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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?

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おさらいもといあらすじ
  クッソ雑なこれまでのあらすじ

 
前書き
こんにちは、
ハーメルンにて同名の小説を書いていました。
色々複雑な理由があり…まぁ完璧な自業自得なのですがハーメルンには戻れなくなり、こうしてここで書いていくことにしました。
まずは序盤の物語を簡単にあらすじで紹介していきます。
そこからはコラボ章、
ハーメルンにて私とコラボしてくれた方達のキャラクターが出てくる話からがスタートとなります。
なので事情を知らない方々は置いていかれるかもしれませんが、ここはどうか優しい目で見守ってて下さい。
序盤はそのうち書き直します。
今はただ、私のような方とコラボしてくれた作者様方に謝罪と言いますかお礼といいますか、ともかくそれを一番に書きたいのです。
それでは、雑なあらすじからどうぞ。 

 
友達がいないことと性格がひねくれていること以外はフツーの高校生、一 誠(にのまえ まこと)はなんら変わりなく、一人ぼっちの高校生活を送っていた。

世界が崩壊するまでは。

それはあまりにも突然であった。
地面は割れ、空にはオーロラや虹がかかり、普段ならば有り得ない色に変わった。
何よりも信じられないのは架空の生き物、すなわちモンスターが現れたこと。
対抗手段をもたない現在の人間達は為す術もなく奴らに狩られ、食われ、そして時には遊び道具や慰みものにされ捨てられる。
さっきまで命だったものが辺り一面に転がる惨状がこうしていたるところに起きている。
世界が世紀末となった今、彼のいる高校もまた危機に晒されていた。

「助けのヘリコプターを待つべく生存者は屋上に集まろう。」

クラスの代表的な生徒がそういい、パニックになりながらも学生や教師達は屋上へと避難。
しかしそれがいけなかった。
もはやこの世界に弱者の逃げ場などない、そうとでも言いたげに空から襲いかかってきたのはワイバーンの群れ。
唯一の出入り口はバリケードで塞いでしまったせいでうまく逃げられず一人、また一人とワイバーンのご飯へとなっていく。
そして主人公である彼、一 誠もワイバーンに目をつけられ、今まさに食らいつかれようとしたその時だ。

一枚の折り紙で出来たコウモリがワイバーンの翼を切り裂き、すんでのところで阻止したのだ。

折り紙を拾い、広げてみればそこには文字が書かれており、

『そこから飛び降りて。』

それで彼は理解した。
折り紙で攻撃する。ならばこれは自分の大好きなサーヴァント、刑部姫がいる証拠であると。
彼は刑部姫がいると確信し、屋上から飛び降りてという無理な指示もなるほどつまり着地は任せたっていう"オマージュ"がしたいんだなと超速理解。

迷うことなく彼は屋上から勢い良くダイブ。
しかし事は思い通りにはならず。
着地は任せたと言っても誰も来ないし、彼はそのまま地面へと激突してしまう。
幸い、木が衝撃を和らげ、さらに落ちた地面はふかふかの腐葉土だったことから尻を痛めるだけの軽傷で済んだ彼は立ち上がろうとしたところを、誰かに手を差し伸べられる。

そう、彼の目の前にいたのは"刑部姫"だった。
尻餅を付く(マスター)
そしてその前に立つ刑部姫(サーヴァント)
偶然にも運命の構図ではあった。

それからワイバーンの追撃を受けるものの、刑部姫は"こっち"の世界に来た時に魔力を使い果たしてしまい戦うことはできないと言い出し、仕方なく彼は彼女の手を引っ張りあてもなく逃げたのだった。

ゲームの世界からやってきたという彼女。
今までマーちゃんに大事にされてきたから、こうして命の危機に駆け付けてきた。
そんなことを言う、自分のやっているFGOからやってきたらしい刑部姫。
未だにそんな夢のようなことは信じられないが、現実は既にこうして小説のようなファンタジーな世界になりつつある。
しかも、蔓延っているモンスター達は皆自分がよくやるアプリの一つ、"FGO"のモンスターととてもよくにているものだった。

それから、
がむしゃらに逃げ回り、無意識に彼は自宅に辿り着いていた。
鍵を開けると共働きである両親は当然おらず、とにかく彼女を早く家の中に入れそそくさと鍵を閉めるのであった。

その際、彼は気づかなかった。
自分が鍵を閉めている後ろで、刑部姫が妖しい笑みを浮かべていることに…。
刑部姫は確かに刑部姫だ。
だが、彼女の中にはドス黒い欲望が渦巻いていた。
この世界にこれるようになってから芽生えた願い。
それは自分のマスターである一 誠。
彼とこの世界で永遠に、引き籠る(愛し合う)コトである。
その内に秘めたる欲望は決して表には出さなかった。
彼の前ではひたすら彼の思う"刑部姫"を演じ、そして誘惑し、自らに依存させる。
初めての魔力供給。
彼は刑部姫が強引にやられるのが好きだと見抜いたつもりであったが、それはあくまで彼女の作戦でしかなかった。

