いよ。サーガってのはみんなが集まった時に呼んでくれ。」
「それは……まだ慣れませんので、ご容赦を。」
「私たちからすれば、その名を口にするのは未だに高い壁ですので、もう少し待ってください。」
「(なんで名前呼びがレベル高いんだ?)とりあえず、2人が同じ学校で良かったよ、新学期早々ボッチにならずに済んでよかった。」
「「あなたをボッチにした奴は消します。」」
あらら、と、忠誠心高めな2人の私兵に頭を押さえる丈流は、自分が通う学校へと向かったのであった……。
◆◆◆
ラグナレクの兵士である不良たち。
彼らにとって、拳豪達は特権階級で自分たちよりも強いという認識がなされているが、その中でも拳豪のトップである、スリー・オブ・カードは別格とされているが、彼らにとって謎が多いのが、”第九拳豪“のサーガである。
サーガは拳豪達が喧嘩しそうになると、やんわり間に入って停めたり、第一拳豪オーディンのサポートをしたり、第二拳豪バーサーカーのスパーリングパートナーをしたりなど幅広く動いているが、その実力を知らぬものが多い。
中には彼を侮り、その席を狙うものが喧嘩を吹っかけたが、私兵と思われる男女に半殺しにされてしまうために、もしかしたらサーガ自身は強くないのでは、と思う者達も多くいた。
しかし、彼らは知らないのだ。
サーガこと丈流の実力を……。
◆◆◆
その頃、そのサーガこと丈流は隼人、悠里達とともに入学式を終えて学校の帰り道を進んでいた。
ちなみに今は、丈流は家を出て隼人、悠里と共に近所の一軒家で三人で暮らしているので、家族は丈流が何をしているかは一切知らないが、何とか生活していると話している。
「サーガ様、これから集会があるようですがどうなさいますか?」
「それには行くよ。出ないと大変だからな。」
「では私達は支度を進めておきま「あ、悠里、隼人!」?何でしょうか?」
丈流は2人に簡易的に作ったおにぎりを渡す。
「また遅くなるから、腹減ったら食べてくれな?」
「っ!あ、ありがとうございます!!」
「泣きそう……!」
「いや、単なる鮭と梅干しのおにぎりだぞ?んじゃあ、行きますか。」
丈流はサーガとして仲間達の待つ廃工場へと向かうのであった……。
後書き
どうですかね?
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