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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?

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ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
  仲違いと腐れ縁と予行練習

 
前書き
どうも、クソ作者です。
ここでマリーとのコラボ編は終了となります。
で、毎度のお約束というか自分の文章力をあげるためコラボしてくれたキャラクターの魔力供給シーンを書くのですが今回はだけは書かずに終わります。
書けないからという理由ではなく、彼らとはここでお別れしますがまたどこかで出会います。
その時、二人のいちゃらぶえっちなシーンを書いていく予定です。
それでは本編どうぞ。
 

 
俺達が止まっているホテルの前。
そこでアンデルセンと待つこと十分、広海さんとマリーが戻ってきた。

「ただいまおっきー!」
「あ…あ、うん。おかえりマリーちゃん…。」

マリーも親しくなったからあだ名で呼びたいとのことで普通におっきーと呼んでいる。
本人はあんまり気に入ってなさそうだが。
さて、

「財団に襲われたってマジですか…。」
「ああ、ただなんというか…俺が首突っ込んだだけなんだ。」

自分から行ったのか…。

「でも良かったよ。こうしてこの人を救い出すことが出来たんだし。」

そういい、彼らの後ろにいる硝子の馬を指す。
その背中にはボロボロの女性が乗せられていた。

「その人が元職員なんすか?」
「ああ、ただ今は気絶してる。余程疲れてたし追い込まれてたんだろうな。安堵のため息をついた瞬間ふっと倒れたんだ。」

すると広海さんは俺達の後ろにいるアンデルセンに気付いた。

「君が、彼女のサーヴァントなのか?」
「ああ。そしてそこでのびてる馬鹿女は確かに俺のマスターだ。」

偶然なのだろうか。
俺が見つけたアンデルセンと広海さんが見つけた女性。
二人はサーヴァントとマスターという関係だった。

「それよりも早く、この人の怪我を治しましょう!」
「ああ、この人は俺と探偵さんが運ぶ。マリー達はホテルのスタッフに救急箱か応急処置が施せるものがないか聞いてきてくれ!」

というわけで女性を馬から下ろし、俺と広海さんが運ぶ。
幸い息はまだある。しかし所々痛むのだろう。
時節顔をしかめ、痛みに耐えているような感じだ。
そして、

「怪我人がいると聞いてかけつけました。」

女性をソファーに寝かし彼女達を待つこと一、二分。
とんでもねぇものを連れてきた。

「救急箱はないかしらって聞いてたら、どこからともなく駆けつけてきてくれたの。ね、ナイチンゲールさん。」
「当然です。怪我の処置は迅速に行わねばならないもの。例えどこに怪我人がいようと、私はすぐさま駆け付けます」

ナイチンゲール。
絶対怪我治すウーマン。殺してでも治す女。
そして最もサンタらしいサンタになった女。
近くの病院に勤務しているのだが今日はたまたま非番で、マスターと一緒にこのホテルに泊まりに来ていたのだという。
そして遠くから、マリーの救急箱を探す声が聞こえたため窓ガラスをぶち破って参上したとのこと。
治したい気持ちは分かるがドアから来いドアから。

「打撲痕に銃創…ひどい…なぜこのようなことに…!」

腕や脚を見てナイチンゲールは眉をひそめる。
銃創って言ったよな?ということはこの人…何発か撃たれたのか?

「緊急治療を開始します!衛生管理のため出ていってください!」

時は一刻を争います。ナイチンゲールはそう付け足し女性と自分以外の俺達を一旦部屋から追い出した。



「…にしても、ひでー怪我でしたね。」


緊急治療の間、俺達は廊下で突っ立ったままなのもあれなのでエントランスにて待つことにした。
そしてその間、広海さんとの情報交換のため話し合いをする。

「幹部クラスの職員で重要機密も知っているらしい。切っ掛けは知らないが逃げ出そうとしたら、そう簡単には逃がしてくれなかったみたいだ。」

なるほど、
大事な秘密を漏らす危険性があるから始末しちまえと。
しかしなぜこの人はそこから逃げ出そうとしたのか?

