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夜に交わる伴装者~Heros a H eroism~

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約束の結婚前夜(翔ひび)

 
前書き
遂にとうとうこの日が来たよ……。

伴装者のR18ネタ、ついに公開です!
まあ、記念すべき一本目は自分が書いたものでは無いのですが(苦笑)

しかしR18には変わりなし!
それではどうぞ、お楽しみください! 

 
「響……」
「うん……いいよ……」

窓からの月明かりが照らす中、翔と響は見つめ合う。
今宵、二人は遂に誓約を解禁する。

『結婚するまではゴムを付ける』

当たり前だ。この約束をした当時、二人はまだ未成年だったのだから。

翔と響はこれまで、国連直轄タスクフォース『S.O.N.G.』所属のシンフォギア装者及び伴装者として、常に前線で戦い続けて来た。

戦場を共にする仲間であると同時に、相思相愛の恋仲でもあった二人は、任務を終えて火照る身体で向かい合う度に、今以上の関係を求めるようになって行った。

最初の頃は、そのままシャワーやトレーニングに直行する事で振り払って来たが、日に日に翔は己の内に沸いた欲望を抑えられなくなり、それは響も同じであった。

そしてある日、二人はとうとう行為に及んだ。

お互い、愛する者の裸の肉体に触れ、求め合った。

そして、いよいよ本番……となった所で翔の頭に浮かんだのは、一抹の不安だった。

『勢いに任せた結果、妊娠させたらどうする?』

そんな事になれば、互いに後悔する事になりかねない。
そこで二人は、行為に及ぶ時は必ず避妊するように固く誓い合ったのだ。

あれから幾多の危機が世界を襲い、その度に二人は頼もしい仲間達と共にそれらを乗り越えてきた。

そして、遂に迎えた結婚前夜。二人は初めて、ゴムなしで愛を確かめ合うのである。



「ん……ちゅっ……」
「んむ……ちゅうっ……」

響が翔の首に両腕を回すと、翔は響の唇を奪う。
舌を絡め合う濃厚な接吻が数秒続き、唇を離した時には交換した唾液が口元から糸を引き、薄明かりに光っていた。

「えへへ」

照れ笑いする響を見つめて微笑んだ翔は、密着する響の背中に回していた手を、肉付きの程よい大きな尻へと伸ばして鷲掴む。

「ひゃうっ!?」

突然強めに掴まれ、響は驚きビクッと飛び跳ねる。

「何回聞いても、響の声は可愛いな……」
「こっ、こんな事されながら言われてもぉ……」

揉まれる度に、下腹部に熱が溜まっていく。
もどかしさに太腿を擦り合わせ、膝の力が抜けていく感触に響は、自らの体重を彼へと預け始めていた。

やがて、翔の手はその下へと伸びていき、指先は秘裂へと触れる。

細長い彼の指先が、いやらしい手つきで膣肉を押し広げては内側を刺激し、ぐちゅぐちゅと音を立てさせる。

二本の指で弄られ続け、響は遂に潮を吹いた。

「はぁ、はぁ……んッ!!」
「イッたな、響」

下着越しにも分かるほど、秘部は溢れ出した蜜でグショグショに濡れていた。

「もう、脱いだのと変わらないよぉ……♡」

下着を丸ごと脱ぎ捨て、響は翔の上着も脱がせると、そのままベッドへと押し倒す。

「そんなエッチな翔くんはこうだ~!えいっ♡」
「ぐむっ!?」

馬乗りになり、愛液で濡れた秘部を翔の顔面に押し付ける。

「ほらほら~、もう降参しちゃうの~?」

顔面騎乗でマウントを取った響は、次の行為を強請るかのように翔を煽りつつ、腰を前後に動かす。

