『外伝:赤』崩壊した世界で大剣豪とイチャコラしながら旅をする
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
逢瀬-きゅうそく-
前書き
こんにちは、クソ作者です。
この話もこの話とて書いてて恥ずかしくなりました。
きっとこの話を投稿し終えた頃、クソ作者は枕に顔を埋めて恥ずかしさを紛らわせていることでしょう。
ほら、メインタイトルに『イチャコラ』ってあるでしょ?
だったらイチャコラさせなきゃって思ったわけです。
というわけで今回はそんな話です。
それでは本編、どうぞ。
京都。
豊富な観光スポットに歴史の奥ゆかしさを感じられる場所。
世界崩壊の際、1度は危機に瀕したけどそれと同時にやって来たサーヴァントの尽力により、こうして多くの歴史的建造物は守られ、かつての姿を取り戻しつつある。
外道…じゃなかった。蘆屋道満による大結界により街の平和は守られ、いつも通りの日々を過ごす者達。
検閲も厳しいしこの都には胡散臭い宗教団体も葛城財団も入ることは許されない。
そんなわけで張り詰めた空気はどこかへ置いておくとして、久しぶりにゆったりのんびり出来るのだからここは楽しまなければ損だ。
というわけで
「デートとか…してみたりする?」
我ながら大胆な発言だと思った。
言い切った後、頭の中がヤカンでも湧かせそうなくらい熱くなった。
そして大和くんからの答えは…。
「さっきも言っただろ。俺達は遊びで来たわけじゃないんだ。」
「…。」
「でも、たまにはいいかもしれないな。」
「…!」
街ゆく人々を眺めながら、彼はそう答えた。
「え…いいの?」
「考え直したが、張り詰めすぎはよくないと思ってな。」
「あ…どうも…。」
か細い声は喧騒にまぎれ消されそうになる。
どうやら、思い切って言ってみた甲斐はあったみたいだ。
「じゃあどこに行く?ここは王道の清水寺か?」
「んー…どうしましょっか…。」
と、歩き出す大和くん。
行くあてもなくフラフラするだけでも良いだろうと言い、彼はどんどん先へと行ってしまう。
一瞬、手を繋ごうと伸ばしたが、やはり慌てて引っ込める
。
こうもたくさんの人がいる場所でそう…あたかも恋人みたいなことをするのはどうにも気恥ずかしくて堪らなかったからだ。
⚫
そうしてやって来たのは清水寺。
荘厳な門を潜り、仁王像の間を通ってやってきた。
境内には貴重な文化財があったり、恋愛成就や学業成就、延命長寿が叶うとされるまじないのパワースポットがあったりして多くの観光客が訪れる
それはもう、世界崩壊前と変わらないくらいの勢いだ。
そして神秘で満ちたこの世界、やはりこういった場所でもそれは遺憾無く発揮されており、最早迷信とかそう言ったものでなく本当にそういった効果もあったとかなんとか。
「恋占いの石…だそうだ。」
「えっ」
そして目に入ったのはそこそこ大きな石、通称『恋占いの石』
石の反対側に立ち、目をつぶって石まで辿りつければ恋が成就するというアレだ。
「やってみるか?」
「ど、どうして!?」
「やりたそうな顔、してる。」
まぁ別にやりたくないわけではないですし?
いいでしょう。大和くんがそこまで言うのなら、やってあげなくも無いですしぃ?
「じゃあ…いざ!」
「ああ。」
目を閉じていざ挑戦。
とはいってもこんなもの楽勝よ楽勝。
目を閉じてそこまで真っ直ぐ歩けばいいだけの話。
そんなの宮本武蔵には朝飯前だっての。うん。
と、予定通り真っ直ぐ歩き、もうそろそろ石に触れるだろうと思ったその瞬間
「…?」
トン、と何かにぶつかった。
壁じゃない。これは…人?
