| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
  ☆おまちかねの魔力供給だ!!!!みんなシようぜ!!!!!【前編】

 
前書き
どうもこんにちは、クソ作者です。
長らくR-18要素から離れていたかの小説ですが久しぶりにえっちなの書きます。
今回はいろーんなものを取り揃えてます。
皆別のサーヴァントが好きなように、人には人のそれぞれのセックスというものがあります。
いちゃいちゃするもの、3Pするもの、いじめるもの、洗脳されるもの、
この中にあなた好みのプレイはあるでしょうか?
それでは本編、どうぞ。


追伸
なげーっす。今回びっくりするほどなげーっす。
文字数14000とかどういうことだよって自分にビックリしました。
それでは今度こそ本編、どうぞ!! 

 
「知らない天井だ…。」

目が覚めるとそこは、真っ白な部屋。
そうだ、ここは三笠の病室。

「あ、まーちゃん起きた。」

隣にはおっきー。
そういえば俺は何をしていたんだろう?
アンデルセンを連れてきて、葛城財団と戦って…勝ったから宴会しようってなって…。

「なぁ…おっきー。」
「なぁに?」
「俺…なんだか長い夢を見ていた気がする…。」
「…うん、そうだね。」

俺の心中を察してか、彼女は優しく微笑んでそういった。
そうだ、思い出した。
俺は長い夢を見ていた。いや、見させられていた。
幻想を、ありもしないものを…

「おはよ、探偵さん。」
「うわあああああああああああああああ出たあああああああああああああああああああああ!!!!!」

こいつによって。
葛城舞とかいう、このカマホモ野郎に。

「お見舞いにバナナ持ってきたんですよ。」
「てめぇのなんかいるか!!!死ね!!!!」
「ちなみにマイのばななは太さも大きさも一級品サ。」
「んな情報いらねーんだよ!!!!」

探偵さんにはもう隠し事はしたくない。
彼女…じゃなかった彼はそう言って自らの性別を明かした。
そして俺はショックで精神崩壊。
急患としてこの病室に迎え入れられ早3日。
こうして目覚めたわけである。

なーにが男の娘だ。結局はそれホモじゃねーか。
俺ホモは嫌いなんだよ。死ね!

「なんなら見せてやろうか、ほら。」
「お、お栄ちゃんやめてよちょっと!!」

と、俺の目の前でいちゃいちゃし始めるこの二人。
いつの間にか後ろにいた北斎は着物の裾をまくりあげようとし、カマホモ野郎はそうさせまいと必死に抑えている。

「なんだい?首輪に尻尾付けてお散歩野外露出ぷれいは好きなのに人前でちんちん見せんのは嫌なのかい?」
「ち、ちがっ…!それは言わないで!!」

もっと余計な情報を知ってしまった。





「はははははは!!!聞いたかマスター!なんともおかしな話だ!!探偵ともあろう者がまさかそんなことも見抜けぬとはな!!」

三笠の研究施設。
そこでは俺の悲劇を聞いてアンデルセンとそのマスター、子安さんがそれはそれはもう大爆笑していた。

「あーやばい!ほんとお腹痛い!!」
「傷をえぐるのはやめてやれよ…探偵さん可哀想だろ…。」

と、そんな二人をこの三笠の良心である院長先生は止める。

「何故止める?笑って何が悪い?実はそんな探偵を参考に物語を書こうと思ってな。どうだ?」
「きっとそれは探偵さんの心をひどく傷つけると思うから出版しない方がいい。」

アンデルセンの書いた物語とは
自分を名探偵と思い込んでいる愚か者がある日、昔から大好きだった綺麗な女性に告白するというもの、
だが実は女性は男性であり、探偵は恥をかいて町中からの笑い者にされるといったのがおおまかな筋書きだ。
作者いわく、
物事を見た目で判断するのではなく、よく観察し、中身も熟知する必要があるということを子供達に教えるためだと言っていたが多分建前だ。

ちなみに本は数日後無事出版された。
子供からはウケて大人気だった。
その後図書館にも寄付された。
モデルとなった探偵は泣いた。



それからさらに一週間。

「探偵さん、具合は?」
「ぶっちゃけよくないっす。」

院長先生に見送られ、こうして俺達は三笠を後にする。
しばらくここにいてもかまわないと院長先生に言われたがそろそろ家に帰りたいので心のケアは自宅療養でやりますと言った。

「その…辛くなったら…気軽に連絡してくれてかまわないから。」
「それはどうもです…。」

と、入院中実は俺の心のケアをしてくれてたカウンセラー、広海さんが心配そうに言ってくれる。
優しさが心の傷にしみますよホント。

でだ。

「なんでお前らついてくんの?」

俺とおっきーは俺達の町、姫路町へと帰る。
帰るのだがなんかついてくるやつがいた。

「ちょっと興味がわいたんだ。それに、休暇としてしばらくそこで過ごそうかなと。」

竜胆大和とかいう、あの武蔵のマスターだ。
サイドカー付きのゴツくて黒いバイクを引き、船に乗り込んでくる。


「うん。葛城財団もなんだか最近は大人しいみたいだし、ここしばらくはのんびり過ごすのもいいでしょうって。それに、刑部姫が普段何してるのかも気になるしね。」
「し…仕事はちゃんとしてるからね!!」

まぁ来るのはいいけど面白いもんなんてなんもねーよ。
男の娘がいるbarと、やたらとキュケオーン薦めてくる魔法薬ショップしかねーもん。

ちなみに舞さんことカマホモ野郎は紫式部のマスターと共に横浜へと向かった。
なんでも専属絵師の契約結んだんだってよ。
やばくね?
著:紫式部
挿絵:葛飾北斎
だぜ?
向かうところ敵なしじゃんかよ。

