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『外伝:赤』崩壊した世界で大剣豪とイチャコラしながら旅をする

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財団-まえぶれ-

 
前書き
どうも、クソ作者です。
実はここからちょっとしたコラボ回となります。
あちらもこの話を載せてくれているのですが…申し訳ない…。
少し改変させていただきます。
いや、あの時は急いでたからさ、出会いも何も急だしコラボもほんのちょっとだったからより良いものにしたいなぁって思ったんですよ。
折角のコラボです。だったら良い方にしたいじゃないですか。
あと、最後は閲覧注意です。
それではどうぞ。 

 
「その…面目ないです…。」
「い、いいの…その、早く済ませるから。」

あれから、しばらく森林を歩き続けること1時間。
驚異となるモンスターは現れることなく、しばらくこうして2人で歩いていた最中の事だ。

数分前…
なんか急にムラッと来た。
いやホントに急なんだ。別に変な妄想してた訳でも無い。
いきなり、下半身からムラムラが込み上げてきたんだ。
あぁどうしようかな…なんて思ってたら、俺の様子がおかしいと感じたんだろう。武蔵ちゃんが話しかけてきたワケで

「ねぇ、ソレ…。」

目を逸らしながら、ある所を指差す。
そこで気付いたんだ。
俺の様子がおかしいから気付いたんじゃなく、

「つ、辛いん…じゃない?」

自己主張の激しい"ソレ"を見て気が付いたんだ。

「大和くん…。」
「ち、違う!誤解だ!!別に変なこと考えてたワケじゃないんだ!!武蔵ちゃんのカラダ見てたら欲情してきたとか!この前の魔力供給を思い出してたら何か下半身がアツくなって来たとかそういうのじゃ全然ないんだ!!」
「…。」

何か、余計に誤解を生みそうなことを言ってしまった気もする。
しかし武蔵ちゃんは特にそういったことは気にせず、俺の手を掴むと

「む、武蔵ちゃん!?」
「ついてきて。誰が見てるか分からないし、目立たないところで済ませましょ。」

ちょうど隠れられる茂みへと連れ込み、何を思ったのかズボンを脱がし始めた。

「ま、待って!待ってってば!無理してやらなくても…!」
「いいの。さっきも言ったでしょ?大和くんの欲求を解消させてあげるのも、あなたのサーヴァントとして、師匠としての義務ですから。」
「だ、だからって…ぁぁあ!?」

必死の静止も虚しく、武蔵ちゃんは肉棒を咥え込む。
さっき戦闘があり、激しく動き回ったからそれは汗はかいている。
そういうのもあるから断ったのだけど…
だけど…

「ん…んむっ♡…っ♡」
(なんだろう…全然嫌そうには見えない。)

彼女の言い方からすればこれは自分の義務だから仕方なくやってるんですという意味が感じ取れたのだけど見るからに仕方なくイヤイヤやっているようには見えなかった。
それどころか逆だ。
美味しそうに俺のものを咥え込み、隅々まで味わうみたいに舌を這わせていく。
待て…なんかこれ最初より上手くなってないか?

「ぁ…あぁ!」

ゾクゾクと下半身が震え、立っているのもやっとの状態。
膝立ちになり、上目遣いで俺の様子を見てくる彼女の様子はより昂らせてくる。
それに気のせいじゃない。やはり武蔵ちゃん…肉棒を扱う技術が向上してる。
覚えが早いというか飲み込みが早いというか…
昨日のあれより段違いの上手さなんだ。

「む、武蔵ちゃん待って!で、でるからっ!」

もうやめていい。
そう思い、彼女の頭を自分のものから引き離そうとしたその時だ。

「ん…んんっ♡」
「えっ…!?」

出るから、
そういうと武蔵ちゃんは夢中になってしゃぶりだす。
待て、なんで、どうして?
そう考えられる暇もなく、俺は彼女の口内にリビドーをほとばしらせた。

「く…んっ、んっ…。」

当たり前のようにそれを飲む彼女。
勿体無い。そう言いたげに残った精液を吸い出すようにすする。
そうやってひとしきり吸い終えた後、彼女はやっと解放してくれた。

「…どう?」
「ど、どうって…。」

何も言いようがない。
それにあれだ。
ひとしきり出し終えたから何かこう変に冷静になってると言うか…うん。
俗に言う賢者タイム真っ最中なので恥ずかしさが込み上げ何も言えない。

