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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)

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52紅魔族またたび


 その後、紅魔族の里とエルフの里にも天使が現れ、一度天使を追い返した紅魔族には、めぐみんとめぐみん専用カズマ、コピーカズマ、めぐみんと同じ顔をしたセラフ5、親衛隊なども訪れていた。
「と言う訳で、こっちがお前らの言うめぐみんで、私はその姿を借りた上級天使セラフ5だ」
 どちらも民主制と言うか「まとめ役とかクソめんどくせえ、PTAとかマンション管理組合とか、意見まとまるわけないし、決めようとすると狂ったみたいに反対だけするキ*ガイのジジイとババアが大勢いるから絶対やらねえ。そうだ、あの口うるさい奴に全部押し付けよう」となって、まとめ役はゆんゆんの親のような、法と秩序の側の人間、混沌(カオス)とは反対側の人物が無理やり就任させられる。
 残念なことに、ゆんゆんもその遺伝を受け継ぎ、何か問題があっても「先生に言いつけてやる」ではなく、元から教師や学校側、秩序を重んじる側の人物なので、教師や親に素で報告して「男子が清掃に参加しません」「あの娘もサボります」「イジメやってます」「あの子もカンニングしました」と言ってしまい「仲間を売ったクズ」扱いされて仲間外れ、嘲笑やイジメの対象にされたり、体育ではペアも無くボッチ、委員長とかを押し付けられて、「トモダチ」と言う名のカツアゲをされたり、どこかの星飛雄馬さんみたいに、一人クリスマス、一人誕生日が毎年訪れて、パーティーとかエロ本見たりタバコ吸ったり盗んだバイクで走り出したり、ゲスな校則違反な集会に呼ぶと報告されてしまうので呼ばれない。
「めぐみんとやらは、こちらに御わす世界の王であり神、サッキュバス王でドラゴン王、先程魔王を倒して勇者となられ魔王も戴冠した、お前達亜人とは違う、ただ一人の本当の人間であるカズマ様の愛人である」
「妻です」
 即座に愛人では無く妻だと言い張るめぐみん。めぐみん専用カズマには、額に「めぐみん専用」と消えない入れ墨のような書き込みがあり、背中、胸、尻、股間にも同じように、めぐみんの筆跡でめぐみん所有のサインがされている。
「「「「「「「「「「「「「ああっ、めぐみんが二人に増えたっ、それも片方グレたままで金髪に染めてるし、青いカラコン入れて四枚も羽を背負って中二病全開だっ、それも男連れで13歳のくせに結婚もしてる?」」」」」」」」」」」」」」
 紅魔族は、天使だとかカズマが世界の王だとか認めていなかった。と言うか理解できなかった。
「オマエラいい加減現実を見ろ」
 全長100メートル超えの女神像が里の入り口に鎮座して、もし攻撃魔法が唱えられると石化したり塩の柱にされるのに、物事に動じない子供達がスッ飛んできて遊び場にして登り、足の甲の部分より上に登る方法を探したり、催し物会場に設置するピカチュウの遊具みたいに滑り台にしたり、エロいことに興味津々の男の子は、女神像の衣服の中を覗き込んで股間を凝視して鼻血出していた。
「紅魔族とは全員こうなのか? 頭が足りないと言うかなんと言うか」
 転生者が勝手に遺伝子改造してバーコード管理までしている実験体。
 即下級天使が出動して殲滅する事案だったのに、何故かスルーされて生き延び、王政とか立憲君主制も存在せず、革命もされなかった、ある意味平和な場所。
「はあ、大体みんなこうです」
 アークウィザードなのにファイヤボールも使えない、本当に使えない頭がおかしい爆裂娘がいたり、大体全員おんなじ顔してて黒髪黒赤目、服装と髪型と年齢と背丈と乳の大きさで区別するしか無さそうな、全員クローン体じゃないか? と思えるような一族。
 巨大天使が来ても警報も打鐘も鳴らず、週末のラッパを吹いてもアポカリティックサウンドが聞こえても、豆腐屋か物売りが来たかと思って子供が飛び出して来て女神像で遊ぶ一族。
「オマエラって、天使か神の極秘プロジェクトじゃないよな?」
 クソ貧しい以外、ある意味天使が望むような世界が完成されているのを見て、別の星担当の上級天使が、改造された人類として実験しているのでは無いかと疑ったが、全知全能の上級天使が知らないはずがない。
「全く、下級天使共は何をしていたのだ? お前達の中からもカズマ様に仕える女を差し出せ、それ以外は絶滅させてやる。全員塩の柱か石鹸に加工してやる」
 多分今回と同じで自分たちを滅ぼしに来た下級天使を客人として迎え入れ、一緒に遊んだり汗を流して作業して、遊びに来た子供と一緒に食べたり遊んだり昼寝したり「ばらかもん」みたいな生活をさせられ、家族同然にしてもてなしたり、帰還指令とか次の案件に向かう指示が出ると、帰り際には涙のお別れなんかして、最初に来た理由とか忘れさせられたらしい。

