KANON 終わらない悪夢
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80お姉ちゃんズのお腹を膨らませるのは俺?
地獄披露宴の真っ只中、顔面真っ青で腰が抜けたまま、連行される宇宙人状態で力抜けたままの死刑囚みたいに、お姉ちゃんズに連行されケーキ入刀をさせられる祐一きゅん。
何かジャコビニ流星打法とかペガサス流星拳が炸裂したり、ゴールポストに乗って翼くんのシュートを防いだり、12頭身になったメンバーを、ちっちゃい佐祐理が2頭身にしたり、二親等以内の姉が弟と結婚しようとしたり、その経路でも色々な暗闘があったらしい。
美汐は泣きながら「ゆうくんと一緒になれないなら、イイよね? イイヨね?」とか心の声で叫びながら、ゆうくんの腹部や頸動脈に入刀するために懐剣を出して、景気付けのためなのか自傷行為とリスカもしている。
栞はついにセブンセンシズに目覚め、祐一に対して暴力を振るえるようになって、アナザーディメンションとか暗黒空間を展開して、ビートXみたいに太陽の欠片だとかビッグバンに匹敵するようなパワーを引き出している。
惰弱な妹を救うために、炎系で不死鳥になった姉も、ガメラみたいにどっかの火山の中で療養してるのを終えて、鳳凰座の聖衣でも纏って、佐祐理に孔雀の羽先みたいなのを何枚か投げて、「ゲエッ! まさかっ?」とか、ヤラレ役のザコの声を出させるかも知れない。
他にも涙を飲んでいて、阿頼耶識に目覚めたり、王子様とか主君とかセンパイとかお父さんやパパが式を挙げているのを見守っている少女もいて、自分が日陰者になるのをニコニコに~する変態もいた。
『うぐぅっ』
現タイトルホルダーのイザナミさんも「うぐぅ」の苦情を発して、もっかい無詠唱でガサラキさんを召喚しようとしていた。
「キクちゃんもハナちゃんも好きダス~~!」
あらぬ事を叫んでしまう祐一だったが、普段騒がしくても漢らしいザコさんも、引きつったスマイルアピールでPTA会長と一緒にポージングしている。
もしかしないでも、配膳しながらボーイの監督や警護もしている爺やさんとか、一弥付きだったメイドさんまで、紙の化け物に入れ替わられて背乗りされて、化けの皮が剥がれて崩れるかもしれない。
また詰みとチェックメイトと死刑を覚悟する祐一きゅんだった。
『仕方ないですね~、皆さん交代でケーキ入刀しましょう』
女帝の掛け声でどうにか週末時計が止まった。
まず新郎?の舞と佐祐理が幸せそうにケーキ入刀。
撮影を命じられていたメイドが、一眼レフ+フィルムカメラの高解像度でガスガス撮影。
36枚撮りをモータードライブで一瞬で使い切って、別のカメラボディまで出して数回撮影。
『さ、一弥もいらっしゃい』
佐祐理お姉ちゃんとは偽装結婚なのだが、弟の一弥きゅん?ともケーキ入刀。
祐一とのツーショットは、アリバイ作りに2,3枚撮影して、後は30万画素ぐらいのゴミ同然のトイカメラで撮らせて終了した。
次に舞お姉ちゃんと祐一で、茅原実里ぐらいヤバイ弟好きで、他の声優姉みたいに「体中隅々までペロペロできる」とか「お財布にお小遣いが少ないから補充してあげてる」とか「仕事仲間と飲んでるだけで、早く帰って来い、と命令されて帰りにチョコとか買って来こさされる」のを自慢?する姉とか、そのぐらい病的な弟ラブの異母姉弟で実の姉とも、無理矢理、力尽くでケーキ入刀させられた。
『はちみつくまさん』
佐祐理と共同作業して結婚して、約束の少年で弟とも結ばれて、珍しくはちみつくまさんの舞。