もし人だとしたら申し訳ない。
そう思い、目を開けて謝ろうとするが…
「なっ…!」
「…。」
立っていたのは大和くんだった。
なんということでしょう。
恋占いの石の前に、大和くんは待機していたのです。
そして、
「さすが武蔵。俺の気配を追ってきたか。」
…。
なぜだかすごくバカにされた気がする。
そして周りからはおアツいだのヒューヒューという口笛が飛び交う始末。
恥ずかしい。ものすごく恥ずかしい。
晒し者にされたみたいな羞恥心が湧き上がる。
「ーーーーーーーっ!!!」
「わかった、悪かった。石の前に立ったのは悪かった。」
⚫
それから
「…。」
「少しは機嫌直したらどうだ。」
「おかわり。」
食事処で休憩をとることにする。
ちなみに私は今機嫌がものすごく悪いので大和くんに奢ってもらわないと気が済まない。
とはいっても、ここでいくら食べたとしても頼光様のおかげでお代はタダになるのだけれど。
「…。」
「餡蜜、食うか?」
「喜んで。」
そうやってギスギスした空気の中(彼はそう思っていなさそうだけど)どこからか聞き覚えのある声が。
「はい、あーん。」
「だからいいって!自分で食えるから!」
「マスター…!まさか母の愛を拒絶するのですか…!?」
何をしているんだと首を向けてみればそこにはあの頼光様がいた。
いたのだけれど
「ついこの前までは喜んで口にしていたのに…反抗期ですか、そうなのですね…よよよ…。」
「最初からしてないから!存在しない記憶植え付けるのやめてって!」
何やら、守護局にて会った時とはまるで違う。
何もかもが違う。
あの時感じた殺意も威圧感もどこへやら、
そこには「あーん♡」を息子に拒絶され泣いてしまう一人の母の姿があった。
「ああほら!泣かないでよ周りの皆も見てるし!守護隊の頭領でしょ!?」
「そうである前に…私はあなたの母親なのです。」
両手で顔を覆って時々肩を揺らす頼光様。
これは…何とかした方がいいのだろうか?
「お前がマスターなのか。」
「?」
と思った時、既に大和くんが立ち上がり、頼光様のマスターの方へと話しかけていた。
「あなたは…?」
「リンドウ急便の竜胆 大和。お前の母親に頼まれて荷物を届けに来た運び屋だ。」
「ああ…じゃああの…!」
頼光様のマスターは頷く。
どうやら私たちのことは耳に入っていたみたいだ。
「頼光から話は聞いてます。マスターの吉良 幸司って言います。」
「そうか。よろしく。」
大和くんはそのまま彼と握手を交わす。
「何か問題がありそうだな。」
「ああ…なんていうかその…俺はもう立派な社会人な訳なんだけど、頼光さんがいつまでも子供扱いするというか…。」
「子供はいつまでも子供なのです!!息子をお守りするのは母の役目でしょう!?」
「ちょっと待ってお願いだから。」
仕方が無いので私が頼光様のフォローをする事にした。
で、この2人の問題を聞いてあげたが…。
「つまり…お前は京都守護隊に加わりたいが母はそれを許さないと。」
「これでも昔は警備会社に勤めてたんだ。戦えはしなくても最低限の護身術は叩き込んであるし見張りくらいは…」
「ダメです!!そんなの母は許しません!!」
彼は自分だけが安全に暮らしていて、周りが必死に京都の平和を守っていることに嫌気がさしていた。
皆が頑張ってるんだ。だから自分も頑張りたい。
そう思い、守護隊員に志願したもののそこで立ちはだかった大きな壁はまさかの自分のサーヴァント。
息子が危険な目に遭うのは許しませんと、頼光様が許可をおろしてくれないとか。
「でも頼光様。厳しい環境に置くことで息子さんの成長を促すっていうのも…。」
「母に鬼になれと言うのですか…!?」
丑御前ですけどね…。
「息子に怪我をさせろと!?こんな可愛い息子を…死地へ繰り出せと仰るのですか!!」
「いやいやそうじゃなくて、あなただって息子さんには強くなって欲しいでしょ?」
「いいえ。」
ずっこけそうになった。
そこは即答するのね。
「でも頼光さんは守護局の頭領なんだし、マスターの俺が何もしないのも…!」
「ではやめます!そうすれば我が子も周りの視線から解放されます!次期頭領は苦渋の決断で金時にしました!!これで宜しいですね!!」
「即決な苦渋の決断だなぁ!!」
と、食事処で繰り広げられる親子喧嘩。
最早これは私たちの手に負えるものではなく、諦めて帰ることにした。
で、お会計の際店主は言っていたけど…