「さて、そろそろ行くか。」

ドレイク船長の船に乗り込み、俺はこうして自宅へと帰る。

「慌ただしかったけど、なんだかんだ楽しかったよ。まーちゃん。」
「デートどころじゃなかったけどな。」
「やっぱりデートだったんだ…。」
「あ!違う!嘘!慰安旅行だっつの!!デートじゃねぇ!!」



ということで船内。

「ねぇまーちゃん。」
「なんだよおっきー。」
「久しぶりにお待ちかねの"アレ"いっとく?」

薄暗い部屋、そこで俺とおっきーはテレビだけ付けて2人でにやにやしていた。

「おいおい…こんな状況でキチンと撮ってたのかよ…!?」
「まーちゃんが寝込んでる時にね。しかも今回は物凄い人数だからスペシャル版だよぉ?」

いつものアレとはそう、平たく言えば盗撮である。

折り紙蝙蝠を各部屋に忍ばせ、そのサーヴァントとマスターとの魔力供給をプレイの参考にさせてもらう。
別に高く売ったりとかおかずにしたりとかしないからね。
あくまでプレイ参考だから。

「最初は誰なんだよ?」
「マリーちゃん、いっとく?」

ああ、あのイチャイチャしてる2人ね。
もしかしてアレじゃない?
表ではああやって仲睦まじくしてるけども夜は凄いんじゃない?
マリー夜の女王様になってんじゃない広海さんでおうまさんごっこしてんじゃない?

「それじゃあいこっか。」
「おう。」

テレビに接続しているiPadを操作し、間もなくして液晶に映像が映る。
場所は三笠の宿泊用の部屋。
ベッドの上には隣合って座っている2人の姿が見えた。

「まーちゃんに悪いかと思って姫まだ見てないからね。マリーちゃんはどんなことするんだろうってちょっとドキドキしてる…!」

うわいい子…。
俺だったら絶対見てるわ。




薄暗い部屋の中、広海とマリーはベッドに腰掛け、互いを見つめあっていた。
無言で見つめ合う中5分…動いたのはマリー方からだった。

「あなた…愛してる。」

もうそれ広海さんだけじゃなく皆知ってることを口に出すマリー。
物欲しそうな顔、次に何をすればいいのかは広海自身には分かりきっていた。

「…。」

マリーの前髪をそっと触り、その手を首に回すと何も言うことなく広海さんはマリーを抱き寄せた。

無言からのキス。
彼らもここの所ご無沙汰だったのだろうか、それはそれはもう
情熱的で大胆なキスでした。

「ちゅ…うぅ…は、はぁっ♡」
「…ま、まり…ぃ」

貪る。といった表現が正しいのだろうか。
求めるようにマスターと熱い口付けを交わし、舌を絡ませ合う。
そこに上品なお姫様などいない。
いるのは男と愛を確かめ合う1人の女だ。

「…っ。」
「あなたったら、キスだけでもうこんなに…♡」

マリーの手が、広海さんのズボンに伸びる。
下から押し上げ、テントを張っているそれを優しく握ると、服の上からゆっくりと刺激し始めた。
直接触られるのではなく布越しに触れられ、広海さんをもどかしい感覚が襲った。

「とっても切なそうな顔…。ねぇあなた…もっと私が欲しいって言って?」

可憐な笑顔とは違う、悪戯心に満ちたような笑み。

「ああ、マリーがもっと欲しいな。」
「そう?ならあげる。あなたが満足するまで…私をあげる。」

意地ははらず、素直に答えた広海さん。
マリーもそれに答えて広海さんのズボンのチャックを下ろし、下着も下ろすと彼のいきり立つそれを外へと解放させる。

「…っ♡あっ、あなたったら、もうっ♡」

そうしているとマリーの身体がびくんとはねる。
下を見てみれば広海さんの手が彼女の下半身に触れていた。

「俺ばっかり気持ちよかったら…そんなの不公平だろ。」
「そんなの…いいのに…っ♡ん、んんっ♡♡」

下着にマスターの手が入り込んでくる。
指が触れ、キスの時点で濡れきっていた大事な場所が興奮でさらに濡れる、
先程キスだけでもうこんなに勃起しているとマリーは広海さんに言ったが、彼女も人のことは言えなかった。

手と手が交差し、互いに大事な場所をまさぐりあう。
ただ一方的にされるのも不公平だ。だからお互いに気持ちよくなろうと広海さんは思ったのだ。

「…。」
「…。」

無言のまま見つめ合い、またキスを始める。
聞こえるのは上の口と下の口から発せられる卑猥な水音だけ。
愛し合う2人に、これ以上の言葉はいらなかった、

「マリー…。」
「あなた…。」

言葉を口にするのは、名前を呼び合うだけ。
いつしか2人は互いに服を脱がせ合い、一糸まとわぬ姿になると広海さんはマリーを優しくベッドに寝かせた。

「綺麗だ…。」

陶器のように白く、シミひとつ無い完璧な身体を見て広海さんは思わずそう呟く。

「そんなにじろじろ見ないで。その…恥ずかしいわ。」
「見ないなんて出来ない。マリーの身体なんだから。」

まじまじと見られるとさすがに恥ずかしい。でも目は逸らせない。綺麗だから。
きっとこういったやりとりは多分何回もしていると思う。うん。絶対。

「…。」

沈黙のやりとり、
それから広海さんがマリーに覆い被さるような形になると、また2人はお互いの身体を愛撫し始める。

「…っ♡」

太ももや脇腹をそっと触られ、くすぐったさにも気持ちよさにも両方捉えられるもどかしさにマリーは身をよじらせる。
本来、性感帯ではないにしろ愛する人にそういった場所を触られるのはやはり気持ちがいいんだろう。

