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KANON 終わらない悪夢

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60世間の常識回路


 ユリクマ会の第一回会合が解散し、佐祐理と舞を中心とした茶話会になって、部活関係者は退散した。
 女子陸上部は現在壊滅状態、部員の大半が快楽堕ちして、祐一が気に入った数人は妊娠。もしかしないでも廃部。
 ミーティング中、隣の様子を見に来た女子サッカー部の一年も、我慢できなくなって被害に合い、もう普通の恋愛など不可能な体、心も体もぶっ壊されて傷物にされてしまった。
 香里の結婚式準備委員会も解散しておらず、委員長を中心にして活動。
 本人がいるのでドレスの採寸なども行われ、(舞お姉様*香里LOVE)が確定してしまった教室でも準備が進められている。
 委員長の説明によると『美坂さんって、水瀬さんとか王子みたいな受け(バリネコ)の女の子がタイプなんだけど、川澄さんだけは特別で、入院前から美坂さんに「魔物」を貸していて、病気を治してあげたり恋愛の後押しをしてあげていて、その間に仲良くなったのよ』と解説すると、ゾアロードの命令だったので一般生徒にも通ってしまった。
 祐一との恋愛も『美坂さんの家系とか倉田さんも、妖狐にエネルギーを供給して貰わないと生きていけない体質なのよ』と解説してやると、淫靡で嫌らしい六角七角関係では無いと認識した。
 佐祐理お姉様と舞お姉様が、沢山の妹を可愛がっていて、その中に美坂姉妹、天野美汐、名雪、王子、委員長、同級生数人も含まれていて、治療やエネルギー補給に、相沢くんにナカダシしてもらわないとエネルギー不足で生きていけないカラダになっている。と納得していた。
 香里の結婚式準備委員会のメンバーも、「王子と委員長まで食べられちゃったんだから、もしお姉様方に声を掛けられたら、次は私の番……」と考えて股間を濡らすようになった。

 演劇部
 美汐、2年の演劇部女子、王子へと手渡された脚本。
 ここにもいた舞お姉さまに魅了された被害者でもある、王子も脚本の取扱には困ったが、お嬢(美汐)にも恐ろしい目で見られ、天野家でも直系で「天野」姓を名乗っているような子女の命令?なので、簡単に却下する訳にも行かない。
 確か昨日までは死んだような目をして、目に光がないレイプ目をしていたはずだが、昨日は自分も呼び出されていた本家での騒ぎの後、妖狐の家に嫁がされたせいなのか、精気を取り戻して元気はつらつ。
 今朝は倉田家のリムジンに乗って妖狐と一緒に登校して、教師とか校長とか生徒とかレディース総長とか、術で潰しまくってるので怖すぎて、逆らうと自分も同じ「処理」をされてしまう。

