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刻命館VS帝國華撃団 帝都妖異譚

作者:HR専
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第二部
第二章
  悪夢

 
前書き
紅蘭過去編への前振りまだ続きます 

 
「うっ、イクぜ!」馬賊の男は紅蘭の中に射精した。紅蘭はとっくにこの男が何人目か数えるのをやめている、「おい、次」馬賊の首領が命じると、次に現れたのは、、、、、マリアであった、マリアは無言で紅蘭に覆い被さると陽根を容赦なく紅蘭に突き入れ、腰を前後に動かす。マリアのモノはこれまでの馬賊のモノより一回り大きく、この輪姦で処女を失った紅蘭にはさらなる苦痛であった。
「いやや、マリアはんまで、、、マリアはんまで、、、、、」
マリアが行為を済ますと、馬賊達はマリアとともに引き上げていった。
肉体的・精神的ショックでそのまま横たわるだけの紅蘭を突如腹痛が襲った、「う、お腹が、、お腹の中になんか()る・・・・」痛みだけではない、紅蘭の腹部はゆっくりとだが通常の妊娠ではありえない速度で膨らみ始める、「そんな、子供が、いやや、いややーー!!」
次第に大きくなる子宮の中の仔に恐怖を覚えるなか、ついに陣痛が始まる、「い、痛い、痛い、いやや、子供を産むのはいややー!」子宮内の仔が何やら蠢き始める、出口を探しているのだ、そして何故か次第に痛みが和らいでいく、これは子宮内の蟲の仔が、母体を安産に導くべく吐き出した淫液であった、「ああ、なんか、気持ちええ、、、子宮の内側から子宮口ゴリゴリされとる・・・」
そして成長した蟲は出来たばかりの触手を内側から子宮口に突き立てる、一本、また一本と触手が産道へと先端を現し、全ての触手が子宮口を脱した所で、触手達は協力するように各方向へと一斉に子宮口をこじ開けはじめる、「あ、あがー!!」いくら淫液により中和されているとはいえ通常の妊娠ではなく、異形に内側から子宮口をこじ開けられるように人間の女性の体は出来ていない。そして最大限に子宮口が開かされた所で、触手に引きずり出されるように蟲本体が、子宮口を通り抜けようとする、「ヒ、ヒィィーーツ!!」生まれてから感じたことのない激痛に紅蘭は最大限の悲鳴を上げる。蟲本体が追加の淫液を吐き出す、そしてゆっくりとだが蟲本体が子宮口を通り抜け終わると淫液の効果でスムーズになった産道をズルリズルリと進む。
「ああ、子供が、産まれてくる・・・産むのはイヤや、イヤやー!!」だが紅蘭の叫びも虚しくついに蟲は地上に姿を現した、、、、


「紅蘭、紅蘭、大丈夫?」
紅蘭は目を覚ます、ここは帝劇の医務室のベッドで、自分の顔をさくらが心配そうに覗きこんでいる。
「ものすごいうなされようだったけど大丈夫?」さくらは自分もマリアに犯されているので、紅蘭への精神面を考えると適任と考え、館での電撃床のダメージを引きずりながらも紅蘭につきっきりの看病を申し出たのだった。
「大丈夫なわけ無いやろー!!」紅蘭は手当たり次第にまくら、花瓶、備え付けラジオのイヤホンをさくらの顔面めがけて投げつける。
未だ体に痺れの残るさくらは全く避けることが出来なかった、幸いにもまくらが顔面に覆いかぶさっている所に花瓶が飛んできたので花瓶はまくらがクッションとなり、床に落ちても割れないほどだったが、これが逆であったら只では済まなかったろう。そして最後にイヤホンの差し込み部分が運悪くさくらの右目に入ってしまう「痛っ!!」右目を抑えうつむくさくらに対し、容赦なく紅蘭は吐き捨てる、「なあ、さくらはん、さくらはんの子供はどうなったん?」意外な発言にさくらは驚く、「え、どういうこと?」「子供や子供、あのマリアとのガキや、さくらはんもマリアにやられたんやろ、子供はどうなったん?」左目の視力だけでも異常な目つきとわかる紅蘭をさくらは見上げる、ようやくさくらは自分の甘さに気づいた、マリアに犯されたのは同じでも、紅蘭は異形を出産し、自分は破邪の力の緊急回避により妊娠していない、それに気付いた紅蘭がどうなるか、考えもしなかったのだ「こ、子供って、その・・・」「やっぱそうやな、さくらはんは最弱のウチと(ちご)うて、破邪の力持っとるもんな、マリアに犯されてから、館の外であれだけウチらと駄弁っててもお腹が膨らむどころか館に又突っ込む余裕あったもんな、ウチがマリアに犯されてそんなに経たんとお腹で子供が動き始めたのが判ったのに、さくらはんはそんなんやから、やっぱ子供産まずに済んだんやな」
「なあ、さくらはん、マリアが言うとったで、ウチのは緩いんやと、当然や、馬賊にさんざんマワされとるもんな、まあマリアも昔紐育でやりまくっとったからどの口が言うとるねん思うけどな」
最初さくらは「マワされる」という言葉の意味を知らなかったが前後の言葉でだいたい想像がついた。
ブチまけたいことをブチまけて若干落ち着きを取り戻した紅蘭は言った。
「あの後あやめはんに助けられたのは感謝しとる、あやめはんが殺女になってもうた時は皆落ち込んだもんやで、あのマリアですらな、でもな、、、」紅蘭もさくらへの八つ当たりについては少し反省したのか間を置く。
実は初期の帝国華撃団花組6名は2種類に大別される、「なるべくしてなった」のがさくらとすみれの2名、もう一方はあやめによる「一本釣り」組でマリア・紅蘭・アイリス・カンナの4名なのである。この4名は特にあやめが殺女になったことは衝撃であったのである。
「ウチだけはほんの少しやけど(ちご)うた、、、大連で馬賊に襲われたウチの緊急入院先はな、神戸だったんや」 
 

 
後書き
 なにやらきな臭くなってきました、話自身が走り始めるというヤツです。
マリアの後始末は3ルートパラレルでもいいかとも思いましたが、その3ルートを一つのながれに纏められるかもしれません。

 次回外伝、紅蘭過去編です、タグにわざわざ載せた比叡登場です。 
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