この凄まじいセカイに祝福を?（カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話）

　且つてウィズが対戦し、一度も勝てなかった下級天使達。
　子供も誰も救えず、新しい発見発明をした町、人力飛行機や蒸気機関、電池、メッキ、火薬、ライフル、大砲、それらを見聞きした者もろとも消され、時には目撃者が多いと城塞一つ丸ごと消されて来た。
　もうカズマもアクアも誰も天使には歯向かえないので、ウィズと天使の話し合い、これが実質、金星上の全生物と天使の最終決戦であった。
「我らの計画を教えておこう、別に禁忌でも何でもない。エリス教であろうとどの宗派であろうと、教えの中に歌われている事だ。「魔法以外の爆発を起こすな」「風や水の自然の力、魔法以外で物を動かすな」「太陽や火、魔法以外の明かりを灯すな」それを守っていれば、この不自由な場所で永遠に安寧に生きられるのだ」
　残念なことにそれは、人類がまた破滅への道を歩まないよう処置されて来た物で、人を嫌っての天罰ですらなく、命を大切に思うからこそ、狂って先頭に立って谷底に導こうとするレミングを殺し、いなごの大群のように生物の脳内にある破滅のスイッチを押す密集やスラム化を防ぎ、高層建築もさせず、上下水道も医療技術も完備しないが「魔法」によって建築できて、衛生も保て風呂もお湯もある、病根を断って命まで救える。
　それらを違反しないよう、教えの中にも唱えられているが、また人類は教えも改竄して宗教を殺人の道具に使った。
「だが人類は必ずその「教え」すら戦争の理由にして争うものだ「異教徒は殺せ」「よそ者は殺せ」「魔族は呪われた化け物」「亜人は殺せ」亜人も魔族も人類が迫害して殺すための存在だが、争って人類を打ち減らす化け物でもある。オオカミやクマのようには簡単に滅ぼせない天敵にしてあるのだ」
　長い歴史の中からの教訓で打ち払うべき敵も作った天使は、ネアンデルタール人やデニソワ人のように、人類とも共存しながら交雑して、遺伝的にも残れず減らされて行き、消滅しない種族も作った。
「それが現在の繁殖計画だ。もちろん過去には戦争も生産もしない完全無気力な種族も作ったが繁殖せず途絶えた。交配を倒錯行為として禁じた楽園も持ちはしなかった」
　徹底した管理社会でも観賞用に育てた金魚はすぐに死に、愛も恋もない失楽園もすぐに途絶えた。1984やTHX 1138に似た世界でも長持ちはせずに破滅したらしい。
「天使や魔法システムに歯向かうのも許されている。与えられた節理に反抗し、地下に潜ってゲリラ活動を行って、魔法システムやメガミシステムを破壊しても構わない。しかし、魔族を根絶やしにして、亜人を殺し尽くすような化け物になって、勝利者として宇宙も汚染しようとすれば、天地をひっくり返して太陽に落とすか、真空の宇宙に放り出すようにしている」
　魔族と共存共栄できず、愛し合う方法も見付けない人類なら、ガリアンみたいなイレイザーシステムがすっ飛んできて消される。
（ああ、もういいや……）
　ウィズは長年人類や魔族を育て続けた庭師に歯向かう気持ちを失った。
　天使達は育ちすぎた作物を間引き雑草を抜き、枯れて病気に汚染され周りにも撒き散らしそうな草花を摘んで、花壇の花を全部枯らせないように努力しただけである。
　人類は作物ですらなく、収穫もせず食べもせず、押し花や切り花として飾る訳でもなく、ただ多く長く生きていてくれれば満足なのだと知った。
　カズマやアクアを見付けたのも「良い球根を見付けた」「周りと殺し合わない種を見付けて喜んでいる」に過ぎない。
「あなた達天使がどうしたいのか分かりました。もう、もう良いです、反抗はしません、あなた達の方が正しかった」
　それと同時に、生きる意味も復讐を願う心も失った。アクアか目の前の天使に頼んでディスペルされてこの世から消えようとも思った。
「あの……　もう解呪してください、ターンアンデッドでこの世から消して下さい。もうここでは生きていたくない」
　自分達だけで自然の摂理や天に歯向かって必死に戦ってきたのだと思っていたが、自分たちはただの観賞魚か家畜、花壇の中の汚い花で、その反抗心すら許されていた。
