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装者達が勘違いしている件について

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4話小日向未来①後編

 
前書き
約束のブツ、お渡しします! 

 
「んくっ…………んくっ、んーーーー!」

再びホテルの一室に、未来の矯声が上がる。

未来の要望(?)に応え、彼女の顔が見えるようにした形でのセックス。

キスをしながらの彼女上位の騎乗位で、誠治郎と未来の身体は又、繋がっていた。

ずちゅずちゅと、イヤらしい音がベットの上で木霊する。

軽い未来の身体が、毬のように跳ね。

タイミングを合わせて、誠治郎はペニスで、既に受け入れ体制を整えている子宮をノックする。

対する未来の身体は、艶めいた白肌を傍目からみても明らかに紅潮させながら、焦点の合ってない目で応えていた。

そう、既に未来の意識は、快楽により数回達している。

勿論、最初は頑張って意識を取り戻していた。

しかし、昇った意識が、通常に戻る度に。

誠治郎のペニスが、底なし沼のような快楽の渦に、未来の意識を叩き落としていく。

心も、体も。

未来の蜜壺は絶え間無く与えられる快楽に対して愛液を溢れんばかりに溢し、誠治郎のペニスを締めつけ、快楽を信号にして未来の脳髄に稲妻にも似た刺激を与え続ける。

その中で、更に互いの汗で艶を増した艶やかな裸体に伸ばされる誠治郎のイヤらしい手。

誠治郎がその魅力に耐えきれず、揉みしだいている未来の乳房や躍動する丸尻から与えられる快感が、絶え間無く意識を高頂させる。

結論として、誠治郎により既に未来の意識は快楽一色に染められていた。

だが、未来のヌードを満足げに眺める誠治郎とは対照的に、なぜ未来だけ、意識を飛ばすほど余裕がないのだろうか。

その一番の理由は、誠治郎にあった。

彼は完全に忘れているが、彼は今、自身の料理により、彼女に触れる度に快楽を与えられる状態なのだ。

そんな状態で、彼女に対して、誠治郎が行ったのは…………

割りと容赦のない、セックスにクンニ、さらには2回戦。

未来は色々な意味で限界であった。

(もう…………もうらめ…………)

彼女の脳は、多方向からくる快楽の波に完全に飲まれていた。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

「ほら、良かったらこれ飲んで!グレープフルーツ味で美味しいから」

「あ…………ありがとう、誠治郎さん…………」

彼女を後ろから犯した誠治郎が、彼女に水分補給と飲み物を渡したのは良い。

彼女もそれで火照った身体に十分に水分を補給できたのだから。

だが、その後がいけなかった。

「じゃあ、未来の好きな形でするね?」

「えっ?…………んむ!?」

疑問符を浮かべたのも、つかの間。

突然抱き上げられ、浮遊感に見舞われる未来の身体。

そして、即座に唇を奪われた未来は、ふっと浮遊感に襲われた。

そのまま、ふわりと彼女の身体は彼の下腹部まで送られる。

既に臨戦態勢で準備している、誠治郎の前まで。

「え、ちょっ、ちょっと休ませて!…………ひうっ!」

両手でしっかりとホールドされ、自由に動けない未来のお尻の下に、黒光りしたペニスが添えられる。

「ち、ちょっと待って誠治郎さんぅー!」

制止の言葉は、直前で霧散した。

というか『させた』

濡れていたとはいえ、下から一気に挿入された誠治郎のペニスは、未来の思考から、一時的に言語を忘却させるほどの衝撃をもたらした。

愛液で濡れていた膣内を通りすぎ、子宮まで達した亀頭が、未来の脳を痺れさせる、『ズン!』と響く快楽を与えた。

「ん…………あぁ…………」

目を見開いて、その衝撃に震える身体。

膝の上に彼女の体を乗せているので、ちょうど誠治郎目線の直ぐ下にある、プルんと美味しそうな、未来の乳房。

「あむ…………(味も見ておこう)」

「ひうっ!?」

衝撃で呆然としていた意識が、チュウチュウ自分の乳首を吸い始めた誠治郎の口戯により、中断される。

「もう!もうもうもう!」

自分勝手に二回戦を始めた(未来視点)の男に抗議するたる。

ポカポカと力を抜きながらも連続して胸に顔を埋める誠治郎を叩く未来。

その行為に誠治郎は…………

(うん……恥じらう乙女さを忘れない未来、さすが大和撫子)

分かる、と言わんばかりに心の中で頷きを返す。

全く反省していない。

彼は、会社の株が上がろうが純利益が増えようが見せない笑顔で、未来の体を貪り続けた。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

「…………誠治郎さん」

小柄な女性の前で、全裸で土下座する男。

そう、誠治郎です(自己紹介)

「誠治郎さん、聞いてます!」

ぼんやりシャワーを浴びたばかりのタオル一枚の未来をニコニコ眺めていると、また怒られた。

(まってくれ、未来の白タオル一枚姿は別腹なんだ)

全く成長していない…………

一目で反省していないと分かるだらしない顔で首肯く誠治郎の頭を、未来にペシペシ叩かれる。

色々大変な事になっていたので、再度シャワーを二人で浴びた後、当たり前のように誠治郎は未来に詰問されていた。

主に情け容赦ない激しい性行について。

当たり前である。

勿論、即座に誠治郎は降参の構え。

アーマーパージ、武装解除の全裸土下座。

当然、直ぐに許される訳がなく。

数十分に及ぶ、説教の幕が開くことになった。
 
 

 
後書き
エロは難しい。商業の人はすげえなあ(素直な感想) 
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