 2年の女子は既に術中に落ち、教室にいたと思われる新しい妖狐「沢渡真琴」の存在も知らされ、その声で朗読されてしまった「奇跡の故意シーズン4」。
 2年の男子は、そいつの声に魅了されてしまい、告白するとフラレて惨敗。ナンパして座礁して海の藻屑にされていた。
 王子自身も本家から「相沢様の所に嫁げるよう努力せよ」などと時代錯誤な命令を受けていたが拒否、クラスの友人程度には接してきたが、他の女のように粉かけまくり、ラブレターなど送って告白など、自分には不可能なので断ってきた。
 しかし、舞お姉さまには全てを奪われてしまい、このままではガチレズでタチの佐祐理お姉様にも奪われてしまう。
 さらに「佐祐理の妹をファックして良し」と言われると、妖狐の男、香里の想い人に犯されてしまう。
 祖母からは特別に聞かされていた「一度純血の妖狐(美汐の祖父)に抱かれてしまった女は天上の快楽を与えられ、もう普通の恋愛や結婚などできず、後添えとして結婚させられた爺様など、汚物にしか見えなかった」と聞かされていたので、そんな阿片的な恋愛に手出ししたくなかった王子。
「もう、婆ちゃん、天上の快楽って何だよ(///)、お嬢(美汐)だって香里だって、あんなにしっかりしてたのに、たった一晩で陥落かよ」
 美汐の場合、「心も体も魂まで呼び合う相手」を取り戻して、生き返ったように元気になり、レイプ目から、目の下にクマが引っ越してきて、悪役線が入ってるぐらい目の下に力が入りまくって、もっと怖い目になっていたが、その辺りの事情までは知らされていなかった。
 自分は川澄舞お姉さま(喜びの人格の舞)に抱かれて、男らしい女性にメロメロにされてしまって、今までは噂だけだった「演劇部の王子はレズ」の噂を本当にされてしまった。それもタチじゃなくバリネコ。
 確か妖狐の一族では「忌み子川澄舞」と呼ばれていたはずのお姉様。
 去年までは陰キャで色々学校の器物を破壊する問題児だったはずだが、これまた相沢関連で、股間から「セイカクハンテンダケ」を食わされたらしく、一人ミュージカルまで可能な明るい性格に改変。
 もう今では「忌み子」どころかお姉さまになってしまって、自分もガチレズに転向。妖狐全く関係ない教頭の孫という子も、委員長まで相沢に犯されてしまい、香里が快楽落ちしてメスイキしまくる場面も見せられてしまった。
(つ、次は絶対私じゃないか… あんな事サれたら、私も香里か委員長みたいに)
 快楽堕ちさせられて、体の中全部妖力で引っ掻き回されてヒーヒー鳴かされ、妖狐のオスの思い通りにされてしまい、美汐みたいに一晩で性格が反転する「セイカクハンテンダケ」を下の口から食べさせられて別人になってしまう。
(いや、ソッチの方がストレートでレズじゃないな? でももう私は…)
 舞お姉様のオモチャで所有物で妹(性的な意味で)になっていた。
 もし通学路で「よう、俺の嫁」とか言われてスカートめくられてお尻でもペロンと撫でられたら、その場で座り込んで朝から発情してしまう。
 もう王子の妄想上の舞は、男子生徒の制服を着ている男装の麗人だったり、脚本のようにアラビア風の男装をして自分を家から盗み出してくれたりすると「抱いて、もうお姉さましか見えない」状態で、あの腕で抱きしめられてキス以外にも色々されてしまったので、すっかり「快楽堕ち」していた。
(ど、どうにかして、この寸劇にも舞お姉様を…)
 自分がヒロイン役、舞お姉さまが先輩で自分を救い出して盗み出してくれる男性。そう考えただけで「そんな大きな黒船入稿したら、浦賀港壊れちゃうよ(///)カアアッ」の武士みたいになっていた気の毒な子。
 案外祐一に快楽堕ちさせられた方が、あれこれ考えずに済むかもしれない。

「え~と、今度PTA主催で新入生歓迎パーテーと舞踏会も行われる。その前の舞台で、演劇部も劇をする時間が与えられた」
 本来なら新入生勧誘の絶好の機会で喜ぶべきなのだが、私生活の方で色々起こりまくり、舞お姉様に連れられユリクマ会にも参加。「ボクの妹なのだ」と紹介されてしまって、自分目当てに入部してきた後輩にも合わせる顔がない。
 いままでは告白されても「私ノンケだから」と断れたのに、人前で舞お姉さまにチューまでされてしまい卒倒寸前。後輩からも攻略可能対象のレズ(それもバリウケねこさん)と広まってしまった。
「今回、どんな演目ですか?」
「え? うん、去年文化祭でやったのを再演しても良かったんだけど、悲恋物だから却下された。こんな脚本も受け取ったんだけど…」
 表紙に(作:天野美汐)などと書かれている脚本を出すと、天野家関係者が多い演劇部では即採用されてしまった。
 今朝からの美汐プレデターさんを見ていると、怖すぎて断れないとも言う。

