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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)

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31ドラゴン兄弟との対戦

 その頃のアクア
「う~~ん、う~~~~ん」
 普通の人間ならタヒぬような高熱を発し、先輩の女神が夢枕に立ってウルトラアイ?での変身を禁止されて、目を覚ましてもフクロウの形をした時計にウルトラアイが掛かっていた。
「死ぬ~~、死んじゃう~~~」
 数々の怪獣?との戦いにより負傷、疲弊していたアクアは、M78星雲に有る光の国に帰らないとタヒんでしまう運命にあった?
 痩せてやつれて20年ぐらい老化して、目の下にはクマができて目も落ち窪み、青い髪も白髪になって見た目もBBAに変身していた。

 魔族領、滑走路
 ドラゴンファミリー的にはカズマがポーちゃん、ピーちゃんと対戦するのが決定事項で、怖い笑顔のドラゴン兄弟と殴り合って、「試合だから殺さないけど治療呪文掛けても治らないぐらい再起不能にしてやる」と目で語られた。
 カズマのグローブは、威力軽減用ではなく、ドラゴンの鋭い鱗に触れても手が裂けない防御用だった。
「止めんか、お前ら、カズマ殿は我が夫だぞ」
 ドラゴン達と父親は目を逸らして「母さんが言うんだから仕方ないも~ん」とトボけた。
 ヤンキーの集団みたいに、それぞれ上位関係を定めるため、殴り合って序列を決め、入れ替えには上を倒して登っていくか、上が引退するのを待つしか無いが、まず兄弟は最初のカズマの位置を決定しようとしていた。
(テメエは最初、一番下の便所掃除からだ)
(お前ごときに、お姉ちゃんはもったいねえ)
 やっぱり目は笑っていない、ドラゴンの笑顔で迎えられたカズマ。エアロビ選手権みたいに、ガチガチの力技でもニッコリ笑うようなスマイルアピールで、まずサンダードラゴンが、魔法禁止用のマウスピースを噛みながら殴りかかって来た。
「らめええっ!」
 クラッシャブルストラウチャーに使うため、グローブを装着してみたが、手で受けると両手粉砕骨折、胸でトラップしたりすると肋骨全部骨折して肺に突き刺さるコースなので、どうにかパンチをかわそうとした。
「オンギャーー! プイッ?(ギャラクティカ・サンダー・フェノメノン! …ん?)
 フィニッシュブローを放ってカズマを吹き飛ばしたはずのサンダードラゴンは、拳の前の妙な感触に違和感を覚えた。人間も粉砕していない。
「搭乗者保護のため、バリヤーを使用しました」
 サンダードラゴンの数トンの威力があるパンチが止められ、クエッションマークを受かべたポーちゃん、
「脅威を確保します、異議がなければ10秒後に圧死させます」
「ヤメテーーー!」
 見えないデッカイ手で握り潰そうとする屠龍くんに向かって悲鳴を上げるカズマ。
「続いて脅威2、脅威3を確保、圧死させますか?」
「ソッチもだめーーっ」
 ポーちゃん、ピーちゃん、義理の父親を握り潰される前に停止させるが、思考でも読めるのか、母親は捕まえずに三人?を捕らえた屠龍君。本当にドラゴンスレイヤーする所だった。
「こ、これは何かね、娘よ」
 長い指だけで器用に肋骨を掴み、呼吸させないよう、首の頸動脈も押さえて無力化している決戦兵器、結構芸が細かった。
「だから発掘していたドラゴンスレイヤーだ、カズマ殿なら登録できて動かせたのだ」
「そ、そうか……」
 心拍とか呼吸を止められ、絞め落とされた三人。ヤカンで頭を冷やす「魔法の水」を掛けられると、ラグビー的に意識が戻った。

