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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)

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27魔族、サッキュバス開戦?

 めぐみんとダクネスも、ドラゴンに固められた地蔵状態から解除され、サッキュバス装束のまま二人を追った。
「「カズマーーッ!」」
 明らかにクズマにヤられた後の魔族指揮官、男物のワイシャツを羽織っただけで素足、足の間には精子が垂れ流され、破瓜の血と一緒に踝まで到達している。
 それに四人ほどの警護役もヤられてから出ていって、女戦士を呼びに行っている。
「カズマ、この女は何ですかっ?」
「いや、魔族の女の子も俺と繋がっただけで呪いが解けるとか何とか」
「私と言う正妻がいながら、こうも浮気ばかり、ネトラレ属性はとても満足しているが、ハァハァ、でもこの私をもっと可愛がるのだ」
 音声に操られていた魔族指揮官も、正気を取り戻し始めて、二階への階段の踊り場で、追ってきた二人に気付いた。
「あぁ?」
 めぐみんの10倍から100倍ある魔力が篭った眼力で睨むと、めぐみんも先程の新人サッキュバスちゃんと同じ運命を歩んだ。
「ぴいっ!」
 平仮名二文字とクエッションマーク一個で、小鳥が鳴くような声を出して跳ね除けられ、腹に書いたはずの魔法円も雲散霧消させられる。
 契約なので、魂に刻まれたはずなのだが、それでも女神級の魔力で消された。
「めぐみんに何をした? 私の前で非道は許さん!」
 女神の行った悪逆非道は見逃したダクネスも、魔族指揮官に組み付こうとした。
「あ? 妾の夫に何か用か?」
 腕力に物を言わせようとしたダクネスも、片腕で抑え付けられ、そのまま膝を着かされて、腕力勝負でも魔族指揮官が勝利した。
 この少女もカズマとヤった特典により、魔力リミッター解除、ボーナスポイントで雷落とし放題、爆裂回数も増えていた。
「あ、あの、同じパーティー仲間なので、お手柔らかにお願いします」
 先程まで朦朧としていた少女は、めぐみんを見て「爆裂できるものなら殺ってみろ、その前に稲妻で消し炭にしてやる」と目で語り、もう一回「ぴいっ」と言わされて、二人ともドラゴンに睨まれたように腰を抜かして退散させられた。

 その頃の女神。
 泣いて逃げ出す時にも、ちゃっかり酒瓶は盗んで行って、一升瓶か2リットル入りのワインボツルを抱えて、一人でラッパ飲みしていた。
「ういっ、ういっ、ういっ、ぷは~~っ、ヒック、ぃぇあ、カズマの奴、女神を舐めんじゃないわよ、ヒッック、うぇ~~~」
 つまみ無しで豪快にやけ酒を飲んで、高級酒でも悪酔い決定で、全部飲むとゲロまみれも決定のアクア。
 そこに魔族指揮官に潰され、アクアを探してとぼとぼ歩いてきた二人が合流した。
「アクア、カズマを魔族の指揮官に取られました、私の契約も破られてしまって」
「私の力も無力だった、片腕で押さえられて、力比べで膝を着かされてしまった」
 ふたりとも「何とかしてよ、ドラ○モ~ン」と言いつけに来たが、女神はやさぐれてやけ酒に浸っていた。
「へっ、あんなのどうでもいいじゃない、ヒッ、浮気ばっかだし、甲斐性なしだし」
「いや、甲斐性はあるぞ、今やサッキュバス城の王だし、魔族幹部の娘に婿入させられるようだ」
「にゃんでしゅってぇ?」
 自分を無視して逆玉の輿に乗るのが許せなかった女神は、やっと立ち上がって魔族に喧嘩を売る気になった。
「その調子です、アクア」
 相手は雷系なので、新人サッキュバスの10万ボルトどころじゃない、1億ボルトの轟雷とか食らうと、ジュール熱で消し炭以下に分解される。
 それもめぐみんの高速詠唱よりも早い、「願えばすぐに奇跡が起こる」系統の上位魔族なので、詠唱不要「ハッ」とか「やっ」と気合を入れるだけで、爆裂でも轟雷でも自由自在の化け物なので、女神ブローとかも効かないが、喧嘩と花火は江戸の華?なので、取り敢えず喧嘩を売りに行った。

