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刻命館VS帝國華撃団 帝都妖異譚

作者:HR専
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第一部
序章
  マリア 寄生される

 
前書き
本作は35HR様の自作ゲーム・プリンセスティアーズのサイトに掲載させて頂いていたもののマルチポストであります。  

 
「さあ、いよいよですわよ」主がそう言うと蟲の卵管の根元が大きく膨らんだ
「・・・・・やめなさい、そんなことしても・・・・」
「この期に及んでも、許しを乞わないのは立派ですわ、
さぞかし親に似て立派な仔に育つでしょうね・・ふふふ・・」
膨らみはゆっくりとマリアの元へ向かっていく・・・・

 「くっ・・・・・」
額に脂汗を浮かべ、マリアは全身からかき集めた力を
下腹部に込め、卵管の侵入を阻もうとする。
「無駄なことですわ」
主の言葉通り蟲の卵管は容易にマリアの子宮口に潜り込み、聖域への侵入を果たす
もはやマリアにはどうすることもできなかった。
「う、うう」
マリアは最早どうしようもないことを悟り、うめき声を上げるだけであった。
そしてついに卵はついにマリアの子宮に産み落とされた。
「はあ・・・はあ・・・・・わた・・し・・」
「まだまだですわよ」
さらに2個の卵が立て続けにマリアの聖域へ植え付けられた。
そして、卵管からゼリー状の液体が放出され
放出を続けながら卵管は子宮から引き抜かれた、
これは主に宿主の霊力による受胎防御や、異生物に対する母体の拒絶反応を抑え、卵を保護する役割を持っている。

「くっ・・・は・・・は・・はあああ」
卵の膜はすぐに浸透圧により破れ、
マリアの子宮に着床を果たす。
握りこぶし程の異物が3個も埋め込まれ膨れ上がったマリアの腹を
主はやさしく撫で回す。
「私の見こみ通りなら、貴方もとっても気持ち良くなれましてよ・・・」
「何・・・どういうこと・・・」
だが主が答える前に激しい苦痛が腹部から巻き起こり
マリアは苦痛にうめき声をあげる
着床を果たした卵がマリアの胎内で蠢動を始めた。
やがてマリアは白目をむいて気を失ってしまう。


「ふふふ、楽しみですわ、これであの娘が来れば・・・・」 
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