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『外伝:紫』崩壊した世界で紫式部が来てくれたけどなにか違う

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(!閲覧注意!)あたしは引き続き、香子を嬲る。

 
前書き
ふたなり、後半です。
長い前書きはいりませんね。
本編どうぞ。
引き続き閲覧注意です。ふたなり、汚喘ぎ等ありますのでそれらが苦手な方はこのお話にこれからの展開に関わる重大な要素なんて何一つないので読まないことをオススメします。
それではどうぞ 

 
「香子…ほら見えてる?今の顔すっごいスケベじゃん♡」

あたしの股間に男根が生えてからはや数日…。
依然としてぶら下がってるそれは消えることはなく、唐突に勃起してはあたしを発情期の動物に変貌させる。

そうしてふたなりを用いた何回目かのセックス。
バックで突き上げ、香子は壁に手をついて獣のように喘いでいる。

そして彼女の目の前、壁に取り付けてあるのは鏡だ。

「こ、こんなすけべなみぼうじんで…も、もうしわけありませんっ…♡♡」
「ほんとだよ。このデカケツもさぁっ♡」

スパァンとそのお尻を引っぱたいてやれば、締りはまたキツくなる。

「分かる?あたしの気持ち。普段からこんなケツを振って歩いてさ。誘ってんの?」
「さそって…なんかっ♡」
「うるさいなぁ。淫乱未亡人なんだから口答えする、なっ!!」
「あっ、あうっ♡♡」

実際、言った通りだ。
露出はほとんどないにしろ溢れ出る色気。
服の上からこれでもかと主張する暴力的な胸と尻。
普段からは香子のふとした仕草に多少ムラッとしたことは幾度となくあるが、"コレ"が生えてからは特にそれが顕著になった。

髪を耳にかける仕草、ページをめくる細い指。そして歩く後ろ姿は実に挑発的に感じた。
時々孤児院から遊びに来る子供達に優しく語りかける姿を見ると、夜の姿のギャップでまたムラムラしてくる。
キミたちの話している優しい香子お姉さんは、夜はスケベな声上げながらそのでかい胸揺らしてるんだぞって、伝えたくなる。

「ほら、もっと自分の顔見なよ。逸らしたりなんかしたらダメだから。自分はこんなスケベ未亡人なんだって、認めなきゃ。ね?」
「は、はい…っ♡」

鏡に映るのは口角は垂れ下がり、端からはヨダレをだらしなく垂らしている1人のメスの姿。
葵紫図書館の凛々しい司書の姿なんてどこにもない。
あるのはスケベで欲求不満のいやらしい未亡人だ。

「ほら、ペースあげるよ。締まりっぱなしだしもうイきたいんでしょ?」
「ぐ…ぅっ、そう、れすっ♡ずっとがまんして…がまんしてましだぁ♡♡」
「そう。よく頑張ったね。」




