崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
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コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
Aオルタには近付くな/悪魔を倒す正義の英雄
前書き
どうも、クソ作者です。
三笠のお話も無事終わり、大人数の魔力供給シーンも書き終え無事新章です。
どの崩壊世界シリーズ作者も、"アレ"にはノータッチだなぁと思って私クソ作者がそれをメインにすえた話を書いてみることにしました。
「あー、やっぱ自宅最高。」
「だねー。」
三笠の依頼を終え、姫路町へと帰宅し何もしないをしている。
やっぱ自宅こそが楽園だよね。
いやここ正確には俺の自宅じゃねーんだけどさ。
「まーちゃんゲームするー?」
「お前アレやれよ。この前もらったリングフィットなんちゃらってやつ。」
「え…?」
それから数日、
ゲームしたり気ままに過ごしたりえっちしたりとにかく自由に過ごす俺達。
あ、依頼も適度にはこなしてるよ。
「ふ…んぎぎぎ…!!!」
「頑張れよあと五回あんぞ。」
「もう…無理…っ!!」
「頑張れよおっきー。Vtuberみたいにセンシティブな声出してみろよ。」
「うごごご…お"お"お"お"…!!」
(生々しい声しか出ねーな…。)
おっきーが某RFAやってるのを見て楽しんだり
「何してんのまーちゃん!?」
『探偵さん!?それ以上はダメだ!!』
「ああああごめええええええええん!!!!!」
おっきーを引き連れ弟くんとボイチャしながら某狩りゲーしたり。
必ずハットトリック()決めやがる奴がいるんだよなぁ…。
それと、
夕方ぐらいになると必ず来るやつがいる。
「たのもー!ご飯頂きに来ました!!」
なんか着いてきたあの2人、武蔵とそのマスターだ。
たまたま夕飯作ってやったらそれから毎日たかりに来るようになった。
ふざけんなよマジで。
「今日は何かしら?うどん?」
「毎日毎日うどんなわけねーから!!」
そんなこんなで2人きりの食事はこいつらも含め、4人でとることが多くなった。
なったのだが…
「こんばんはー。」
「邪魔するヨ。お、今夜は鍋かい?」
「何でお前らも来るんだよォ!?」
どこで知ったかしらんがこうして北斎とカマホモ野郎の舞。
ひどい時には
「あの…私達もいいんでしょうか…?」
「式部パイセン!?!?!?」
「かまいやしねぇヨ。飯は多い方が美味いってナ。」
たまたま仕事の都合で北斎の家に訪れていた紫式部と葵
とまぁこうやって計8人になることがある。
てかただ食いに来ただけのお前が言うなよ。
「どうしようまーちゃん…4人分じゃ足りないよ…。」
「あーもーしょーがねーなこの野郎!!ちょっと待ってろ!!!お前らは今ある具材鍋に入れとけ!味とかそんなんはカマホモ野郎に任せる!」
「はーい。」
なんだよ8人って、軽い宴会だぞオイ。
このままじゃ材料足りなくなるので1階の調理場まで駆け下り、追加の材料を切りに行く。
(出ていけって言わない辺り、まーちゃんだなぁ…。)
それから
「ほらどんどん食え。余った材料全部もらってきたからな。」
肉や野菜、さらに魚介類までもらったので全部ぶち込んで寄せ鍋としていただく。
「ったくよぉ…こっちはおっきーと2人で楽しく鍋しようと思ってたのによ…。」
「2人より4人、4人より8人!多い方が話も弾むでしょ?探偵さん!」
「俺達ゃ陰キャなんですぅ!!人数多くなると喋れなくなるんですぅ!!陽キャ侍のあんたと一緒にしないでくださぁい!」
(陽キャ侍…?)
と三笠にて偶然集結したこの8人。
なんだかんだいい、こうして集まることは割とあったりする。
なんでだろ?運命かもね。
「そういや武蔵のマスター。」
「竜胆大和だ。」
「そう大和。お前いつまでこの町いんの?」
しばらくは運び屋の仕事を休み、この町に滞在するとか言ってたが一体いつまでいるのやら…。
「飯の事は正直申し訳ないと思ってる。俺も最初は止めるんだが武蔵がどうしてもと…。」
「いや、飯の事はこの際いいから。ただどれくらいまでいるのかって話だよ。」
俺が聞きたいのは食い扶持が増えるからさっさといなくなってくれという意味ではない。
ただ単にききたかっただけだし。
それと
「そういやお前、なんで旅してんの…?」
他にも聞きたいことあるしな。
「そうだな…運び屋はあくまで本来の目的じゃない。強いて言うなら…強くなる為…だな。」
「マスターなのに?」
「ああ…だからこそだ。俺は"狩人"に勝つため強くならないといけない。」
「狩人?」
なにそれブラボ?
