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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)

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53ゆんゆん


 紅魔族の里
「あの、初めまして、ゆんゆんと言います。めぐみんの同級生で友達です」
 紅魔族風の中二病自己紹介をせず、普通にカズマに話しかけたゆんゆん。
 親に言い含められて「あの人の所にお嫁に行けば、これからも生きられるよ」と言われ、世界が破滅したり紅魔族が絶滅させられてからも生きられるよう、各国の姫のように両親から悲しげに言われて送り出されたのだが、他の女達からは「チッ、またあいつかよ! みんな空気読んで一番には出ていけないし、自分から言い寄るとか金目当てなのがミエミエだから声掛けられるまで控えてるのに、真っ先に出ていきやがってぇ」と睨まれていたが、ゆんゆんは天然と言うか少しアスペなので、ゲスな女達と同じ思考は持っていなかった。
「友達じゃありません」
「ひいっ」
 キッパリスッパリ切り捨てられ、ただの弁当を巻き上げるだけのカツアゲ用の女、金持ってる族長の娘で友人以外のメスブタ扱いされて悲鳴を上げたゆんゆん。
「え? 同級生? 紅魔族は学年違いでも一緒のクラスなのかな? みんな大きいねえ」
 カズマは「友達じゃない」と言い切っためぐみんから目の前の子を庇うためと、空気読んで話題を変えるために背丈の話をして、手で頭の位置を示したが、めぐみんには通じなかった。
「カズマ、今、胸を見て言いましたね? デカイ乳を見て言いましたね?」
 早速首を絞めて、ゆんゆんのデカイ乳に陥落しそうな夫?を締め上げる。
「い、イヤ、そうじゃない、他の子も身長高いし、俺の国で13歳つったら、せいぜい130センチぐらいの子供だし」
 全員150センチ超え、中にはダクネスサイズの娘もいて、めぐみんも含めて身長が高く発育が良すぎたので、のんのんびよりみたいな学年違いの同級生かと思った。
 普通、ファンタジー世界なら腹の中は蟯虫とか寄生虫まみれで、博物館の全身鎧とか明治村の軍服とかと一緒で成人用がどう見ても子供服。
 成人男性でも150センチあれば大きい方、どっかの日本住血吸虫なんかに寄生されると、甲種合格どころか丙種にも落ちるぐらいの小人で全く育たない。肉喰いまくりの西洋にアジア人連れて行くと本当にホビットだった。
 三国志や時代小説にも出てくる「身の丈七尺の大男」なんてのは大嘘で、遺伝的に虫に寄生されにくい人物でも2メートル超えるのは無理、ジャイアント馬場みたいに骨格から巨人病で末端肥大症まで抱えた大男でも、古代や中世世界なら170センチ以下である。

「ほら、あの子とかダクネスサイズだし、紅魔族ってみんな身長高いの?」
 白人基準なのか、頭の後ろに羽生やして、めぐみんと同じ眼帯して黒髪縦ロール、目線が合うぐらいデカイのがいて、巨女属性はそんなに無かったカズマだが、初体験がダクネスで、オリックスからジャイアンツに移籍した谷選手みたいに、高給取りで野球選手でファンも多く、若い女性から選り取りみどりだったにも関わらず、田村亮子と結婚したのと同じで、守備範囲がとても広いカズマならオッケーだった。
「胸じゃないんですね? 乳の大きさじゃ無いんですね?」
「はい……」
 絞め落とされる前にどうにか許してもらったカズマだった。

「我が名はこめっこ! 家の留守を預かる者にして、紅魔族随一の魔性の妹!」
「我が名はあるえ、紅魔族随一の発育にして、やがて作家を目指す者!」
「我が名はねりまき、紅魔族随一の酒屋の娘にして、居酒屋の女将を目指す者!」
 ゆんゆんに先を越されたが、お声がかかったので紅魔族風の自己紹介をした一同。宴会はねりまきの親が用意させられ、サッキュバスが用意した「カズマの金」で支払われた。
 ゆんゆんの親が仕切ると普通の会議室で、お茶とお菓子しか出ないので急遽開催された。
 最初ゆんゆんは「めぐみん専用」と書いてあるカズマに声を掛けたので、親友の夫?に話しかけたつもりだったが「友達じゃない」と却下され、他の「クラスメイト」からも睨まれたが、礼儀としてはおかしくなく、紅魔族のほうがイカれていた。
「あ、初めまして」
 ふにふらさんだけ小さめで、日本人標準身長のような気がしたが全員デカかった。もちろん乳も。
 全員デブス思い上がりクソ女遺伝子は削除されていて、作り物のような完璧な顔と体をしていた。
「これが私の妹です」
「初めまして、こめっこちゃんだっけ? お姉ちゃんとは16歳になってから結婚するから、まだ婚約者かな? はは」
 めぐみんの夫とまで言えないヘタレで、こめっこにも女房の妹面できない弱さ。それでも手を出したりすると犯罪年齢で、もし入れたりすると、どっかのプル・トゥエルさんみたいに「女性器が破壊されている」になってしまうので手出しできない。
「さあ、これが全員カズマ様に差し出された女です。これ以外は全部削除粛清します」
 クソ天使がまた紅魔族全員絶滅と言い出して、嫌な顔をするカズマとめぐみん。
 めぐみん専用カズマ以外の、オリジナルのカズマとかコピーカズマは、また浮気しまくりになるが、認めないと紅魔族絶滅、クラスメイトも友人も全滅するので、妹も受け入れないと石鹸に加工された同胞を風呂や手洗いに使う羽目になる。
「仕方ないです、カズマが浮気するのはイヤですが、認めないと紅魔族絶滅、友人も全員オークとかゴブリンみたいに消されるので、嫁入りさせて下さい」
 乳とか乳とか態度もデカイ女達にカズマが籠絡されるのは嫌だったが、好魔族随一の美女の「そけっと」とか、若い娘はカズマの「金目当てに」嫁入するのを渋々認めた。
「うん……」
 めぐみんの顔と声が怖かったので、現在強姦魔状態のカズマは、メスの匂いを嗅いだだけで発情してギンギンでも自重した。
 メスの方も、本当の人間であるカズマの匂いを嗅いだら自動的に発情させられ、下着の中をヌルヌルにして、こめっこ以外はその場で座り込んでオナニー開始しそうなぐらいに発情させられた。