「あ、あのさ武蔵ちゃん。」
「?」
「わざわざ…飲まなくても…。」
「えっ。」

驚いたような顔の武蔵ちゃん。

「え、えーと…その…飲むのが当たり前とか…そういうのは?」
「いや、ないよ。それにわざわざ無理して飲まなくったって…。」
「む、無理なんかしてません!」

どうしてそこでムキになるんだろう。
うん、確かに無理をしているような感じはしなかったと思う。
それどころかぎゃくに、美味しそうにというか…味わっているというか。
ともかく、謎のムラムラは解消されたわけだ。
ズボンを上げ、ベルトを締めて俺達は旅を再開する。
するのだが…

「…。」
「…。」

遠くから、音が聞こえた。
空気を裂くような音が立て続けに何回か。
顔を見合わせ、確かに聞こえたと互いに確認する。
そして聞こえた音、これは紛れもなく

「今の音って…!」
「ええ、銃声ね。」

ついさっきも聞いたような音。
火薬の炸裂する、銃声の響きだ。

「…ッ!!」

無意識のうちに俺達は走り出す。
刀に手をかけ、さっき音のした方向へと。

思い付くのはさっきのような、銃を持った連中。
誰かが襲われてる可能性は非常に高い。
それに銃声がしたということは、戦闘が行われているということだ。
何が起きているのか、頭の中でアレコレ考えるが行ってみなければ分からない。

やがてしばらく走ると、開けた場所に出た。
そこにはさっきのような白い迷彩服を着た男達が複数人。
そしてそれらは、銃をかまえ一般人らしき2人組を取り囲んでいる。
いや、訂正しよう。一般人じゃない。
サーヴァントとマスターだ。

「助けましょう!大和くん!」
「ああ、分かってる!」

どちらが悪者か、
決まってる。あっちの複数人で襲いかかってる方だ。
囲まれてるマスターらしき男は丸腰であり、抵抗のつもりか両拳を握ってファイティングポーズをとってるわけだが数といい得物といい分が悪すぎる。
だから、あっちが悪者だ。

「大丈夫ですよステンノ様。こんな奴らすぐに…!」
「そうは言うけど随分とボロボロじゃない。本当に大丈夫なのかしら?」

マスターらしき男は頼もしげに言ってはいるが警棒やらで殴打されたのだろうか、腕や足には打撲痕が見える。
そして彼の相棒であるサーヴァント、あれは…ステンノだったか?
平静こそ崩してはいないがマスターを心配しているのは見て取れた。
うん、これで分かった。
俺はこっちを助ける。

「やるだけやってみます…!」
「そう…でもその必要もなさそうだけど?」
「え?」

俺と武蔵ちゃん、2人が走り出したのはほぼ同時だった。
まずはマスターとステンノに迫っていた2名を斬り伏せる。

「…!?」

マスターの男から見ればそれは、あまりの速さにいきなり彼らが鮮血を吹き出したように錯覚したんだろう。
驚いた表情のまま固まっている。

「大丈夫!?怪我は無い?」

呆気にとられたままのマスターはとりあえず頷き、まず武蔵を、そして俺を見る。

「あ、あの…あなた達は…」
「とりあえず話は後!さ、大和くん。この程度パパッと片付けちゃいましょ!」
「…わかった。」

俺と武蔵は地を蹴り、2人を囲む奴らに切りかかる。

「貴様ァ!我々"葛城財団"の邪魔をする気か!?」
「誰であれこんなことするなら問答無用!斬る!」

"葛城財団"
さっきのやつらもそう言ってた。
こいつらはなんだ?人のサーヴァントを取り上げることが目的なのか?
いいや、今はそんなことどうだっていい。
この2人からこいつらを退けることが先だ!