と某鬼畜ゲーのプレイヤーキャラを想像していると葵が「あっ!」と声を上げた。
「葵様…"狩人"とはもしや…。」
「うん。そうだ、あたし知ってる。長尾景虎を連れたマスターのことじゃない?」
そう言うと大和は頷く。
え、なに?有名人?
「この前偶然会ったから取材したよ。なんでも"女神"を殺すため旅をしてるって。」
「間違いない…"狩人"だ。」
と、狩人について話し出す2人。
何よ狩人って。何よ女神って。
「その顔だと、探偵殿はなんにも知らないって顔だナ。」
話がわけわからんままおいてけぼりにされてると北斎がにやにやしながら話しかけてきたではないか。
「じゃあアンタは知ってんのかよ。」
「おう知ってるとも。この世界に来る前に"あびい"から一通り説明は受けたからナ。」
あびい…?
あびいって…アビゲイル?
「僕とお栄ちゃんが別の世界から来た話はしたよね?探偵さん、」
「ああしたよ。」
「その時ちょっとアビーに手伝ってもらったんだ。」
ごめん全然わかんねーわ。
「話を戻そうかい。んで女神ってのは世界がこうなっちまった元凶サ。」
「え、せ、世界がこうなったって…もしかして…?」
「もしかしなくとも、ご想像の通りだヨ。」
つまり、その"女神"ってやつが現界したから…
「世界が…崩壊した。」
「ご名答。それでこの現代に神秘が満ち、化け物が溢れ、そして現実とげえむの境界が曖昧になったってワケサ。」
「そして香子含めさあばんと達は皆それに便乗し、それぞれのマスターの元に赴いたのです。」
へー、なるほど…。
「お前もそうなのかよ?」
「姫も知らなかった…そんなすごいのが絡んでるなんて…。」
うん。さっきから宇宙猫みたいな顔してるもんなお前。
「まぁ折角の飯の最中だ。こんな真面目な話はやめにしようかい。」
「それもそうね。シメにはうどんも控えてますし!」
そういい、懐から真空パックに入ったうどんを取り出す武蔵ちゃん。
なんで持ってきてんだよ夕飯鍋じゃ無かったらどうしてたんだよ。
「ところで武蔵殿…"でえと"はしたのかい?」
「え、あ?はい!?」
北斎の急な話題変えに武蔵の表情が一変する。
意気揚々と取り出したうどんを落とし、何やら慌てているというかあたふたしているというか…
そしてそんな武蔵を見てにやにやしている北斎。
「修行だ何だって煮詰めすぎはよくねぇヨ?たまには息抜きも必要サ。」
「そ、そそそそそそそれくらいはまぁ…してますし?ねぇ大和くん!」
「…まぁ、うん。」
あ、これしてないやつだ。
まぁ確かにこの武蔵と大和。この街に来てから修行とか言って朝早くから真剣で模擬戦したりなんやかんやしている。
さらにそれだじゃなく警備隊の手伝いとか、付近のモンスターの討伐とか、デートとかそんな遊びみたいなものをしてるのは見たことないな。
そしてきっとこの2人だ。えっちなことも滅多にしないのだろう。
「どうだい?思い切って2人で遊びに行くってのは。」
「ならあそこのイルカショーがオススメだよね。まーちゃん。」
「だよな。今なら粋なヒロインショーもやってるしな。」
まぁ俺が考えたんですけどねー。
「い、いやーそれはちょっと…。」
「じゃあ団体様でデートしよう。ここにいる8人でナ。そんなら恥ずかしくないだろ?」
大所帯じゃねーか。
それなんつーの?ダブルでもトリプルでもねぇし、クワトロデート?
「でもあの…折角のお誘いなんだけど…。」
「なんだい?小っ恥ずかしくていけねぇってのかい?」
「いやそうじゃなくて…。」
いつかイルカショーに行く。
そう約束しようとしたが武蔵はそれを断った。
なぜなら
「私…あそこ出禁になってるので…。」
「で…出禁!?」
彼女はマスター含め、イルカショーの会場から出禁をくらっているからとのこと。
「何したの武蔵ちゃん!?」
「あの…実は会場付近で軍神と殺りあったせいというか…うん。」
軍神…おそらくさっき話した長尾景虎の事だろうな
ん、待てよ?
「おっきー…もしかしてあの時のじゃね?」
「あ、そういえばあれ武蔵ちゃんだったね。」
俺達が初めてイルカショーを訪れ、中々行列が進まなかった時のことを思い出す。
唐突に始まったあの喧嘩。
そうか、あれが狩人ってやつのサーヴァント、
そしてその時に俺達は武蔵と会ってた。
「なんにも関係なさそうな点と点が…今線で繋がった…!」
その前に紫式部と葵に会い、そして次には葛城財団に追われていた北斎に会い、
そうか、その時既に俺達は…会っていたんだ…!!