「ああ、喧嘩は止めなくていいのかって?あの二人の喧嘩なんていつもの事さ。そんな日常茶飯事、京都に住んでる人なら誰だって知ってるよ」
とのこと。
⚫
「大和くんは、何を願ったの?」
「無病無事故。あとは仕事が上手くいくようにくらいだな。」
「普通…なのね。」
「それと強くなりたい。だ。」
神社にお賽銭を入れ、2人してお願いごとをする。
何を願ったかと聞けば彼は表情ひとつ変えずそう答えた。
大和くんは、変わった。
岡田以蔵の襲撃から、彼は強く変わりたいと願うようになった。
いや、大和くんは、変わり過ぎた。
戦いに関してはもう見違えるほどに強くなった。
というのも、あれだけ悩んでいた"人を殺す"ことに関しての迷いが吹っ切れたことが一番の原因だろう。
どうして強くなるのか。
過去に私は、大和くんにそう問い掛けた事がある。
私に相応しいマスターになるため。そして、
私を守るためだと、彼はそう言った。
逆だ。
サーヴァントはマスターを守る者。
それが逆にマスターに守られるなんて恥以外の何物でもない。
でも彼は言った。
主従とかそういったものじゃない。俺達は背中を預け合える。そんな関係性になりたいと。
そう言い、彼はひたすら修行に打ち込む。
どれだけボロボロになっても、まだ稽古は終わっていないと言って挑みに来るし、
やめようといってもやめない。体を壊したら元も子もないと言ったら、頑丈に出来てるからそんな心配はいらない。それよりもここで自分に妥協して強くなれなかった方が嫌だと言った。
優柔不断で気弱そうに見えて、彼は元からワガママで我を通さないと気が済まない性分だった。
まぁ出会った当初は見た目で判断してたから、そこには少し驚いたけど。
そうして大和くんは変わった。
変わったのはいいが
「…。」
「どうした武蔵。」
表情が死んだ。
泣いたり笑ったり怒ったり。変わった大和くんはあまり感情を表に出さなくなった。
ナメられたらだめだと言って、話し方も昔よりドライになった。
そして最初は恥ずかしがってた呼び捨ても気がつけば普通に言ってるし。なにそれ。
「少しくらいは…笑ってみたら?」
「…こうか。」
ぎこちない笑顔を向けられた。
「なんか…変。」
「だめか。」
そうして神社を後にし、しばらく適当にぶらついていると、
「そこのカップルの方、そっちには行かない方がいいよ。」
「…?」
「えっ、あ!?私達!?」
見知らぬおじさんに呼び止められた。
「何かあるのか?」
「見かけない顔だ。もしかして旅の方だね?警告しとくよ。 そっちは"鬼"の管理エリアだ。生きて帰って来れなくなっても知らないよ。」
「…鬼?」
実はこの京都、大きくわけて2つのエリアがある。
一つは俺達がやってきた場所、京都守護隊のいる通常『人の領域』
もう1つがここから先のエリア、鬼が統括している『鬼の領域』だという。
妖、とはいっても結界の外にいるようなものではなく、茨木童子や酒呑童子といったサーヴァント達の事だ。
彼らも元はこの京を守るため戦った者達ではあるが、守護隊の者達とはそりが合わず、こうして半分ずつ分け合うことでとりあえず問題を解決することとなったとか。
とはいっても全く解決はしておらず、言ってしまえば冷戦状態。
いつ崩れてもおかしくなさそうな程の絶妙な均衡を保ちながら、こうして今までやってきているとだと言う。
「鬼の領域…何がある?」
「何があるって…特に変わらないよ。ただ、鬼に気に入られた余所モンは帰って来れなくなるって話だ。」
「…。」
確かに、向こうからはただならぬ気配を感じる。
どのような化け物がいるかという好奇心が湧いてくるが、やめておく。
踵を返して来た道を戻ろう。
そう、思った時だ。
「入らないの?」
「…!!」
畏怖、とでも言えばいいだろうか。
身体中に重いものが乗っかったようなプレッシャー。
振り向けばそこには、身の丈2メートルはゆうに超え、人外じみた肌の色をした明らかに人間ではない女がいた。
「ひ、ひぃい!!!」
その姿を見るなり、男は顔を真っ青にして慌てて逃げ出す。
「見ただけで逃げるなんて…もう、お姉さん仲良くしたいだけなのに…。」
「武蔵…。」
「さっきまで気配なんて感じなかったのに…こいつ、何者…?」
縦セーターに身を包んではいるが人外だと思わせる肌の色。
その頭から生えた四本の角。
そしてその図体のデカさ。
遠くからでも充分に分かるほどだ。
そんな奴がいて、どうして俺も武蔵も気付けなかった?
