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クイーンズブレイド リベリオン 最強にして最高の主人

作者:jindam3
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ゲイト捜索編
  第四話 速い再開

女王の都・帝都ガイノス。

クイーンズブレイドの優勝者・・つまり大陸の女王がいる都。

帝都ガイノスの城にある玉座にその大陸の女王が座っている。

女王の名前は雷雲の女王・クローデット。

そして、クローデットの前に立っている一人の少女。

彼女は女王軍の参謀・鋼鉄参謀ユーミル。

外見は少女だが彼女はドワーフ族で五十年近くは生きている。

クイーンズブレイドに参加していた時は鋼鉄姫ユーミルと呼ばれていた。

ユーミル「すまんのう急に呼び出して。お主に報告したことがあってのう」

クローデット「・・・・・・・」

話を聞いているのかいないのか無表情で何も言わない。

聞いているだろうと思いユーミルは話を進める。

ユーミル「エリナに命じていた美闘士狩りと

女王に楯突く賊の討伐は順調に進んでおるぞ。」

クローデット「そうか・・」

ユーミル「後、もう一つ予言の者が現れたという情報を入手した。

確認のため、わしが手を打ったが構わぬな。」

クローデット「お前の好きにしろ。」

ユーミル「了解した。それでは失礼するぞ。」

一応頭を下げ女王の間を出ていき自分の部屋に向かう。

ユーミル「どれほどの力を持っておるのか試させてもらうぞ。」

何やら怪しい闇が和樹たちに襲いかかろうとしていた。












その頃和樹達は・・・・

山賊A「な・・なんだこいつ等は!!」

山賊B「ば・・化物だ・・に・・逃げろ!!」

和樹「化け物って失礼だな。お前等が弱すぎるだけだ。

なぁ、アレイン。」

化け物呼ばわりした山賊の鳩尾を殴り気絶させ尋ねる。

アレイン「闘い方がまるでなってない。〇点。」

山賊の雑な攻撃を避けながら杖で次々と山賊をなぎ倒していく。

なぜこんなことになっているのかと言うと遡ること三十分前。

森を出た和樹は平和な旅になるだろうなと思ったらそうでもなかった。

モンスターに襲われたり山賊にも度々襲撃されたが・・・・・

相手が悪すぎるため、和樹たちの敵ではなかった。

そして、さっきも和樹達は数十人の山賊に襲われていたが。

和樹達の敵ではない。

アレインが最後の一人の脳天に杖で一撃加えて沈黙させた。

アレイン「何もかも全くなっていなかったな・・・・評価する価値もない。」

和樹「山賊なんてこんなもんだろ・・さてと。」

倒れている山賊達に近づき体を調べる。

和樹「おっ!・・あった!あった!結構持ってたな。」

山賊達の財布から金を抜いていた。

和樹は別の世界の人間のため当然この世界の金を持っているはずもない。

アレインは金が必要ない生活を送っていたので当然持っていない。

やはり旅には金がある程度は必要なので和樹は襲ってきた山賊の懐からちょっとだけ

金を抜いた。

最初はアレインは嫌がっていたが今では見て見ぬ振りをしている。

和樹「さてと、それじゃいくか」

ある程度の金を抜き終えた和樹は山賊共をそのまま放置し

街道を歩きだし目的地に向かう。

それからしばらく歩くと合流地点の村に到着する。

和樹「ここか?・・・結構豊かな村だな。」

村を見渡すと人々の笑顔で溢れ自然豊かでそれなりに活気もある。

教会やそれなりに大きな店も多々あり、

村と言うわりには若干、都会染みている。

アレイン「昔はここまでの活気はなかったんだがな。」

和樹「そうなのか?・・・それより早く合流する宿に行こうぜ。」

一昨日アイリにもらった地図を出し、宿に向かう。

合流地点の宿は意外にも村の入口の近くにあった。

あってるかどうかを確認し宿に入り。