「あなた…♡」
「なに?」
「好き。」
「知ってる。」

なんだよこのやりとり…。
ブラックコーヒーがマックスコーヒーになっちゃったぞ。
さて、互いに身体を適度に触り合い、気分も高潮してきたところで2人はいよいよクライマックスに突入する。

「…っ♡」

しおらしくなったマリー。
物欲しそうな表情、無言のリクエストに答えるべく広海さんはマリーの欲しがっているあそこに優しく挿入し始める。

「く…んんっ♡」

先が入り、押し広げられていく。
何度…いや、何十回と味わったハズであろう彼のモノの感触と温度だがマリーにとってはそれは飽きることの無い大事な彼のモノ。
それがなければあれにすればいいじゃない。
とは言えない。何にも変われない大事なマスター。

「あなたの…あついのが…はいっ、て…♡」
「ああ…俺もマリーのを感じてる。」

ゆっくりと入っていくそれは、ある意味いじらしさを感じさせるかもしれない。
でもそれは彼なりの優しさかもしれない。
いきなり入れてしまっては、彼女が驚いてしまう。
それにゆっくりと入れれば、2人の繋がっている時間はより長く、そしてより濃密なモノとなる。
どんどん押し入れていくたびマリーの表情が蕩けたものになっていくのが分かる。
彼女は恥ずかしさから手で顔を覆って隠そうともしたが広海さんが手首を掴んで無理矢理どかせる。

「いや…今の顔だけは…見ないで。」
「どんな顔でもマリーの顔だ。それに今の顔…すごくかわいいから。」

どんな顔だろうとマリーは自分の大好きなマリーだから
理由はそれだけで充分だ。
やがて、

「あなたの…ぜんぶ、おくまではいって…っ♡」

根元まで入り切る。
背中を反らし、汗ばんだ身体はより彼を求めていた。
両手を伸ばし、彼の首にそっと回すとマリーは今何をして欲しいか包み隠さず話す。

「お願い…今夜はあなたをもっと感じたいの…全身で、あなたの全てを感じたい…。」
「…わかった。」

スローセックス、というものがある。
ただ性的欲求を満たすためだけのものではなく、ゆっくりと時間をかけ男女が互いをいたわりながら肌と肌を重ね、触れ合う時間に重点を置いたセックス。
2人がしているのは、まず間違いなくそれだ。

「ん…。」
「あっ…ああっ♡♡んうっ…♡」

広海さんがゆっくりと腰を動かすと彼女ははしたない声を上げる。
時間をかけた前戯のせいで、身体が敏感になっていて仕方がないんだろう。

「あなたのが…っ♡おくまで…ぇっ♡あっあぁんっ♡♡」

伝えようとするも快感のせいでまともに話せない。

「は…あぁっ♡あなた…あなた…ぁ♡」
「どうしたんだ…マリー。」

お互いの荒い吐息がかかる距離。
蕩けた視線と艶のある声で広海さんはとっくに彼女に魅了されていた。

「好きよ…ううん…だいすき♡」
「俺もだよ、マリー…だいすきだ。」

最初からそればっかじゃん。
このバカップルがよぉ!(褒め言葉)

「は…あぁ、ああぁっ♡」

ゆっくりと動かされた腰は次第にペースを早める。
漏らすような嬌声も、早さに比例して大きく、はしたなくなる。

「ああっ♡…ん、んんっ♡♡あ、あなた…あなたっ♡」

肉がぶつかりあう音、彼女の声。
その部屋に響くのはその音2つのみだ。

「は…ん…んんっ♡ん…んぅ♡」

絡み合った指はお互いを決して離さず、2人はまた唇を重ねる。
貪るように、言わなくともお互いがお互いを欲していていることが理解できる。

「はむ…っ、ちゅ…んんっ♡」

舌が絡み合う。
上の口でも下の口でも繋がったマリーは、さらに彼の腰に脚を回して逃げられないよう固定する。
いわゆるだいしゅきホールドだ。
そして

「はぁっ♡ねぇあなた…♡わたし…もう…っ♡」
「分かってる…。」

絶頂がすぐそこまで来ている。
マリーの様子を察し、広海さんはさらにペースを早めた。

「あなた…あなた…っ♡♡すき…だいすきっ♡♡♡」
「俺もだよ…マリー…っ!」

絶頂が近づいてくる度、2人は愛を確かめ合うように気持ちを告白し合う。
だから知ってるって。という言葉を今使うのは野暮だろう。

「あ…ああぁぁぁ――――――っ♡♡♡」

甲高い嬌声を上げ、突かれ続けたマリーはついに絶頂を迎えた。
広海さんもまた同時に迎え、マリーの膣内に子種を流し込む。

「はっ…はぁ…っ。」
「あなたの…あついのがっ♡なかに…っ♡♡」

絶頂し、広海さんはマリーの秘部からゆっくりと引き抜く。
そしてやりきったように、彼女の隣にどさりと倒れ込んだ。

「ねぇ、あなた…」
「まだまだ夜はこれから…ご無沙汰だったからな。でもごめん…少し休ませて。」

どうやらマリーは1回では満足出来ないとの事。
そんなお姫様のワガママはマスターなら分かりきっていた。

「ええ、今夜はとことん交わりましょう?」

意地悪さを含んだ彼女の笑みに、広海さんは思わず苦笑いで返してキスをする。
2人の夜は、まだまだこれからだ。



「ヌゥンっ!ふっ!へっ!あああああ"あ"あ"あ”あ"あ"あ"あ"あ"!!!」(目力先輩)
「まーちゃんがおかしくなった。」

お供に持ってきたマックスコーヒーと化したブラックコーヒーをがぶ飲みしつつ、動画の終わった端末を終了させる、
ちょっと待って、休憩したい。糖尿病になりそう…。

「教科書に載せたい和姦BEST3に入るね。」
「夜は女王様になるんだろとか言ってごめんなさい。」

なんだよあれ。実はすげーセックスするかと思いきや和姦じゃん。
いい意味で期待を裏切られたよ!!
結局あの二人はどこまでも真っ直ぐなんだね!うん納得!!