無論、積極的な彼女に応えない翔ではない。

舌を伸ばすと、興奮のあまり勃った肉芽を舐る。

「そっ、そこぉ……!らめぇ……!」

全身を震わせ動きが一瞬止まるも、響は更に腰を動かす。
だが、続いて翔は肉芽を甘噛みし、更なる刺激を与えてきた。

「ダメッ!ううっ……だとしてもッ!」

気合いを入れて立て直し、今度は翔のズボンを下着ごとずり下ろすと、既にそそり勃っていたイチモツを咥える。

「ほへぇにゃらろうらっ!(これならどうだっ!)」

深くしゃぶりつつ舌先で舐め回し、裏筋にも舌を這わせる。
翔も負けじと肉芽の刺激を舌から指に移行し、蜜に溢れた秘裂に舌を捩じ込み、舐り続ける。

互いに刺激し合い、そして二人は同時に絶頂を迎えた。

「はぁ……はぁ……はぁ……。翔くんの……凄く濃ゆいね……」
「ぜぇ……ぜぇ……響の方こそ、こんなに激しく求めてくるとはな……」
「だって、我慢出来ないんだもん」

口の中に射精された精液を、喉を鳴らして飲み込むと、響は横になり、自らの手で股を開き彼を誘う。

「響……いいんだな?」
「うん……来て……。わたし、翔くんが欲しい……」

意を決して、翔は響の秘裂に肉棒をあてがう。
そしてゆっくりと、奥の方へと押し込み、挿入していった。

「あっ……あんっ……」
「ん……っ」

初めて味わう生での感触。
ゴム無しで感じる響の膣内は、鍛えられた肉体故の締まりはキツく、気を抜けばそのまま搾り出されそうなほどだった。

翔の欲望に火が着き、自然と腰が前後に動き始める。

「響……どうだ……?」
「いつもより……翔くんと繋がってるのが、ハッキリと分かって……すっごく気持ちいいよ……」

答える響の微笑みに、翔は更に激しく腰を打ち突く。

「あ……あんっ、あっ、ああんっ♡」

打ち付ける度に、響の喘ぎ声が大きくなっていく。
次第に表情が蕩け始め、翔はもはや腰を動かし続けて響を喘がせる事しか考えられなくなっていった。

響の両手首を握ると、響は両足で翔の腰をがっちりとホールドする。
種付けプレスの体勢だ。翔は膣の最奥へと押し付けるように突くと、そのまま子宮へトプトプと精液を注ぎ込んだ。

下腹部が満たされていく初めての感覚に、響は全身をビクンと震わせる。

挿入されていたモノが抜けると、秘裂からは白濁色の液体がドロリと垂れてシーツを汚す。

「翔くんので……満たされちゃった……♡」
「……響、その……」

珍しくしどろもどろな翔。どうしたのかと彼の視線の先を見てみると、その下半身は……まだ固いままであった。

響はクスッと笑うと身体を起こし、彼の耳元に口を近付けて囁いた。

「次は、翔くんのやりたいようにしていいよ……?」



「こ、これは……ちょっと……」

ベッドを降りた響は、壁に両手を着き、背中を反らせて彼の方へと尻を向けていた。

「前々からやってみたかったんだ……。いいだろう?」
「もう、いつからそんな変態さんになっちゃったの……?」
「響がエッチだからだが?」
「もー……翔くんのスケベ……。でも、そんな翔くんも好き♡」

甘く、熱い吐息を漏らして待つ彼女の腰に手を添えて、翔は再び響の秘裂に自分のモノを挿入する。

根元までずぷりと入った瞬間、響を先程までとは違う激しい感覚が襲った。
そのまま翔は、立ちバックで響の秘部をより深く、抉るように突き始めた。

(うっ、後ろからだと、恥ずかしいのと気持ちいいのが混ざって……すごいよぉ……頭の中真っ白になっちゃうぅ……♡)

(うわっ……何だこの感覚……。さっきと擦れる時の感触が全然違うっ!?……だっ……ダメだ……もっと響を感じていたくなる……もっと……もっと深く……!)