約一名、娘と一緒にケーキ入刀しようとした母親でBBAがいたが、怒りの人格も帰っている娘に「ハウスッ!」されて、アンデッドでフレッシュゴーレムbbaは自分の席に帰った。
こちらは「素晴らしいですわ~」と言う嫁?が自らビデオ撮影。
公式録画している業務用カメラ以外にも、自分のオカズ用にも「巫女姿の舞ちゃん、一弥(祐一)との結婚式の巻」を撮影してガン見して、デジカメでもプロ用の大判二眼レフカメラでも(舞だけ)撮った。
もちろんA3サイズで100年プリントする。自分と舞の入刀写真は隠し部屋の壁一面に貼る。
自分の方に向かせたり、笑いの感情が戻った舞にニッコリ笑わせたり、Vサインにガッツポーズに笑って手を振らせたり「目線こっち下さ~い」とか、涙ぐんでいる表情も貰ったり、目頭を指で拭う所、カメ子みたいにローアングルでも撮影、
ここだけで20分以上掛かった。
続いて今までの苦痛とトラウマとリスカの数と、病んだ目と目の下にあるクマの濃さと悪役線の強さで、緊急性が高い美汐が呼ばれ、ゆうくんと二人でケーキ入刀。
『ゆ~~く~~~~ん。あたしこれからも、ずっといっしょだよ~~~~』
墓穴とかあの世まで必ず同行して、これからは倉田であろうが憑宮であろうが地獄まで一緒と言う、み~ちゃんが怖すぎた。
比較的早い処置のお陰で、ゆうくんの腹とか首とか眼球には、天野家伝来の懐剣が入刀されずに済んだ。
妖狐の命でも断てる宝具とかパオペイらしい。
「婿殿、美汐を頼みましたぞ」
「はい…」
カメラを持っていないお婆さんも近くまで見に来て、自分の結婚式を思い出したのか号泣。
倉田家メンバーは天野のお婆さんのためにはピクリとも動かず、公式ビデオからもフレームアウト。
『もう、美汐も撮影してあげなさいっ、今日から佐祐理の妹ですよっ』
機械物には弱いお婆さんに代わって、ガチレズの佐祐理お姉様が妹を撮影してやり、ビデオにも収めた。
美汐はこの後、たった一月で悲しい別れをせずに済むが、7年前に別れを経験してしまい、お婆さんと同じように魂が抜けた抜け殻になっていたが、これからはお腹の中の子供と一緒に暮らせる。
お婆さんは曾孫の顔も見たかったが、自分の役目は終わったと思い、恋しい夫に嫁ぐため、どこかで命の使い道を探していた。
『祐一さん、今日はお姉様の顔を立てないといけないので、ここまでにしますけど、お姉ちゃん(香里)とも結婚式したらぶっ殺します』
いつもの悲しげで儚げな笑顔で「そんなこと言う人嫌いです」の表情で言い渡され、病弱じゃない病的な目で睨まれた。
栞はセブンセンシズに目覚めているので、いつの間にか最終兵器彼女も発声術が使えるようになったらしい。
ちなみに香里ちゃんとの愛の時間を繋ぐ運命の腕時計は、舞お姉さまに強奪されているので装備できないし、香里からの愛の電波も到達しない。
魔物の握力でケーキもズタズタになるまで切らされ、手も握り潰されそうになったので、その願いと言うか脅迫は必ず実行する。
それでも昨晩、風呂場で一弥くんにイタズラして噴水にしたり、抱っこして一緒に寝て骨抜きアンコ抜き種付け汁も手コキでヌキまくって夢精させ、翌朝には毒気を完全にヌキ終わり、魔物なのに血の気が引いて、佐祐理お姉さまに刃向かうパワーも無くしたままの状態でお腹に返し、ついさっき舞お姉さまにも受精卵植え付けられて妊娠したのは伝えず、報復のためとは言え結構浮気グセもあって尻軽な最終兵器さんだった。
『お父さ~ん、私が初恋の女の子なんダヨネ? ネ? ネ? ネ?』