「もういい。これ以上イチャラブは摂取できない。次!」
「じゃあ次はお世話になった院長先生ね。」

そう、
院長先生にはとてもお世話になった。
広海さんはメンタルケアをし、親身になって話を聞いたりしてくれたが院長先生もまた俺のことを心配してくれていた。
その上入院費くらいはさすがにタダにさせてくれと言われちゃったしなぁ!!!!

「院長先生のキャット…バーサーカーだしなぁ…。」
「きっとセックスって言うよりかは交尾って呼ぶ方が正しいような野性的なやつするんじゃない?」
「かもな。」

交尾こそ生物の本能!ならば搾り取るしかあるまい!
なんて言いながら押し倒してどちゃくそ犯しそう。
って思ったが…院長先生いろんなサーヴァントと契約してたよね。
ほら、アタランテとかいたじゃん。オルタのやつ。
そういう場合院長先生ってどうすんだろ。修羅場ってんじゃない?
まぁいいや。
そう思い俺は院長先生とタマモキャットの獣ックスを見るべく再生ボタンを押した。



「御主人…これは一体どういうことだろうか。」

一言で言い表すならば…それは修羅場というものだろうか。
院長先生はズボン脱がされていた、
ズボンを脱がせたのはキャットではない。彼のもう1人のサーヴァント…

「院長は責任をとると言った。ならば私が彼の性処理をしても何も言うまい。」

アタランテだ。

「ここのところご無沙汰だっただろう。見ろ。院長のモノは猛りに猛っている。」
「最後の言葉はそれでいいのだな?」

爪をジャキンと出してぎらつかせるキャット。
一触即発の状況の中、ついに院長先生はこの修羅場をなんとかするべく動き出した。

「ま、待て、待つんだキャット。」
「いや待てぬ。どいてくれご主人そいつ殺せない。」

二人の間にピリピリとした空気が流れる。
アタランテもアタランテで譲る気は全く無さそうだし、キャットもどかなければ今にも殺しにかかりそうな勢いだ。

「譲る気は…ないのだな?」
「当然だ。今日は私の番だ。お呼びじゃないお前は大人しく部屋に戻って眠るといい。」
「何を言う、キャットの魔力供給に休みなどない。専業主婦と同じようにな!」

キャットがとびかかる。
身構えるアタランテ。

「…!」

だが、キャットが襲いかかったのはアタランテではなかった。

「キャット!?」
「ねだるな、勝ち取れ。これ即ち自然の掟!なのでアタシは野蛮なケダモノからご主人を奪い返したのダ!」
「ケダモノ…だと!?」

そういい院長先生を強引に押し倒したキャットはそのまま彼の上着を破り捨てる。
あらやだ大胆…。これぞ逆レイプね。

「貴様何を…!」
「そこで見ていろドラ猫め。アタシが1番、ご主人の悦ばせ方を知っているのだから。」

そういい、キャットは院長先生のモノを舐め始める。

「う…っ。」
「ひもひいふぁ?ごひゅじん。」

舌とかも、猫みたいにザラザラしているのだろうか?
あ、キャットは元は狐か!

「ふふ…ここか?ここだな?」

先端をちろちろと舐め院長先生のリアクションを楽しみ、次は何をするのかと思えばべろりと裏筋を舐め上げる。
あまりの気持ちよさに院長先生は腰が浮き、漏れる声を必死に抑えていた。

「キャット…ま、待て…」
「生憎犬ではないのでナ。"待て"はできぬ。」

そういい、彼女はペニスへの刺激をやめない。
我慢汁の溢れてきたそれを舐め、さらに手…もとい肉球では陰嚢…すなわち金玉をさわさわとくすぐるように弄んでいる。

「…っ、あぁ…!」
「出そうか?出そうなのだな?では遠慮なく…」

舐めることをやめ、口を開けて彼のものを咥え込む。
じゅるじゅるという下品な音を立て、キャットはフェラし、彼のペニスに性的快感を断続的に送り込む。
射精を促さんばかりに、キャットは無慈悲にヤリ続けた。
そして

「あ…あぁっ!」
「ぐ…ぐぶぅっ!?」

予想以上の量だったんだろう。
驚いた様子のキャット。さらに端からは飲み込みきれなかった精液が漏れており、まだまだ元気な院長先生の逸物を伝って落ちる。

「…ぷはっ…ご、ご主人…これは少し溜めすぎだ…♡」

手で拭い、1度出しただけではまだ物足りないぞといわんばかりのモノを見つめながらキャットは言う。
これからまだまだたっぷり搾り取られるんだろう。
そう、思っていたが

「…ご主人?」
「…。」

ゆらりと、院長先生が立ち上がる。
そしてそのままキャットの同意もなく

「ん…ぐぅ!?」

その口に逸物をぶち込んだのだ。
あれ?なんかおかしくね?院長先生雰囲気変わってね?

「ん…んんっ♡ご、ごひゅ、じん…っ♡♡♡」
「飲め。全部。俺の愛を零すことなく全部受け止めろ。」

そういい、キャットの頭を抑え込み無理矢理フェラさせているではないか!
これじゃイマラチオだ!
それにどうしちゃったんだよ院長先生!
まるでバーサーカーだ!!