　まるで保護された鳥や動物が人間を怖がって噛みついていたのまで、甘噛み程度に感じられていて、微笑ましく思われ撫でられ、慈しまれていたのだと知って「殺せ」と言ったウィズ。
「生きる意味を失ったか？　それも良いだろう、もっと厳しく自然に生きられる場所を転生の女神(エリス)に願うと良い。それとも、その身で今まで失われた命を生み出すか？　お前の思い人とやらもこの世界で転生しているか、処分されて望む世界へ行っているだろう。探してやる」
「エ？」
　リッチーなのに眩暈がして、今までに救えなかった人物や子供を産むように言われ、骨と皮の化け物になってまで救おうとした愛しい人も、どの世界にいるか探すと言われ、その場にへたり込んだ。
「お前が会いたい人物は、超新星の観測員として志願して爆発と共に死ぬ予定だ。事故か何かで死なせて連れて来ても良い、お前とカズマ様の子としてなら、産み落とすのも許可する」
　そう聞いたウィズの目の色が変わり、瞳の奥に炎が宿った。首が１８０度回転してカズマを探し始め、別室にいるのも感知魔法で見つけ、猛ダッシュでカズマがいる部屋に向かった。
「おいおい、お前はまだリッチーなのだぞ？　子は産めん」
　冷静なままの天使とドラゴン少女はウィズを追った。

　カズマが輪姦されている部屋
「うっ、産まれる～～～～～～っ！」
　天使が産み付けた卵子と魔力と精力なので、触手の化け物に犯されたのと同じく、すぐに受精して着床して妊娠して出産させられるカズマ。
　恋人たちもガン見していたが、膣(ケツ)の穴がガバガバになって天使が楽しめ無くならないように、へその近くに出産口を作ってもらい、そこからまずセラフ１の子供が取り出された。
「おお、これが我が子、愛おしい……」
　取り上げたばかりの真っ赤な子を抱いて、最初に生まれた人間形態の子を抱き上げる。
「ああ、私の赤ちゃん」
　カズマにも手渡され、お腹を痛めて？産み落とした子を母の目で見つめる。
　近所のSSのエミリアタンのパパみたいに、男の身で妊娠してクソまみれで産み落として赤子を窒息させたり、ケツ穴が切れて大出血しなかったので結構安産だった。
「背中の羽根は後日生えてきます、こっちはもう生えてますが」
　かわいらしい暴れん坊将軍が股間に生え、まだポークビッツぐらいのサイズだったが、両方付いているので後日天然の魅了の魔法で女の子をたぶらかし、インキュバスのように女を抱いて回り、「AKB？知らないけど全員抱いたよ」みたいなチャラ夫になって、原宿の交差点で女の子を屈ませて、その上を歩いて回るような王子枠の生物になる。
　顔も当然「作り物のような美しさ」で「カズマキュンと天使の子マジ天使」になるのは言うまでもない。
「カズマさんっ！」
　そこに発狂したウィズがドアに体当たりして飛び込んで来て、順番している天使も突き飛ばしてカズマの上に乗った。
　天使を突き飛ばしたりしても罰せられず、腕力で天使を排除するような、物理的にも無理がある行為を仕出かせるのは現在世界中でウィズ一人だけだった。
「私とカズマさんの子なら私が好きだった人や失った子も全員産まれ直していいそうですすぐしましょう今すぐ妊娠させてくださいできたら今すぐ産ませてください」
　句読点を含まない早口で言い切り、自分がリッチーなのも忘れて服を引き裂きながら脱ぎ捨てて、とにかく交尾を始めようとするウィズ。
「「「「エ？」」」」
　アクアもパーティーメンバーもその行動を理解できない内に交尾しようとするが、そのまま突っ込まれたりするとカズマきゅんの暴れん坊将軍も腐り落ちる。
「まあ待て、人間に戻してやる」
　アイリス顔をした天使に、ターンアンデッドから元に戻る魔法を掛けられ「ドラゴン」になったウィズ。
「ぎしゃああああっ！」
「ぎゃああああっ！」
　カズマの上で堀江由衣の声で火を噴いて暴れるウィズ。魔王とか妹ドラゴンのお友達で、調査隊の隊長ともドラゴン語で会話していたので、正体もやっぱりドラゴンだった。
「人化」
　複数の手順を経て、ようやく人間形状になったウィズ。