「すごいまーちゃん…なんか言い方が探偵っぽい。」
「ぽいじゃねーよ。探偵なんだよ。」
まさか俺達含めこの8人は…最初からこうなる運命だった…?
「うーん。まさかの出禁の武蔵殿か…どうするかね。」
「なんか異名みたいにするのやめてもらえる?」
「探偵殿、おぉなぁとやらと知り合いなんだろ?なんとかならねぇのかい?」
まぁ確かに、弟くんとは連絡取り合ったりゲームしたりする仲だ。
しかし弟くんが許したとてお姉ちゃんが許すかな?
暴力沙汰を起こした人を入れる訳にはいきません!もし弟くんに被害が及んだらどうするんですか!?的な。
…まぁいいや、掛け合ってみるか。
「まぁなんとかしてみる。ホントは参加したくはねーけど折角の団体様デートなんだからよ」
【嘘である。修学旅行に似たワクワクを感じているし、なんなら今から団体デートのプランも組み立てようとしている。】
(根はほんといい人なんだよね…まーちゃん。)
⚫
翌日。
あれから紫式部と葵はホテルにそのまま泊まり、北斎と舞ははなれの自宅へと帰宅。
あの武蔵と大和もホテルに泊まったのだが
「相変わらずはえーな。」
早朝6時。
俺にとってはクッソ早すぎる時間帯。
喉が渇いたので起き、チラッと窓から見下ろしてみれば稽古している2人の姿が。
よくもまぁやる気になれるわホント。
最近じゃ警備隊の燕青や蘭陵王とも手合わせしてもらってるらしいし。
修行とか辛いだけじゃね?俺汗かくの嫌いなんだよな。
あ、セックスは別な。
「…。」
とまぁ、真剣で戦う2人をぼんやりと見ながら炭酸飲料で喉を潤す。
多分この後お腹すきましたって朝飯たかりにくるんだろうな。
⚫
「ああ、うん。そうなんだよ。できればでいいからさ。早い時間に電話しちゃって悪かったな。んじゃ。」
それから朝。
朝食を作り終え、昨日言われた通り例の出禁について弟くんに電話し、掛け合ってみた。
本人曰くそればかりはジャンヌに言ってみないとわからないとのこと。
弟くんも出来るだけ頑張ってみるよとは言ってたが…まぁ期待はしない方がいいだろうな。
きっとビーム撃たれて丸め込まれるだろうから。
「ふぅ。」
「まーちゃんどこ電話してたの?」
「弟くんとこだよ。出禁の武蔵殿どうにか出来ないって、」
「だから異名みたいに言うのやめて。」
出禁の武蔵殿。
多分これでしばらくイジられんだろーな。
さて、やることも終わったし俺も朝食を食べるとするか。
と、そう思った時だ。
「?」
突然端末に着信が入る。
テレビ電話での着信だ。
登録されていない電話番号だが、とりあえず出てみよう。
『久し振りね。探偵さん。』
「あ、どうも。」
電話の相手はあのホテルタウン、オーシャンビヨンドの支配人、真壁さんからだった。
『あのお侍さんも一緒みたいね。都合がいいわ。』
「え、なんです?てかどうして俺の番号…。」
画面の向こうには革の椅子に腰掛けた真壁さんの姿。
そのすぐ横には彼女のサーヴァントである孔明が立っていた。
都合がいい、とはなんなのか。
そもそも何故ホテルの支配人がこの俺を尋ねてきたのか
『電話番号は広海くんから聞いたの。』
ああそういうことね。
『それで探偵さん。あなたの腕を見込んで依頼したいことがあるの。いいかしら?』
「依頼?まぁ多少高くつきますが必ず成功はさせますよ?」
『大した自信ね。それじゃあ単刀直入に言わせてもらうのだけれど…』
⚫
「妙なはぐれサーヴァントがこの辺に?」
「ああ、あの支配人がそう言ってた。」
俺達が任された依頼、それはとあるはぐれサーヴァントの調査であった。
ここ最近、関東エリアにて不審なサーヴァントの目撃例が絶えないと言う。
そしてそのサーヴァントなのだが
『絶対な魔力反応があるの。サーヴァントとは思えないくらいのね。』
明らかにおかしい点があるという。
それが魔力反応。
以前横浜付近に現れたそうだが、魔力探知機が計測不能となり、機器が煙を上げて壊れた。
なので正確な場所が分からず、その時は見つけられなかったのだが
『そのサーヴァントが今、あなたの住む姫路町からそう遠くない場所にいるの。調査してもらえない?』
同じ魔力反応がこの近くにあるらしい。
つっても、町から歩いて三十分かかるけどな。
この辺りになると整備も行き届いておらず、倒壊したビルや瓦礫だらけの廃墟など世界崩壊から変わっていない荒れた風景が続く。
人は…いないだろう。
いるのはその廃墟を住処としたモンスターのみだ。
そしてそこにいるらしいサーヴァントの調査、及び確認をするのが俺の依頼。
さらに
『もし共に戦う意思があるのなら、是非とも仲間に加えたいの。報酬は上乗せする。だから交渉をお願いできるかしら?』
真壁さんは今、葛城財団に対抗するために同盟を作ろうとしている。
そこに強いサーヴァントが加わるとするならば、それほど嬉しいものはないだろう。
報酬上乗せね。三笠の5000万も取り戻せるくらいの金額だといいんだけどな!
