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詩織の【続・ヌードモデルでいろいろ初体験】

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素っ裸の女性をブリッジさせるくせに、乳首を噛んだのも初めて。女性のプライベートな部分にキスしたのも初めて。

[前回のあらすじ]
[学内公募のヌードモデルでS教授(52歳)に気に入られた私は、個展出品作品のモデルとして、一対一で裸身をさらした。
私が気に入られたのは、最近までヌードを描かせていた教授の実の娘のマユさんに少し似ているから?
その答えとして、私はマユさんと同じように無毛にされてしました。
さらに、近親相姦の実況録音まで聞かされ、運命のように、私はまた裸になることにした]
◆◆
◆◆


全裸という、無抵抗を形にしたような姿になってしまった私と、まだ一枚も脱いでいない教授。

今度は録音しないよ、と言われたがどうでもよかった。

手を引かれ、アトリエに移動した。

画家とモデルという、最初の関係に戻った。

あの、恥ずかしい着衣でのポージング、半裸での乳房チェックを思い出す。


マユさんは体操部だったとか。

練習用のレオタードでなら、どんなポーズも笑顔でこなした。

しかし、なぜか、レオタード姿の描画は許さなかった。
描かせるのは、必ず全裸になってから。
裸になったら、私じゃなくなるから、絵が残ってもいいの。

マユさんはそんなことを言っていたという。

驚くことに、マユさんは自分で剃ったのだという。
修学旅行が終わって、クラスメイトに裸を見られる恐れがなくなったら、待ちかねたように剃ったらしい。

無毛になったマユさんは、全裸ポージングもいとわなくなった。やがて体操部を引退すると、プライベートでもレオタードに袖を通すことはなくなった。

つまり、
マユさんは、レオタードと全裸で、過激ポージングをこなしたというわけだ。笑顔で。

私の場合、ミニスカートだったからパンチラ体操みたいなポージングになったけど、教授がそれをセクハラだと思わなかった理由がわかった(ような気がした)。
すなわち、レオタードにしろ全裸にしろ、見られたら恥ずかしい格好を女性がすることはない。スカートがめくれることはわかっているはずだから、
下に穿いてきたのは、見せていいパンツなんだ、と。

見られ損だわ。


全裸・無毛という条件は同じだが、恐れていたポージングはさせられなかった。

ただし、普通にモデル台に立たされて身体検査された。十分セクハラだ。
あ、股間に教授の手が……。

――濡れてるね。

(だって……)

――マユは、どんな格好でも濡れなかったよ。

破壊力のある言葉だった。

脚を大きく開いた裸の少女の絵が浮かんだ。
そこに挿入される指……。

(ああっ)

すでに現実の身体検査は上半身に移っていたが、想像はやまない。

録音には“ぶつけあう音”が入っていた。あれが、濡れないまま、強行されたとすると……。

「ちょっと待ってください!」

思わず叫んでいた。

「今まで、何人の女性にこんなことしてきたんですか?」

教授の答えは、
ヌードモデルとして裸にし、体を触ってポーズをとらせたのは数えきれないが、
体を触り、性行為までいったのは娘と妻だけだという。(そうだ、奥さんを忘れてた)

信じるとすれば、私は最初の“他人”だ。

一般的な女性の羞恥や性感について、私が最初の基準とならなければならない……の?

教授にも裸になってもらった。

「女性は、裸は恥ずかしいんです。好きな相手だから、安心して、見せられるんです」
「じゃ、裸でモデルになるのは……」
「恥ずかしいですよ。慣れるまでは。」

教授とマユさんの場合は家族というアドバンテージがあった。マユさんの羞恥心も、生まれつき独特だったのかもしれない。
女性の裸の絵を見慣れてしまう環境だったろうし。

暖房の効いたアトリエ。ソファで抱きあう二人。

――きれいだ。

何回も言う教授。

芸術家の愛撫は、愛でる心に溢れていた。

乳房。お尻。美しい曲線。対象を裸にしなければならない難点があるが、その羞恥を乗り越えれば、至上の美の世界が広がる。


素っ裸の女性をブリッジさせるくせに、
乳首を噛んだのも初めて。女性のプライベートな部分にキスしたのも初めて。

芸術家の52歳。なかなか指導しがいがあった。

「う、う、うう」

乳房をいじめられながら、控えめにあえいだ。
絞るつもりで、強く、とアドバイスしたら効果てきめんだった。

コンドームが用意してあったのは解釈に苦しむが、
とりあえず、最後までいけるのだ。

ヌードモデルらしく、モデル台に立たされた。

いよいよ挿入。

「ああーーーー」

絶妙の速度で侵入してくる。

こんなに気持ちいい挿入は初めてだった。

――これが、ほんとうの濡れるということなのか。

奥まで入れて、感動を味わう教授。

「ああ、ああ、はあっ」

動かされなくても、私も感じていた。

それから、私も経験が少ない、半座位に移行。
騎上位なら女性の膝から爪先まで床につけるが、半座位は足の裏しか床につけずにしゃがみ、腰(お尻)を下ろしたところに男性の……が待ち構えている、という体位だ。

教授は床に寝ているだけで私の顔も乳房も見えるし、私は私で自由に動ける体位だが、はたから見れば、あられもない素っ裸の運動だ。
死ぬほど恥ずかしいはずなのだが、

「はあっはあっはあっ、ああん、ああー、あんあん」
「は、恥ずかしくないのか?」
「あん、あん、い、いえ、全然、あ、あ、あん」

お尻の弾力。
女性のお尻が柔らかいのは、このためなのかもしれない。


一度限りのアナルセックスを除けば、

私のお尻が一番がんばったのが、今日ということになる。

もっと鑑賞してほしかったから、果てたあと、うつぶせで寝た。

ほめてほしいな、お尻。

だから、ガウンを持ってきた教授にアドバイス。

「女性は、裸で余韻を楽しみいたいんです……それから、お尻……可愛いと思いませんか?」

教授は驚いていた。

モデルの仕事や、行為が終わったあと、裸は恥ずかしいだろうからと、すぐにマユさんの裸身を覆っていた。それが優しさだと思っていたのだ。

「あと、お嬢さんをパンパン責めるなら、柔らかくて可愛いお尻からも責めたほうがいいですよ」

床にうつぶせで、相手にお尻を向けたまま、生意気なアドバイスをした私だった。


後日、教授の研究室に、後ろ姿のヌード画が加わった。
可愛いお尻と、振り向いた笑顔が印象的だった。
その場で裸になって、自分のお尻と比べてみたかった。(変態だな、私)

◆◆

裸体を彼にチェックされる運命にある私は、
ハイレグのレオタードを通販で購入した。

エアロビクスを習い始めたと、ごまかすつもりだけど……。
――――――――――
(終わり) 
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