 そして差し出されるはずの、めぐみんの知り合いや同級生は。
「「「「「「「「「めぐみんが男連れで帰ってきた、それも「妻です」とか言ってるわよ? きっともう大人の階段を上ったんだわ」」」」」」」」」」
 ふにふらさんに、どどんこさん、あるえ、ゆんゆん、こめっこも加わって何か震えていた。天使同伴なのはどうでも良いと言うか理解してない。
「まあ、うちの娘の彼氏? お仕事は何をなさってるの?」
 母親のゆいゆいは、めぐみんが太い金蔓を捕まえたと思って大喜びしていた。
 サッキュバス王で、ほぼ世界最高額第三位ぐらいの賞金が懸かっていたクエスト「サッキュバス万年の呪いを解いて人間にする」を成功させた人物に向かって、真っ黒な表情で聞いた。
「はあ、冒険者です。めぐみんとは同じパーティーの仲間で……」
 普通の説明をしようとした所で、カズマ親衛隊で銀髪の族長補佐が割って入った。
「カズマ様はサッキュバスの伝承に歌われた黒ジャージの男で救世主。グスッ、我ら一族の悲願、万年の呪いを解いて頂いて全員を人間にして貰い、ヒック、穢れた不浄の魔物から人間にして頂いた恩人なのですっ」
 それらの単語を並べただけで涙ぐんで、言葉に詰まる族長補佐。
「へえ、そうなんですか?(ニヤニヤ)」
 めぐみんの母は、サッキュバス本人からも万年の呪いを解く超高額クエストを実現して、莫大な報酬と言うか、サッキュバス全員を嫁か奴隷として貰って、全財産使い放題の男を見て「こりゃ良い金蔓ができたよ、フエッヘッヘッヘッ」と笑っていた。
 普通の街で昼間っからサッキュバスが現れたりすると、石を投げられて女達が農機具を持って武器にして、男を狂わせる魔物を追い払いに来るが、紅魔族ではその騒動すら無かった。

「おお~、あの姉ちゃん達サッキュバスだってよう。見ろよあのエロい服? 乳とかケツもうちの女達とは大違いだぜ、まず腰の位置が違うよな?」
 改良されている美形揃いとは言え、膝下が短く太く東洋人に近い農民体型の紅魔族と、都会でしか見れない目が覚めるような美人で、足の長さ細さからして違い、金髪銀髪赤毛の白人で青い目、同じ背丈でも胴体が長くて穀物を消化できる紅魔族と違い、男の精だけでも生きていける妖精と言っても良い魔性の女達であるサッキュバス。
「すげえ、あの脚見ろよ、紅魔族の女の手首ぐらいしか無いぞ、どうやって歩いてるんだ?」
 よく飛行するので脚の筋肉も発達せず、女子高生の逞しい足をしているデブ?とは桁違いの体をしているサッキュバス達。
 脚は針金みたいで、ウェストも内臓全部入ってるのか疑うような細さ、髪の毛も金糸銀糸と見まごう程で、目なんかまさに宝石。田舎者の紅魔族の男達は、見たこともない美人の集団を見て唸っていた。
「姉ちゃ、オラ達も兄ちゃの嫁だべな? ここ姉ちゃの田舎だべか?」
「そうだよ、ここが姉ちゃの生まれ故郷だよ」
 めぐみんに懐いているダークエルフのょぅじょまで連れて来ていたので、魔族領にしかいないダークエルフや人里離れて隠れているサッキュバスなど、生まれて初めて見た者も多かった。
「ああ~、姉ちゃんが浮気して、妹作ってる。小さい子に「姉ちゃ」とか呼ばせて喜んでるっ」
 姉が自分以外の妹を作って、姉ちゃ呼ばわりされているのを見て「浮気」と断定したこめっこ。妹的にはありえない出来事らしい。