「…!!」

そうしてすぐに2発目を出す院長先生。

「まだた…まだ足りなイ…モットダ…!!」

短時間で2発出したものの院長先生のそれは衰えることはなく、さらに休むことなく続けられる

イマラされ続けているキャットは苦しんでいるように見える。
けど、嫌そうにはしていない。
そしてそんななか

「苦戦しているようだな。私も加勢しよう。」

蚊帳の外状態だったアタランテが動き出す。
そんなカッコイイこと言って何をおっぱじめるのかと思えば…

「…ぉおっ!?」
「ふふ…可愛い声をあげるじゃないか、院長先生。」

後ろががら空きだ。
そうとでも言わんばかりにアタランテは院長先生のケツをつかみ、自分の舌をそこにねじこんだのだ。
アナル舐めってやつですか…。

「ァ…アァ…っ!!」

前門のキャット、後門(肛門だけに)のアタランテ。
1人にチンコを舐めさせ、さらにもう1人にはアナルを舐めさせる。
なんて贅沢なのだろう。
修羅場は一転し、3Pとなった。
そして

「ん…ぶはっ!…はぁ…はぁ…っ♡」

何発か出して満足したのか、キャットはやっと院長先生のイマラから開放された。

「ご、ごひゅじん…いくらなんでも飛ばしすぎでは…?最初からクライマックスというのはアタシは好かぬ…。」
「…。」

院長先生はゆらりと動き出す。
ターゲットを変更。狙いは

「…!」

無許可に自分のアナルを舐めたアタランテだ。

「ま、待て院長!」

押し倒され、四つん這いの状態にさせられる。
アナル舐めで興奮していたのかあそこはもう受け入れ準備万端だ。
けど院長先生は

「ひ、ぎぃいっ♡♡♡そ、そこではないぃぃぃいっ♡♡♡」

お返しだと言わんばかりに怒張したそれをアタランテのアナルにぶち込む。
気が強い女はアナルが弱い。
まるでそれを実証するかのように彼女は嫌がることも無く、そして絶頂した。

「や、やめ…ろ。待て…今動いたらマズい!院長!待て!待ってくれ!!お願いだからぁぁああ"あ"♡♡♡♡♡♡♡」

そんなの知るか。とにかく犯させろ。
そうとでも言いたげに院長先生は無慈悲に腰を動かした。

「お"っ♡おお"っ♡おおおんっ♡♡♡」

極めて野性的な嬌声を上げるアタランテ。
そこにいるのは英霊でもなく、1人の女でもなく、ただ1匹の獣だった。

「あづい…あづいのが…おしりにぃい”…♡」

注がれる精液。
しかし院長先生は1度や2度では満足しない。

「足リナイ…マダダ、マダ犯シ足リナイ…!」

え、怖…。

「ま、まっでぐれ院長…こ、このままでは私の腹が…はちきれてしまうぅ…っ♡♡」

出されすぎたのだろうか
ぽっこりと膨らんだ腹部を支え、アタランテは苦しみながらも訴える。

「…。」

必死の訴えを見て院長先生は考えを変えたのだろうか、彼女の尻をがっしりと掴む手を離し、そのままゆっくりと引き抜く。

抜く際にカリ首が引っかかったのだろうか、最後にアタランテは「おお"っ♡♡♡」と短く喘ぎその場に倒れ込んだ。
ぽっかりと空いたアナルからは、さっきまで注がれ続けていた精液がドクドクと溢れていた。

「む、やはりご主人の本命はドラ猫ではなくアタシなのであった。」

所詮は前座よ、ふははと笑いゆらゆらと歩いてきた院長先生をキャットは抱きしめる。

「フーっ!フーっ!」
「安心するといい。ご主人の愛がどんな形であれ、キャットは受け止めよう。」
「…!!」

肉球が逸物を撫であげる。
気付けばロマン溢れる第三礼装へと着替えを済ませたキャットは院長先生に抱かれ、ベッドへと押し倒される。

「んぐ…んぅう♡♡」

そのまま相手の事など関係なしにねじこまれる逸物。
キャットは動じない。これが院長先生なのだから。

「狂化するほどに溜まっていたのだナ…辛そうだご主人。」
「キャット…キャット…!!」
「だが安心しろ。狂化してもご主人はご主人だ。さぁ来るが良い。」
「…!!」

その言葉を合図に院長先生は腰を動かす。
一撃一撃が重く、その愛に意識が飛びそうになるもキャットはそれを全力で受け止め続ける。
院長先生が狂化している。キャットは今の状態をそう呼んだが何故そうなっているのかは俺には分からない。
だが、そこには野性的ではあるものの相互理解した2人の愛のある魔力供給であった。

「ウゥ…ウウウ!」
「どうしたご主人?イキそうか?ならイクといい。アタシの中で思う存分に出すといい。」

獣のようにうなり、院長先生は言われた通りキャットの中に出す。
勢いよく放たれたそれは、接合部の間から漏れだすほど大量に出ていたことがうかがえる。
そして当然

「は…ぁぐっ、うぅ…っ♡♡♡」

1回しただけで院長先生がおさまるわけがない。
間髪入れずまた動き出し、射精する。

「キャット…!!」
「なに…えんりょはいらない、といった…ぞ♡♡」

ピストン運動は止まらない。
何度も何度も何度も、院長先生は無遠慮に出し続ける。

「お…ぉぉお…っ♡♡♡」

部屋の隅にいる、ぴくぴくと痙攣しているアタランテなど目もくれずに

「…!!」
「どうだ?キャットの締め付けは♡やられっぱなしなのも、性にあわないのでナ♡♡」
「モット…モット…!!」

と、さっきから理性がどっかいってしまった院長先生は何十回出そうとおさまることはなく、飽きるまでキャットを犯し続ける。
愛なんてなさそうにも見えるが、そこにはきちんとあった。

