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はたらく魔王様、天使の飼い方(鈴乃やエミリアともスルものの芦屋と漆原にもオッスオッスされる話)

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10エミリアの母からの手紙

 遅れて呼び出された鈴木梨香も、天界からの潜入工作員だったのか、ハーフやクオーターの天使が操られて、勇者エミリアに近かったので覚醒させられて監視員にされたようで、芦屋が出した「天使に与えてはならない毒」がタップリ入った紅茶を出すと、スコーンと薬が効いて発狂、発情して芦屋に纏わりついて、天使の羽根まで生やして正体を表したので、情け容赦無く天上の快楽を与えまくって快楽堕ちからの闇落ち、芦屋の雌奴隷兼出産係、天使の羽根や分泌物収穫用の家畜となった。

 マグロナルド店長、木崎真弓26歳も、千穂が芦屋や真奥に付けた傷を見せて説明している短時間で天使の毒がスコーンとキマって発狂。まーくんに発情して、エミリアや鈴木のような壮絶なあえぎ声を上げてイキまくり、天上の快楽を与えまくって快楽堕ちからの闇落ち、まーくんの雌奴隷兼出産係、天使の羽根や分泌物収穫用の家畜となった。
 元々、日本語の発音がネイティブでもない、アジア系かコーカソイドに近いお目々パッチリな人物などは、「こいつ北朝鮮から背乗りで日本人の振りして入国した整形済みの工作員? こんなの入れたら自分や店員、家族まで背乗りされて殺される。民主党の鉄道好きのオジサン、前なんとか言う元党首の人みたいに、お父さんが鉄道自殺したのに息子は鉄ちゃん、朝鮮系の集会では北朝鮮の訛でネイティブの発音してる奴がオモニオモニ(お母さん)言いまくって、本当の母親と思われるBBAから献金受けてる奴と一緒で、怖すぎて雇えない」 と思うのが普通なのに、そんな真奥を平然と雇って目をかけているのが異常なので、鈴乃には一発でバレてしまい、二人共203号室で飼われる運びになった。

 そんな二人やエミリアの絶唱も、鈴乃が「消音」の法術を使っていなければ、即警察に通報されてパトカーが到着し、下手をするとガッツリ犯された直後の千穂を父が見てしまって大変な事態にハッテン?する所だったが、千穂の家族にはオッスオッスの被害は及ばなかった。
 ただ鈴乃が電話して「お宅のお嬢さんが傷害事件を起こされまして…」と話を切り出すと、謎の呪文を唱えてから瞬着。土下座謝罪したが真奥と芦屋も以前世話になった人情警察官だと知らせて手を上げさせ、店長を交えて話し合い、大事にはしたくない旨を伝えて、示談金なども不要なのを伝えると、娘の無断外泊と、怪しい外国人風の男二人と女?一人の同居部屋も、恋人らしき女性が複数人居ながら娘も懐いて恋人面しているのも受け入れてくれた。

 天使の羽根や分泌物が高価買取、高値で流通しているエンテイスラとは違ったが、一本たりとも流通していない世界ではネットオークションでも高値で扱われ、DNA鑑定でも人類に近い亜種が持つ羽毛と判定され、まとめサイトや科学サイトでもニュースになった。
 特に「才能が枯渇して書けなくなった作家と、その編集者や出版社」には天使の羽根ペンは高値で引き取られリピーターになり、例えパソコン入力でも頭や手に巻くだけで効果を発揮し、特に上級天使である漆原の逸品には高値が付いた。
 天使の性奴隷が三人になった魔王城は経済的にも潤い、漆原が部屋の中でワサワサ落とす羽毛は、掃除する芦屋に全部引き抜かれ、どちらの世界でも流通していない翼の先端付近から取れる風斬り羽根にはエンテイスラからも買い付けに来た。
 尿とか唾液とかエロい汁なんかも、BBAの化粧水として一瓶数十万の値でも即完売、漆原キュンの種無しオチン*ミルク入りのは、BBAの肌が本当に十代に若返る品として、BBA垂涎の的で物凄い値段が付いた。