「あなた達、旅の人でしょ?見ない顔だもの。」
そういって彼女は武蔵を見下ろし、俺を見下ろす。
「ふぅん…少し変わってるのね。」
思わず身構える。
頼光の時に感じたプレッシャーとはまた違う重圧感。
彼女から放たれる何かは恐怖を超え、最早神々しくも感じられる。
おそらくサーヴァント、そして鬼だろう。だが俺はこんなサーヴァント知らない。
「『人の領域』から妙な気配がするからなんだろうって思って来てみたら…へぇ、思ったより面白そうね。」
「どういう意味だ。」
直感でわかる。
こいつは危ない。
まるで正体の分からないサーヴァントではあるが危険なことは確かだ。
思わず刀に手をかけてしまう。
「ねぇ、こっちに来ない?『人の領域』は堅苦しくて息が詰まるでしょ?」
「向こうは向こうで息苦しくなりそうだな。妖の空気は馴染みづらそうだ。」
「あら、そんな軽口叩けるのね。お姉さんそんな人はじめて。」
にんまりと笑う口元には鋭い牙が覗く。
隣にふと目をやれば、武蔵も刀に手をかけっぱなしだ。
「ますます興味が湧いた。ねぇ、お姉さんの家に来ない?」
「悪いが遠慮しておく。」
「えぇそうですとも。あなたみたいな怪しい人についていったらロクな事にならないでしょうしね!ほら大和くん!行きましょ!! 」
そういい、武蔵は俺の手を引っ張って帰ろうとする。
「どうして?同じセイバー同士仲良くしましょうよ?」
「あんたみたいなセイバーがいてたまるか!!」
遠ざかる俺達をあの鬼は追いかけようとしない。
一応、境界は超えてはならないという絶対のルールがあるのだろう。
絶妙な均衡で保たれているだろうそれはほんのふとした些細な事で崩れる。
ここで血を流しても誰の得にもならないし、彼女は線を越えることはしようとしなかった。
「あの向こうは魔境…なんだろうな。」
「ええ、近づかない方が身のためかも。」
やめておこう。
あそこに入ったとして帰ってこられる自信がない。
戦いには積極的に参加したがる武蔵も今回ばかりはあまり興味を示さなかった。
「武蔵がそこまで言うのも珍しいな。普段なら嬉々として刀を抜くだろ。」
「こんなとこで私闘なんかやったら、折角タダにしてくれた頼光さんに迷惑かかるでしょ?まぁウズウズはしてますけど!」
と、武蔵にしては頭を使った考えだった。
ここにはここのルールというものがある。
それを個人的な理由で無視し、彼らの関係を悪くさせてしまうのは非常に良くない。
確かに宿泊費食費と全部無料なんだ。
ここで迷惑かけてパーになったら大変なことになる。
あと、
セイバーなのか…あの女。
⚫
時間は過ぎ、草木も眠る丑三つ時。
「ついにこの時が来たね。道満。」
「ええ。彼らの信用を得るのは非常に時間がかかりました。しかしそうした甲斐があったと言いましょうか。」
人通りも全く無くなり、あれだけ観光客で溢れていた大通りには見張りと思しき警備隊が数人。
とはいっても武装も最低限。何故なら彼らは、蘆屋道満のおかげで強力な妖怪は入ってこないと、
そう、思い込んでいるからだ。
「ほら見て!欠伸してる。」
「退屈のようで。しかし今に忙しくなりますぞ。京都守護隊の方々。」
見張りのための物見やぐら。
本来そこにいるはずのものは血を流し、寄りかかっていて動かない。
今いるのは二つの人影。