それから、
あたしの身体に起きてる異常を確認するため、いつもの2人が訪れる。
へカーティアとソフィーだ。

彼女らはやってきて早々、あたしではなく紫式部に視線を向けたのだが、

「ねえ、」
「ん?」
「紫式部に、何かした?」

ソフィーが訝しげにあたしを見つめながら、そう聞いてきた。


「ほんとに、何もしてない?」

まあ強いて言うのであれば、”ナニ”したって事になるけれど…。

「なんでそんなに聞くのさ。」
「だって…。」

紫式部の方を見て、それからあたしを見つめ直し、へカーティアはゆっくりと口を開いた。

「霊基が治ってるんですもの。有り得ないペースで。」



へカーティアの説明はこうだった。

香子の霊基は今、先日かけられた呪いによってズタボロの状態。
療養すれば少しづつ治るものの、今日確認しに来てみれば驚くことにほぼ完治している。

あたし自身、サーヴァントを治す方法はほぼ知らない。第一魔術師でもないし。

「あのさ、へカーティア。」

と、そこでソフィーが割って入った

「”ソレ”じゃないかな?」

ソフィーが指さしたのはあたしの下半身。
おそらくまだ消えずにぶら下がっているいちもつのことだろう。

「これ…?」
「そう。葵はさ、昨日紫式部に抜いてもらったんだよね?」
「うん。まぁ…。」

あの日、抜いてもらい、さらに犯した。
それから数日何度も暇さえあれば香子を欲望の赴くままに犯した。

「じゃあそれだよ。」
「いや…それとこれとどう関係が?」
「ほら、魔力供給ってあるじゃない?」

魔力供給。
マスターがサーヴァントに魔力を渡す事であろう。
しかし今は、本来の意味とは少し異なり身体を重ねることを意味している。

確かにあたしは、俗に言う魔力供給をした事になっている。

「魔力は体液に宿りやすい。キミの精液を香子が摂取し、魔力として体に取り込んだ。原因としてはそれしか考えられないよ。」
「でも…あたしはただえっちしただけだよ?」
「うん、そう。それなんだ。」

サーヴァントとマスターは繋がっており、”パス”として普段から魔力を供給されてるらしい。
食事をする、身体を重ねる、それで魔力はいくらか回復できるらしいがそれは最悪の効率であり、なんなら魔力のやどった宝石、今ここで言うならば聖晶片などを摂取させた方がずっと効率が良いというもの。

というのを、なにかの本で読んだ。

「もしかしたらそのふたなりおちんちん自体がおかしいのかも…。」
「ぶっ!!」

ごめん、思わず吹き出しちゃった。

「葵…ボクは真剣に話してるんだけど…。」
「ごめん…。」

真顔で”ふたなりおちんちん”だなんて言われたら誰だって笑うに決まってる。
それに言ってしまえば、エリザベートとそのマスターの二名からぶっかけられた次の日に生えてたこと自体がおかしくて仕方がないのだけど。

「でもまぁ、いいんじゃないのかしら?葵は欲求が解消できる。紫式部は霊基の修復が出来て一石二鳥じゃない。」
「へカーティア!ボクはさっきから真面目に…」

あれやこれや調べてもらうものの、結局は分からずじまい。
地獄の女神様とやらの助力もあったものの、イチモツの正体は分からずなぜ生えたのかも謎のままだった。




それからというもの、あたしの欲求はどんどん歯止めが効かなくなる。

「ほら…こういうの…好きでしょ…っ?」
「んっ、んん…!!」

図書館。
現在営業中であり、館には数人の利用客がいる。
その奥、ちょうど死角になる場所があるのだがあたしと香子は職務を放棄してそこでまぐわっていた。

「スリルがあってさ…バレるかバレないかで、ドキドキすんじゃん…♡」
「…っ!!ーーっ♡♡♡」

壁に手を付き、突かれるたびに香子はもう片方の手で必死に口を抑えて声が漏れないようにしている。
それがとってもたまらない。
香子の時代に合わせて言うならば、これを『いとをかし』って言うのかもしれない。

「あおい…さま…っ♡」
「なーにー?」
「もう…そろそろおやめに…!」
「やーめない♡」

より一層強く、奥へ突いてあげると香子は下品な声を漏らす。
普段のお淑やかな見た目からは想像もできない、獣としての本性丸出しのおほ声。
私、そういったものには全く興味ありませんとすまし顔の彼女が、今こうしてあたしに犯され、一人の女になっている。

「やめるわけないじゃん。だって泰山解説祭(コレ)にはもっとして欲しいよーなんて書いてあるよ。」

何も無い場所を指さし、香子の心情はこうだと説明してあげる。
当然、嘘だ。
そこには何も無いし泰山解説祭は発動していない。
でもそうすると、香子は自分から堕ちてくれる。