帰郷先のパートタイムラバー如きが本物のイザナミになっているので、上記の二人ぐらいの病んだ目をしている真琴(本物)。闇金ウシジマくんに出てきそうなぐらい壊れていた。
母親からの指示だとか、相手が闇の王子様なのは忘れ、昨日与えられた快感で脳みそ壊されてしまい、不幸に向かってまっすぐ歩き、男に貢いで貢ぎすぎ、重すぎる愛情で嫌われて捨てられる女の見本になっていた。
人体は切れない刺せないケーキナイフだが、魔物のパワーで心中クリティカルヒットでも食らわせてきそうなボーパルバニー。
もう肉でも他人の命でも食うので、草食NOVAウサギでは無かった。
子供用巫女服着ている、乳無しで肋骨全部と腹筋まで見える、ケツと太ももまで脂肪分なしのチンチクリン中学生。小型だが妖狐のマコピーに似てなくもない娘にもガッツリケーキ乳頭させられた。
本物のマコピーの方はぶっ拗ねてしまい、向こうの方を向いて腕組んでいて、もうこちらには来ない。
妖狐への不敬だとか待遇が悪かったので、近日中に祐一に対して災厄と天罰が落ちる。
もう現実に起こっていると言うか、明日の憑き宮行き、明後日は天野家に連行され、週明けには学校も謎の転校生だらけで地獄タイム。
遅くても香里の結婚式には栞に八つ裂きにされて滅ぼされる。次回の怪獣大決戦は香里の結婚式に予約された。
「旦那様~」
「王子様~」
「主殿」
魔物が一晩入って改造済みの月宮一行。
チョロインさんの秘めた嫉妬が凄かったが、ザコちゃんコピーが里の母親の所に祐一クン汁を薄めたペットボトルの配達に行ってくれたので、凶器攻撃とか心中アタックは受けなかった。
他の二人は女帝佐祐理の恐怖を肌で感じて、舞と鬼武者の破壊力も知っていたので許してくれたらしい。
「「パパ~~」」
ヤンキー娘と教頭の孫にも順番が回り、北川の親分さんと用務員の叔父さんがカメラ借りてバシャバシャ写真撮影。
ヤンキー娘も笑うように言われたが、美汐と栞と真琴二人の目つきが怖すぎて断念。
友人の真琴お嬢と、先代北海道総長は一応許可してくれたが、二代目総長は許してくれなかった。
美汐プレデターさんには、ネイティブアメリカンなナイフ一本やチェーンガンでも立ち向かえず、全身に泥でも塗って赤外線の遮蔽して、大木を落とす罠とか旧式の落とし穴でも用意しないと敵わない。
教頭先生も号泣しながら孫娘を撮影。安い家族写真用の無限遠カメラなので涙で焦点がが合わないピンボケ事故は起こらなかったが、佐祐理やメイドも一眼レフで撮ってやったので、自分の命よりも大事な孫娘の晴れ姿の大判写真を仏壇の先祖にも見せられる。
『あ、私は良いのよ、でもお姉様とのケーキ入刀の写真はお願いしようかしら?』
委員長は魔獣と悪鬼羅刹たちの脅威に、暗殺と命の危機を感じて遠慮したのに、何故か母親が着物のままサイドチェストでケーキ入刀。
佐祐理の母も乱入してしまい、離婚が成立していなかったので、ちょっとした訴訟沙汰に。
首輪とリードを佐祐理に離されて、放し飼いになっていた眼鏡地味子さんは存在自体忘れられた。
それでも殆どの写真の背景に登場していて、後日「これ、誰? 背後霊? 心霊写真?」と思われた。
祐一にだけは視認できたので、どう見ても小学生と一緒にケーキ入刀してビデオにも犯罪記録を残した。佐祐理と舞以外には、親友だったはずの美汐にも視認もできなかった。
それ以降は魔物も精霊も入っておらず、昼間に精神注入?されたばかりで精霊引っこ抜かれた少女は、天上の快楽で脳みそとかプライドは壊れされたが、精神汚染度は低かったらしい。