一心不乱に腰を振り、打ち付けられた肉が部屋の中に音を響かせる。

そんな中、翔の目に飛び込んできたのは、肉棒が奥を突く度にプルンと揺れる、響の大きな乳房だった。
あれから行為に及ぶ度、何度も揉み続けてきたせいか、あの頃よりもずっと大きくなった胸。

伸ばし続けてきた髪が乱れ、快楽に身を焦がす表情と相まって、翔の獣欲はより強くなる。

「み、見ないでぇ……」
「無理……そんな姿見せられたら……もう、我慢なんて……」
「ひゃあっ!」

胸を強く鷲掴まれ、響は甲高く嬌声を上げる。
これまでずっと育て続けて来た果実を、今夜は搾るように揉みしだく。
手のひらに吸い付き、柔らかな弾力を返して来る乳房を何度も何度も揉み続け、その先端でコリコリとした感触で応えてくる乳首を指先で摘む。

「そっ、そこは……っ!ん!あぁっ♡」

摘まれ、引っ張られ、そして揉まれる。胸からの快感と、同時に勢い収まることなく与えられ続ける結合部からの快感。
全身が彼を感じ、求め、疼いている。
気づけば彼の動きに合わせるように、響自身も腰を振り始めていた。

「ハァ……ハァ……響……響ぃッ!」
「はぁん♡翔くぅん……ちゅー……」

甘美な喘ぎ声と共に、響は身をよじってキスを強請る。
翔は響の口を塞ぐと同時に、先程以上に多くの精を、彼女の膣奥へと吐き出した。

「ぷはっ……はぁ……はぁ……」
「ぷぁっ……フゥ、フゥ……フゥ~……」

互いに快楽を貪り、息を切らせて見つめ合う。
腰が砕け、へたり込む響に手を伸ばして立ち上がらせると、彼女は翔にもたれ掛かる。

「ありがと……。その……すっごく気持ちよかった……」
「俺の方だって……。……汗だくだな。シャワー、先使っていいぞ」

そう言われると、響は翔の背中に手を回し……耳元で、吐息を吹きかけるように囁いた。

「翔くん……もう一戦、お願い出来る……?」

紅く上気した響の顔。翔だけを映したその瞳にはハートが浮かび、蕩けきった表情はただ我儘に快楽を求める雌の表情だ。

翔の手でこじ開けられてしまった、他の誰も知らない響の一面。
誰かの為ではなく自分の思うままに、ただ最愛の男と二人、愛し愛されていたいという欲張りな彼女。

そして翔自身も、そんな響に求められる事が満更でもない。ショート寸前の思考回路で誘惑する彼女と、もっと繋がりたい……。

求め合う心のままに、二人はバスルームへと向かって行く。
その後暫く、バスルームの中は、肉を打ち付ける音と、激しい水音と……。

そして、戦場で唄う歌姫が幸せそうに乱れる声が、彼女を愛し支え続ける奏者の吐息と共に響いていた。



獣のように互いを貪り尽くし、疲れきった二人は精液と愛液、そして汗でドロドロになった身体を洗い流すと、手を繋いで床に着いた。

毛布の下で抱き合いながら、二人は幸せそうに微笑んだ。

「おやすみ、翔くん」
「おやすみ、響」

とうとう身体を重ね、終生を共にする事を誓い合った二人。
これから先も、多くの苦難が立ち塞がるだろう。

だとしても、繋ぎあった手と手があるからこそ、きっと二人はどんな危機でも乗り越えられる。

翔と響の愛の物語は、これからも続いていく。



「うぅ、寒い……。冷え込んできてるなぁ」

響の父親、立花洸は仕事からの帰路に就いていた。
マフラーを締め直したちょうどその時、ケータイに着信が入る。

「真理?どうしたんだろう……」

相手は妻の立花真理だった。
電話を取ると、洸の顔は徐々に綻んで行った。

「うん……そうか、分かった。……大丈夫だって。じゃあ、今夜は赤飯だな。……うん。楽しみにしてるよ」

電話を切ると、洸は空を見上げる。

「俺もお爺ちゃんか……」

喜びに満ちた独り言を零し、洸は我が家への足を早めるのだった。 
 

 
後書き
原案:サナギ(@adjga_sun)

素敵な糖文をありがとうございます。
感謝の印として、ここにお名前を掲載させて頂きます。 
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