「いけません……のに、ふぁあっ!?」

身をくねらせ、壁に手をつき、香子は必死に耐える。
そんな中で背中を指でつぅ、となぞると、また可愛い声を出してくれた。
慌てて両手で口を塞ぐも、時すでに遅し。

「向こうの方、なんかお客さんザワついてるね?気付いちゃったかな?」
「……!」

本を読むため椅子やテーブルが並べられた場所。
そちらの方から少し声が聞こえてくる。
内容はやはり「今、なんか聴こえなかった?」とか「何今のエロい声?誰かシてる?」とかそういったものばかり。

こうなると、バレるのも時間の問題だろう。

「じゃあラストスパート、いこっか♡」
「っ!?ま、待ってください!!あおいさ……おお゛っ゛♡♡♡」

ずぅっと締め付けてきて、ずぅっと甘イキしてたのは分かってた。
じゃあ思い切り突いて、容赦なくガン攻めして、気持ちよくいかせてあげよう。

「だ、めっ、らめれすっ♡ばれてしまい…ま゛す゛っ♡」
「バレちゃえばいいじゃん。図書館の司書はこんなスケベな未亡人ですよーって。」

ハイペースでピストン運動を始めればそれは音が出る。
肉と肉のぶつかる音。
それはもちろん静かな図書館に容赦なく響いた。
向こうのざわめきが大きくなる。
それに比例して香子も、だんだん我慢が効かなくなってくる。

「い…くっ♡いくいくいくいくい゛く゛い゛く゛ぅ゛っ♡♡」

顔がにやけてしまっているのが分かる。
私の口はニンマリと笑い、その目は恍惚として、おおよそ嬌声とは言えない下品な声を上げる香子を見下ろしている。

さぁ、出してあげよう。
これは欲望を貪る行為ではなく、あたしと香子の為の大事な治療行為なのだから。

あたしはふたなりの治療をして、香子はボロボロになった霊基を治療する。
あたしも香子も気持ちよくなれる。なんのデメリットもない治療だ。

「ほら……だす、よっ!」
「!!!!」

がっちりとその艶のある大きなお尻を鷲掴み、奥の方へ射精する。
ちぎれそうな程に中は絞まり、まるで出せるものを全部出せと言われているような膣圧によって薄まることの無いそれが絞り出される。

「お……おおっ♡♡うう……っ♡♡」

そうして香子は力無くその場に倒れ、ずるりといちもつが抜ける。

ああ……なんて気持ちがいいんだろう。
この気持ちよさが味わえなくなるのはやや惜しい。
だから、もっと。
今あるうちにもっともっと楽しんでおきたい。





抑え込んでいたものが溢れていくように、一度解き放ってしまえばそれはどんどん込み上げてくる。

決壊したダムの放流のように、空になるまで止まらない。

「うわ…きっつ…」
「そう思うのなら着せないでください!!!!」

ただ犯すだけでは飽き足らず、自分の性的志向を彼女にぶつけてみたりする。

今香子が着ているのはいつものお上品なドレスなんかじゃなく、昔の学生が着る体操服。ブルマだ。
少しサイズの小さめのものを買ってきてみたけど、大成功だ。

「その…私はさいず的にきついのですが…!」
「えーそんなことないよー。ブルマ食いこんでるすごく似合うよ。」
「サイズ合ってないじゃないですか!!」

直してもすぐ食い込むブルマ。
胸が大きすぎるせいで丈が合わず、へそが見えてしまってる体操服
あと胸のところの名前欄にわざわざ油性ででかでかと書いてあげた『かおるこ』の文字がとんでもない事になってる。
さて、

「じゃあ、足、ピッタリ閉じてよ。」
「こ、こうですかぁ…?」

これはただのコスプレセックスなんかじゃない。
あたしのふたなりを治すため、そして香子の霊基を修復するための大事な〝治療〟なんだ。

「ひぃっ!?」

生暖かな感触が、ピッタリ閉じた香子の腿を強引に通る。

「あ、あおいさまっ!?」
「そのむちむちした太腿見てからさ、ずーっとしてみたかったんだよねぇ腿コキ。やっぱやばいね…これ。もう出そうかも。」
「こ、これは本当に治療なのですよね!?」
「うん。治療治療。」