「ああ、奇跡の恋ですか、今年の文化祭の演目にしようと思ってたんですけど、お嬢さんが書いたこれを見たら」
 舞台劇としても充実していて、登場人物も増やせて、薄い中東風の衣装に着替えるだけで現実から離れて劇に引き込めて、衣装制作部隊も満足する。
 もし栞役と相沢役だけの二人恋愛劇、それとも香里だけの一人芝居。それも現代劇なので衣装不要、学生服でそのまま演じてしまうので「本人にやってもらえば良かったのに」などと一般人や教師にもツッコミを入れられて、舞台で張り上げる声とか芝居が日常生活とどこまで違うかを理解してない人物にあれこれ言われ、衣装背景係にも不評、出演者少なすぎの問題もあったが、その辺の事情を知っていると思われる美汐に配慮されてしまった。
「やっぱり主役は部長ですよね~~、男装してもらって剣劇とか、格好良くヒロインを盗み出して、女の子一人抱えてロープで隣の建物(セット)にまで飛んで、追い詰められた所では演説して、こんな長台詞全部覚え込んで、追跡者を従わせる役とか、部長以外無理ですよね~~」
「え?」
 舞お姉さまにお願いしようと思っていたが、部外者になど部員が出演させないし、ましてや主役。
 役を入れ替えてヒロインとしても演劇の実績がないので舞台に上がらせられない。明るいキャラでも舞台上の発声方法など素人には出来ない。
 屋上や公園で声張り上げて「あめんぼあかいなあいうえお!」とか、落語家みたいに喉が一回潰れるまで発声してからじゃないと舞台には上がらせられない。
 屍姫 棒のアニメでも見ているように、一般人の芝居など、臭くて寒くて1分と見ていられない。最近流行りの役者出演アニメとかも、余程のベテランでもなければ鳥肌が立って5分と見られない。
「いや、私はヒロイン役の方が…」
「「「そんなのファンクラブが許しませんっ、部長でお姉さまが「王子」役以外なんてっ」」」
 一瞬で却下されてしまい、いつも通り女役のヒロインは演じられなかった。
 ソッチは女形(おやま)の男の娘がいて、体調不良と言うか祐一に妊娠でもさせられたのか、欠席して帰ってしまったらしい。
 勢いで流されてしまって、配役などもいつも通り。現在の演劇部自体が王子が王子役をするために存在していて、女形がヒロイン役で決定されてしまった。

 壊滅した女子陸上部
「あうっ、うおおおおっ」
 隣の女子サッカー部から様子を見に来ていた数人も、自分から祐一に跨って数分で善がり狂い、頭までぶっ壊れて床に転がっていた。
 一巡した後に名雪が可愛がっていた後輩、妖狐関係者にタップリ中出ししてやって妊娠。ものみの丘の神域でも陸上部が作れるぐらいの人数を犯した犯罪者、相沢祐一。
 最初の一巡は発情しまくったメスに乗られて輪姦されたので、一応強姦罪では訴えられないはずだが、密室で妖狐の体臭を嗅がされて発情した気の毒な子達は、交尾して善がりタヒに、目や鼻からも血を流して、耳からピンク色の汁も出しているので、脳が破壊されて吹き出し、快楽落ちも完了していた。
 全員腹筋が見えているぐらい引き締まっていて、長距離の子は体脂肪10パーセントぐらいの凄いカダラ。
 サッカー部の少女も、全日本女子の澤穂希選手がノーメイクのような女子もいたが、祐一は既にオリックスの谷のように守備範囲が広くなって、ストライクゾーンも大幅に緩められていた祐一には、15、6歳の瑞々しい少女が相手なら余裕だった。
 今の祐一なら相手がヤワラちゃんでも瀬戸内寂聴でも、若くて健康ならオッケーである。

「ゆるして、ゆるしてっ、もうしないから私にもしてよ」
 床を自分の精液でズルズルにして、ナメクジでも這っているような状態で縋ってくる副部長。
 名雪の敵で処女でもない使用済み中古、援交して病気まみれよりはマシだが、天使の人形が交尾を許可しないので、このまま妖狐の妖力と体臭で発情しまくったまま放置プレイにする。
(名雪「様」に逆らったらどうなるか、その体で思い知るといいよ)
 過去にも妖狐に抱いてもらえず、発情したまま妊娠も出来ずに狂い死にするような女もいたはずだが、それと同様の残酷な処刑をされた副部長。
 目の前で妖狐の交尾を何度も見せられ、善がりタヒにしたメスのタヒ体がゴロゴロしている部室で、自分だけ満足出来ずに泣いている。
(さあ、こんな時こそスポーツで発散して「昇華」させるんだよ、グランド走ってこいやメスブタ)
「ひいっ」
 天使の人形の命令で、股の間から靴までメスの精液でズルズルのまま走らされ、生臭い汁を飛び散らせて、校庭のトラック上で見世物状態にされた副部長。
 今まで鼻も引っ掛けなかったブサイクでも、男に声を掛けられると大喜びで男子運動部の部室に連れ込まれて、三年から一年の部員全員に輪姦。
 両手で掴んで口でも咥えて、顔中精子まみれでも発情しまくった笑顔の写真が出回って、カレシにも見せられて破局。
 妖狐に発情させられ体が妊娠の準備をした状態で、公衆便所の便器相手には誰一人として避妊してもらえず、次の部室にも連れ込まれて合計百人以上に若いオスの精子を子宮に叩き込まれて、一体誰の子なのか? どの部室で輪姦された時の子なのか分からない子を妊娠させられた。
 それでも妖狐の子ではないので発情が止まらず、子宮から精子で子が洗い流され、次の男子運動部で輪姦の繰り返しをシて、退部して学園の公衆便所を努め続けた。