 夕食の食卓
「ふむ、一撃で射爆場の山が吹き飛び、うろついていた機動兵器も一発だったのだな?」
「そうです」
 晩餐の用意がされ、カズマの前には「食用大型ダンゴ虫のソテー」「ボイルドジャイアントトード」「荒馬の丸焼きミディアム」「ワニの燻製」など、ドラゴンで無ければ口に合わない料理で嫌がらせをされた。
「カズマ、この巨大ダンゴ虫、美味しいですよ」
 虫食に抵抗がなかった紅魔族のめぐみんはダンゴ虫を食えたが、ダクネスも新人サッキュバスちゃんも食べられなかった。
 本当の飢餓を知っているロリ女王様は、血まみれの馬肉でも、ジャイアントトードでもワニでも虫でも平気で食った。
「お嬢様、子牛のソテーで御座います」
「妾だけこうなのだな? カズマ殿にも同じものを出せ、サッキュバス兵にも果物など口に合うものを」
「ははっ」
 人間(形状)になって間がない新人サッキュバスには、何が食べられるか分からなかったが、以前から口にしていた果物、豆ぐらいは食べられた。
「カズマ殿にはソレは食べられないな、はい、ア~ン」
 カズマは、差し出された子牛のソテーを受け入れると、義理の父とピーちゃんポーちゃんにSATSUGAIされたり、隣の紅魔族からクリーミーなダンゴ虫の内臓をア~ンされるのが分かったので、とても断りたかったが、モノホンのドラゴンお嬢様からのア~ンを断るほどの勇気は持ち合わせていなかった。
「あ、あ~ん」
 香辛料が効いた普通の料理を久しぶりに食ったが、もう右側からクリーミーな内臓が接近しているので嘔吐感に耐えた。
「はい、ア~~ン」
(うっ)
「ほら、食用ですから土の味はしませんよ、普通土の中の虫は全部、まず土の味から楽しむんですけど、これはおがくずの中で育てられたのか、香りも良くて焼き上がりも香ばしいですよ」
 その解説がさらに余計で「土の味楽しむのか?」と考えさせられ、嘔吐感と戦う。
「よせ、めぐみん」
 虫を平気で食べている仲間の行動に嘔吐寸前のダクネス。
 そのふざけた名前だけで紅魔族とバレそうだった、と言うか黒髪赤目と爆裂魔法使いのアークウィザードの時点で、サッキュバスにそんな奴は存在しないのでモロバレ。
 めぐみんは虫の食べ方まで上手で、カニでも食べるように殻だけ残してきれいに食ったので、カズマもこの子とはもうチューしたくなくなった。
「カズマ様~、好き嫌いはいけませんよ~、虫はタンパク質が豊富なんです~」
「はは、面白い奴だ」
 女の勘で大体人間だとバレて、男女の仲なのもバレていたロリ女王様やダクネスも同席を許され、サッキュバス親衛隊は別室で食べられる物を出されていた。
 ロリ女王様は魔族少女に掴みかかったりしなかったので「あぁ?」と言われて契約の魔方陣まで無効化され「ぴいっ」と鳴かされて吹っ飛ばされるような事もなかった。
「そなた出身はどこだ?」
「アクセルの街近くの農家です」
 魔族少女とロリ女王様は、心の闇が似ていたのか何故か気が合い、「人間世界の」王族貴族を倒して革命を起こすのにも賛成してもらった。
「さあ、許可も出ましたから革命ですよ、革命。ウフフフフフ」
 翌日からのカズマ君の予定は、ドラゴンファミリーに敵対している幹部の屋敷を、地平線の彼方から砲撃して叩き潰すのと、人間領に近付く予定があれば、王宮、貴族の屋敷を襲撃して封建社会を労働者プロレタリアートの鉄の槌と鎌で粉砕、民衆にも立ち上がって武装蜂起するように呼びかけ檄文を発し、領主や代官を高い所に吊るすようアジる作業になった。
 大体、国家反逆罪とか共謀罪と不敬罪と騒乱罪と国家転覆の計画で数え役満、死刑以上の極刑決定であった。、
「カズマ様はあの「椅子」に命じて、王位継承権36位を継ぎますから、次はカズマ様が王になるんですよ~」
 どっかのUKみたいに、キングダムを名乗っておきながら一回王様を革命で断頭台に送り、英語も喋れない王位継承権下位のお爺さんをドイツから連れて来て王様にして、その末裔のほとんど血が繋がっていない現女王なので、エリザベス二世とか名乗るのは大体間違ってる、ブラッディメアリーさんに呪われたような国と同じように、上位35人全員ぶっ殺してカズマきゅんを無理やり王位に着けるつもりらしい。
「ハ?」
 いつの間にか、大貴族の養子(ロリ女王様)と縁組させられ、家督を継ぐのに決定されていたカズマは、そんなの初耳だったのでロリ女王様のやりたい放題になっている現状にも恐怖した。
「カズマ様はうちの「椅子」の家督も継ぐんですよ」
「ヒ?」
 大商人の息子とかもSATSUGAIして、家督を継がせるのに決定しているらしく、栗毛の女王様にも悪魔の笑顔で微笑まれた。
「カズマさんはもう、サッキュバスの王様なんです」
「フ?」
 一応張り合う新人サッキュバスちゃんだが、キャラと性格が弱すぎて、キッッッイ連中には叶わなかった。
「ダスティネス家も継ぐ予定だ」
「ヘ?」
 家族には反対されているが、サッキュバス王にまで出世すれば文句はないだろうと思うダクネス。
 好みの男である、定職にも就かないで毎日ブラブラして、冒険者などという名ばかりの適当な仕事をして、その日暮らしをする飲んだくれのゲスでカスになる予定のカズマとは違ったが、「やればできる子」でありながらヒキコモリニートでロリコンでカス、の才能があるカズマを気に入って婿にしたダクネス。
 しかし大貴族のほうが家柄が上で、ダスティネス家は王位継承権までは持っていなかった。
「ふむ、魔族幹部や竜の一族を纏める家督も継ぐしな(決定事項)、別に魔王に歯向かう必要は無い、世界をカズマ殿が制覇してから、魔族の王を臣下に迎えればいいだけだ」
「ホ?」
 魔族少女の決定でドラゴンファミリーの家も継ぐ羽目になったらしく、父も弟も反対できなかった。
 弟の卵はこの少女が孵してやり、インプリンティングとラブプリンティングも済ませてから、カルガモの家族みたいに四匹ぐらい、お姉ちゃんの後を付いて行くだけの鴨同然に躾けられた弟妹達。
 何かドラゴンは母系社会らしく、カーチャン、ネーチャンに逆らうなど許されない行為らしい。
「イヤ、ボクニソンナケンリナイカラネ、アハハハ」
 カタカナ言葉になって拒否してみたが、黒い笑顔をした女たちは本気らしかった。

