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KANON 終わらない悪夢

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79泣くよウグイスホーホケキョ


 呪いと怒りが渦巻く披露宴会場。もしコレで新婦の佐祐理お姉様がガチレズではなく、祐一キュンラブラブの存在だったら、最終兵器彼女が超新星爆発しているベテルギウスにGATEを開いて人類を滅亡させるか、まだまだ血の雨が降る。
 本日は佐祐理と舞の結婚式で祐一とは偽装結婚。付け合せのツマで大根の千切りか、サンドイッチの卵ペーストかマヨネーズ、接着剤程度の存在なので許されている。
 ブラコンの姉の方は弟ラブでガチなのだが、血が繋がっていて正妻では無いのと、栞さんの口は唇で塞いで黙らせ、押さえつけて下の口も塞いで妊娠させたのでオッケー。
 美汐とマコピーには実力行使して勝ったので、今の所オッケー?
 祐一の隣に座らされているタヒ体、月宮あゆは、祐一の目の前で死んでしまった少女なので、天使の人形の慟哭を聞いた少女も、10歳の祐一でもある少年の「僕を選ばなくても構わない、一瞬でも蘇って」の一言で、恋愛関係なしの純粋な願いなのでどうにか許容している。

 一回怪獣決戦をやらかして敗北した美汐とマコピーも、次回があれば対戦する。
 剣術と体術では到底かなわない美汐だが、レズ姉妹のポケモンが強力なので、どうなるか分からない。
 純血の妖狐が一体だけ出しているスタンドでアルター、ぴろは舞の魔物より強力である。
 巨大化すると、夜の街最強だったカズヤのアニキぐらい大きいので、チャイナマフィアもロシアンマフィアでも壊滅。舞の魔物に噛まれても刺されてもほぼ無傷、前足でネコパンチ出すと、スピードでもパワーでも上回っているので全部瀕死にできる。
 ネズミみたいにチョロチョロしてもトムとジェリーにはならず、トムが死んだ後に来た子猫の話みたいに、信じられないスピードで先回りされて一瞬で頚椎を噛み切られてタヒぬ。
 五匹全員食い殺されると舞の方がタヒぬ。

 それでも会食にフルコースディナーが出されると一瞬で停戦した。
「はわわわわわわわっ」
 栞は天使クンと財布のおデートで、ケバブとかパフェとか安っすい食い物で胃袋を満たし、1ミリも隙間を残さなかったのを後悔した。
 もう中座させてもらって、便所で下から出せるだけ出して空間を作るか、口に指突っ込んで、ローマ人方式で食った物全部吐き出してでも、自分に出された高級料理を食べ尽くさないとイケナイ。
 口が貧乏な少女は一瞬で佐祐理お姉様のドレイになった。

「こ、これは…」
 無断で巫女装束に着替えさせられ、浮気夫に失神中にもヤられた美汐さんも、昨日より豪華な食材に目が眩み、佐祐理女王様にもゴージャスさゆりんにも敵わないので、食い物で堕ちた。

「うぐぅ」
 祐一の隣にいるイザナミさんも、食い物のうまそうなニオイに釣られて一瞬目を覚ましたのか、寝言で「うぐぅ」の音を漏らした。
 手が動かせないので、食べられなくて泣いて「うぐ~~~~」「うぐっ!」「うぐうううっ!」言っているイザナミさんに「あ~ん」してやらないとイケナイが、もし実行すると美汐プレデターさんが遮蔽モードに移行して、後ろから処刑されて石仮面が刺すのと同じ部位を爪で刺されて「人間をやめるぞ~~」になるのでメイドさんにお願いした。
 目に見える白い羽を生やしている翼人なので、メイドさん達も「え? このヒト天使?」と言ったが、翼人だとかイザナミなので羽があると言うと信じてくれた。

 仮のイザナミだった委員長からも印が取れて、本決まりの印があゆに移動していたので、月宮関係者も「にっこにっこに~」だったりする。
 それもワケワカンナイ宗教教団の娘の方ではなく、こちら側に浸透して秋子や名雪の面倒を見ていた一族の娘が帰郷中の祐一に見初められ、10歳でお手つきになるのを待っていたのが他の家の呪いで殺されてしまい、ほぼタヒ体になっていたのまで復活させて貰えるほどの入れ込みようなので、妖狐の嫁の地位争奪戦では月宮が勝利したと思っていた。
 秋子ちゃんには前当主自決という最悪の決定と降格を言い渡されたが、それも解消するぐらい幸運を授かれると思い込んでいた。