主導権を握っていたのはマスターではなく、刑部姫。
ただ計画通りに、彼は刑部姫の手のひらの上で踊らされているようなものだったのである。

そしてここから、マスターの彼を自分に依存させ、刑部姫ナシでは生きていけないカラダにしていく計画が始まる。


⚫それから

世界は崩壊した。
だが、彼と刑部姫はそんなこと関係なしに引きこもりライフをエンジョイしていた。

家は刑部姫のおかげでバフをかけられ、スプリガンやドラゴンが頑張っても壊れない程丈夫な家に。
世間が大変なことになっている今、二人はこうして家の中でゲームしたりネットしたりテレビ見たりセックスしたりと、とにかく爛れた生活をしていた。
だが、そんな生活を続けて一週間…。
ついにガスや水道、電気などのライフラインがストップ。

何も出来ない。楽しくない引きこもりなど最早引きこもりではない。
そう思った彼は荷物をまとめ、家を出ることにした。
この崩壊した世界で彼は、安心した引きこもり生活が遅れる理想郷を目指すことにした。
刑部姫もまた、マスターの願望は自分の願望と利害が一致するので付いていくことにした。
こうして二人の正しいと信じる夢である、『最高の引きこもり生活』を叶えるべく、長い物語が始まったのである。


⚫探偵を目指す
引きこもるにあたって、二人はまず安全に暮らせる場所である"東京"を目指すことにした。
しかし、テレビや旅の途中で出会った人々から聞いた話によれば、東京には全国各地から似たような理由で集まってきた人でごった返しており、東京は現在難民の受け入れを拒否。
そのため東京周囲には難民達が住み始めスラムのようになっているのだという。
当然治安は最悪。下手すれば一日に二、三人は何かしらの理由で殺されているという始末であった。
しかし、彼と刑部姫はそれでも諦めない。
自分達が正しいと信じる夢を叶えるためには大きな壁も乗り越えなければならない。
そう思い、より確固たる覚悟を決めるのであった。

しかしここで、一つの問題が発生。
果たして東京に入れたとして、そこからすぐにまともな生活を送ることができるであろうか?
お金なんてない。
あるにしても、高校生の持っているお金なんてたかが知れている。
このままでは東京に入れたとしても、一問ナシでは引きこもることはまず不可能だろう。
だから彼は、仕事をすることにした。
真面目に働くのではない。
世界は壊れている、なら、今くらい好きな仕事をしてみたっていいじゃないか。
そうして彼は、悩みを解決する職業である"探偵"を目指すことにした。
特に頭がいいわけでもない。現実を見ろとか言われるかもしれない。
だが現実がこのザマなんだ。夢みたいなことが起こってんだ。
だったら、夢くらい叶えたっていいだろ。
探偵となった彼、一 誠はそう語った。

⚫探偵業は楽じゃない
それから探偵を始め、初の事件解決は満員であるラブホテルに文句をつけてきた暴漢の鎮圧であった。
それによりそのホテルのオーナーからは感謝され、お礼としてホテルの最上階にあるスイートルーム、そこに住んでいいと言われた。
こうしてそこは今日から彼らの本拠地、『ニノマエ探偵事務所 』となったのである。

「刑部姫をサーヴァントに従えたマスターが探偵もといなんでも屋をやっている。」
そんな噂はどんどん広がっていき、次第に彼ら二人もそこそこ名の知れたちょっとした有名人になりつつあった。
依頼はネット、もしくは事務所を直接訪ねて頼まれる。
最初は素材を集めてほしいだとか、失せ物を探してほしいだとかそんな些細な依頼ばかりであった。
しかし彼とそのサーヴァント、刑部姫は文句など言いはしない。
『お金をためられるだけためて、あとはもう引きこもる。』
そういった、正しいと信じる夢を胸に刻んでいたからだ。

『多少高くつくものの、依頼は必ず成功させる。』
そういったキャッチコピーの通り、値段ははるものの彼らは確実に依頼を成功させることで話題の探偵となる。

そしてこれから出会うのは、自分と同じようにサーヴァントと共にこの崩壊世界を生き抜く数多のマスター達。
そのサーヴァントを快く思わない者達。
そして、あわよくばそのサーヴァントを利用し、この崩壊した世界のトップに立とうと暗躍する者達。

この物語は、
見習い剣豪が世界の真相を知るべく、または大剣豪にふさわしいマスターとなるために旅し、
物書きが憧れの作家と英霊達の第二の人生を綴り、
絵描きが画狂と共にこの世界を描いて気ままに生き、
そして、探偵と引きこもりがいずれサーヴァントを救うことになる物語だ。

 
 

 
後書き
⚫崩壊世界シリーズって?
ハーメルンにて連載しているKEYさんの作品『モテない男の元にアルトリア・ランサー(ヤンヤン)が来るというテンプレチックなドロドロイチャイチャするだけの話』の舞台となっている世界のこと。
また、この世界観を共用してこれまでに多くの作者が色々なものを書いてきた。
私もその一人になります。
この崩壊世界シリーズの一般知識は
アプリゲーム、『Fate/Grand Order』をプレイしていた人はそのアプリ内にて一番絆レベルの高かったサーヴァントを現実世界にて召喚している。

ただの一般人がサーヴァントを召喚できたとして、維持するための魔力はどうするのかというと
この世界は崩壊してから神秘が満ちるようになり、そこら中から魔力の溢れる環境となった。
そのため、マスターからの供給ナシでも自由に行動し、顕現し続けられるようになっている。
それでもやはり、魔力供給というものは必要不可欠とのこと(じゃないとR-18の意味がないからね)


 
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