「嫌気がさしたんだよ。あの組織の非道ぶりにな。」
「…?」

その疑問は、アンデルセンが答えてくれた。

「非道?」
「ああ、正直いってあの葛城財団とかいう組織は狂ってる。サーヴァントを研究すると言いながら、その実は猟奇的な実験ばかりだ。」
「…それは、一体どういうことなんだ…?」

広海さんの声が震える。
怒りがこみあげているのだろうか、

「俺もほんの一部しか知らん。ただ連れてこられたサーヴァントは皆、まずは"代表"とかいう財団のトップの"オモチャ"にされる。そして飽きたら研究員たちの実験材料もとい…"性のはけ口"だ。」

「「!?」」

性の…はけ口だって?

「酷すぎるわ…そんなの!」
「そんなことをしてたなんて…あいつら、人を人と」
「人を人とも思わない奴等だ…と思うだろう?あいつらにとって"サーヴァント"は"サーヴァント"。人間ではないのだろうさ。」

マリーが、そして広海さんが怒りを露にする。
当然だろう。やつらのしていることはあまりにも外道だ。

「抵抗させんために四肢を落とされた奴もいた。耐久実験と称してあらゆる拷問器具を試された奴もいた。あれなら実験用のラットの方がまだマトモな扱いをされている。」
「助けられなかったのか…?」

明らかに怒りのこもった声で広海さんが尋ねる。
だが、対照的にアンデルセンはいたって冷静な口調で答えた。

「助ける?俺が?はっ!とんだお笑いだな。いくら俺がサーヴァントでも無理なものは無理だ。アンデルセンがどういったサーヴァントかは貴様らも知っているだろう?」
「それでも…!君のマスターは幹部だったんだろう!?」

そう、元幹部クラスと言っていた。
アンデルセンが非戦闘系のサーヴァントだったとしても、そのマスターの幹部権限的なものでなんとかすることはできなかったのだろうか。

「結論から言わせてもらおう。例えマスターが何をしたとしたも、あの実験は止められない。」
「…なんで?」
「幹部とは名ばかり。奴は女性というだけで職員達から見下されてたわけだ。どれだけ何を言おうと無視され、研究の手柄は横取りされる。」

なんだよそれ、そこだけ時代が昭和なのかよ。

「どうにも出来ない。しかしそんな中彼女はサーヴァントの召喚に成功した。」
「それがアンタなんだな?」

いかにも、とアンデルセンは答える。

「しかし見ての通り俺は何の役にも立たん。しかも奴等が欲しがるのは女性のサーヴァント。性のはけ口にもならない、戦闘にも使えない俺は上から処分命令が出たのさ。」
「だけどあなたのマスターは、それを拒んだ。」
「ああそうだ、拒み、退職届を叩きつけて俺と逃げ出した。」

葛城財団の本部がどこにあるかは知らない。
ただ、彼女とアンデルセンは小型のボートに乗り、海を渡ってここまで逃げてきたのだという。

「当然追っ手は来たさ。にしてもあの馬鹿女…俺を囮にでもしてとっとと逃げればいいものを…。」
「出来るわけ…ないじゃない。」
「なに?」

追っ手は来たらしい。
だがアンデルセンは戦えない。
きっとあの人はなんとかしながら一生懸命逃げ続けてきたんだろう。
確かにアンデルセンを囮に使えば時間稼ぎにはなるかもしれない。
だが、そんなこと出来るわけがないとマリーは言った。

「あなたのマスターのことは知らない。でも、あなたのことが好きなんだもの。でなければ一緒に抜け出そうなんて考えないわ。」
「…?」
「それに…あなたが好きだから召喚したの。あなたはマスターにとって大切なサーヴァント。そんな大事なものを見捨てたり、囮に使うなんて出来ないに決まってるじゃない!」
「ふん…大事、か。」

眼鏡の真ん中を押し上げるアンデルセン。
マリーの言ったことは、確かにそうだろう。
大事じゃなければ、きっと本部にいた時点で上司に言われるがまま処分していただろうし、わざわざ一緒に逃げ出そうなんて考えない。

「俺もサーヴァントの端くれだ。マスターなんぞに迷惑をかけるのは辛いものがある。」
「…だから、あえて突き放したのか?」
「ほう、よくわかったな。さては貴様探偵か?」