「カズマ殿はドラゴン王でもあり、魔王を倒した勇者で魔王だ。魔族全員の呪いを解けるマスターキーである「本当の人間」で、妾や紅魔族、サッキュバスやダークエルフの呪いも解ける人物なのだ」
 珍しいドラゴン族の娘まで居て、世界最高額に君臨する二大クエスト「魔王討伐」をこなした勇者で「魔族全員の呪いを解ける本当の人間探索」の本人が目の前に居ると言われてしまい、紅魔族の女もビンビン入れ食いで釣れた。
「おい、おの娘ドラゴンだってよう、怒らせたら全員爆裂されるか雷落とされて消し炭だよ」
 作り物のような美人なのは紅魔族も同じだったが、魔力はアークウィザード止まりで、素で奇跡を起こせる高位魔族や女神とは違い、レッドドラゴンに乗ってきて使役するような女には太刀打ちできない。

「オラ達ダークエルフの呪いも解いてぇ、革命おこして王様とか貴族もなくして、奴隷とか最下層のコ*キも開放してくれた、ありがたい神様みたいな書記長様だぁ」
 魔族世界で共産革命しまくっている「女王様」とか、人間世界でも王政を打破して市民革命している天使とか女王様の、その上にいる書記長も市民革命の指導者も同一人物と知らされ、金以外の権力とか権力とか利権とか忖度とか政治力に転ぶ女も続出したが、募集要項は処女限定である。人妻でも未亡人下宿の管理人でも隣のネグリジェ姿の年中酔っ払ってる女でも却下であった。
「ダークエルフも人間の街も革命されたそうだし、オークとかゴブリンは全滅だってよ、あの噂本当だったんだ」
 次第に外の世界の噂を笑っていた人物も信用し始め、人間世界の王族貴族が断頭台に乗せられて首を切られていたり、貴族も地主も代官も、腐り落ちるまで街路樹に吊るされて晒されていると知って恐怖した。

「カズマ様はサッキュバスの巣や人間世界、魔族社会を全部所有しています。私達貧しい農民にも情けをかけて頂いて、食べ物やチップを恵んで下さり、売春宿に売られて死ぬ、この世の地獄から掬い上げて下さった方。この方の心の中の世界こそが、人の頂点に立つべき預言者羊飼い、神の国の王なのです」
 各地の革命指導者まで出てきて、狂信者同然の瞳孔が開ききった怖い目でカズマを見ている、カズマ原理主義者極右革命派のロリ女王様。原理主義者極左派も居た
「あの制服、世界中で革命しまくって王族貴族全部粛清してる女王様だろ、おっかねえ、ここも革命されちまう」
 ナチのSSか、柊坂みたいな制服と帽子に身を包んだ女達は、本当に世界を革命して征服してしまった。天使に改造されて普通の人類にはありえない知能と政治的知識も持っていた。
 革命されずに残っているのは族長制で民主主義のサッキュバス、エルフ、少数のドワーフとホビット、紅魔族の里だけである。

「確かに。まさか魔王まで殺すのを戸惑い、勇者となれるのを蹴ってまで我らに命乞いし、魔族の王も女神も、ドラゴンの娘も、性病で穢れたサッキュバスも、人間もダークエルフも全部愛し、我ら天使を超えるアガペーを見せられるとは思わなかった」
 サッキュバスと同じで、何か涙ぐんで話す天使。その本人の「アガペー?」が欲しくて、パコパコ犯し尽くして妊娠出産までさせていた。
「私は何をしに来たんだっけ?」
 紅魔族を絶滅させ、全員塩の柱にするか、ソイレントグリーンとか石鹸に加工するために来たのも忘れて、何故かほのぼのさせられてしまうセラフ5。
 紅魔族も日本みたいな精霊信仰でいい加減で適当、寺と神社が同居してたりキリストの墓まであったり、お互いに「どちらに行って頂いても結構」と譲り合ったり、一神教みたいにイカれてなくて、結婚式はカタコトの「ガイジン」がバイトで来て、神父の振りをして結婚の誓いを言って、葬式は仏教式で坊さんが念仏を唱え、正月には神社にお参りして賽銭払ってお願いしておみくじを引く、クリスマスにはターキーが無いのでニワトリ食ってケーキ食って、家族と過ごさず恋人とパコパコ交尾、バレンタインでーには何故かチョコ送って、端午の節句もひな祭りもあって、中東で盆踊りとか祭りをやってしまい「宗教行事とは思わなかった」とか、豊作祈願とか収穫祭などの縁の起こりまで完全に忘れてる日本人と同じ世界。
 言葉の発音とか意味もヘブライ語とかと共通部分が多すぎて、「日本は失われた10氏族の行き着いた場所」と思われている。多分「高天原」は、ユダヤの何処かに会ったり、中国から滅亡した国の名で、その光子(王子)が来ても、全部滅ぼさないで受け入れる場所でもある。