　何か帯電しちゃって髪の毛が天を向いて落雷寸前、いつもの冷静なウィズではなく危ない表情とクマが入っちゃったヤンデレーな目をしたメスに乗られ、出産直後でボッキしていないのでデッカイブツで何度か乳ビンタされて、ディープキスされてから他の天使の精液が付いたままの暴れん坊将軍も躊躇せず咥えられて吸いだされてパイズリされてバキュームフェラされてケツに指突っ込まれて前立腺刺激されてとにかく勃起させようとした。
「え？　ウィズさん？」
　ウィズの余りの取り乱しよう？に驚かされるが、いつものように逆レイプされて滅茶苦茶にされるのは理解した。
「出すのは私の中にですよ！」
「は、ハイ」
　強く強く命じられ巨大なパイ間でバキュームされながら射精するのは諦めたが、お姉さん系の未亡人下宿の管理人みたいな感じの人に逆レイプされそうで、カズマきゅんの惣一郎さんも立ち上がってバウバウ言い始めてしまい、恋人達の怒りの視線にも気付かず、つい喜んでしまうのだった。
「うぐぅ」
「ピンポン、ピポピポピポピンポン」
　前科は分からなかったが、新しい体は処女だったのも気にせず、血潮が飛ぶほど強引に挿入したウィズ。
　少し痛んだのか、どっかのタイヤキ好きの生霊少女みたいな声も出して腹の中からもピンポン鳴りまくった。
「さあ、いつでも出して下さい、言ってくれれば一番奥で受け止めますから！」
「ハイ……」
　強く強く強く命令されたので、中田氏以外は拒否権もなく、妊娠出産も決定している相手に犯されるカズマ。また怖すぎたので簡単に射精できなかった。
「お前が下になれ、私がイカせてやる」
　二人が繋がったまま転がし、カズマが種付けプレスになるのかと思えたが、やっぱりバックから巨大なブツをブチ込まれてしう。アイリス姫と同じ顔や体に合わないケツ物？であった。
「ママーーーーッ！」
「お前がママになるんだよっ！」
　下にはウィズ、上には天使が来て後ろからブッ込まれてしまい、ょぅじょレイプする時のいつものセリフまで言われてしまって、幼い身で妊娠までさせられる恐怖や苦痛もタップリ味合わされた。
「あはあ～～～っ、来てるっ、カズマさんの精子来てる～～～、あの人も孕んじゃう、亡くした子も全部孕んじゃう」
　ウィズの思い人も、今まで救えずに亡くしてしまった子供たちも全員、自分の子として産み落とせるのを感じ、受胎告知の天使に囲まれて受精の鐘なんかもガランガラン鳴りまくって幸せ一杯なウィズ。膣も子宮もビクビク動かして喜び、一滴残らずゴクゴク奥に飲み干した。
　カズマもメスイキスイッチをガンガン押されて射精しまくり、ウィズの卵巣の中身も全部成熟させられ排卵射精してドップドップ子宮側に吹き出し、綺麗な入口には似合わないビチビチブリブリという汚らしい音を何度も出し、カズマの精子を受けとめて受精から減数分裂を繰り返していた。
「ひぎいっ、気持ち良いっ、卵巣の中身全部射精しちゃってるぅ、全部受精しちゃう、こんなに一杯妊娠できないっ！」
「安心しろ、カズマ様の子は他の女の腹に入れてでも出産させる。お前は思い人だけ孕んで、700万個全部射精して受精すれば良い、無くなったらすぐ「お代わり」を詰め込んでやる」
「あああ～～、一回しただけで今まで死んだ子も住人も全部孕んじゃう～～」
　城塞都市数十個分受精すると聞き、もう白目を剥いてバカになり、アヘ顔でガックンガックン腰を動かして受精しまくり。
　カズマから見ても「え？　この人大丈夫？」ぐらいの怖い痙攣をして、壊れた機械みたいに手足までビクンビクンさせてイった。
「んん？　腹の中の卵子全部噴き出して、一つ残らず受精した気分はどうだ？　生きていて良かっただろう」
　もう答えることもできず、体中の穴全部から水分を吹き出し、死んだかと思えるぐらいの激しい死のダンスを踊り続けているウィズ。
　横を向いた顔からも舌が根っこまで出て、退魔忍より酷い表情で百年の恋でも一瞬で覚める顔、普段の冷静で穏やかな人物と同じ人(ドラゴン)だとはとても信じられなかった。

　リッチーでドラゴンでハイウィザードを倒した。カズマは35000の経験値を得た。ゴールドは限界なので増えない。