そうして後ろから手を回していつもの様にその胸をむんずと掴んで堪能する。

「あはっ、やっぱブラしてないじゃん…♡」
「あおいさまが…そうしろと…っ♡」
「別にそこまで強く言ってないよ。ほんとに嫌なら付けてもいいよって思ったんだけど…?」
「そんなこと…っっ♡♡♡」

手からこぼれるほどの乳。
体操服の上から乳首を爪でカリカリしてあげると、何か言い返そうとした香子は背中を逸らして快感を享受する。

腿の圧がちょうどよくふたなりを刺激してくれる。
後ろからギュッと抱きしめ、密着してうなじあたりに顔を埋めて息を深く吸うと彼女の匂いに支配される。

「あー、やっぱいいにおい…♡やる前にランニングマシーンで散々走らせた甲斐があったよ。」
「嗅がないでください!!」

汗ばんだ体操服。これでもかと揺れる胸は最高だった。
さて、

「ほら、もっと腿でこすこすしなよ。」
「んぎ…いぃっ♡♡」

ブルマをぐいと上げ、秘部に食い込ませる。

「そうそう、そうやってさ。うん、上手。」

ゆっくりと出し入れし、カウパーが潤滑油代わりになってにちにちといやらしい音を立てる。
我慢が効かなくなり、もっと彼女を抱きしめて堪能する。

「その次はどうする?制服がいい?それともスク水?思い切ってパッツパツの園児服着せるのも面白そうだよね?」
「え、園児服!?私に人権はないのですか!?」

彼女の耳に顔を近付け、囁く。

「ないに決まってんじゃん。今主導権を握ってるのはあたし。言うこと聞けば、旦那様のものより太くてたくましい〝コレ〟でたくさん犯してあげる。いいでしょ?」
「……。」

黙って頷いた。

「すけべ。未亡人は性欲有り余ってるのは本当なんだね。」
「…っ♡」
「ほら頑張んなよ。そしたらもっと恥ずかしいカッコさせて、たくさんヨがらせてやるからさぁ♡」



それから、


「おー似合ってる似合ってる。わざわざお急ぎ便で取り寄せた甲斐があったね。」
「む、無理です恥ずかしいです!!死んでしまいます!!」

約束通りもっと恥ずかしい格好をさせて犯してあげることにした。
今香子が着てるのはスケベ礼装の代名詞、デンジャラス・ビースト。

恥ずかしがる彼女を見て、自分がにやけてしまっているのがわかる。

「はは…やっば…♡」

見ただけでふたなりは大変なことになってしまった。
早く犯せ、いや、もうちょっとだけ視姦して焦らしてやろうか?
脳内で素直な欲望と嗜虐心がせめぎ合ってムラムラしてくる。

それと香子が恥ずかしがる理由としてはやはり、

「せ、せめて部屋で…」
「いいじゃん。ここ中庭だし誰も見てないって。」

外でこんな格好をしているってことだろう。
ガーデンチェアに腰掛けながらあたしはそんな香子を堪能し、自分のアレを指さす。

「ほら、」
「な、なんでしょうか…?」
「座ってよ、ここに。」

戸惑う香子。
なにをそんなに恥ずかしがってるんだろうか。
ただあたしに股がって、座ればいいだけ。

「ほら、もしかしたら人来ちゃうかも…。」
「…っ。」

そういうと香子は渋々こちらに歩み寄る。

座っているあたしの首に手を回し、ゆっくりと腰を下ろす。
ピンと屹立したそれを、パンツの部分をずらしてあてがう香子。
目の前で、頬を赤くしてとても恥ずかしそうにしている様かよく見える。
そして、