探偵だよ。

「しかし良心が痛むものだ。トゲのある言葉で折角突き放したのに俺はそれを後悔した。」
「だから爆発した方を見てたんだな?あれはマスターがやられたんじゃないかって。」

自分がいない方がマスターは逃げやすい。
そう考えたアンデルセンはわざとキツい言葉を浴びせ、仲違いさせた。
そして後は自分が囮になり、マスターが逃げるための時間を稼ぐ。
だがその時起きたのがあの爆発だ。
気になるアンデルセン。行って確かめてみようと思った最中、俺達と出会ったってワケだ。

「そこまでして俺といたいなんてな。全く…馬鹿女はどこまで行っても馬鹿女だな…。」



「話の腰を折るようですが、よろしいですか?」
「うわびっくりしたァ!!!」

アンデルセンの話を聞き、お葬式みてーな雰囲気になってる中話しかけてきたのはあのナイチンゲールだった。

「治療は無事成功しました。患者本人も目覚めています。面会は可能ですが衛生管理には細心の注意を。」

それでは!といいナイチンゲールは窓をブチ破りどこかへと去っていった。
だからドアから行けドアから。

「とりあえずマスターが目覚めたんだ。行って謝ろうぜ、アンデルセンさんよ。」

行きづらいかもしれないが行くしかない。
それにだ。二人には仲直りしてもらったあとに頼み事があるんだからな!




「ふん。相変わらずひどい面だな、マスター。」
「マスターがこうだってのに、減らず口は変わらずだね、アンデルセン。」

ナイチンゲールのいう通り、アンデルセンのマスターは目覚めていた。
出会い頭に文句を言い合う険悪ムードな二人。

「具合はどうだ?」
「最悪。」
「そうか、いい気味だ。」

これ、大丈夫なんだよな…?

「はぐれたアンタを探してたら運悪く財団の奴等に見つかっちゃってさ。撃たれるわ警棒でぶん殴られるわ、ホントに最悪だったよ。」
「なるほど、つまり俺がわざわざ囮になる必要もなかったわけか。」

相変わらずというかなんというか、罵倒の応酬が続いている。
しかし仲裁に入るわけにはいかない。
これは二人の、マスターとアンデルセンの問題だ。
誰かが入ってどうにかなるものではない。

「囮?アンタが?クソみてーな冗談だね。ロクに戦えもしないってのによくそんなバカなことが出来るね?頭腐った?」
「腐っているのは貴様だろうに。実験のしすぎでとうとうパーになったか?俺のいない方がずっと逃げやすいだろ?」

広海さんが仲裁に入ろうとするが、マリーが止める。

「マリー?」
「あなた、少し待って。多分あの二人は…。」
「二人は?」

真剣な眼差しで見守るマリー。
そう、マリーは気付いている。
そして実は俺も気付いている。
罵倒しあって喧嘩しているように見える二人だがこれは

「ああ、腐ってんじゃないかな?私の脳ミソ。でなきゃ命かけてまでアンタと一緒にいようとしないっての。」
「なら、そうだな。残念な頭の持ち主にはさぞ俺が必要だろう。囮になろうだなんて愚策中の愚策だったな。」

そう、言い方はきついにしても二人は仲直りしている。
それにきっと二人は元からこうなんだろう。

「馬鹿女め。」
「言ってろ。」


「仲直り…したのか?」
「ええ、きっとそうよ。」

今の状況に全く頭が追い付かない広海さんだが、確かに二人は仲直りしたらしい。

「さて、迷惑をかけてすまなかったな。」
「いや、役に立てたようで何よりっすね。」

さてここからが本番だ。

「ところでお二人さん。」
「「?」」
「何か住むところにはお困りで?」

逃げてきた二人。
きっと今では衣食住どれか一つでも満たすことは厳しいだろう。
なので優しい俺はあることを提案する。

「ああ、現在進行形で困ってるね。金もないし。」
「この馬鹿女。持っていた大金を全てギャンブルで溶かしてしまってな。」
「いいじゃん。私は宵越しの金は持たないの。それに次こそは当てっから。だからアンデルセン。ちょいと本書いて稼いでこいよ。」