「当たり前の平和を貪る市民よ。これより京の都は…地獄と化す…!!」
印を結び、彼は天高く御札を投げる。
少しすると何かヒビの入ったような音が響き、それからガラスの割れるような音。
その音に守護代達はなんの音だと慌てふためくも、音の正体はその後嫌でもわかった。
「妖だー!!」
「なんだって!?道満様の結界がある限り妖は入って来れないはず!!」
「その結界がたった今破られたんだ!!急げ!全力でここをまも…ぎゃああああああああ!!!!!」
慌てて駆けつけてきた守護隊の一人が、侵入してきた土蜘蛛の鎌に貫かれ即死する。
「なんだこれ…!!」
隣にいたもう1人は腰を抜かした。
ぞろぞろと波のように押し寄せる妖達。
訓練は飽きるほど積んではいたが、この男、実戦経験はまるで皆無であった。
マニュアルや対処法は暗記できるほどに読んだ。
どいつならこうすればよい。と攻略法は全て知っている。
だが、実物を目にするのもこれが初めて。
"本物"を目の前にした恐怖に、彼は覚えたこと全てが消え去り、脳内全てが恐怖に支配されていた。
「ひぃ…!来るな!!来るなぁ!!!」
銃を乱射し、弾が切れれば警棒を振り回す。
しかしそれを嘲笑うかのごとく、土蜘蛛の甲殻は弾丸を弾き、口角を釣りあげてじわりじわりと近付く。
「いかがですかな?真誉殿?」
「うん。面白いよ。人間ってあんな簡単に死ぬんだね。」
「ンンンンンンンン…!気に入って下さりこの道満、恐悦至極にござりまする!!」
平和が約束された都、京都。
かの陰陽師の宣言した通り、ここはこれより地獄と化した。
後書き
イチャコラしてますね。
タイトル回収ですね。
「京都ってデートするとしたらどうするんだろう?」と疑問に思いあれこれ調べてまいりました。
胡散臭いし怪しい陰陽師にセイバーを名乗る謎のクソデカ人外お姉さんとまぁそこそこ不穏な空気が漂ってるけど次回もお楽しみに!
あとキャラクター紹介!
⚫吉良幸司
リョウタロスさん作『崩壊世界で源氏バンザイ!』からのゲスト出演。
本来この人達京都守護隊なんて結成してないしそもそも京都に住んでないんだけどこちらの設定でそういうことにしていただきました。無許可で。(えへっ)
人間の領域にある京都守護隊の頭領、源頼光のマスター。
しっかりした性格であり、自分も守護隊に加わりたいがお母さんがそれを許してくれない。
そのたびに親子喧嘩はするものの、それはもう当たり前のことで次の日になれば仲直りはしてる。なんでだろね。
ちなみに妹がおり、彼女も立派なマスターだ。
⚫自称セイバーの謎のお姉さん
突然現れた謎のお姉さん
頭から生えたその禍々しい角と肌の色を見れば分かる通り人間ではなく、そしてセイバーを自称したのでおそらくサーヴァント。
かつてこの京都を守るべく戦ったのだが鬼というのは人間にとって倒すべき敵。
というわけで平和になった途端に京都は二つの派閥に分裂しエリアを二分割することにした。
表面上では大人しいものの、裏では常に火花を散らしている。
ちなみに妖の領域は鬼こ他にルールに縛られたくない人間達が流れ込み、そのまま共存してる。
良く言えば自由な街。悪く言えば治安の悪い街。
弱肉強食の世界であり強いものは上に立ち、弱き者は永遠に搾取されてしまう
ページ上へ戻る