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クイーンズブレイド リベリオン 最強にして最高の主人

作者:jindam3
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第三話 旅立ちの時

朝日の光が和樹の顔に射し目が覚めかかる。

和樹「ふぁ~~~~~~あ」

寝ぼけ半分で目覚めかける。

???「(おい・・・さっさと目を覚ましやがれ!)」

和樹「ん?なんだ?」

自分を目覚めさせる声がしたので周りを見渡すが誰もいない。

???「(俺だよ!俺!)」

和樹「誰だよ・・・名乗らねぇとわかんねぇよ。」

???「(俺だよ!リオレウスだよ!)」

和樹「あ~~なんだ。リオレウスか・・・・・・・って

えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!なんで喋ってんだお前。

というかどこから話しかけてんだ。」

驚きの声が家の中に響く。

リオレウス「(なんでって・・・なんでだろうな?

昨日からいきなり喋れるようになってたんだよな。)」

???「(それは多分この世界に来た影響だろ。)」

また、聞いたことのない声が和樹の耳に入る。

和樹「リオレウスが喋れる様になってるってことはまさか。」

???「(察しがいいな、さすがは私の主人だ。

私は、ジンオウガだ。先程の和樹の疑問だが。

私達は和樹の心に話しかけているから

私達の声は和樹にしか聞こえない。)」

和樹「マジかよ、ここまで来るともう何でもありだな。」

突然の変化に戸惑う。

ジンオウガ「(まぁ・・これからもよろしく頼む。
何かあれば遠良なく私の力を使うといい。)」

リオレウス(闘いの時は俺を頼れ!

俺の炎でお前の敵を片っ端から焼却してやるよ!それじゃあばよ。)」

言いたいことだけ言うと二人は和樹の心の奥の方に引っ込む。

和樹「頼もしいなこれからもよろしく頼む。」

昔からの相棒のジンオウガとリオレウスが和樹の更に頼もしい相棒になり嬉しくなる。

和樹「今気付いたんだが、アレインはどこに行ったんだ?」

リオレウスとジンオウガに自我が宿ったことに対する驚きから落ち着きを取り戻し。

アレインがいないことにこの時初めて気付く。

朝飯の調達に森の中に獲物を獲りに行こうかと考えていると。

ドアが開き普段着を着たアレインが戻ってくる。

アレイン「和樹、もういいのか?」

和樹「ああ、もうすっかり回復した。所でどこに行ってたんだ?」

アレイン「呪いが解けてたことを確認しにな。」

和樹「ああ、なるほど・・・それでどうだったんだ。」

そういえば俺そんなことしたなと思う。

アレイン「和樹、ありがとう呪いは解けていた。」

和樹「そっか、よかったな。これでお前は自由だな。」

冷静に受け応える和樹だが、

無事、解術が成功して滅茶苦茶ホッとする。

アレイン「それで和樹はこれからどうするんだ?」

和樹「この世界に飛ばされたかも知れない。俺の家族を探す旅に出るさ。」

アレイン「そうか・・・・なぁ和樹その旅私も同行しても構わないだろうか。」

今日はやたら衝撃的な事が多いなと思いながら和樹は口を開く。

和樹「俺としては助かるがいいのか?せっかく自由になったんだぞ。」

アレイン「構わないさ、今の私には特にやりたいこともないし

ここ以外に行く所もないしな・・・・・

だつたら、私は和樹に力を貸したい。」

和樹「そっか・・じゃあアレイン、俺に力を貸してくれるか。」

手を差し出し握手を求めるとアレインは握手に応じる。

こうして、戦闘教官アレインを仲間に加えた和樹。

その後、家から旅に必要なもの用意し皮袋にそれらを詰め込み家を出る。










森を抜け街道に出ると・・・・・・・

???「ご主人様!!!!!!!!!」

和樹「??なんだ???」

上空らからものすごい勢いで降下して和樹に抱きつく。

衝撃に耐えられず和樹は地面に倒れる。

和樹に抱きついた者の正体は和樹のメイドの一人冥土に誘うものアイリだ。

アレイン「貴様!いったい何者だ!」

アイリの正体が悪霊であることを一瞬で見極め杖を構える。

それと同時にアレインの胸がモヤモヤする。

アレイン「(なんだこの感情は・・・こんな感情は

・・千年生きた中で始めてだ・・・)」

和樹「落ち着け!アレイン、こいつは俺が探そうとしていた家族の一人だ。」

アレイン「しかし、コイツは・・・」

アイリ「ご主人様・・こちらの方は?」

和樹「彼女はアレイン。昨日いろいろと世話になったんだ。」

アイリ「そうですか。」

和樹から離れゆっくりアレインに近づく。

何かするのかと思いアレインは身構える。

アイリ「ご主人様に良くしてくださいまして、誠にありがとうございました。」

深々と頭を下げるアイリに戸惑う。

アレイン「いや・・あの・・・その・・・」

和樹「戸惑う気持ちも分からないまでもないが、

アイリはお前が思っているような女じゃない。

それだけはわかってくれ。」

アレイン「ああ・・・分かった・・・・」

とりあえずアレインを納得させるとアレインは杖を下げる。

和樹「そういえばなんで俺がここに居ることが分かったんだ?」

アイリ「昨日の夜このあたりでご主人様の気を感知しましたのでそれで

空を飛べる私はリーラの指示に従いここ来たのです。」

昨日の全開・蒼雷解の影響だろうなと推察する

和樹「リーラも一緒なのか!」

アイリ「はい、ここから街道にそっていくと村があります。そこに居ますわ。

徒歩で行くと二日ほど掛かる村です。」

和樹「幸先いいな、俺は何ヵ月、何年も探すつもりでいたぜ。」

アレイン「よかったな、和樹」

和樹「ああ!ありがとう・・・アイリお前は一足先にその村に行ってこのことを知らせて

くれ、俺たちもすぐに向かう。」

アイリ「畏まりました、ご主人様。・・・あ・・あとこれをお持ちください。」

ポケットに手を入れ一枚の紙を出し和樹に渡す。

和樹「この紙は?」

アイリ「そこに今私たちが拠点にしている宿の名前と地図が書かれています。

それでは二日後、そこの宿の酒場でお待ちしております。」

和樹に一礼し。

和樹の無事を報告しにアイリは空を飛びリーラが待っている村に戻る。

和樹「それじゃ、俺達も行くか」

アレイン「ああ。」

合流地点に向かい街道を進む。

意外にも早く目的の一つが達成されかける事になった。 
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