刻命館VS帝國華撃団 帝都妖異譚
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第一部
第二章
さくら 再突入
前書き
本作は35HR様の自作ゲーム・プリンセスティアーズのサイトに掲載させて頂いていたもののマルチポストであります。
一方のさくらと椿は一向に戻ってこない紅蘭のことが心配でならなかった、
「やっぱり私が行きます」さくらが決意を口に出す、
「ムリですよ、さくらさん、だってさっきさくらさんは霊力を使い切ったって自分で言ってたじゃないですか」
椿の懸念も当然のことである、さっき霊力を使い切ったということは、少なくともマリアに犯された場合、妊娠の虞れがあるということだ、
「でもこのままじゃ紅蘭がどうなっているか、桜花放神は使えなくても
館の中ならなんとか近づけば戦えるわ、だから、大丈夫」
さくらはそう言い放ち、館に駆け込んでいく、
「待って、さくらさん」
椿の声が虚しく館の門にはね返った。
だが、決意を胸に突き進むさくらを待ち受けていたのはマリアの嬌声だった、
まだ数部屋先なのであろうが、その先からでも聴こえてくるほどのもはや何の恥じらいもない声である。
(そんな・・・・・マリアさん本当に身も心も負けてしまったの?)
自分を犯していた時よりもさらにその声は甲高くなっていた、もはやマリアは『男』としての快楽に溺れてしまったのであろうか。
一刻も早くマリアを助け出し、治療なり手術なりを受けさせねば手遅れになるのかもしれない、
紅蘭もこの分ではどうなっているかわからない、
さくらは声のするほうへ一直線にドアを蹴破りながら進む、
そして、恐らくこの次の部屋にマリアがいるのであろう、
さくらは壁に耳を付け様子を探る、(片方はマリアさん・・・・相手は・・・・・
よく聞こえないわ・・・・でも、もう斬り込むしかないわ・・・・)
霊剣荒鷹を構え、さくらは呼吸を整え自分自身を落ち着かせる。
「行きます、紅蘭、マリアさん」
さくらはドアを蹴り開け、室内に突入した。
だが、踏み込んださくらが目にしたのは、衝撃的な光景であった。
「ああ、イイわ、貴女紅蘭よりもいい締りをしてるじゃない・・・」
マリアはそう言いつつ、なおも腰を突き上げる、そうマリアはさっきまで
戦っていた相手と交わっていたのだ、敵と戦い、相手が女であれば犯す、それはある意味人類の本能ともいえることであったが、本来女性であるマリアはそのことを倒錯的な悦びとして興奮の度合いを深めているようである。
その妖しさと美しさに思わず目が釘付けになるさくらであったが、すぐに我に返る
(紅蘭!!なんてことに・・)さくらの視界に入ったのは口をだらしなく開けはなって床にへたりこんでいる紅蘭であった、スラリとした足が力なく開かれ、秘口からは白濁液が流れ出している。
紅蘭はマリアに犯されたショックで、その場に崩れ落ちていた、信頼しているマリアに裏切られたというショック。そして馬賊に輪姦されている所をあやめに救い出され、そのまま日本に渡ってきた悪夢の、その中に再び入り込み抜け出せなくなっているのだろうか。
マリアはそんな紅蘭には目もくれず、自らの欲求を満たすべく館の主を犯していた。
「やめて、お願い、、中に出されたら妊娠しちゃう、お、お願いだから、閉じ込めている人たちは返すから、お願い・・・」
だがマリアはかまわずに腰を突き上げる、「貴女のせいでこうなったんだから、
責任をもって貴女の体でイかせてもらうわ、ああ、とっても気持ちイイわ、オンナの中がこんなにいいなんて」
「やめて、お願い、私の体にもしものことがあったら、人質の部屋の吊天井が落ちてくるようになっているのよ・・・妊娠させられて魔力を奪われた場合も多分同じよ」
「なんですって!マリアさん、そんなことしてる場合じゃないですよ、そ、そっちのほうはその、、、、、とりあえずガ、ガマンして、人質のほうを早く、この女は私が捕まえておきますから後でゆっくりと、、、、ね、マリアさん。」
しかし、さくらの言葉もマリアには届かない、ただ蟲の欲望のまま、女を犯すだけだ、そしてマリアもついに限界を迎えた、「ああ、イク、イクゥゥッ」マリアは館の主の締め付けに耐えられず、ついに蟲の精液を自分の陽根から放った、敏感な雌芯の中を熱い精液が通り抜けていく快感に、思わず声を上げる。
熱い精液が主の子宮に注ぎ込まれていく、女性の霊力が集まる子宮から霊力を吸収した蟲の精液、これを防ぐ事は同様に霊力などによる胎内結界をもつものだけだ、罠使い自身が強力な力をもっているわけではないのだ。
後書き
これにて第一部・完です、この後キングクリムゾンします。
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