「ふ…くぅ…っ♡」

ゆっくりと腰を下ろしていく。
ずぶずぶと入り込んでいくあたしのモノ。
きつい香子の腟内(ナカ)を強引に押し広げ、どんどん入り込んでいく。

「はいり、ました…っ♡」

そうして奥まで入り込み、座ったことを報告してくれた。

「…っ、あ…はぁ…っ♡」
「苦しそうだね香子?なんかあった?」
「なにかとは…そんなの…っ♡」

目をそらそうとしたので顎を持って無理矢理見つめ合わせる。
蕩けた視線で睨まれても、なんにも怖くない。

「動きなよ、ほら♡」
「…。」

腰あたりをトントンと叩いてあげると僅かに身をよじらせる。
そうして香子は、ゆっくりと腰を上げ

「ふ…んんっ♡♡」

腰を下ろす。
そうやってスローペースで上下させ、無我夢中であたしのそれを貪った。

「く…はぁ…っ♡あぁあっ♡♡」
「ペースが早くなってきたね?」
「は、はやく…へやにもどりたいだけですっ♡」
「へぇ…。」

腰を打ち付ける速度が次第に早くなる。
早く射精をしろと、膣が訴えかけてくる。

顔を顰めてるけど波のようにやってくる快感には抗えない。
その噛み締めた口の端は緩み、ヨダレが垂れている。

「ふ、ふーっ♡ふーっ♡お、おおっ♡ぐぅ…っ♡」
「ほら、いつもの獣みたいな声出てる。」
「そんなげひんなこえ…でてなんか…いませおっおおおお!?!!???」

不意打ち気味にあたしから動いてやる。
するとあまりにも予想外だったんだろう。
押し殺したような喘ぎ声ではなく渾身のおほ声が出てきた。

「だっ、だめです…♡いまは…いまだけはうごかないで…っ!」
「いや、動くけど?」

容赦なく突き上げてあげる。
それからあたしは立ち上がり、駅弁の体勢になって腰を動かし始めた。

「まっ、まってください!これでは全体重がかかって…!」
「そのつもりだけど?」
「ああっ♡だ、だめです!それはいけません!!お、おかじぐなりばずっ♡げひんなごえ、ででじばいばずがらぁっ♡♡♡」

なりふりかまってられないみたいだ。
別にどれだけ下品で獣みたいな声出そうが聞いてるのはあたしだけなのに。

「もっと鳴きなよ。おかしくなりなよ。ここにいんのはあたしだけなんだし、死ぬほど乱れて鳴けばいいじゃん。」
「ぞんなの…だめでずっ♡わらひっ♡むらしゃきしぎぶなのにぃぃっ♡」

あーはいはい。なるほどね。
あの平安の超有名作家、紫式部さんがそんな獣みたいに欲を貪る姿を見せてはならないと。
最後のプライド…みたいなやつ?

「……違うよ。香子。」

そんなもろくて邪魔なもの、

「今の香子は、1匹の〝女〟だよ。」

あたしが壊してラクにしてやる。

「……。」
「女…ていうか〝雌〟こうやってあたしにされるがままになって、なんの抵抗もしないのが証拠。」
「…こ、これは仕方なく…」
「もう治療なんて大義名分、捨てようか。あたしもせっかく生えた〝こいつ〟で香子を滅茶苦茶に犯したい。ヨガリ狂って、雌の本能全開にしてあたしを求める香子が見てみたい。」
「……。」

と耳元で囁いてから、香子を一旦下ろしてあげる。
自由になった香子。
小っ恥ずかしいコスプレを脱ぎ捨て、やめることも彼女の自由だ。
けど、

「……はい。」

香子は正直だ。

【あなたが欲しい。あなたの言うとおり今の自分は】
「これは今、余計ですね。」

泰山解説祭を消去し、彼女は彼女自身の言葉で紡いであたしに伝える。

「欲しいです…葵様のモノが…。」
「……。」
「旦那様のものより太くて大きなモノが、欲しくてたまらなくて、疼いてます…。」
「へぇ、そっか。」
「葵様の言う通り、今の香子は1匹の獣、1匹の雌です。」