「…!!」

遠くにいた1人が銃を構える。
俺の後ろにはステンノとそのマスター、
つまりは避けるわけにはいかない。
だから俺は鞘ごと振り抜き、それを盾代わりにして突き進んだ。

「なんだこいつ!?」
「お前に名乗る名前は…ない!!」

急接近し、回転をくわえてメイスを振るう。
そいつは咄嗟に銃身でガードしようとするも、質量武器のそれを受け止めきれるはずも無く、銃はバラバラに砕け財団の1人は吹っ飛び、樹木に激突して気を失った。

「こいつ…!!」
「っ!」

また1人、別の男が銃をかまえる。
狙いは俺、咄嗟に腰のショットガンを抜き、迷うことなく撃ち抜いた。

「がっ!」

散弾は銃をバラバラにし、手足を撃ち抜いて無力化する。
これで俺は2人を倒せたもとい、無力化できたわけだが武蔵ちゃんは勿論、

「なんだこいつ!もしかしてサーヴァントか!」
「強過ぎる!増援を呼んでくれ!確かこの辺りを調査している部隊がいたはずだ!」

奴らに何もさせぬまま、一人、また一人と斬っていく。
そこに優しさなんてない。
目の前に現れたから斬る。
その時の表情はひどく冷たいものだし、見ている俺でさえ恐ろしく思えた。

「マスターだ!マスターの方がまだ弱い!そっちを狙え!!」

奴らが標的を武蔵ちゃんから俺へとメインに移す。
銃をかまえ、四方を囲んでジリジリと近づく奴ら、
だがそうやったって、俺はそう簡単には倒せないぞ!

「俺の武器は、これだけじゃないんだよ!!」

メイスを腰に据え、刀を引き抜く。
火花を散らしながら紅い刀身が現れ、バチッと紅い雷が迸る。
握る手に力を込めると、それに呼応するように雷はどんどん強くなる。
そして、

「っらぁ!!!」

横薙ぎにふるい、周囲の奴らをいっぺんに攻撃する。
持っていた銃は爆散し、手にはそれから来るダメージを負って武器も握れなくなるだろう。
そうして俺は動けぬ1人に向かって刀を振りあげようとしたが…

「…!!」
「大和くん…?」

動きを、止めた。
武蔵ちゃんが不思議そうに見ているのが分かる。

「ひ…ひぃっ!」
「…!」

目の前にいる男は震え、両手で顔を覆い死の瞬間を待っている。
しかし俺は動かない。
いや、動けない。
フラッシュバックするあの光景。
蘇ってくる人を殺した感触
血を流し、腕の取れた死体。
誰がやった?俺が斬った、俺が殺した。
この手でやった。刀から伝わる、柔らかな肉を斬るあの感触。
一種の気持ち悪さと、自分は人を殺したんだという罪悪感。
その二つで頭がいっぱいになる。
そうして俺は…

「死にたくなかったら…死ぬ気でここから逃げろ。そうすれば殺さない。」

振り上げた刀を振り下ろすが、それはやつの眼前で止める。
情け。そう、情けだ。
そう言われた男は急いで立ち上がり、仲間の安否もいとわずこけながらも全速力でここから逃げていった。

「…。」

人は…殺せない。
度胸が足りないのかもしれない…でも、わざわざ殺す必要も見つからないんだ。
今の俺を見て武蔵ちゃんはなんて言うだろうか…
情けない?弱い?
今の俺は、何を言われても仕方がない。

「大和くん!!!」

そう思っていたら案の定、武蔵ちゃんが怒ったような表情で呼んでいる。
何を言われるんだろうなと刀をおさめながら、そっちに向かおうとすると

「後ろ!!」
「…?」

そう言われ、振り向く。
するとそこには手から血を流しながらも、必死の形相で拳銃を握る男の姿が。
先程無力化した奴の1人だ。

「死ね…!」
「!!」

勿論、銃口はこちらを向いている。
おさめた刀を抜こうとするも、遅い。
俺が刀を振り抜くよりもあっちが引き金を引いて銃弾を俺に当てる方がまだ早い。
間に合わない、撃たれる、
そう思った時だ。

「…!」

男が、銃を手放した。
いや、手放したんじゃない。

「うりゃあああああっ!!!」

ステンノのマスターが石を投げ、ぶつけさせたんだ。
そうして隙の生まれた男にステンノのマスターは全速力でタックルをする。
ガタイのいい体格だ。ぶつかられた男はひとたまりもないだろう。