 別室。
「カズマ殿、妾はどうしてしまったのだ? このような薄着で公式の場に立ってしまい、招待者の族長にも失礼をしてしまった」
「ああ、ピンポン鳴りまくってすぐ、お腹の中から声が聞こえてね、凍えない服装で外に出て月に向かって送信しろって言われて」
 朧気ながら、自分が何を仕出かしたか思い出した魔族指揮官。顔から火が出るような気がしたが、自分がカズアの物になったのを全員に公表してしまったのを確認した。
「何となく思い出した、妾はカズマ殿のシャツを着て、足の間にカズマ殿と交わった印を垂らしたまま、公式な場を歩き回ったのだな。非常に恥ずかしい事だ、これはもう、セキニンを取ってもらうしか無い、妾と婚約してもらうぞ?」
「エ?」
「そうだ、この噂が広がれば、もう私は嫁には行けん。政敵も手を打ってくるだろう。しかし、婚約者との交接、それも本当の人間を発見して、結婚を前提とした約束の果に、通報義務を果たしたのなら、褒められることはあっても恥とはならぬ、もう一度交わってから、族長に婚約を発表し、軽く婚礼の前祝いとしよう」
「エ?」
 色々と勝手に決定されてしまい、カズマのシャツを脱いだ魔族少女は、ガッツリ肌も合わせて体を磨り合わせて来た。
(く、悔しいけど感じちゃう)
 体の相性が良すぎて、肌や乳が当たっただけで感じてしまい、絶倫薬の影響もあってすぐにギンギンにされる。
「さあ、もう一度楽しもう」
「ピンポン」
 チューして繋がっただけでピンポンなるのは相変わらずで、痛みなど物ともせず、魔物の回復力によって傷は塞がったのか、もう血も出さず、ガンガン上から腰を使う少女。
「らめえっ、気持ちよすぎる、すぐイっちゃう、すぐイっちゃうっ!」
「構わないぞ、何度でも出して妾を孕ませよ、既成事実と言うやつじゃ、ふふふ」
「あっ、ああああっ!」
「ピンポンピポピポピポピポピンポンピンポン」
 警告音が邪魔だったが、今回は音声案内が行われず、意識も失わなかった少女。
 そこでドアの向こうが騒がしくなった。
「ちょっろ、離にゃしなさいよっ、わらしはカジュマに話があんのよっ、逆玉とかふざけんじゃにゃいわよっ」
 酔ったアクアらしき声が聞こえ、カズマ親衛隊に押さえられても乱入しようとしていた。
 やがて両腕に絡みついた親衛隊と一緒に、一升瓶と言う凶器を持ったままのアクアが、招待客の魔族指揮官様のお部屋に乱入してきた。
「カズマーー!」
『消えろ』
 女神と、女神を両脇から抑えようとしたサッキュバスが二人、巻き添えになって消えた。
 やはり口にしたり、思ったりするだけで奇跡が起こるタイプの化け物で、酔った女神程度ではレジストできなかった。
「あ、あの? 今の三人、どこに消えたの?」
 多分「あの世」とか「石の中にいる」みたいな怖い答えが返って来そうだったが、アクアの行き先と、自分に懐いている親衛隊二人の行き先が知りたくて聞いてしまったカズマきゅん。
「ん、酔い覚まさせるのに川の中に叩き込んでやった。人間の陣地があった近くだ」
「そ、そうなの?」

 川の中
「アンギャーーー!」
 水の女神でも、突然部屋の中から水に叩き込まれると、天地も分からず溺れた。
 どうにか水面に出て、同じく上がって来たサッキュバスにも救われ、どうにか川岸にたどり着いたが、その頃には酔いもキッパリスッカリ覚めて、田酔状態で溺れた所を助けられ、サッキュバスに感謝の言葉を述べていた。
「あ、ありがとう、もう少しで溺れ死ぬところだった、うえええええっ!」
 親衛隊も「この人本当に水の女神?」と考えたが、招待客に失礼があり、魔族に逆らうと国際問題で、ご機嫌を損ねると爆裂されるので、取り敢えずアクアは泥酔者用のトラ箱に放り込まれた。
 檻を壊して一回脱走し、巣を水浸しにしたので、もう一回脱走すると、スリーアウトで捕まり次第処刑される女神。巣の下半分を爆裂から守ったのは考慮されなかった。