あ、この人典型的なダメ人間だ。
こういう人だからこそ、アンデルセンのようなキツイ言葉を浴びせる人が必要なんだろうね。
いけね、話が逸れちゃう。

「いい住まいがあるんですよ。高水準な衣食住。何不自由ない暮らし。家賃はあることをするだけでタダ!横須賀にある三笠ってトコがあるんですが、そこどうです?」

しかしここで二人は首を縦には降らなかった。

「その"あること"ってのは?」

だよねーそこ指摘しちゃうよねー。
言いたくないんだけどねー。

「まーちゃん、ちゃんと言わなきゃそれ詐欺だよ。」
「大丈夫だって、言うよ。」

んん、と咳払いし、その条件とやらを勇気を振り絞り、言う。

「殺生院キアラ、ご存知ですか?」
「ああ、あの牛女だろう、それがどうした?」
「その…彼女のストッパー役を…あなたにしてもらいたくてですね。」

苦節三十人。
今まで尋ねた三十人のアンデルセンはその条件で即断った。
しかしどうだ?今回はどうだ?
変な汗が流れる。時間がクソゆっくりに感じられる。

アンデルセンの口が、ゆっくり開かれる。
そして…

「背に腹はかえられん。まぁいいだろう。そこの馬鹿女よりあの毒婦の方がいくらかマシだろうからな。」
「「いいいいいいやったああああぁぁぁぁーーーーっ!!!!!!」」

思わずおっきーと飛び上がるほど喜んでしまう俺。
ビビる広海さん。一緒になって喜び、おっきーと手を繋いでくるくる回り出すマリー。
あーやべ…涙出てきた。

「やったねまーちゃん!!5000万円ゲットだよ!!」
「ああ!だがちゃんと連れてくるまでが依頼だ!気を抜くワケにはいかねーぜ!!」

こうして二人は仲直りし、さらには三笠に移住することが決定。
ここまで来ればもう、報酬の5000万はゲットしたも同然である。

そして…。

「…!」

広海さんが何かに気付く。

「どうしました?」
「外を見てくれ。」

窓から外を伺う。
すると

「我々は葛城財団!!ここに裏切り者がいるのはわかっている!!大人しく出てこい!!」
「うわ…。」

外にはなんと葛城財団。
何がなんでもこの女性をとらえたいらしい。

「出てこい!子安 綾女(こやす あやめ)!!今なら本部に連れ戻すだけで無罪放免にしてやる! 」
「ウッソだぁ。連れ戻したあと絶対殺すじゃん。あ、それと今のは私の名前ね。」

アンデルセンのマスターもとい子安さんは外の状況を見て思わず苦笑い。

「どうしましょう、あなた…。」
「どうするも何も…戦うしか。」
「いや、ちょっと待ってください。」

令呪の刻まれた右手を握りしめ、動き出そうとした広海さんに制止をかける。

「探偵さん。このままどうするっていうんだ?」
「このままも何も、まぁ"名案"がありましてね。」

といい、広海さんにあの聖晶片を見せる。

「ところでマリー王妃。ジャンヌのイルカショーには参加するご予定で?」
「ええ、勿論よ。今度は私がジャンヌと二人で悪者と戦うの。」

と、マリーは嬉しそうに語る。
それと今なんの関係が?と思う方もいるだろう。
関係あるんだよ。

「予行練習…リハーサルは?」
「リハーサル?そういえばまだね!」
「それはいけない。あのショーの前、おっきーも入念なリハーサルをしたんですよ(大嘘)」
「まぁ、そうだったのね!!」

