ハイスクールD×D あるチート転生者の愉快な日常 リメイク版
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第二話 惨劇の公園(笑)
前書き
お待たせしました!更新再開です!!
-翌日、駒王学園-
「ハァ・・・・・・」
廊下の窓によっかかりながらため息をつく誠也君。その姿に周囲は何かあったのかと内心気になっていた
「どうかしましたか誠也君?」
そんな彼に声をかけたのは〝支取蒼那”、この学園の生徒会長である。そして彼女の隣にいる男子生徒は〝匙元士郎”、生徒会メンバーの1人だ
「ああ、支取先輩。最近事件が無くって退屈なんですよ。」
「おいおい宇佐見、少しは平和を満喫しろよ。早々事件が起きたら困るだろ?」
「そうだ匙さん、コレ持ってヤーさんの事務所へ突っ込んでくださいよ。」
そう言って誠也はC4・・・・・プラスチック爆弾を匙に手渡す
「確実に死ぬだろ!!!?てかそんな事件どう推理すりゃいいんだよ!!!!?」
「俺推理するより警察に通報する事の方が好きなんですよ。」
「嫌な名探偵だなおい!!!」
誠也の答えにゾッとする匙
「誠也君、あまり同級生をからかうものではありませんよ?」
「すみません支取先輩。じゃあ俺はこれで。」
そう言って誠也は自分の教室へ戻るのだった
「全く、困った子ですね。」
「会長~・・・・」
微笑まし気にそう呟く蒼那を見た匙は情けない声をあげるのだった
「ねぇねぇ誠也君、あの話知ってる?」
「あの話?」
教室の自身の机で寛いでいた誠也に話しかけてきたクラスの女子にそう尋ねる誠也
「あの兵藤君に彼女が出来たって話だよ。」
「あの変態に?かなりキナ臭い話だね。」
「サラッと酷いこと言うね誠也君。」
「あの変態と付き合おうと思う女性はかなりの物好きか同レベルの変態のどちらかだけだからね、そう思うのは仕方ないよ。」
「こ、後者は本当にいたら怖いよね。」
誠也の言葉に若干引き攣った表情になるクラスメイトであった
-放課後、校門前-
「よう誠也!!」
「イッセー、彼女が出来たってあり得ない噂が流れてるけど本当なのかい?」
「あり得ないって酷えじゃねえか!!!事実だよ事実!!」
「クッソォオオオオオオオオ!!!!」
「イッセーテメェエエエエエエ!!!!!」
「静かにしてくれないかな変態共?」
「ヒィイイイッ!!!!!」
「申し訳ありません!!!」
誠也の言葉を聞いた2人・・・・・松田と元浜は顔が真っ青になる。彼等もまたイッセー同様変態行為を働く常習犯でその度に誠也に粛清を受けてるので恐怖が染みついているのだ
「イッセーくぅううううううん!!!!」
そんな時、他校の生徒と思われる黒髪ロングの美少女が此方に向かってきた
「夕麻ちゃん!!」
「イッセー、彼女が?」
「おう!俺の彼女の天野夕麻ちゃんだ!!!夕麻ちゃん、コイツは俺の従兄弟の宇佐見誠也だぜ!!」
「初めまして、天野夕麻です!!!」
「初めまして、宇佐見誠也です。夕麻さん、はっきり言っておきますがコイツは世界でも3本の指に入るレベルの変態なのでお付き合いはあまりお勧めできません。もしも危険を感じたらすぐに逃げたほうが良いですよ。」
「酷えよ誠也!!!」
「ア、アハハハ・・・・・」
誠也とイッセーのやり取りを見て夕麻は苦笑いするのであった
-数日後、とある公園-
「ハァ・・・・・ここんとこ大した事件が無さ過ぎて暇だな。何かとんでもない事件でも起きてくれないかな?」
公園のベンチでそんな物騒すぎる事を呟きながら黄昏る誠也。そんな彼が立ち上がり帰宅しようとしたその時
「キャアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」
突如女性の悲鳴が響くのだった
「ん?事件の様だね。」
即座に反応した誠也が振り向いた先にはボンデージ風の服を着て背中から黒い羽根を生やして此方へ必死の形相で飛んでくる夕麻がいた
「夕麻さん?その恰好は何ですか?それと一体どうしたんですかそんな必死そうになって?」
「た、助けて誠也君!追われてるの!!!!」
「追われてる?それはどういう・・・・・・!!!!!」
誠也がそう尋ねようとしたその時
「ウォオオオオオオオオオオオオ!!!!!夕麻ちゃん!ウォオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!」
イッセーが雄たけびを上げながら夕麻を追いかけてきているではありませんか
「・・・・・・・何してんだテメェエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!〝原初の虹霓剣(プロト・カラドボルグ)”!!!!!!」
ズバァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ
「グハァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」
「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!?」
瞬間、誠也はどこからか取り出した螺旋を描く刀身が特徴的な大剣でイッセーを切り裂きイッセーは大量の血を噴出し公園を血で染め上げるのだった
-回想-