危険な獣はそう言って仰向けになり、あたしに股を開く。
手足を折り曲げ、さながら躾られた犬の服従のポーズみたいなものをとって、あたしと自分の本性を受け入れた。

「お願い…します。葵様。このようなふしだらな(かおるこ)を…滅茶苦茶にしてください…!」

瞳にハートマークでも浮かんでそうなくらい、とろんとした表情でそうねだる彼女。
たまらない。建前も何もなく、ただ滅茶苦茶にしてくれって頼まれたんだ。

「じゃあ、してあげる。」

香子に覆い被さる。
もう前戯は不要だ。濡れに濡れたそれはもう受け入れ準備はとうに出来ている。

「お、お"お"っ♡♡♡♡」

獣みたいな声を上げる。
図書館の利用客も、親しい仲の人も知らない、香子の下品な声。

あたしだけが知ってる。香子の本当の姿、本性、全てさらけだしたありのままの雌としての姿。
一種の優越感に浸りつつ、すんなりと奥まで入ったそれをゆっくりと引き抜いていく。

「あ、んんっ♡おっおおっ…おー♡」
「ヤバいじゃんその声…。」

ズルズルと抜かれていくとつられて汚く喘ぐ香子。
そうすると抜かないで欲しいのか、足をあたしの腰へと回して離れられないようにする。
ああこれ聞いたことある。だいしゅきホールドだ。
さらに手も首の方へと回し、絶対に逃がさないよう完全にホールドされてしまった。

「大丈夫。やめないよ。」

そう言うも香子はホールドをやめない。
口の端からヨダレを垂らし、普段はそうそう見れない快楽で緩みきったその表情。
でも目だけはきっちりとあたしを見ている。いや、あたししか見えていない。
もっと欲しいと、もっと激しくしてくださいと目で訴えている。

「あおい、さま…っ♡あおいしゃま♡もっと、もっと♡」
「あーはいはい。わかったよ。」

そこまでねだられるのならもう手加減はしない方がいいと思い、杭打ち機の様に香子に欲望を打ち付けてあげる。

「ほら…どう…っ?」
「い"っ♡い"い"れすっ♡ぎぼぢいいれすっ♡おぐまで突かれて…おがじぐなりばずっ♡」
「ははっ、大丈夫。もうおかしいよ。」

静かな夜の中庭に、肉同士のぶつかる音と彼女の獣のような喘ぎ声が響く。
おそらくこの図書館を通り過ぎる人がいたとしたら、この声が紫式部のものだと気づかないだろう。
まぁ、こんな深夜に人なんて来ないだろうけど。

「…っ♡♡」
「わ。」

体勢を変えられる。
香子が起き上がり、私が倒されて上下が入れ替わる。

「はーっ♡はーっ♡ふー…ふーっ♡」

荒い吐息がかかる。
彼女はあたしの上に跨ると、無我夢中で腰を動かした。

「はっ、はぁ…ぁああっ♡♡」

欲望を貪って、さぞや嬉しそうに口元を歪めて、犬みたいにだらしなく舌を垂らして、
みんなの知らない、ホントの香子。

「あおい、さまっ…♡」

あたしの腕を掴み、自分の胸に無理矢理押し付ける。

「揉めってこと?」
「…はいっ♡できれば、らんぼうに…♡」
「あーはいはい。そういうこと。」

乱暴にして欲しいとお願いされればもうそうするしかない。
スケベな本性を隠すことをしなくなった香子の欲望はどんどんエスカレートする。
危険な獣は、本当に危険だったのだ。