 後日、ボロアパートに侵入者があり、「エミリアを返せ!」「こいつは俺の妹だ!」と喚いて、号泣しながらエミリアを救い出そうとするアルバートの姿があった。
 真奥に懐いてしなだれ掛かり、「アーン」までして「口移し」まで実行しようとしているエミリアを見て尚、「これは魔王に操られているのだ」「天使に与えてはならない毒で籠絡され、心ならずとも体は薬に屈して仕えているが、心の中では泣いているに違いない」「俺が救ってやらないと一体誰がエミリアを? でも心も体も穢されてしまったエミリアが男の俺に救われたいだろうか? 否、エミリアにどれほど嫌われようと俺が救い出す、もう男になど触れられるのも嫌うだろうが、兄としてなら家族として受け止めてやれる、エミリアは俺の妹だ!」とまで曲解させ、大神官か誰かを脅迫させてまで異世界に転移し、単身エミリアを救いに行かせたエメラダの話術というか演技力と言うか、舌先三寸で他人とか仲間だった人物の人生をここまで破滅させられる女がいるのだと知った鈴乃は心の中で拍手喝采をして、その技量に感心した。
「エミリアアアアアアアアアアアアアッ!」
「うるさい」
 闇落ちしたエミリアタソにパンチでグーされたアルバートは外までふっ飛ばされたが、一旦取り押さえてから確保しようとして、タックルして膝か足を取って転倒させるために突っ込んできた所にエミリアにカウンターで膝を合わされて蹴りを入れられ、脳を揺さぶられて昏倒した後、芦屋に確保されて「後ろから失礼します」となって、ローションのボトルをケツにブッ込まれて「人間に与えてはならない毒」が混じったローションを中出しされ、左手にお守りだかミサンガを巻いていたアルバートは「受け専」と判断され、19:00発射開始オールナイトのパーリーナイツ、六尺褌が飛び交う漢の桃源郷に案内され、オッスオッス、ウッスウッス連呼のモーホートレインに連ケツされてしまい、芦屋、アルバート、真奥、漆原の四連ケツで発射オーライ、ギャラクシーエクスプレススリーナインに乗り込んで機械の体をタダで貰える星までイって、「男とは、負けるとわかっていても戦わなければならない時がある」とか言いながら、捕まってしまった自分の身を嘆き「ミヤウダーーーッ!」などと謎の絶叫を上げて快楽堕ち闇落ちさせられた。