受け止めれば壊れてしまいそうな院長先生の愛を、キャットはちゃんと受け止められている。

院長先生を満足させられるのは自分だけ。
たった2、3回出されただけでで轢かれたカエルのように寝転がってアヘ顔晒して失神してるアナルが弱いドラ猫とは違うのダ。

今のキャットなら、そういうだろう。

「さぁいいぞご主人!溜まりに溜まった分…そして蓄積されたストレスとかその他云々まとめて出せ♡それを全て受け止めてやろう!!」
「…!!」

幸い、夜は長い。
おそらく朝日が登るまで院長先生の狂化とやらはおさまらないだろう。
その獣のようなセックスを最後まで見届けることはなく、そこで映像は終了した。



「誰が3Pになるって言ったよ…。」
「獣になったのは院長先生だったね…。」

あれが夜の院長先生か…!恐ろしい人!
それに同時にバサランテも相手しちゃうなんて…!
しかもなんかシトナイともヤッたことあるらしいじゃない?
院長先生ってば…恐ろしい上に罪なオトコ!

「まーちゃんオネエになってるよ。」
「あらやだいけない!」

気を取り直しつつ端末を見る。

「次は?」
「ドレイク船長。」
「その人も撮ってたのかよォ!?」
「うん。」

ドレイク船長も船長でヤバそうだな。
「奪えるものは全部貰ってくよ!ほら!出すモン全部出しな!」とか言ってめちゃくちゃ搾り取ってきそう。

「他にも武蔵ちゃんの撮ってたんだけども…」
「だけども?」
「あのね…。」

おっきーが手のひらにある折紙蝙蝠を差し出してくる。
よく見ればその折紙、真っ二つに斬られているではないか!

「部屋に忍ばせてたんだけどね、武蔵ちゃん、気配を察知して斬ったみたい。 」

マジで?

「撮ってた映像は生きてたんだけどそこにはこちらに向かって突きを繰り出す半裸の武蔵ちゃんが…。」

半裸ってことは…
エッチなことしようとしてたんだな(確信)

「他にも式部パイセンとか北斎先生とか…あ」
「あ、ってなんだよ。」

何かに気付いたおっきー。
あんまりにも俺の股間を凝視するのでなんだと思えばそこにはテントを張ってる我が息子。

「人のえっち見て、シたくなっちゃったんだぁ♡」
「うっせーな悪いかよ。」

隣に女の子いてAV見てるよーなもんだぞ今の状況。
興奮しないわけねーっての。

「まーちゃんも働き詰めでご無沙汰だもんね。けっこう溜まってるんじゃないの?」
「オナニーもしてねーしな。溜まってないと言えば嘘になる。」
「じゃあ休憩ついでに、しちゃう?」

端末を机の上に置き、俺に擦り寄るおっきー。
あーやばい近い。溜まってるっつったろ今の俺何するかマジで分かんねーからな。

「ソレ、お前もシたいんじゃねーの?」
「まぁね。他の人の魔力供給見てたら、まーちゃんとシたくなっちゃった。」

顔を合わせる俺とおっきー。
あっちはあっちで期待に満ちた目でこちらを見てくるし、これはもう据え膳食わぬは男の恥ってやつだ。



「…。」
「あの、まーちゃん?」

押し倒される。
そう思っていたら急に抱きしめられた。

「いつもの流れ的にこう…『いちいちエロいんだよこの野郎!』とか言いながら押し倒すのかなーと…。」
「うるせぇ。ちょっと黙ってろ。」

そういってまーちゃんは強く抱きしめてくる。
そして

「ん…んん!?」

キスだ。
強引ではあるものの、唇を重ねて舌をねじ込む。
悪い気はしない。
(わたし)も負けじと舌を絡ませ、まーちゃんと唾液の交換をする。

「…ん」
「ま…まーひゃん…っ♡」

いつもは乱暴にするのに、今日は変だ。
抱きしめるといっても優しくだし、そもそもまーちゃんはこんなことしない。

「…ぷは…っ♡」

何十秒…いや、何分しただろうか。
キスの拘束から解放され、離れた唇からは唾液の糸ができ、そしてすぐに途切れた。

「まーちゃん。どうしたの?」
「何がだよ。」
「…ううん、やっぱなんでもないや。」

照れくさそうにそっぽを向きながらまーちゃんは言う。
そうだよね、恥ずかしいよね。

「いっぱいえっちなことしてきたけど…こうやってキスするの…初めてだね。」
「…。」
「嬉しかったよ。よしよし。」

頭を撫でてあげると、まーちゃんはそのまま(わたし)によりかかって身をあずける。

「…。」
「こら、無言でおっぱい揉まない。」

普段だったら『だらしねぇスケベな身体しやがって!』とか『 なんだこの身体!?エロすぎて犯罪じゃねーの?』とか言うくせに今日は無言だ。
なんかおかしいし。こんなんだと(わたし)の調子も狂っちゃう。