 その後、「カズマの金」で宴会が開かれ、めぐみんの友人達も、めぐみんから男を奪ったり愛人の座に転がり込んで玉の輿を狙おうとする欲深い女達が続出した。
((((((((((あの「めぐみん専用」と額に書いてあるのはダメでも、書いてない方はあたしらが頂いちゃっていいんだよね? フエッヘッヘッヘッ))))))))))
 貧しい欠食児童たちも、パーティーのオードブルなど食いまくって、真っ黒な表情でコピーカズマを見ていた。

 ベルゼルグ王国。
 魔族に占拠された街では、魔族が猛威を奮って暴れ?飲み屋で小銭を払って酒を飲んだり、ツマミに安い魚の燻製とかネズミか何かの臭い肉をボッタクリ価格で買わされていたが、そんな暴挙?も長くは続かなかった。
「おい、お前達、街を荒らすのもそこまでだ」
 蒙古群狼拳の一族みたいな奴とか、アニメオリジナルのケマダ兄貴みたいなのが、劇画調のアクアに捕まって因縁を付けられた。
「何だテメエ、まさかその顔は? 乳に七つの傷がある女っ」
「ホオオオオ~~ッ」
「「「うめはらあっ!」」」
 問答無用でウォータージェットで魔族を切り裂き、「世界の秩序は俺が守る」みたいなセリフを残して立ち去るアクア。元は女神なのに殺しまくりの辻斬り同然の悪魔だったが、カズマを連れ去られて天使に踏み潰されてから鬼神に代わったらしい。

「お前が噂の女か?」
 そこにどこから湧いたのか、象かキリンに羽が生えたのよりデカイ、巨大なサンダードラゴンの背に跨った大女が現れた。
 ドラゴンの巣から派遣されていた最精鋭部隊隊長の竜騎士として、以前出た世紀末覇者ちゃんがこの街に赴任していた。
「き、貴様はラ王」
 カップラーメンの王様みたいな呼び名だったが、「ラッキースケベで呪いが解かれて、世界最強の名を欲しいままにする女の王で、次期魔王の正妻の座を狙う女の一人でもあり、カズマきゅんと愛し合ってからは体が忘れさせてくれずに、ラブラブで体の芯が疼いて疼いて仕方がないの、せめてもっかい交尾しまくって子供を授かれたらいいなあ? やあんっ、べ、べつにあんたのためじゃないんだからねっ(///)」で略してラ王である。
 愛とか恋とか見栄えとかで勝負せず、拳で語り合ってカズマの正妻の座を争う女達の闘いも起こっていたらしい。
 本来、魔族に連れ去られたカズマを、蒙古群狼拳のオッサンが見つけ出して来て、失明してしまっているアイリ(誰?)が「新しいご主人様ですね?」とか言い出して「アイリーーーーっ!」となって北斗の男と戦わされて相打ちになった振りまでして、ケマダ兄貴とかオッサンを倒してから、北斗有情拳使いの白髪兄とも会ったり、マミヤとかUD(ユダの女)と出会ったり、南斗紅魔族拳?の使い手と対戦もするはずだが、そのあたりを全部すっ飛ばしてラ王と対戦する。
「ぐうっ、隙きがない」
 アクアの頭の中でどのようにシュミレーションしても、この女?は倒せず、秘孔を突かれて爆散する。
 そこで後の世界をケン(誰?)に託して、絶対相殺拳を使うアクアだった?
「ぬおおおおっ、切り刻まれて死ねっ、ラ王っ!」
 何かオーラに包まれて飛び上がって、白目剥くぐらい漲って戦うが、コントロールチップから生身で復元してしまって、カーボンフレームもパラジウムリアクターも電動のマッスルパッケージも35ミリ散弾砲もオッパイミサイルもオ*ソコビーム(ドリームハンター霊夢)も持っていないアクアでは、世紀末覇者ちゃんに叶うはずも無かった。
「ぬうううんっ」
 馬上?からも降りず、マントを投げただけでアクアの攻撃を無効化した覇者ちゃん。そして秘孔を突かれたアクアは?
「ぐあああああっ!」
 股間に指三本もブチ込まれ、ケツアナ、膣、尿道を破壊され、汁がドバドバ出て、エルフェンリートの作者の新作みたいにファンタジー世界で股間からメス汁を出しまくる体にされてしまった。
「お前はこれから三日間、善がり狂ってイキまくって、体の水分を全て失って逝く。カズマ様はお前のようなメスブタには渡さん。このラ王の恐怖を人々に伝えてから死ね」
 覇者ちゃんに投げ捨てられたアクアは、白目剥いてビクンビクンしながら達し、汁だまりの中で大の字になって背景を青空に加工して「俺は雲のように自由に生きる」みたいな感じでイった。
 
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