え?そうなの!?とでも言いたげな顔をするおっきーだが、今は嘘に乗れ。

「じゃあ、今しましょうか?」

そういい、聖晶片を広海さんに投げ渡す。

「いいのか?使って?」
「かまいませんよ。それにあなたの妻がそれをご所望なんでね。」
「…わかった。」

ここで銃乱射の血みどろな惨劇を作り出すわけにもいかない。

だったらエンタメだ。
それにさ、こうすりゃ宣伝にもなって弟くんも儲かるんじゃねーの?
マリーも喜ぶし弟くんの財布も潤う。あー俺って優しい。

「そんじゃマリー王妃…"二人で"頑張ってきてくださいね。」
「え"?」

もう一つ聖晶片を取り出し、俺も握る。

「一緒に戦えるなんて夢みたい!よろしくね!キュア☆おっきー!」
「え、待って、まーちゃん待って!これマリーちゃん一人じゃないの!?ねぇ!ねぇってば!!」

「おめーも頑張んだよ(ゲス顔)」
「筋肉痛はやだああああああ!!!!!!」





翌日のことである。

「…?」

今日も大盛況の『シルク・ドゥ・ルカン』
オーナー室にて新聞を読んでいた弟くんは妙な記事が目に入った。

「ねぇ、ジャンヌ。」
「はい!お姉ちゃんです!!」

ドアをあけ、元気よく入ってきたのは弟くんのお姉ちゃん、
…ではなくジャンヌ。

「昨日の夜とか、外でなんかした?」
「なんか…とは?」
「暴れたとか…。」
「…いえ?昨日は夕方からずっと弟くんとベットで二人きりだったじゃありませんか。」
「そっか…。」

記事にはこう書いてあった。

水着のサーヴァント、財団相手に大立ち回り。

昨夜夕刻、某ホテルを不法に占拠した葛城財団を水着のサーヴァントが撃退し、事件が大きくなる前にこれを未然に防いだ。
彼らはインタビューに応じ、これはあくまでエンターテインメントショーであり、事件ではないと言った。名は名乗らず、去り際に宣伝とし、「これからも『シルク・ドゥ・ルカン』をよろしく」とだけ言いどこかへと去っていったのである。

小さい記事なため、写真はない。
水着のサーヴァントとは一体何者なのだろうか。
そして自分の施設を宣伝して帰っていくという謎の配慮。
悩めば悩むほどわからない。
おそらく、ヒロインショーに憧れて真似しようとしたサーヴァントなのだろうか?

「それよりも弟くん!ショーが始まる前に一度充電させ」
「しないよ。」

抱き付こうとしたジャンヌを慣れた身のこなしで交わし、オーナー室を出ていく。
今日も1日が始まる。気を引き締めていかないと。

とその時だ。

「ヴィヴ・ラ・フランス!」
「!!!」

いきなり声をかけられびっくりする弟くん。
扉を出てすぐ、そこにはなんとあのマリーが待っていたのだ。

「な、なんですか!?というかここは関係者以外は…!」
「ええ!関係者だもの!」

そういい、マリーは弟くんに手紙を渡す。

「こ、これは?」
「紹介状!探偵さんとキュア☆おっきーが書いてくれたの!」

手紙の裏側には確かに、二人の名前が書いてあった。
手紙を開き、中身を確認する。

「ああ…そうだったんだ…。」

全て納得した。
そこにはこう書いてあった

【昨日、キュア☆おっきーと共闘して葛城財団を倒した期待の新人、キュア☆マリーをどうぞよろしく。】

と。
 
 

 
後書き
⚫登場人物紹介

ナイチンゲール
話聞かないやべー看護婦
たまたま非番であり、マリーの助けの声を聞きつけやってきた人
ちなみに彼女が勤務している病院は看護婦全員がナイチンゲールという地獄みてーな病院。
入院患者は決して逃げることができず、些細な怪我や微熱だって見逃さないとっても良心的な病院。


子安 綾女(こやす あやめ)
アンデルセンのマスター。
葛城財団の職員だったが非道かつ女性を見る軽視するような実験に嫌気が差し辞職することを考えていた。
そんな中、アンデルセンの召喚に成功。
だが財団の上司から役に立たないから処分しろと言われそこで全て吹っ切れた。
辞めたくても辞められない。しかもこのままだとアンデルセンは死ぬ。
ならいっそのこと逃げてしまおうと。
アンデルセンとは憎まれ口を叩きあってはいるもののそれは本人達からすればただのスキンシップ。
一見仲は悪そうだがその逆である、

あと典型的なダメ人間。
お金があればあるだけ使っちゃうし部屋の掃除も苦手。
この先彼女は三笠にてうまくやっていけるのだろうか…!? 
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