 さらに後日、エメラダ経由で連絡が付いて、エミリアの母から手紙が届いた。天使の郵便局員が配達に来た天界からの直通便で、結構な分厚さの大作が届いてしまった。
 また死刑宣告を受けるのに耐えられないエミリアは自分では読めず、一同が会した場所で開封し、誰かに読んでもらってからにしようとした。
「良いのか? 朗報かもしれないのだぞ? それに私達が家族の事情にまで踏み込んでも良いのだろうか?」
「うん、もう家族だから…」
 はにかんだ笑顔で、結構可愛い言い方をしたので、魔奥達も笑顔になって、手紙を開封して読み始めた。
「プッ…… ううっ」
 真奥の隣で読んでいた鈴乃が耐えられなくなって、笑いを堪えながらうずくまった。芦屋も笑顔になって、漆原も微妙な笑顔で半笑いになって口を押さえ、どうにか笑いを堪えていた。
「え? 何で? 人の人生がそんなに可笑しいの? 笑いたければ笑いなさいよっ?」
 全部疑問形、喧嘩腰、相手を信用しない、いつものように、いつも通りの挨拶が終わった。
「大丈夫だ、読んでみろって、俺から言っても何だから、その手紙、声に出して読んでみてくれ、読める所まででいいから……」
 真奥に突き返された手紙を手に取り、目を通してみるエミリア。真奥はエミリアが笑い出して誤魔化さないよう、自分の声で自分の耳に入れさせ、キレて魔王をなじり、嘘だと叫んで出ていかないよう、自分のペースで飲み込ませる方法を選んでくれた。
 それは有り難い方法でも何でも無く、自分で自分に死刑宣告をさせるような物だったが、それでもエミリアは勇気を出して、自分への死刑を言い渡した。
「私と父さんが出会ったのは、あの夏の暑い日、あの川辺で出会った。一仕事終えた父さんは、汗を流しに川に来て体を洗っていた」
 それは子供の頃に聞かされた出会いの物語、猟師と哀れな天使ではなく、お話にあるボーイミーツガールのような甘い嘘、写本とは全く違う偽りにまみれた作話。
「六尺褌を洗い、オスマ*コまで丁寧に洗っていた毛むくじゃらのクマみたいな男性。まだ若いのに頭髪より髭のほうが濃い男性を見て、私は一瞬で心を奪われた」
 悪い予感がして恐怖によって顔が青ざめ、嫌な考えになってしまい血糖値まで下がって、ブルブルと震え出す自分の体を抱いて、反論もできなくなり次の文を読み進める。
「我慢できなくなった私は、その男性に「オッス」と声を掛けて近付いた。父さんも「ウッス」と答えて笑顔で迎えてくれた」
 もう序文を読んだだけで、自分の母親?が父親からどういった扱いを受け、どんな目的で「飼われた」のか分かってしまったので、涙を流し、嗚咽で声を詰まらせながら読んだ。
「並んで体を洗い始めた私達は、ヒック、次第にお互いの体を洗い始め、私はこう問いかけた「やあ、コイツを見てどう思う?」ヒック、父さんはこう答えた「凄く、大きいです…」そう、お前には言っていなかったが、私は上級天使で両性具有、この時はまだ男性だったのだ」 
 堕天使である漆原は、その事実を知っていたのか、真実を読み上げさせられている同胞の泣き声に耐えられなくなったのか、無言で部屋を出て夜風に当たりに行った。
「冷水に浸かって体が冷えてしまった私達は尿意を催したが、私は父さんにこう言ってしまった「いい事考えた、お前、オレのケツの中にションベンしろ」「ええっ?」父さんは驚いたようだが、まず私が見本を見せて父さんのケ… いやあっ、もう読めないっ!」
 手紙を真奥に投げつけ、顔を覆って泣き、そのまま床に倒れ込んで気分が悪くなりながらも泣いた。優しかった父親が死んだと知った時よりも泣き叫んだ。
「そうだよ、お前のお母さんは両性具有で、ハッテン場でお父さんを見初めてオッスウッスしてしまったんだ。天使が来るはずがないハッテン場で、毎日体を磨いてケツの中を綺麗にして、水浴びに来たお前の母親?を「仕留めた」んだ」
「いやあああっ! 言わないでっ! 嘘よっ、そんなの嘘っ! 父さんと母さんは川辺で出会って恋に落ちて、愛し合って私が生まれたのよっ! お母さんは「両性具有のホモ」なんかじゃないっ、オッスオッス、ウッスウッスする「オスマソ*」なんかじゃないわっ!」
 手紙や真奥の言葉をどれだけ否定しても、母親直筆の男らしく力強い文字は、見慣れた母の筆跡だった。
 曰く、「川で水浴びをするお父さんの逞しい体に見とれて、自分も川に入ってしまった」「声を掛けられただけで天国まで飛んでしまいそうだった」そう言った母の笑顔は、光彩に光がない、力を失った「レイプした目」だったのが今にしてみれば思い起こされた。
 どこかの恩返しに来た鶴のように「決して覗かないで」と言いつけられ、本当に父と母の「夜の営み」を覗かないで過ごし、教会に預けられるまで守り抜いたのも後悔した。知ってさえいれば「もっと早く母を追い出せたのに」と。