「ナイス!小太り少年!!」
「小太り少年…!?」

武蔵ちゃんに付けられた謎のあだ名に動揺するステンノのマスター。
あだ名をつけた当の本人はとっくに走り出し、俺が無力化した奴らに駆けていく。

「…斬る!」

一瞬で、4、5人もの男が首や胸から血を吹き出し倒れる。
斬った。全て武蔵ちゃんが一瞬で斬り裂いたんだ。

「…。」

その光景に呆気に取られる。
葛城財団を名乗った男達はバタバタと倒れ、気付けばここら一帯は死屍累々と化していた。
ざっと二十人ほど、これらの殆どを、武蔵ちゃんは斬ったんだ。
それに比べて俺は…。

「一人…逃がした…。」

逃がした…というか見逃した。

「あら、随分と暗い顔をしているのね?」
「…!」

と、自分の弱さに何も出来ず立ち尽くしていると誰かが顔を覗き込んできた。
助けたステンノだ。

「聞いてなんだけど暗い理由はあえて聞かないでおきます。あと、いつまでもそうしていると相方にバレてしまうわよ?」
「す、すいません…。」
「謝らなくていいのよ。感謝されることをしたんだから。」

武蔵ちゃんには聞こえないくらいの小声でステンノはそう囁く。
俺がこうして暗い顔をしている理由は…うん。お見通しみたいだ。

「それよりもありがとう。私もマスターじゃこの場を乗り切れるか心配だったの。」
「…。」
「暗い顔はやめなさい。宮本武蔵のマスターさん。感謝されたのだからあなたは胸を張っていいのよ。」

ステンノはそう言ってくれるが、やはり俺は…甘さみたいなものを捨てきれないらしい。

「ほらマスター、あなたからもお礼を。」
「あ、ありがとうございます…。」
「この無駄に脂肪の付いた身体してるのが私のマスター。まだまだ頼りない人なのだけれどね。」

と、俺の方にやってきた太ったこの男性が、ステンノのマスターなのだという。
あちこち怪我だらけで、立っていられるのもやっとのようにも見える。
しかし、こんな状態になってまで自らのサーヴァントを守ったんだろう。
覚悟の決まった、俺よりもしっかりとした少年だ。

「助けてくれてありがとうございます。えーと…。」
「竜胆 大和だ。それに礼を言うのはこっちの方だよ。あの時キミが助けてくれなきゃ、少なくとも俺は死んでたんだから。」

そう言い、少年と握手を交わす。
こうして別のマスターと交流を交わすのはこの世界では珍しくもない機会だが何かの縁だ。
彼と少し話をしよう。

「ところで、キミの名前は。」
白島 陸(しらしま りく)です。それにしても滅茶苦茶強いですね!何か武術とかでも習ってたんですか?」

武術…習い事とかではなく中高で剣道をやっていたくらいだ。
大したことはしてないと言おうとしたが…

「私が師匠の宮本武蔵です!大和くんは私が育てました!えっへん。」

武蔵ちゃんが割って入ってきた。

「へぇ…!宮本武蔵に直々に稽古を…強いのも納得ですね!」
「でしょ?大和くんはまだ甘いし足りない所も多いけどまだ伸び代はあるの。きっとこれからもまだまだ強くなるだろうから期待してるのよ。」
「はぁ…すごいや。俺なんて全っ然ダメで…。」

ため息をつくステンノのマスター、白島 陸。
しかしそんな彼に対して武蔵ちゃんはポンと肩に手を置いた。

「大丈夫。あなたも見たところ自分のサーヴァントの為に頑張りたいみたいだから、その尽くす精神を燃料にすればどこまでだって強くなれるはず…ま、頑張り次第の話ですけど!」

そう言われた彼の顔は嬉しそうだ。
しかし、そんな彼の喜びの表情は一瞬にして苦痛の表情へと変わった。

「うぐぅ…!?」
「随分と嬉しそうね、マスター?」

ステンノに足を思い切り踏みつけられたからだ。

「あ…あの…いえ…。」
「普段褒められない分、そうやって他のサーヴァントに褒められて、鼻の下も伸ばして。どうしたの?もっと嬉しそうにしなさいな?」
「お、怒ってます?…いやすいません。ステンノ様怒ってますよね?」
「ぜーんぜん。女神だもの。その程度で怒るほど低いプライドは持ち合わせていません。」