宿の中にある酒場に向かう。

リーラとアイリを探していると・・・・・奥のテーブルの方に座っている。

見慣れた後姿のメイドを二人見つける。

声を掛けようと近づこうとすると、

気付いたのかどうかは分からないが二人のメイドが振り向き和樹と眼が合う。

和樹「リーラ・・・アイリ・・・」

リーラ「か・・・和樹様!!!」

アイリ「ご主人様!!!!」

周囲の目を気にせず和樹に抱き付く。

アレイン「(まただ・・胸がモヤモヤする・・本当に何なんだこれは・・・)」

本人は気付いていないがリーラとアイリに嫉妬していた。

リーラ「この一週間和樹様の身を案じておりました

本当に・・ご無事で・・・ご無事で何よりです・・・・」

アイリ「ご主人様がお越になるのを心からお待ちしておりましたわ。」

和樹「お前等にこんなに早く会えて本当によかった。」

どうにか無事に再会できたことを喜ぶ。

それからしばらくして落ち着きを取り戻し、テーブルに座りコーヒーを頼む。

リーラ「先程から気になっていたのですが、此方の方は・・」

和樹「アイリから聞いてると思うが彼女はアレイン。

いろいろ世話になったんだ。」

アレイン「私は特に何も・・むしろ救ってもらったのは私の方で・・・」

リーラ「それでもありがとうございます。アレイン様

和樹様にお仕えしております全メイドに代わりましてお礼申し上げます。」

深深と礼儀正しく頭を下げる。

アレイン「その・・あまり気にしないでくれ・・」

あまり人に素直な気持ちで礼を言われたことがないので畏まってしまう。

軽い自己紹介が終わり注文していたコーヒーが到着すると和樹は軽く飲み、口を開く。

和樹「そう言えば、リーラさっき気になることをいってたよな。

一週間ぶりって・・・お前等一週間前にこの世界にきていたのか。」

リーラ「はい、その場にいたアイリと一緒に。

この一週間色々な町や村を回り和樹様を探していました。」

これまでの事を淡々と話す。

和樹「そうか・・苦労をかけたな。」

和樹に非があるわけでなないのだが、申し訳ない気持ちになる。

アイリ「気にしないでくださいませ、メイドとして当然のことですわ。」

主人の気持ちをいち早く気付いたアイリが和樹をフォローする。

リーラ「それより和樹様・・和樹様はいつ此方の世界に。」

和樹「俺は三日前にこっちの世界に来たんだよ。

時間差があるのが気になってな。」

アレイン「偶然か・・・あるいは・・・・」

和樹「誰かが仕組んだのか・・それが気になってな・・・」

アイリ「考えすぎじゃありませんか?いくらなんでもそのような事。」

和樹「俺の考えすぎならそれに越したことはないだけどな。」

神妙な空気になり、頭を捻って考えていると・・・・

アイリ「何か外が騒がしくありませんか?」

話を一旦切りあげ耳を澄ますと確かに外が騒がしい。

アレイン「それに私達以外に誰もいない・・・・・・・」

周りを見るとさっきまで客がいたのに今は和樹達以外に客がいない。

会話に集中していて全然気付かなかった。

気になり外に出ると村の住人は大急ぎで教会に向かっていた。

リーラ「教会で何かあったのでしょうか?」

アイリ「気になるのでしたら行ってみますか?」

和樹「そうだな、行ってみるか・・・ってアレインどうした。」

教会の方を真剣な顔つきで見ていた。

アレイン「いや・・・なんでもない。」

平静を装い応える。

和樹「そっか・・・じゃあ行って見るか。」

騒ぎの内容が気になるので教会の方へ向かう和樹達。

アレイン「(あそこで感じる気配・・・まさか・・・)」

この村に入ったときからアレインはずっと気になっていた。

もしかしたら、弟子の一人がこの村にいるかもしれない。

アレインはそれが気になっていた。 
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