 談笑中?空からアポカリプスサウンドのような、ゴーーン、ゴ--ンという低い音が繰り返され、屠龍君からも警告が出た。
「敵性兵器の降下を確認、マッハ80で上空を通過し大気圏で減速中、月方面より射出された模様。現在12体を確認、直ちに攻撃を開始して下さい。弾道軌道上なら回避が困難で迎撃が可能です」
 テーブルの上にホログラフ映像が現れ、燃えながら落ちる火球が、燃え尽きもせずに地平線の彼方に消えて行った。
 カズマも「月から」と聞いた時点で、例の「救援部隊」が到着したのだと感じた。
 送信からたった2日で38万キロの彼方から到着し、スペースシャトルの倍ぐらい早いスピードで大気圏に突っ込んでも燃え尽きない連中なので、屠龍君どころじゃない化け物が到着したと思えた。
「あの、それ確か、救援部隊だからね、攻撃したらダメだよ、多分屠龍君より強いからね、逆らったらぶっ殺されるからやめようね、ハハハ」
「信号を受信、彼らは「カズマ様の救援部隊である」と発信しながら降下しています」
「心強い、カズマ殿の救援部隊? トリュウほどのドラゴンスレイヤーが12機も増えるのだな?」
 カズマは、多分アクアみたいな死神が12人増えるのだろうと予想して泣いた。

 その夜は、明日の予定もあり、疲れていたのと実家で気が抜けて早く眠った魔族少女を除き、ロリ女王様と新人サッキュバスちゃん、族長補佐に「解呪の霊薬」を搾り取られたカズマ。
 もちろん魔族少女の部屋には「野良のどうしようもないドラゴン」が窓の外に待ち構えていて、カズマが来た瞬間に窓から首を突っ込んで噛み砕き、上空に連れ去ってから投棄、落下して死んだ所を爆裂して雷を落として消し炭にする手筈だったので救われた。
 連行されていた「椅子」も収容されて、ガン見されながらのネトラレプレイ、ドラゴンとのクオーター以下の家政婦にも見られながら、ロリ女王様のペ*スバンドで掘られて、大貴族様や大商人も、別室でYOU来ちゃいなYOされていた。
 どうしてもキスしようとするめぐみんから逃げ、「キスだけはしないで」みたいなソープのお姉さん状態になり「お尻の穴にはキスできても口は嫌」と言って、唇だけは守ったカズマも、相変わらず逆レイプされ続けた。
 
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