で、俺達はこうして武蔵と大和を引き連れ、はぐれサーヴァントの元へと向かっているわけだ。
なのだが
「ね、ねぇ…まーちゃん。」
「?」
おっきーが俺の服の裾を掴んで引っ張る。
「なんだよ。」
「この先…どうしても行くの?」
見てみれば掴んだその手は震えている。
どうしたんだろうか。
「行くって…端末の情報通りならこの先にそのはぐれサーヴァントがいるんだろ?行くっきゃねーだろ。」
「で、でも…やめにしない?」
「は?」
おかしい。
さっきからホントにどうしたこいつ…?
「無理もないわ…感じるもの。」
「ああ、さっきからビリビリと肌にまとわりつく。」
「?」
武蔵と大和はどうやら何か分かるらしい。
「この魔力…確かに一騎のサーヴァントから発せられてるとは思えない。」
「それにただの魔力なんかじゃない。圧倒的な恐怖、畏怖に近いものを感じるんだ。」
え、なにそれ。
じゃあ手の震えが止まらないおっきーは
「怖い…のか?」
俺の問いに彼女は静かに頷く。
「うん。全身に鳥肌立っちゃって、霊基がこれ以上進むなって言ってるような感じがするの…ねぇまーちゃん…これ冗談抜きでヤバいよ…!」
そんなやべーもん調査しに来てんの俺達。
てかこれからそんなのと交渉しに行くの俺…。
「…。」
「まーちゃん?」
裾を掴む手を無理矢理離させ、手を繋ぐ。
「これで少しは怖くねーだろ。辛いかもしんねーけど夢の為だ。我慢しろよ。」
「…うん!そうだよね!2人の夢の為にも頑張らないとね!」
そう、あくまで調査だ。
見て帰ればいい。
交渉はできればと言われたしな。
おっきーの事は心配だが、一通り言われたことはこなさなければ…。
そう思い、俺はおっきーと手を繋いで再び進む。
「…!」
やがて、"それ"は見えてきた。
「あれが…!?」
「間違いない…アイツだ。」
端末の改良型魔力探知機を見てみれば確かにそうだ。
このおびただしい…そして恐怖を感じる魔力は"あいつ"から発せられている。
「あれは…まさか!?」
大和が驚愕する。
黒い甲冑、黒い聖剣。死人のような白い肌
聖杯の泥により汚染され、あるべき姿とは真逆の姿となったそのサーヴァント。
「騎士王…その反転した姿…!!」
アルトリア・オルタ。
それが…魔力反応の正体であった。
後書き
続きます。
ぶっちゃけ、最初の鍋パがやりたくて仕方がありませんでした。
そして登場アルトリア・オルタ。
彼女はある"人物"を探しており、関東エリアを中心に活動しています。
これからまーちゃん達はそんなやべーやつに交渉をもちかけるのですが…果たしてうまくいくのでしょうか?
そして次回の話には、久しぶりにあの人物も登場します。
それでは次の話もお楽しみください。
追伸
卑弥呼お姉ちゃん!あああ卑弥呼お姉ちゃん!!
ぼく弟になる!!クソ作者卑弥呼お姉ちゃんの弟になる!!
なにあの横乳!脇!スケベ!
やっぱ日本鯖はドスケベだな!弥生時代からドスケベとかホント救いようがねーよこの国は!とんだ変態文化だよ!
あーもう最高!可愛い!お姉ちゃん可愛い!一緒にお米食べる!!お姉ちゃん絆Lv上がるの早っや!!!ほんとお姉ちゃん!!お姉ちゃんすごい!!
マイルーム性能高いし!いやおっきーには劣るけどね…。
ともかく卑弥呼お姉ちゃん最高!!すき!!
やはり姉属性持ちは最高やで。
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