 夕方から酒宴になったので小さい子は帰らされ、13歳の中学生や家の手伝いをしている娘も「一応」帰らされた。
 居酒屋のねりまきが親の手伝いに残り、ゆんゆんは親からも床入りの作法を教えられ、もう嫁入りする気でいるので、隣でお酌をする女として残らされた。
「カズマさん、水割りでも作りましょうか?」
 早速「太い金蔓」にはモーションを掛けて、ゆんゆんの頭越しで誘惑するねりまき。
 めぐみん専用カズマは、めぐみんがキープしていて近寄ると口から火を吹かれるので、コピーカズマに言い寄る。
 フィリピンのお手伝いさんみたいに尿を混入させるような荒業は使わないが、コップに口を付けて一周舐めて間接キス、少し飲んで舌も入れて唾液を混ぜるホワイトマジック?ぐらいの平均的女子の工作はする。
 カズマならオーストラリアの習慣?みたいに、表彰台に登るような目出度い所で靴にシャンパンを注いで飲まされても、女の子ならオッケーで、尿道に口を付けての直飲みなら初対面の女の子の尿でも全量飲める上級者になっていたのでそれもオッケーである。
「ああ、ありがとう」
 でもねりまきは男性用強壮剤とか惚れ薬?を入れて飲ませようとした。母親にも言い渡されていたが確信犯である。
 シンデレラの姉が城に行って王子様を射止めようとするのと同じく、意地悪じゃないし継母でもない実の親からも、「勇者で魔王でサッキュバス王なんて、これから一生出会えないよ! すぐにパンツ脱いででも、あの人の上に跨って来な! 押し倒して子供だけでも作るんだよ!」と言い渡されていたので、まず薬から入った。
 他の女の親も「どうにかして子供作って、毎月養育費だけでも搾り取るんだよ! あれぐらいの金持ちなら養育費ぐらいビクともしないさ」と娘に体を売るように言って、既にヌルヌルになっている自分の娘のパンツを没収して、カズマの周りには「ぱんつはいてない」紅魔族の娘が来て、まだ生理が始まったか始まってない娘まで差し出された。

 大体一般の女も、25歳ぐらいまでは教育や矯正された通りの人格になるが、それ以降は所詮人類など遺伝子の乗り物で、親から受け継いだ人格が出る。
 それも足して割ったような性格ではなく、どちらかの親から受け継いだ性格が丸々そのまんま出る。金に五月蝿かったりだらしないところもサンキューセットで遺伝する。
 そして女の場合、男みたいに誕生日やクリスマスにもTVゲームでも送っておけば何歳でも喜ぶのと違い、宝石、金、装飾品、高価な服、高価な化粧品、高価で贅沢な食事、他の女に対する見栄、嫉妬、とにかく金、金、金になる。
 男も若い頃は清潔な人物でも、50超えたら腐って、どうやって業者から接待受けて飲み、賄賂を貰えるか考えるだけのクズに成り果てるのが多い。