 別室
 合計4回ぐらいパコパコ犯され、相性良すぎる相手に中出しまでさせられて、気持ちよかったので骨抜きにされたカズマ。
 女性兵士も到着して、取り敢えず40人ぐらいピンポン言わされる業務にも付いた。
「さあ、呪いを解きたい者は、カズマ殿と繋がると良い。伝説では処女限定だ、非処女はお里が知れるぞ、ははっ」
 準備オッケーになったものから順番に乗られ、ピンポン言わされる。
「失礼しますっ!」
 軍隊式の敬礼をされ、多少ブサイクな兵士に輪姦される。魔族もサッキュバスやインキュバスの影響で、化け物とかクソデブはおらず引き締まった兵士で、ロシアの女兵士みたいなビア樽女もいなかった。
「ピンポン」
 もうキスも無しで跨がられて、入れ代わり立ち代わり乗られて腰を落とされ、ピンポン鳴らされるだけのクエストなので、サッキュバスよりも楽だったが、判子を押す装置か、鍵で呪いを解くだけの機械にされた。
 その報酬は「妾を娶れば、表のレッドドラゴンもカズマ殿の物、我が家の財産も、何もかもカズマ殿の物だ」などと誰かみたいな釣り書きを貰った。
 多分親に反対されて成就しない。
 さらに「本当の人間ともなれば、魔王にも近い存在。誰も刃向かえず、いずれ次世代の魔王ともなるかも知れん。いつか人間世界も制覇して、カズマ殿の物としようぞ、ウフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフ」などと文字通り悪魔の笑顔で笑われたので、政敵と戦ったり血みどろの戦争をしてから魔王に戴冠させられ、自分が魔王になってから、自殺でもすれば女神に言われたクエストが終了する。
「あ、ありがとうございましたっ!」

 40人ぐらいの魔族にも輪姦されるクエストが終了し、また服を着させられて、部屋を出てサッキュバス族長の前に連行されるカズマ。
 右手は魔族指揮官の少女に、恋人繋ぎで繋がれ、物凄い握力で掴まれているので逃げることも出来なかった。
「族長殿、先程は失礼した。私は魔族の血が濃いので、カズマ殿と交わった後、通報義務があったようだ。意識を失ってその命令に従って、薄着のままで月に何かを送ったようだ」
「そうでしたか、問題が無かったようで安心しました」
 もしカズマが魔族指揮官をレイプして、自意識喪失状態で歩いていたりすると国際問題。
 和姦でも公式の場で裸同然で歩き回り、足の間から精液と破瓜の血を垂れ流して歩いたと知られれば、良家の子女でも今後婚礼など無理、以後も笑い者になってしまう。
「そこでだ、私とカズマ殿の婚約をこの場で発表したい。許してくれるだろうか?」
「「「「「ハ?」」」」」
 現在カズマはサッキュバスの王で、今後も可能な限り呪いを解いて回り、サッキュバスを人間(形状)にして貰わなければならない。
 この巣が終われば別の巣、さらに次の巣と、生涯をかけて救い、指導者として救世主として導いて貰わなければならない存在。
 それが魔族指揮官一人の物になれば、婚礼のために連れて行かれ、性病に塗れたサッキュバスとの交接など許可されない。
「そ、それだけはお許し下さい」
 しかし、現在の兵力は、サッキュバス兵+人間兵士+女神+めぐみん<魔族指揮官+レッドドラゴンなので、それに火竜部隊を合わせると到底太刀打ちできない。
「カズマ殿がサッキュバスに取って大切な存在なのは重々承知している。それでもカズマ殿は、全魔族の呪いを解ける「本当の人間」なのだ、魔族全体の未来のため、どうか許して欲しい」
 少女の目は、どう見ても魔族の未来を語っているのではなく「恋する乙女の顔」で熱く語っているので、女同士としては許可してやりたい気もしたが、サッキュバス族長として受けられない要求だった。
「お受け、できません」
 老獪な政治家が来て、駐留されたほうがマシだったと気づいた族長は、明確に拒否の言葉を伝えた。
「そうか、残念だ」
 魔族の未来を背負った少女、魔族の指揮官として、受け入れられない回答を貰ってしまったので、開戦の告知をしなければならなかった。
「では戦おう、開戦は明日の朝だ」
「承知しました」
「らめえええええっ!」
 
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