天野夕麻・・・・・・本名〝レイナーレ”は実は人間では無く堕ちた天使・・・・・すなわち堕天使である。そんな彼女が何故人間であるイッセーに彼女を装って近づいたのか?それは彼女の上司の命令で〝神器”と呼ばれる物を宿すイッセーを抹殺する為であった。手始めに彼女はイッセーについて調査したのだが・・・・・・これが酷いモノであった。兵藤一誠・・・・・小学校時代より数々の変態行為を行い何回も通報された生粋のド変態で〝駒王の変態帝王”というどう考えても不名誉としか言いようのない二つ名を持つ程のどうしようもない変態であった。正直な所彼女はこの変態と関わるのは嫌だったが任務である以上仕方ないと判断し死ぬ前に良い思いをさせようと彼女のふりをする事にした。そしてこの日、初デートの終わりに彼を光の槍で貫いたのである
「じゃあねイッセー君。貴方変態の癖にデートは良いセンスだったわよ。どうしようもない程のド変態じゃなければ本当に彼氏彼女の仲になっても良かったかもね。」
そう言ってその場を去ろうとしたその時
「イテテテ・・・・・・いきなり酷いじゃないか夕麻ちゃん。」
「!!!!!!?」
突如響いた声にレイナーレはあり得ないという表情で振り向くとそこには光の槍が腹部に刺さったままの状態で立っているイッセーがいた
「な・・・・・何で人間が光の槍を腹部に刺されて生きているのよ!!!!!!?」
「夕麻ちゃん、今回のデートで何か気に障る事があったのかわかんないけどこれは無いじゃんじゃない?」
そう言いながらイッセーは腹部に刺さった光の槍を抜きそのままポイッと捨てる
「それにしても今の夕麻ちゃんの恰好結構エロいよな・・・・・・もっと近くで見せてもらっても良いかな?」
そして変態感丸出しの気配を漂わせながらレイナーレに近づくイッセー
「キ・・・・・キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!」
それを見たレイナーレは恐怖し一目散に逃げだすのであった
「あ!待ってくれよ夕麻ちゃん!!!!」
それをイッセーは物凄い速さで追いかける。逃げながらレイナーレは内心であんなド変態に関わった事を激しく後悔していた。何故今回の件を受けてしまったのかと自身を責めもした。そんな時、公園のベンチの傍に立つ誠也を発見したのだった。何故人避けの結界を張った公園の中にいるのかわからなかったが兎に角今は助けを求める相手を見つけた事に安堵した
「夕麻さん?その恰好は何ですか?それと一体どうしたんですかそんな必死そうになって?」
「た、助けて誠也君!追われてるの!!!!」
「追われてる?それはどういう・・・・・・!!!!!」
「ウォオオオオオオオオオオオオ!!!!!夕麻ちゃん!ウォオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!」
レイナーレが誠也に助けを求めたその時、背後からイッセーが追いついてきたのであった
「・・・・・・・何してんだテメェエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!〝原初の虹霓剣(プロト・カラドボルグ)”!!!!!!」
ズバァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ
「グハァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」
「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!?」
そしていきなり目の前で起きた惨劇に思わず悲鳴を上げるのであった
-そして現在に戻る-
「ゴフッ・・・・・お、お前な・・・・・流石にカラドボルグの原典はやり過ぎだろ?もっとましなのあるよな?」
「一応斬る程度で済ませただけ有難く思えよド変態。全く、思わず攻撃しちゃったから通報出来ないじゃないか。」
溜息をつきながらそう答える誠也。そんな2人のやり取りを見ているレイナーレは唯唖然としていた
「さて夕麻さん、このド変態が失礼しました。わかったでしょう?コイツがどれ程とんでもない変態なのかが
「え、ええ・・・・・助けてくれてありがとう誠也君。」
「色々聞きたいことはありますが此処で話すのもなんですし家に来ませんか?夕食まだでしょう?」
「そ、そうね・・・・・お言葉に甘えさせてもらおうかな?と、ところで・・・・・彼は?」
「放っておいても平気ですよ。こんなの何時もの事ですから。」
「いや、これ見て何時もは無いんじゃね?ほら、血がドクドク流れてるよ?これ救急車必要だよね?」
「黙れ変態。そこで反省しな。」
「(・・・・・・・こんなとんでもない人間がこの世に存在してたなんて・・・・・・・人間に対する認識を改めないと駄目ねコレ。)」
そう言って誠也はレイナーレと共にその場を去るのであった。それから数分後、紅髪の少女が公園で血だまりの中で倒れるイッセーの前に現れるのだった・・・・・彼が居眠りしてる事に気づかずに
後書き
今回は此処までです!!カラドボルグの原典・・・・・ただ斬るだけとはいえやり過ぎたかな?ともかく次回もどうぞお楽しみに!!
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