「お互い「腹ン中がパンパンだぜ」になってしまった私達は、ケツを刺激し合っていた所、まず我慢できなくなった父さんが「ウボアアッ!」と噴射して私の全身ににクソをぶっ掛けた。すかさず私も父さんにぶっ掛けて、お互い体中に塗りたくってギャーギャー言い合い楽しんだ、今もあの快感が忘れられない」
「ヒイイイイイッ!」
 手紙の一説を読む真奥の声を聞かないように耳を塞ぎ、悲鳴を上げて体を丸める。
 母は「病気で元気がない」のではなく、クソミソテクニックで誘惑して父を連れ去って、地上に持っていた家で同棲、余り働かないで済んで毎晩ハッテンできるよう羽毛や霊薬を「ウボアアッ!」と生み出して、ケ*マソコ奴隷として父を飼い、泣き叫んで良がって「立て続けはらめえっ」と鳴かれても力づくでオッスオッスして子供まで産ませ、天の教えに反しまくっているので仲間に教えるのも許されず、イキ死にするのも許されず、いつまでもいつまでも救いに来て欲しくない仲間を避け、長い寿命の一時、オッスオッスのためにケツを裂いて、心を穢されてもケツマソまでは切れないようにしたつもりが、毒薬を塗られたブツをブッ込まれて、頭の芯までメスイキさせられて、その毒を貰うためにはどんな事でもするオスマソ*奴隷に成り下がっていた。
「嘘よっ、嘘だわ、魔族が、魔王が私を苦しめるために作り上げた嘘の手紙だわ、そんな物信じないっ」
 弱い心が嘘の中に逃げ込むよう命令し、豆腐のメンタルが壊れきって崩れ、再起不能になる前に逃げ出した。その目は母と同じく、光彩に光がなかった。
「この手紙はお前のお母さんが書いた本物だ、一般人には絶対教えないけど、ハッテン場の中では口伝で伝わってる話だ。だからお前の近所の人も、買い物に行く街の人も、「美人の奥さん」ぐらいにしか思ってなかっただろ?」
 母は聖法気が切れる前に女に変化し、一般人に紛れて生活し、例え子供が生まれても疑われないように女装を続けていた。
 若い頃には若気の至りで人間に捕まったりして、充実した性生活を送ってホモセックスもシッカリ仕込まれ堪能したが、漆原やどこかのゲームの複座ロボットに乗った男主人公のように、研究員とかを全員オスマ*コとティンコの虜にして脱出というか、悠々と出ていった。
「帰らないで」「俺を置いて行かないで」と男たちに泣かれ、後ろ髪を惹かれながら天に帰ったのも記載されていた。
「信じないっ、信じないっ、絶対嘘だわっ!」
 大きな声を張り上げても、真奥の顔は見れなかった。その顔と目に「本当だ」「気の毒に」と書いてあるのは間違いない。
「天使と交尾した男ってのは、子供が産めるらしいな、え~と?「父さんと一緒に暮らし始めてすぐにお前が出来た、お腹が大きくなった父さんには働かせないようにして私が力仕事をして、女に変化して街に買い物に行った時は、お腹が膨らんだように偽装した」と書いてある」
「うそよ、うそ、嘘だわ、間違いよ……」
 芦屋の目も顔も見れなかった。その顔にも、味方で魔王の嫁でもあるエミリアの出生の秘密を気の毒に思う半笑いの表情があり、例え逃げ出しても階段に座って笑っている漆原が振り返って、人間に快楽堕ちさせられてしまい、何かオスマントルコだかケツァルコアトルに似た名前の奴隷として長年飼われてしまった同類を羨む顔を見てしまう。
 そして男の両親に望まれて生まれて来た片翼の天使、天使と人間の男同士の愛の結晶がどうやって生まれてしまうのか知っている堕天使が、大笑いしている表情を見せ付けられてしまう。
「嘘よ…… 嘘よっ、嘘なんだわっ!」
 その声に次第に狂気が混じり、1オクターブ、2オクターブと上がって絶叫へと変わった。
「お前の親父さん、腹に妊娠線があっただろ? 今までお父さんだと思ってた人がお母さんで、お母さんだと思ってた人がお父さんだったんだ。手紙にも「父さんが出産する前、安定期に入ってオッスオッスしていると破水してしまい、早めの出産になってしまった。それでも出口はケ*マソコしか無いから、お前が生まれた時にクソまみれにしてしまったのは申し訳ないと思っている。最初は呼吸していなくて口から吸い出して吐かせるのも大変だった。それ以降父さんのケツ肉がキレて大痔主になってしまって、弟や妹が産めない体になってしまったが、新宿2丁目のタクヤさんみたいなライフワークフェラテクニックは今も衰えていないので安心して欲しい」と書いてある」
「いやあああああああああああああああああああああああああああああああっ! そんなの絶対に信じないいいいいいいいいいいいいいいいいっ! 嘘だわああああああっ! 魔王がっ! 魔族が勇者を陥れるために吐いた嘘だもんっ! 嘘に決まってるわああああっ!」
 真奥に襲いかかろうとしたが、ベターハーフを取り出せないのも重なり、その言葉が全て真実だと確定してしまったので、絶望に満たされながらいつもの100均のナイフを抜いて襲いかかった。
 ガタガタと震えた体では何の力も無く、聖なる力も憎しみや憎悪では発動できない。そんな攻撃は暴れる赤子か子供のように魔王には通じず、逆に哀れな迷い子として抱き締められてしまった。
「おうっ、げっ、おええっ! げぼおおっ!」
 最悪の気分と感情は、体を壊し始めて猛烈な嘔吐感に襲われ、真奥の体から離れてその場で嘔吐する。
 晩飯も、先程の紅茶入り砂糖も全て吐き出してしまい、orzの体制で胃袋の中身を全部吐き出し、それは胃液を吐くまで続いたが、真奥もそれを責めもせず、芦屋もそんな無様な勇者の姿を見て嘲りもせず、今回は即座にコンビニ袋の中に吐くよう手渡し、無言で雑巾を持って来て清掃し、仲間で魔王の嫁の吐瀉物を片付けた。