「まーちゃん、どしたの?もしかして今日は乗り気じゃないとか?」
「そんなんじゃ…ねーよ。」
「じゃあどうして…?」

まーちゃんがもっとよりかかり(わたし)はされるがままに押し倒される。
見えたのはまーちゃんの顔。
どこか悲しそうな、寂しい子供みたいな顔。

「洗脳弾…覚えてるか?」
「あ、ヤバかったやつね。」

洗脳弾の話…。
気にしないでって言ったのに、まーちゃんはまだ気にしている。

「あの時…お前を本気で失いたくないって思った。お前がいなくなったら…隣に誰もいなくなったら俺はどうすればいいんだって…。」
「うん。」

結局まーちゃんは、そういう人間だ。
自分をゲス野郎だとか人間のクズとか言うけど、ホントは優しくて、お人好しで、寂しがり屋で甘えたがりの子供だ。

「こんな世界で生きてこられたのも、探偵やってこれたのも…全部お前のおかげなんだ…だから俺はもう…お前なしじゃ生きられない。」
「…。」

知ってるよそれくらい。

「うん。わかった。だから今はそれは忘れて、えっちしよっか。」

(わたし)がそう言うと、まーちゃんはまた顔を近づけキスしようとする。
しょうがないなぁ。

「まーちゃん、今日は乱暴にしないんだね。」
「…正直に言うよ。ぶっちゃけそこまで好きじゃなかった。」
「え?」
「お前じゃねーよ、乱暴にするのがだよ。ただ勢いに任せてヤッてた。そうした方が恥ずかしさとか誤魔化せるし。でも、そんなんじゃ俺ばっか気持ちよくなるだけだったもんな。」

慣れた手つきで(わたし)の服を脱がせていくまーちゃん。
一方的なのも良くないので(わたし)もまーちゃんの服を脱がそうとすると無抵抗だった。

「これからはさ、素直になるよ。」
「素直って?」

まーちゃんの手が(わたし)の胸を掴む。
鷲掴みとかじゃない、優しく、包むように。
若干のくすぐったさを感じるけど、相手の身体をいたわる気持ちが伝わってきた。

「ま、まーちゃ…ん♡」
「お前と向き合って、ちゃんと気持ち伝えて魔力供給する。」

なんでだろう。
優しいからか、まーちゃんの手触りがいつもより気持ちよく感じる。

「ん…あぁっ♡」

しばらく触られているといきなり強めの快楽が襲う。
見てみれば、手で触ることをやめ、赤ちゃんみたいに必死に胸に吸い付いてるまーちゃんの姿が。

「もう…まーちゃんはホントに姫のおっぱい好きだね。」
「ん…んっ、んっ。」
「申し訳ないけど母乳はでないぞー。」

舌で弄ばれ、甘噛みされ、ちゅうちゅうと吸ってくる。
ああ、これが。
これが本当のまーちゃんなんだ。
自分から甘えたい、普通のえっちがしたいと打ち明けてくれたんだ。

「ここ、もうこんなになってる。」

まーちゃんの硬くなってるあそこに手を伸ばし、裏筋をなで上げる。
(わたし)のももう既に準備完了だ。いつでも入れられる。

「あのさ…。」
「?」
「入れる前に体勢変えて…いい?」

そのままいれてあげようてしたとき、まーちゃんがおっぱいから口を離してそう言った。

「いいけど?」
「じゃあその…こうさ…。」

普段なら容赦なくバックで突いてくるのだけど、今日は違う。

「へー。対面座位。」

まーちゃんが座り、その上に姫が乗っかる。
1番密着できて、1番お互いの顔が見れる体位。
対面座位だ。

「じゃあ、入れるね?」

ゆっくりと座り込み、根本を持って自分の割れ目にあてがう。
それからゆっくりと挿入していく。
いきなり入れちゃうと、まーちゃん暴発しちゃうからね。

「…はう…んっ♡」

でもその前に、(わたし)の方がヤバいかも。

「ま、まーちゃん…っ。」
「なん…だよ。」
「ひめ…っ♡ちょっと…ヤバい♡」

まーちゃんの後ろに手を回し、ゆっくりと腰を下ろしていく。
途中イキそうになりながらも、なんとか完全に座ることが出来た。
おかしいな。いつもならすんなり入るのに。
まーちゃんがなんか変だから、(わたし)もおかしいのだろうか

「全部…入った…ね♡」
「分かるよ…そんくらい。」

(わたし)の中でまーちゃんのモノが脈打ってるのが分かる。
まーちゃんも辛そうだし、(わたし)もこのままじゃイキそうなのでここはそろそろ動こう。

「は、あぁんっ♡♡♡」
「いいんだよ…俺が動くから。」

そう思っているとまーちゃんに突き上げられる。
予想外のことに思わず声を出してしまう。
断続的に突き上げられ、絶え間なく訪れる快感。

「ま、まーちゃんっ♡それだめ…だめぇ♡♡♡」

今まで感じたことの無い気持ちよさ。
(わたし)を気持ちよくさせたいというまーちゃんの思いなのか分からないけど、それはいつもよりずっと感じた。

「まーひゃんの…おくまれ、とどいてりゅ♡♡」
「呂律回ってねーぞおっきー。どんだけ、気持ちいいんだ、よっ!」
「あああだめだめだめぇ♡♡♡まーちゃんより先イッちゃうからぁ♡ 」

絶頂しそうになる。
いや、もう既にしてる。
入れる時に1度イッてるし。なんなら突かれるたび身体がゾクゾクと反応してしまってる。
まーちゃんの優しさを、(わたし)の身体は全力で感じていた。

「すなおに…ならなくても、ひめしってるよ…っ♡」
「なにが、だよっ!」
「やさしくて、こまってるひとほっとけなくて…っ♡つよがってるけどなきむしであまえんぼうで…げすなんかじゃない…おひとよしの…まー、ちゃんのこと♡♡」
「恥ずかしいからわざわざ口に、だすなっ!」
「あああそこいまだめぇっ♡♡♡」

突き上げられる度にイッてしまう。
なんで、どうして?
まーちゃんが素直になってくれて、(わたし)の身体が喜んでるから…?

