あいつの女ということに強引にさせられて
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今日は、私がお昼ご飯作るからと言って居たので、近くのスーパーで食材を買って、あの人のマンションに向かった。ペペロンチーノとピザトーストのつもり。だけど、私には、昨日、帰り際、気になって引っかかることがあったのだ。
部屋に入ると、いつものように抱きしめられて、そして、唇を・・。なんにも、言われなかったんだけど、私はいつものように、服を脱いで、下着姿になっていた。バラの花柄で縁がふりふりが付いているようなもの、私がネットで彼に気に入られるようにと選んだものだ。
「買ったのか?」
「うん 可愛いでしょ これっ」
「すぐり 余計な金を使うなよ 必要でバイトしてるんだろう 自分のことに使いなさい」
「だって よろこんで欲しかったから これだって 自分のことだよ」
「わかった 可愛いよ すぐり だけど、もう、そんなことに使うな 僕が勝手に、すぐりのそういうの見たいだけだから・・僕がだすよ」
「わかった スパゲティつくるね」と、私は、下着姿のままエプロンをして・・。でも、その日は、全部脱げとは、言われなかった。
作っている間、あの人は、パソコンをいじりながらビールを飲んでいた。私には、こんな格好させて、アル中の変態なんだろうかと、思いながら、作り終えてた。
「ウン 旨い こんなじゃぁ わざわざ食べにいくことないなー すぐり」
「そう よかった おいしい? こっちのピザトーストもね」
「うん これも いいよ 昼間っから こんなの食べられるなんて 贅沢だよ ありがとう すぐり」
「ううん 私 こんなことしか出来ないから」
食べ終わった時、私は思い切って、聞いてみた。
「昨日 めいりさんと出掛けたじゃない? 親しそうだった お食事にでも行ったの?」
「あぁ 相談があるって言ってたからな 離婚しようと思ってるんだって だから、日曜なんかも出勤して良いかって」
「それだけ? あの人 ピッタリしたミニスカートなんかで・・」
「うーん フィリピン出身だからな お母さん フィリピン人なんだよ」
「だからといって何で・・勝手に離婚すればいいじゃぁない なんで、穣一郎さんを誘うのよ」
「すぐり 妬いているのか― 何にも 変なことはないよ 相談っていうのはな 旦那がまともに仕事もしないで、収入が安定しないのに あれをする時には、避妊もしないんだって 拒むと暴力振るうんらしいんだ どうしたら、いいんだろうかとか」
「そんなー どうして そんなこと 男の人に相談するのー おかしいんじゃない 私、わかんないだけど そんなことは女が考えればいいじゃぁない」
「まぁ すぐり 落ち着けよ」
「だってさー あの人 若いし、私なんかより 色っぽい それにさー 私 穣一郎さんには 中途半端で まだ そのー してないでしょ だから はけ口が・・」
「すぐり そんなこと心配してるのか? 可愛いなぁー 大丈夫だよ すぐりが心配しているようなことはしてないよ 男には、それなりに処理の仕方がある」
「それなりって?」
「まぁ それは、知らないほうがいいよ まぁ すぐりの綺麗な 裸を見るのも一つの方法かな だけど、襲いかかりたくなるから、いつも飲んでごまかしているんだぞ」
私は、洗脳されているかのように、その日、帰る前に自分から全てを脱ぎ去って、身体を見せていた。今の私に出来る精一杯のこと。「ほかの女の人と しちゃぁ 嫌」と、思っていたのだけれど、私も、もう普通じゃぁないのかしら。
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