『あはは~~』
 戸籍上では倉田家と佐祐理の完全勝利なのだが、ガチレズで忌み子と結婚したがっているのはモロバレ、他の巫女も佐祐理の愛人で妹なのもモロバレ。
 本日も偽装結婚モロバレで、ノンケでもホイホイ着いて来た娘はバックリ食われた。
 現倉田当主の女が離婚してまで男子高校生を咥え込んで、秋子ちゃんの命令と娘の術に操られて妖狐の愛人になったのはまだバレていない。

「うっ! お、美味しい…」
 新婦で新郎?の少女も、全部の人格と五体の魔物が帰ってきてしまい、口の中の快楽には非常に従順に成り下がり、栞が作った毒物弁当でも平気食べる体では無くなってしまった。
 お土産にして食べさせてやりたい母もお手付きの一人として列席して、昨日の舞のように泣きながら食べている。娘の華燭の宴を見て泣いているのでは無い。
 下の口の方はまた弟とヤって受精してマン足しているが、新婚初夜は妻である佐祐理と過ごす。
 着床妊娠する前に、また佐祐理にも壁ドンして『私の子供を産んで欲しいの』とやらかして、顔真っ赤な少女を押し倒して犯して、別の娘なら浮気になって托卵もする。
 半年後の命や体の心配が無くなったにも関わらず、相変わらず自分好みの女の子に自分の子供を産ませたくなって托卵する、オスの本能を持ったメスでもある。
 もう托卵された犠牲者は名雪と栞、次には香里、王子が全裸待機していて、ただ太ってるだけの子、佐祐理、祐一(ケツから注入)なども十分可能性がある。
 呪いの塊の一弥との同居は難しいが、舞と祐一の子ならどうにかなる。
 パパの精子ブッ掛けられ、パパの妖力でも浄化されてしまった気の毒な一弥きゅん。
 妊娠すると排卵は停止するので、普通なら子供は増えないが、一日遅れの弟か妹も受精しそうなので、佐祐理は双子か三つ子を出産させられる。
 一弥きゅんもパパさんのを全身にブッ掛けられたので、男の娘とか女の子に産まれる可能性も無くはないし、舞ソックリの男の子以外、どの子が一弥なのか見分けが付かなかったりもする。

(今に見てろ、人の命食ってたんだから、肉食っても米食っても関係ねえっ!)
 妊娠陽性反応が出たので、故郷や母の命令をミッションコンプリートした真琴(本物)は、穀物抜きの精進料理を出してもらえるのも断り、お腹の子供の為に肉食穀物食を再開して、慣れないナイフとフォークと格闘しながらも、華麗にお嬢様らしく食べて、引きつった笑顔で談笑までしていた。
 元々術者でもあるこの辺りのメンバーまで、天使の人形に「不滅」とか「不老不死」にも改造され、体が焼き切れても舞にぶった斬られても存在は残るので、子供の事を考えなければ、また怪獣として暴れる。
 もう全員無詠唱で術を行使できるはずだが、美汐と真琴は今までの癖で呪文を唱えている。
 オマケだった月宮一行の方が低級術者だったので、無詠唱で暴れていた。
 4次元技以外ほぼ無能力だった栞が、あれだけのバケモンに成長したので、元々術が使える化物達は祐一きゅんのポケットに収まったりしない。
 全員中ボス以上のモンスターになっていて、火とか水とか逆の属性の魔法でないと倒せない。

(ああ、一杯出した、1キロは出した)
 上側軍?が完全勝利してハラワタに隙間を作り、トイレから帰った栞は、お上品なおフランス料理を、どのナイフとフォークで食って良いのか分からず、数えるほどしかフォークを使って飯を食ったことも無いので、マナーがなってなくて笑うようなメイドとかシェフでもいれば、音速で連れ去って郊外でぶっ殺すことにして、闇落ちした表情のままグーで握って食べた。

「ええ~? こんな美味しいもの食べたこと無い~~」
 だいぶ下家(しもちゃ)に置かれた陸上部女子とか、倉田家庶子一同も、お手付きになった女として厚遇され、仕出し弁当とか寿司とか倉田家シェフ以外の板さんが作った料理でも、昨日の栞のように喜んでいた。
 名雪のだんご大家族の一員なのだが、妖狐のお手付きで妊娠までしていれば、他の家からも養子縁組を要請されて、妖狐の子の価値や利用方法も知らない親も札びらで顔を叩かれる。