「はい、カズマさんどうぞ」
「ありがとう、もう飲めないよ」
 ゆんゆんも、自分を無視しないで、嫌わないで、カツアゲもしない人物は久しぶりで「ウザイ」とも言われず「お前(愛情が)重いんだよっ」とも言わない人物が「トモダチ」で「将来の夫」になるのを喜んでいた。
 親や周囲の人物が言っていたような、占領軍の長で各国の王家を滅ぼして断頭台に送っている悪逆非道の皇帝ではなく、めぐみんも気に入るような気安い男で、このままいけば「めぐみんとも愛人同士でお友達?」などと甘い考えを持っていたが、愛人同士や夫の浮気相手など修羅場で最悪の関係である。
「あの、ゆんゆんちゃんは無理に差し出されたりしてない? 嫌なら無理しなくても良いんだよ?」
 無理に差し出される女は、ダークエルフの姫で懲りて「お前を殺して私も死ぬうっ」とか、怖い顔で復讐心の塊のような表情をされたまま「私の命はカズマ様の物です」と言われると怖すぎたので、食い物や温かい寝床に釣られたり、呪いを解かれて喜ぶ人物限定にしていた。
「え? いいんです。私なんか友達も少ししか(ゼロ人)できないで、婚約とかも断られてばっかりで、毎年毎年、誕生日とか、年末年始とか……」
 それ以上本当の現実で事実を口から出すと、泣き出してしまいそうだったので、そこで口籠って口を押さえ、泣き声を噛み殺して言葉を続けるのをやめた。
「ああ、もういいからね、何も言わないで。もう君は一人じゃないんだよ」
 ヒキコモリニートには、仲間はずれにされて、学級のLINEからも完全に外されて、裏アカウントでは「佐藤ってキモイよな」「ヲタク」「一生ヒキコモッテもう学校にも社会にも出てくるなよ」みたいな会話で満載で、サディストでクズだらけの世界では、心が痛すぎて生きていけないので、ゆんゆんの気持ちが痛いほど分かって思わず抱きしめた。
「か、カズマさん」
 このフレンドリーで、イジメやパワハラ好きのサディストがいない優しい世界でも、自分と同じように世間から冷たくされて仲間はずれにされ(ゆんゆんは自業自得)、友達もいない少女を、自分が友達になって守ってやろうと思い始めた。

 それを見て、もちろん紅魔族の未婚の女とかクラスメイトは、もちろんこう言った
「「「「「「「「ああっ、あの野郎っ、またやりやがった! 族長の権限で近くに居て酌できるからって、もうカズマさんに言い寄りやがった!」」」」」」」」
 このままでは、ゆんゆんが真っ先に尺?とかパイズリを始めてしまうので、ねりまきはゆんゆんを後ろから食器でドツいてから足で蹴って「アラ、ゴメンナサイ」とか濃い目の故意で答えた。
「何するんだっ」
 カズマがゆんゆんを庇い、ねりまきマイナス20ポイント。
((((((((チッ、あいつもうカズマ様の懐に入り込んで「弱い女」アピールしてやがるっ、自作の弁当まで持ち込みやがって、最低だな、あの女っ!))))))))
 世間でも、お笑いのオセロの黒い方さんが昔、グループで男と付き合っていて、もうすぐ告白? みたいな関係の頃、全員で遊園地に行くことになって「これは男の行動に遅れないように身軽で行かないといけない」と思い立って、普段はバッグに入れる財布とかハンカチティッシュ、簡単な化粧直しとかをポーチに入れて両手ブラリでジーンズ履いて出かけた所、別の女がヒラヒラのスカート来て両手ギッシリ紙袋持ってきて「何してやがるんだコイツ?」と思っていると「お弁当作ってきたの~~」と言い出しドン引き。
 それでも男達大喜びで荷物持ってやり、付き合えそうな男からも「お前ももうちょっと女らしく、ああいうこと出来ないのか?」と聞かれてムカついて破談。
 ちょっと男っぽいサバサバ系の女からも、猛烈に嫌われたゆんゆんだった。

「あ、ありがとうございます」
 ねりまきにドツかれ蹴られて涙目のゆんゆんを、優しく介抱?するカズマ。もしこれをゆんゆんが芝居でやっているとしたら、たとえ殺されても女の法廷では犯人は無罪である。
 男や目上に対してだけ媚び媚びの行動は遺伝子に組み込まれていて、目下の人物や部下には厳しくしても、目上の人物には緊張もせず懐いて懐に入り込む遺伝子。
 現実に存在するが、同僚の女とかには強烈に嫌われる。
 三国志に出てくる関羽はこの逆で、軍師とか仲間、目上の人物には逆らい、アホで遊び人の人物を兄として敬い、酔えば部下を殴るようなクズを弟として可愛がり、忠義を尽くすべきではない曹操に恩を返して見逃すとか、非常に残念だが魅力的な人物として描かれている。
「これからずっと俺が君を守ってあげるよ」
「え? 本当ですか?」
 仲間はずれボッチだったゆんゆんは、これまでの緊張の糸がプッツリと切れ、泣き出してしまいカズマの胸に飛び込んだ。
「「「「「「「「「「「「「「「「ああああああっ!」」」」」」」」」」」」」」」
「信じて、信じて良いんですね?」
 もうめぐみんも敵決定、ウザイ、重い、仲間を売るくせに目上の支配者にだけは媚び媚び、グループとかクラスメイトからはエンガチョされるが、権力者攻略の最短ルートを通った女は、他の女の思惑を頭の上から素通りして、カズマの胸の中で泣いた。
(((((((((((((((あのクソ女、あとでぶっ殺してやる))))))))))))))))
 紅魔族の女を全部的に回したゆんゆん、アイリス姫とはまた違う意味で怖くて、「市民を皆殺しにして!」ではなく、紅魔族の女達に嬲り殺しにされそうなゆんゆんだった。
 そこであまりにも泣くゆんゆんは「別室」で休ませることになって、メスの匂いを嗅いでギンギンになっていたカズマも同行した。
 
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