「おねがい…いつもの…むりやりなほうが…っ♡」
「それじゃお前が気持ちよくねーだろーがよ!」
「そうだけど…っ♡でもぉ♡」
「鏡があったら見せてやりてーよ!今のお前の顔…いつもより何十倍も幸せそうだぞこの野郎!!」

まーちゃんは動くことをやめない。
(わたし)をイカせるつもりだ。
いつもいつも自分ばっかイッてるから満足させてあげたい。
そういう気持ちなんだろう。

「ねぇ…まーちゃんっ♡まーちゃんっ♡」
「イキそうなんだろ…俺もイクからイケよ…っ!」
「だねっ♡いこ?いっしょにきもちよくなろぉ♡」

もうだめだ、こんなの初めてだ。
別にイかせてあげられなくても(わたし)はいいのに、でもこんなことされたら嬉しいに決まってる。

「だ…だすぞ…っ!」
「うん♡きてっ♡ひめのなかにまーちゃんの…いっぱいだしてっ♡♡♡」

中で締め付けられたまーちゃんのモノから、熱いものが迸る。
射精だ。
それと同時に強く抱きしめられ、(わたし)も負けじと抱きしめて密着する。

「は…あうっ♡♡うぅぅ…っ♡♡♡」

身体がゾクゾクと震える。
全身でまーちゃんを感じて、身体中が快感にのまれる。
イッた。
さっきからイキっぱなしだったけど、1番気持ちいい絶頂を迎えた。

「…っ、はぁ…はぁ…っ!」

射精し終えたまーちゃんはそのまま仰向けに倒れ込む。
抱き抱えられた(わたし)も一緒に倒れ、そのまま横に寝転がった。

「…。」
「いっぱい…出たね…♡」

引き抜かれたそこからは、まーちゃんが中で出した精液がどろりと溢れている。
それと、今気づいたことがある。

「びっくりしちゃった。」
「何がだよ?」
「早漏…治ったね。」
「…あ。」

まーちゃんも言われて初めて気がついたみたいだった。
そう、
今回まーちゃんはすぐにイカなかった。
つまり早漏が治ったんだ。

「そういやそうだな…!」
「きっと素直になれたからだよ。」
「関係あんの?それ。」
「うん、多分。」

めでたく早漏改善したまーちゃんのモノに優しく触れる。
さっきまで萎えていたのに、もう復帰して元気にそそり立っている。

「後半行く前に…もう1発しちゃう?」
「お前はどうなんだよ。」
「姫もしたい。まーちゃんとらぶらぶえっち♡」
「…。」

無言で抱き寄せられる。
この依頼を通して、まーちゃんは色々変わった。
(わたし)がいることの大切さを知り、かけがえのない存在だと告白され、
とにかく本当に、まーちゃんは一皮向けたと思う。

お前なしじゃ生きられない。
そう言われた時はすごく嬉しかったよ、まーちゃん。
大丈夫。姫はまーちゃんの隣にずっといるよ。
いなくなったりしない。どこか行ったりしない。
なんたって(わたし)はまーちゃんの相棒で、恋人で、友達で、サーヴァントなんだから。

今回夢からは遠のいちゃったけど、いつかは必ず叶えようね。
2人だけの夢。
 
 

 
後書き
各話の反省とまとめ
⚫マリーと広海さん
クソ作者の中では数ある崩壊世界シリーズの中では1番綺麗な恋愛してると思ってます。
なので和姦にしよう!そう思い書いてみましたが難しいっすね。
クソ作者はレズセだったり甘やかされセックスだったり逆アナルなどまともなものを書いてこなかったので和姦が1番書いててキツかったっす。
でもいい練習になりました!
コラボしてくれたnibiiroさん!ありがとうございます!!

⚫キャットと院長先生、バサランテを添えて

折角だからバサランテも入れて3Pしようぜ!!!!と勢いに任せて書いた話ですが大丈夫ですかね?
コラボ作者のサイキライカさん…かなり設定凝ってますし解釈違いですとか怒られないっすかね?そこんとこ怖いんですけど。
ほらあの人…コラボで1回問題起こされたことある人だから…。


⚫武蔵ちゃんはどうした?
ハッキリ言うと…書くの恥ずかしいんです。
あの二人、割とフツーないちゃらぶえっちするんですよ。
その…私クソ作者、先に言った通りアブノーマルなもの書いてるばかりにそういったものを書くのがかーなーり苦手でして…。
マリーの書くのにも大苦戦だったのです。
なので武蔵ちゃんの魔力供給は彼らの外伝が公開されてからのお楽しみということで…
本当に申し訳ない…。

⚫ジャンヌと弟くんは?
原則、コラボしてくれた方の魔力供給は1回きりとしてるんです。
だってそうしなきゃ多分弟くんとジャンヌのやつ3回くらい書いてるよわたくし。
それに歯止めが効かなくなるとクソ作者、弟くんをどうするか分かりませんので。
勝手に弟くん前立腺開発とかさせたらアルテマさん絶対にぶちギレるでしょ?
ですが!
メスイキさせる予定があれば是非ともこのクソ作者にご相談ください!
次の話で明らかになるのですが、こちらには女装とメスイキのプロがおりますので!
追伸
ぶっちゃけジャンヌより弟くんがえっちって思う人いなくない?いなくない…?

⚫さいごに

綺麗なイチャラブえっちにドロドロ3P、また綺麗なイチャラブと書きましたがこれはあくまで前半。
そう、サブタイにもある通り今回は前後編なのです!
次はややマニアックなものとなっております。
やはりSMとかアブノーマルものだと筆が進むぜ…!!
というわけで次回もお楽しみに!
クソ作者でした!


 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