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私が好きになった人は・・だった そして、親友の女の子とも・・

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2-5

 2回目のデートの日は、大宮駅で待ち合わせをしていた。今日は私のほうが先に着いていた。向こうから、見えた コウ。私は大きく手を振って、迎えていたら

「あんまり 大げさに手振るなよー 恥ずかしいじゃん」

「いいじゃん うれしいんだものー」

「だけどさー まぁ いいっかー なかなか可愛いネ 恰好 少し、いい匂いもする シャンプーかな」

 私は、今日は、ジーンのミニスカートに長めのニットのカーディガン、それにカンカン帽みたいなものを被っていた。きっと、コウはミニスカートが好きに違いないと思っていたから・・男の子はみんな好きなんだろうけど。それと、黄色と赤のさくらんぼがプリントされて縁に小さなレースが施されているショーツで・・お母さんにスパッツは穿くんですよと念押しされていけど、駅のトイレで脱いでいた。なんだろう、私、見て欲しいのかなー・・露出の気があるんかしら・・でも、コウにこんな可愛いの穿いているんだよって知ってほしかったのかも・・。

 春日部で乗り換えて動物公園駅へ。私は、真っ先にホワイトタイガーを見たいからと真直ぐに向かっていった。

「あっ いた ・・・うー でも、お昼寝なんかなー 動かないネ」

「そうだねー 寝ている時の方が多いのかなー」

「あっ コウ 書いてある 2時過ぎからエサやりの時間だって そのころ、又、見にこようよ じゃー 他の動物」

 私達は一通り見て回った後、観覧車に乗って、私は迷ったけど隣に座ることにした。ふたりだけの空間で、私、構えていたのかも知れない。廻っている時、なにを話ていたのかあんまり覚えていなかった。でも、確か手は繋いでいたと思う。そのせいか、降りる時に一度立ったんだけど、又、座ってしまって・・。

「大丈夫か? ふらついていたぞー 酔った?」

「ううんー 大丈夫 ちょっと滑っただけ」

 ちょうどお腹もすいてきたので、パンケーキを食べたいと・・そして、私は生クリームと苺の乗ったもの、コウはプレーンを選んでいて

「おいしいネ イチゴとクリーム 最高」と、私がほおばっていると

「口の周りにクリーム付いているよ」と指で取ってくれて、自分でなめていた。

「ウン 苺の香りがする ミミの匂いもカナ」

「そのしぐさ なんか 卑猥な感じがする」

「そうかー さくらんぼのじゃぁなくて残念だけどネ」

「・・・それっ えー いつ? 見たの?」

「ふっ さっき ミミが降りる時、又、脚ひろげて座ってしまったじゃぁないか ちゃんと見せてもらった 嫌なのか?」

「・・・うぅん 恥ずかしい」私、急に恥ずかしくなってきた。下を向いて・・だけど

「こういうの 子供ぽい? ダメ?」と、又、なんてことを‥言ってしまったんだろう。

「いいや 今のミミにはいいんじゃぁないか 可愛いヨ ミミはさー 抱きしめたら、ぬいぐるみみたいに柔らかなんだろうなぁ」

 私は、想像してしまって、おそらく耳まで赤くなっていのだろう、身体中がほてって熱くなってきていた。下を向いたきり何にも言えなかった。

「もうすぐ ホワイトライオンだよ」と、言われて、ようやく席を立っていた。

「あっ すごーい あんなのに噛まれたら命ないネ」と、私はもうさっきのことは忘れて、夢中になっていた。

 その後、ジェットコースターを乗りにいって、座席に座った時、出発前にコウの手を取って私の太腿の上でしっかりと繋いでいた。コウは一瞬、私の顔を見ていたけど、笑って、チュッっとするしぐさをしたみたいだったのだ。

 コウはバイトに行くからと、先に電車を降りることになっていた。私は、両手で彼の手を握って

「ねぇ 来週も会えるよね」

「ウン 大丈夫だと思う」

「じゃーぁさー コウのとこ行っていい? 私 お昼ご飯つくるから」

「あっ あぁー でも 狭いよー ワンルームだから コンロもIHが一口だよ」

「いいの そーしょ でも、私 作れるものって、そんなにないけどネ それに、どんな生活してんのか見てみたい」

「おぉー それ 怖いかもナ やばいもの隠しとくよー」

「なぁにーぃ それって?」 
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