「おとうさん、この子達どうしよう?」
 もう全員白目剥いてビクンビクン痙攣して、昨日の夜の水瀬家と同じ状態になってしまった女子陸上部+5人ぐらい。
 床にゴロゴロとメスのタヒ体が転がり、そのまま放って置くと、翌日まで気絶したまま。
 名雪お気に入りの後輩みたいに、イキ過ぎて中出しもされて本当に脳が壊れてタヒんでるのは、回復するまで結構時間がかかって、今すぐ自力歩行とかは無理。
「ゆうくん、またこんなに浮気して」
 そう言う美汐も、あの状態の女達を放置したら、処刑された副部長のようになるので、強く言えなかった。
 さらに自分の子宮は、六時間目全部使って騎乗位と対面座位で交尾させ、生理用パンツとナプキンで抑えても、精子が脚まで垂れて来るぐらいパンパンである。
 陸上部女子全員、自分から祐一に伸し掛かって、メス汁を飲ませてマーキングし、精液出し切った隙間に妖狐の精液を頂戴しようとしたので「ゆうくん」の意志ではない。
 数十年前の天野家でも、祖母の夫相手に、連れてこられた親族の若い女全員で同じ状態になって、祖母が取り押さえられて、ここと同じになったのだと気付かされた。

「まあ、今日もお嫁さんが沢山ですね」
 ユリクマ会の茶話会にまでは参加しなかった秋子と、委員長の母でPTA会長が姿を表した。
 この現場と言うか、不純異性交遊乱交レイプ会場と、多数の女の子の全裸タヒ体をPTA会長に見られた名雪と祐一から、血の気が引いていく「サーーーー」という音が聞こえた。
「「了承」」
 ダブルで了承の声を聞いて、それが信じられない名雪と祐一。この二人には「世間の常識回路」が欠片ほども搭載されていない。
「まあ、伝承の通りね、「妖狐と同衾したものは正気を失い、自ら進んで交尾を迫り、どのような事をシてでも懐妊をねだる」うちの娘もこうだったのね?」
 了承はされたが、PTA会長にレイプ会場の写真をデジカメで撮られ、写真屋の現像には到底出せないような写真を収められる。
「ああっ、写真は、写真だけは」
 名雪が委員長の母に泣いて縋るが、相手は「実験動物が発情して、純血の妖狐にむしゃぶりついて、自分の脳が壊れてタヒぬまで腰を振って善がり泣いた」のを記録に残しているだけなので、「若い生徒が裸体を晒してしまい、モザイク掛けないと放送できないぐらいの、物凄い表情でタヒんで痙攣している」「そんな不純異性交遊と乱交の現場を、PTA会長として証拠写真として収めている」とは思わず、エグいイキ顔も平然と撮影していた。
「後で記念写真が欲しい子には、データをあげるわ」
「「ヘ?」」
 口から舌を垂れ流して、白目剥いてヨダレと涙と鼻水も垂れ流している酷い顔を、記念写真として欲しがる子がいるとも思えないが、この現場は佐祐理お姉さまのカメラが設置されておらず、後で名雪が佐祐理にお仕置きされ、もっかい再現VTRをこの場で撮影させられるハメになる。
「ああ、PTA会長として学校に報告したり、この状態を糾弾して罰するとか、そんな野暮な事はしないわ。あら?違ったわね、「この写真や乱交をバラされたくなかったら、私にも純血の妖狐と交尾させなさい」って言うのかしら?」
「「ヒイッ!」」
 名雪と祐一は、その冗談に悲鳴を上げたが、秋子は笑ってこう言った。
「まあ、じゃあこの後私も祐一さんにシて貰う予定ですから、奥様もお嬢さんとご一緒なさいますか? 親子丼と言って、男性には喜ばれますのよ、ウフフフフフ」
「「「ギャーーーーーーー」」」
 女子陸上部に、名雪と美汐と祐一の悲鳴が響いた。
 この二人には「世間の常識回路」は欠片ほども搭載されていない。
 
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