フェアリーテイル~世界最強の大剣豪~
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一太刀目
x686年 フェアリーテイル
「ジャック旅立つのですか?」
「メイビスか、暫く世界を回ってみようと思ってな」
メイビスと呼ばれた少女は目の前にいる男ジャックに話しかけた。
「ユーリやウォーロッド、プレヒトには話したんですか?」
「話してないさ。大勢の見送りは好きじゃないからな
そろそろ行くよ。あいつらに見つかったらやっかいだから」
「「「ジャック」」」
名前を呼ばれたジャックは後ろを振り向くと三人の男がいた。
「ユーリ、ウォーロッド、プレヒト」
「勝手に行こうとするなよ」
「何故言わず行こうとする?」
「一言あっても良かっただろ」
「ちょっと待て一編にしゃべるな。メイビスにも言ったが見送りは好きじゃない」
「だからと言って言わないのはどうかと思うぞ」
「三人共悪かったよ」
「また戻ってくるよな」
「何だユーリ心配してるのか?ここは俺の居場所だからな絶対戻るよ」
ニヤニヤしながらユーリに話した。すると
「ば、ばか言ってじゃね。誰が心配するかよ」
「あっははは。悪かったそんじゃそろそろ行くわ」
「ジャックいってらっしゃい」
「メイビス。いってきます」
それが最後にメイビスと交わした言葉だった。
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