「あおいさまっ♡いい、ですか?イッて、いいですか?」

許可を求める。
それに対しあたしはただ頷く。
どうせならイク瞬間にあたしもイッて一番奥に出してやろう。
そう思い、彼女が腰を落としたその瞬間に、

「んっっ!?ぐゅぅううっ♡♡♡♡」

意地悪して突き上げてやる。
すると歯を食いしばって絶頂を耐えようとするもまるで意味をなさず、

「あぁぁぁだめ…そんなことをしたらぁっ♡…いぐいぐいぐい…ぐぅっ♡♡♡」

吹き出す潮。背中を反らして盛大に果てた。

「お"っ…おお"っ♡お"ぉぉ…♡」

余韻をひとしきり楽しみ、それからへたりとあたしへ倒れ込む。
しばらく動かないので失神したのでは?と思ったがまだ意識はあるみたいだ。

「……。」
「まだ…ですよね?」

頭を撫でると声が返ってくる。

「〝まだ〟って?」
「その…延長と言いますか…二回戦といいますか…。」
「ああいけるよ。まだまだ全然犯せる。」

そういって香子をどかし、立ち上がる。
それから足腰が立たないであろう彼女をお姫様抱っこで持ち上げると、部屋の中へ戻った。
乱暴に、めちゃくちゃにして欲しい。
そこまでねだられるのなら気の済むまでしてあげよう。

それこそ、このふたなりが消えてなくなる寸前まで。

さぁ、夜は長い。





翌日。

「消えた?」
「うん。消えた。」

昼頃あたしと香子の容態を確認しにやってきたへカーティアとソフィーに事の顛末を説明する。

簡潔に言えば、

「朝起きたら、もうなくなってたんだよね。ちんこ。」

昨日馬鹿みたいにヤリまくって寝たら、もう無かった。

朝起きて、もう慣れきったその股間の違和感がないなぁと思って確認してみれば、そこにはもう何も生えていなかったのだ。

本当に、何から何まで不思議な出来事だった。
しかしそれ以降…。


「…?」

図書館にあるパソコン。
普段閉館時には電源を切っているのだが何故かついていることに気付いた。
開かれているのは検索サイト。

あたしもたまに本では分からないことを調べる際、こういった検索サイトを利用することはある。
しかし今日は利用していない。
だとすると一体誰が使ったのだろう?
香子はこういったものはまず使おうとしない。
調べ物は本でしかしないし第一あまり機械系は好きではないからだ。

しかし、

「あーはいはい…。」

検索履歴を見てみれば誰が使ったか一目瞭然。
機械に不慣れなせいかこうして履歴がきっちり残ることを知らなかったのだろう。

その履歴とは

ふたなり 生やし方
ふたなり どうしたら生える
ふたなり 一度無くなった 生やし方
ふたなり 薬

「…ふっ。」

下心丸出しな検索履歴に思わず吹き出しそうになり、こらえる。
あぁ、またシたいんだなと思いつつ後でこの履歴を見せて問い詰めるためそのままにしておくことにした。



 
 

 
後書き
お清楚な方がオホ声とか獣みてぇな喘ぎ声するの、クソ作者はすきです。

ではかいせつ

⚫葵ちゃんの性的嗜好
女性らしい女性が好きと語ってはいるが、実はそれと同じくらい未亡人大好き。
果実は青いものより熟れた方が美味しいというのが座右の銘。(今考えた。)
女性らしく、長い髪に大きな胸、そして夫に先立たれてしまった未亡人という要素から、紫式部はまさに葵の求める超パーフェクトな存在だったのです。

あと未亡人に年齢的にきっついコスプレとかくっそ恥ずかしいコスプレとかさせるのも好きなのかもしれない。

えっちなんてなんの興味もありませんし知りませんみたいなお清楚な人をおほ声とか獣みてーな喘ぎ声させんのもすきなのかもしれない。

次回はクソ作者の作品ではまぁまぁおなじみのあいつが出てくるよ!
 
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