佐祐理のお陰でまた命拾いした祐一きゅん。それでも処刑台とか断頭台とか、あの世との境界にはよく連行してくれるお姉ちゃんだった。
本来フルパワーになって、神様だか4次元生命体降りてきちゃってるので、昨日のように全員アヘらせてしまえばメス奴隷に改変できるのだが、佐祐理と委員長に自分の分体を返し、夜の街にも一人出勤、栞の監視にも一人。
以前のように病気やイジメなどで危機に陥らないように見ているのではなく、殺人技を使った時にタヒ体を出さないように、月影先生の髪型で白目剥いて監視している。
他には秋子さんの巨乳にパフパフして貰って、ショタ提督さんみたいに「れんしゅうかん鹿島」で練習させてもらったり、パンパカパンとか羽黒の巨乳で挟んで貰っていたりして、おねショタで「ママーーー!」プレイとか「か、管理人さんっ!」とか未亡人下宿プレイしてるのかも知れない。
秋子のクローゼットにはローソンの制服も入っていて、鹿島演習か、りっチャンプレイも可能、どこの軍服か分からないようなのも、女教師スーツ、看護婦さんとか歯科技工士のピンク色のナース服、昔のセーラー服とか、YAWARAの頃の柔道着とか、セーラー戦士の頃のセーラーサターンのコスチュームもある。
まあ他にも出張中なので、昼間に天使の人形が寝ている時ぐらいのパワーしか無い祐一。
「それでは新郎新婦には一旦席を外して頂き、お色直しとさせて頂きます。その間、ご来場の皆様は、お嬢様の思い出のお写真、ビデオをお楽しみ下さい」
佐祐理の小さい頃の写真やビデオをナレーション入りで見せられ、「倉田本家の長女が結婚式で着たきりスズメ」とか言われないように、お色直しまで入った。
神前結婚なのに十二単一着では不足するようで、わざわざカタコトの日本語で喋る神父でも神社に連れてきそうな勢いだった。
子供の頃の写真はお祖母様とのツーショットぐらいで、家族や一弥も含めて一瞬で終わったのに、舞とか舞だけとか舞と一緒の写真とか異様に枚数が多く、運動会の二人三脚とか文化祭デート写真まで出た。
やがて神社内なのに流行の曲まで流れて、舞が白のタキシード、佐祐理がウェディングドレスに着替えて登場した。祐一は当然そのまま放置された。
「「「「「ああ~、お姉様、素晴らしいですわ~」」」」」
男装舞を見て感激したり鼻血を出す一派。佐祐理も同族なのでドレスを血で汚さないよう、鼻に詰め物をしてある。
「「「「ああ、佐祐理お姉様のウェディングドレス…」」」」
真琴(本物)とか佐祐理お姉さま派の萌える少女たち。栞はどっちでも両方イケる口だった。
舞にもドレスがあるので、レズカップル定番のダブルウェディングドレスとか、ミッキーかシンデレラ城借り切って結婚式もできたが、今回は親族だけのお披露目で、政治家パーティーは後日に回された。
(おうっ、うほおおおおおおっ!)
舞のタキシード姿を見てしまい、周囲から見ても目を見開いてしまって漲り過ぎている佐祐理。
鼻の詰め物も突破して鼻血出そうで、本日の目的までモロバレなので、外部の人間には「見せられまへんなあ」状態。
もう舞の方向だけ見て、新婦なのに録画しまくって、新郎新婦席では一眼レフ禁止令も無視して激写。
倉田家全員と来客で「ああ、この人もうダメだ」と思われた。
後書き
表題は普通の料理漫画らしいですが、数人の姉に美味しい料理を食わせてお腹を膨らませる話のようで、題は編集者の都合で紛らわしい題になったようです。
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