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黒猫現る 少しの夢を見させる OL編

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 私達は、食事した後、ホテルのバーで飲んでいた。彼は、結婚したら私に仕事をやめて欲しいと言ってきた。私は、

「わかった。しばらく、家に居るね。お料理の勉強します。でも、落ち着いたら、会社の下請け先で、仕事始めてもいいかしら」

「うん、仕方ないね、どうしてもって言うんだったら」

 店を出て、私は、彼の腕にすがりついていった。彼は、黙って、公園を抜けて、あの派手な電飾のある一角に向かっていた。途中、彼は、私を抱きしめて、唇を吸って、舌を差し入れてきた。

 私は、されるままに身体を預けていたが、足元近くで茶トラの猫がうるさく鳴いている。彼の手が、私のお尻を撫で始め、スカートの下にまで潜り込もうとしていた。

「いや こんなとこじゃ」と、彼の手を掴んで、拒んだ。

「いいじゃぁ無いか 誰もいないよ」と、手を奥まで・・。「湿ってきているのか」

 私は、そんな恥ずかしいのは嫌だった。でも、彼が求めるなら・・。茶トラの猫が下から見上げて、うるさかった。イライラした私は、

「いやぁね 汚らしいわよ あっち行ってよ」と、私は猫に八つ当たりするように、足を振り上げて追い払った。

- - - - - - - - - - ☆ ☆ ☆ - - - - - - - - - -
 部屋の中に入ると、赤とか青の照明、真ん中に大きなベッド、その奥にすりガラスを挟んでバスルームがある。私には、初めてのはずなのに、何故か見たような光景だった。

 彼は、キスをしながら、ファスナーを下げて、肩から抜いて、ワンピースを落とした。花柄のキャソール姿の私を、ベットに押し倒して、私の乳房をむさぼっていった。キャミソールを脱がしながら

「色っぽい下着だね かわいいよ」

「私、肇さんに喜んでもらおうと思って この日のために・・」

「そうか じっくり、拝見させてもらうよ」と、服を脱ぎ、照明を明るくした。

「いや 恥ずかしい 暗くして」と、言ったが、かまわず、ブラを外され、乳首を含み、下に向かって、唇を這わしているのがわかった。

「この細い腰つきがたまらん いじめたくなる」と、パンティの上からなぞってきた。

「あーん やさしく、お願い 私、初めてなんです」

 彼は、フリルのパンティの横のリボンをほどき、徐々にずらしていった。パンティを抜き去ると、私の脚を広げて、しばらくそのまま見られているのを感じた。

「あぁー 嫌だ そんなに見つめないでください」

「君のアソコを、じっくりと見せてもらってるんだ 濡れてきているな」

「あーん いやだぁー」 彼は、私の陰毛を分けて、唇を寄せて、舐めあげてきた。

「あぁー」と声が漏れてしまった。ぞくっとした快感に我慢できなかった。

 彼のものが、アソコの周りを擦れているのがわかる。「早く」と思って、だんだん、じれてしまって 

「あぁ もう」と声が漏れてしまった。

「もう なんだ 入れて欲しいのか」

 私は、恥ずかしいし、声は出ないけど、うなづいた。すると、プチッと言う感じで彼のものが入ってきた。一瞬、痛みが走ったが、私はうれしかった。「ようやく、彼のものになれたんだ」 彼にしがみついて行った。

 彼は、私の中でゆっくり動いていた。彼をもっと奥まで感じたくて、私の腰も動いていた。「あぁー こんな いやらしい」と思いながらも、何故か、身体が反応している。そうだ、前に、さんざん強制させられたような気がする。

「気持ちいいのか?」と聞かれ、うなづくと、彼は激しく出し入れしてきた。自然と声も出てしまっている。「もっと、奥の方まで動いて、あなたを感じたい」と思い、腰も激しく振っていた。

 私が、気持ちよくなり始めた途中で、彼は、いきなり、抜き去って、私の口にそれをくわえさせた。口の中で熱いものがこぼれだして、彼は果てた。

 彼は直ぐに、立って行って、シャワーを浴びて、服を着だした。私は、何だかわからず、アソコにティシュをあてて、パンティを着け始めた。

「じゃあな 君とは、考え方も合わないみたいだ 僕には、もっと理想の女性が居るような気がしてきた。 それに、僕は、猫をとてもかわいがっているんだ。ノラ猫でもあんな風に扱うのは嫌いだ。彼らも必死に生きているんだ。君にはやさしさを感じられない 別れるときは、さっと別れような」

「そんなことでー 私、全てをあなたに・・」

「君は本当に初めてなのか 腰を使ってさ 処女なんてウソじゃあないか 抱いて欲しかったんだろぉー まぁ、又、僕のが欲しくなったら、相手ぐらいしてやっても良いぜ 細いわりにスタイルのいい身体付きしてるからな」

 私は、打ちのめされた思いでバスタブに浸かって、泣きながら、身体をこすり、男の臭いを消し去ろうとした。外に、出ると、もう空も明るくなりかけていた。仲の良さそうなペァも歩いている。

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私は、公園で座っていた。絶望と空虚感しかなかった。お化粧もしていないし、髪の毛もボサボサだ。
「何が、いけないの 私は、一生懸命、つくそうとしているのに この身体だってささげたわ ひどい あの人 私を弄んだだけ」と、独りごとをつぶやいた。
あの黒猫が足元に現れた。その猫に向かって
「結局、一緒じゃあないの 遊ばれただけよ」と私は、叫んだ。

「お前に、いい想い出を見させてやるつもりだったけど、あの茶トラは俺の仲間だ。あいつが、へそを曲げたんだ。途中から、変わって行った。でも、お前も男を打算で選んでいると、幸せなんてこないぞ 今回は経験だと思って、考え直すんだな」
 黒猫は繁みに消えて行った。 
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