 そこでエミリアも気付いた。母が語り続けた父との愛の夢物語は、自分と父親の立場を入れ替えて話した物で、娘を慰めて騙し続けるための毒薬、愛しい我が子が母を憎まないで済むように造られた面白おかしい作り話。
 薄汚いオス*ソコの父親?も、愛するオスマンの言葉に対し「ああ、そうだったかな」と苦笑いするだけ。
 それは愛娘に自分達の恋の馴れ初めを知られるのを恥じらい、苦笑いで噛み潰しているのだと思った自分が愚かだった。
 その悲劇の最終章は、ゴッツイ父親がケツの穴からクソまみれで自分を産み落とし、メスの顔で娘に母乳を与え続け、ときには裸エプロンで母親?を迎えたり、「決して覗かないで」と言われた夫婦の夜の営みは、頑強で逞しい上級天使を縛り上げて緊縛し、天井からぶら下げて空中ブランコ、蝋燭プレイに言葉責め、時折来ていた毛むくじゃらの客人にもオッスオッスさせて見たり、痔で受けが出来ない自分の代わりにガチホモバリウケさせていたのだと気付いてしまった。
 愛する男も老化してパワーセックスができなくなって倦怠期を迎え、ケツ肉が使えなくなったのにも飽き、穢れきった体で一旦天に帰り、愛しい男の血が混じった娘を愛しながらも汚い女の体を呪い、今も天から見守っているのを感じ、この体、汚らしい人間の母親?と天使の合いの子の肉体にも愛想を尽かして、今までの思い出を胃袋から吐き出し続けた。

 手紙の最後には、街の絵描きに書かせたと言う、二人の若い頃の姿を描いた絵のコピーが入っていた。
 ケンドーコバヤシかキム兄みたいな毛むくじゃらで毛深い父、ギリシャの彫像のような逞しい母?、逞しい男性が二人で肩を組んで、六尺褌だけを身に着けて歯を見せて笑っている姿。
 この後も塩水を飲んでは吐いていたエミリアは、トイレから這って帰ってくると、また一言「……殺して」と言った。
 エミリアは放火者となった魔王に焼かれ、今までの自分の罪やヨゴレれを焼き尽くして欲しいと思った。この羊飼いに導かれ、飼育される家畜として仕えたいとも思った。
 マグダラのマリアのように、穢れた身でありながら彼の人の弟子として、或いは妻として傍に控え、このケツにまみれた両手の罪を、体や口の中にまで詰まった父のクソを洗い落として欲しいと、この穢れまで含めた自分を、愛して欲しいと思った。かも知れない。 
 

 
後書き
最初はもっと陰気で苦しい話になり、まともな理由でエミリアが心を開いて結ばれて一応ハッピーエンド、の予定でしたが、3話ぐらいで飼い猫が脱走して、いつもの低俗なお笑い路線になりました。
1,2話では文章に気を使ったはずが、それも崩れてこの有様になりました。
他のSSでも毎回思いますが、誰がこんな酷いオチを考えたんでしょう? 
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