((((((((ふんっ、今まで妾腹だとか馬鹿にしやがって、これからはアタシらがこの家の支配者だ!))))))))
 蔑まれて佐祐理より下に見られていた少女達も、大手を振って正門から倉田家本家に入れるようになり、母の名字ではなく嬉しくもない倉田姓を名乗るようになる。
 犬神家とか、金田一さんが来てからも連続密室殺人とか起こるほど酷い家でなくても、漏れ聞こえてくる心の声で黒すぎる思惑が入り混じった、呪われた家の惨状を思い知らされる祐一きゅんだった。

(((((佐祐理を傷つけるのは許さない…)))))
 妻の妹とか叔母の思惑を認めていない実の姉なんかも、忌み子から九回裏逆転満塁ホームランでもぶっ放したぐらいの逆転劇で、最下層の不可触民から、妖狐と佐祐理の嫁で夫で姉の最高位まで上り詰めた。
 保健医なんかも家に帰り次第、先見衆責任者のBBAに始末されていたのが、用務員の叔父さんの助言で、逆転3ポイントシュートを決めて全米チャンピオンになったぐらいの大逆転劇で先見衆筆頭で妖狐の嫁になった。
 相変わらず術は使えないが、貰った妖力と腹の中に宿った子供の力で、予言でもできる。
 ハイエナの群れで、最低位で群れにも参加できないゴミから、女王の家系のプリンセスに見初められて、王子としてデビューした実例ぐらいの大逆転だった。

「ここでケーキの入刀です、カメラをお持ちの方は前の方にどうぞ」
 そこで神前結婚で神道なのに、今風の式で披露宴なので、ケーキが用意されて、「夫婦はじめての共同作業」が行われる式次になってしまった。
 選択肢
1,佐祐理だけ連れて行ってケーキ入刀、偽装結婚を完成させて、怪獣たちの反乱を収める。
2,佐祐理と舞に任せて、二人の結婚式を祝福してトンズラ。秋子ちゃんと愛の逃避行をする。
3,あゆだけ連れて行って、余命?ヶ月の花嫁をやって涙を誘うが、美汐と栞に殺される。
4,栞を連れて行って余命?ヶ月の花嫁をやって涙を誘うが、舞と佐祐理に殺される。最終兵器彼女も「この星はもうダメです」とか言い出して、ロシア人と戦争したり人類最後のラブソングが流れて地球ごと終了。
5,マコピーを連れて行って正しい天孫降臨で、血は繋がってない妹と「妹さえいればいい」「俺の妹が~」で結婚するが、名雪を含めた怪獣大決戦。
6、美汐を連れて行こうとして、倉田家メンバーから「オイ、冗談だよNA若いの、hahaha!」と笑われながら一斉に拳銃とか機関銃とか刃物を突きつけられ、首にも地蔵担ぎ用の縄が巻かれ、シェフとかメイドにリンチされてスナッフビデオにも出演する。
7,月宮真琴を連れて行こうとして、舞の鬼武者が5機も緊急展開。神社の外にいる月宮侵攻軍と決戦になり天野家も一緒に舞が掃滅。ガンダム5機でガンダムウィングで機動戦記するか、マスター・アジア(秋子?)と決闘して機動武闘伝。石破天驚ゴッドフィンガーで倒して「師匠~~~~!」とか叫んで最終回。
8,座古ちゃん連れて行こうとして、倉田家のメンバーが全員乗っ取られていて紙の化物にすり替えられていたのに気づく。他の怪獣もザコ菌に汚染され破滅。周囲に人類が一人も存在しないのを知って、祐一クンもションベンチビリながら、世界が核兵器の相互確証破壊で終了する。
9,当たり障りのないチョロインさんとか月人とか連れて行こうとして、全員に殺される。
10,舞のお母さんと愛の逃避行

 選択や予知するまでも無く、両腕をお姉ちゃんズに掴まれ、左右から拘束されたまま連行された。
「うそ~~ん」
 参列者の女全員から、エアロビ選手権やボディビル大会みたいな、超力技の厳しい演技中にも笑顔を絶やさないスマイルアピールで、超兄貴みたいな笑顔で包まれて睨まれる祐一クン。
 週末時計の残り時間が5秒になった。
 
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