笑ってはいる。
だが、その目は全くもって笑っておらず氷のような鋭い冷たささえ感じる。
さすがは女神と言ったところだろう。その視線を向けられてはいない俺ですら恐ろしく感じた。

「あ、あのー。それくらいにした方が」
「私は全然、少しも、微塵も怒っていません。当然よね?私より大きくて、いかにも男の人が喜びそうな感じの人に褒められたんだもの。普通なら鼻の下伸ばして喜んじゃうのも仕方ないわ。普通の人なら、ね?」
「もしもしステンノさん?もしもし?」

武蔵ちゃんが止めようとするも、ステンノは遠慮なしにマスターの足をぐりぐりと踵で踏みにじっている。

脂汗を浮かべ、必死に作り笑いを浮かべて平静を装うとしている白島くんだが、それもどこまでもつか…。

「ねぇマスター?折角女神(わたし)のマスターになれたのですから、もう少しそれらしくして欲しいのだけれど?」
「は、はい、すいません。」
「この無駄なお肉も一向に減らないし。」
「それは申し訳ないです。努力はしてるんです。」

腹の肉をむんずと掴まれたどたどしく言い訳をする彼。
彼は確かに太っている。
だが、その体型であの修羅場もといこの崩壊世界を生き残れたこと辺りだいぶ凄いことではないのだろうか。

「あ、あの…。」

ともかくこのままでは少年への拷問が続く。
窮地を救ってもらったお礼も兼ねて、この状況を何とかするべく俺は動いた。

「何かしら?」
「お仕置きはそこまでにして…ど、どうでしょうか?日も暮れそうだし、ここで会えたのは何かの縁ということで野宿というのは…。」
「…。」
「うどんしか…お出し出来ませんけども。」

そう言うと、ステンノは渋々足をどけた。
痛みから解放され、その場に座り込む少年。

「まぁいいでしょう。でも、これは夜にたっぷりと責任をとってもらうということで。それでいいわね?マスター。」
「えっ。」

夜。
そのワードで大方のことは推測できた。

「え、あぁいや!待って下さいステンノ様!今夜くらいは英気と性器を養うということでじっくり眠らせてください!明日から頑張ります!明日からホントに頑張りますから!」
「なぁにそれ?全く面白くありません。精々きちんと食べて精をつけなさいな。」
「そ、そんなぁ!!??」

つい先程まで銃声と弾丸が飛び交い、硝煙に包まれた殺戮の場だったそこには、
一人の男の声がこだました。 
 

 
後書き
かいせつ

⚫白島 陸(しらしま りく)
マンションの一室さん作『儚き女神(上)と伴に崩壊世界で…』からのコラボ出演。
ステンノのマスター。20歳だが武蔵ちゃんと大和くんに「少年」と呼ばれる辺り実年齢より若く見られるらしい。
というのは実はクソ作者が年齢設定をよく見てなかったミスなんだよね。いやマジで申し訳ないです。
劇中にも書いてあった通り、彼の体型は標準体型ではなく肥満体型。
そんな身体をしていながら持ち前のフィジカルと根性とステンノ様に対する忠誠心や何やらアレコレで死にものぐるいでこの崩壊世界を生き延びてきた。
後に彼はこの先も困難を乗り越え、種火の島で商売をすることになるがそれはまた別の話。
武蔵ちゃんの言う通り、本人の頑張り次第でまだまだ可能性の溢れる逸材。そして大和くんと同じようにいずれかは若者の人間離れ、すなわち逸般人化するもよう。
彼の後の話は本編『崩壊した世界で刑部姫と生き抜いていくにはどうしたらいいですか』にて語られているので気になった人はチェックだ!

⚫ステンノ様
陸のサーヴァント。
物言いはキツかったりやや性格は厳しかったり冷たそうな印象を受けるがそれもマスターの為。愛情の裏返し的なものとして見よう。
戦闘能力はほぼ無いに等しいが、石化能力を備えておりいざと言う時には戦える。
しかし基本的にはマスターにやらせる。あくまで自分は守られるべき存在なので自ら進んで戦いに行くことは滅多にしない。
マスターの事は好き。信用もしているしそれなりの信頼も置いている。
たまには優しくなる…らしい。 
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