あいつの女ということに強引にさせられて
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約束の日、私はこの前、買ってもらった洋服で待ち合わせの場所に出て行った。
「おはよう すぐり」
「おはようございます あのー」私は、なんと呼べばいいのか・・躊躇していたけど
すぐに、車に乗せられて、着いたのは、大阪湾岸にある海沿いの公園だった。しばらく、歩いていたら「腕を組め」と、腕を私の前に・・私は「はい」と従って・・こんな風に男の人と歩くなんて、勿論初めてのことだったけど・・。
「すぐりのお母さんは幾つだっけ」
「えっ えーと もうすぐ38かな」
「そうか すぐりがこんなに可愛んだから よっぽどの美人なんだろうな まだ、若いんだし男に言い寄られることも多いんだろうな」
私は、あの日のことを思い出してしまって・・何にも答えられなくて、黙っていた。
「あのー 社長さんはご兄弟は?」
「ああ 3つ上の姉がね 子供服のデザイナーだ もう 家を出てるけどね」
波が直接寄せてくる堤防に来ると、今度は社長さんは私の腰を手をまわしてきて引き寄せられて、歩いた。無理やりで、辺りには何人かの散歩している人も居たので、恥ずかしくって、私は、下を向いていた。
「あのー こんなのって・・私」
「うーん 恥ずかしいってか こんなの当たり前だろー 僕の女なんだから 良いじゃぁないか それと、社長さんっていうのも、おかしいだろう 穣一郎で良いよ」
「はい」としか言えなかった。強引で・・。
そして、社長さんの部屋に行って、食べようと、途中でお寿司を買って・・駅の近くの高層マンションだった。
「小さい部屋は下のほうでね 仕方ないんだ」と、言って居たけど3階の1DKで、奥にはベッドがあるだけの殺風景な部屋だった。
「あのー おひとりでお住まいなんですか?」
「ああ 社長になった時からね でも、大学の時から、家は出ていたからね」
食べながら、社長さんはビールを飲んでいて、私には、お茶のTバックを用意してくれていた。
「それは もう 1年以上前のものだけど 死ぬことはないだろう」と
食べ終わって、お寿司の容器を片付けていると、突然、後ろから抱きしめられて
「君は 可愛い ちゃんと 決心ついたかい?」
私は、それでも、戸惑いながら・・
「穣一郎さんは・・ お付き合いしてらっしゃる方が・・ いっぱい居るん・・」
「そんなのは居ないよ 君だけだ」
そして、振り向かされて、唇を塞がれて・・長ーい間。唇を吸われた時、瞬間、舌も入ってきて・・だんだん強く抱きしめられていって、私は、ボーっとしてきていた。この前とは、違っていた。
「君はしたことがあるのか?」と、私は、意味がわからなかったけど
「セックスの経験はあるのか?」と、突然。私は、思わず、首を振っていた。
「そうか 着ているものを脱げ」と、私の身体を解放した。
私は、その時、迷っていた。そして、怖くもあったのだ。
「僕の女なんだろう 覚悟決めろ」と、命令調に・・
「そんなー 今 ですか?」
「そう 早く」
私は、やられてしまうんだと思ったけど・・洋服を脱いでいくと・・縫い糸が切れているような下着を着けていることに気がついて・・そのほうが、恥ずかしくなって、両手で胸を隠すようにしていた。
「全部 脱ぐんだよ」と、又、強い口調で
私は、思い切って、脱いでいった。だけど、恥ずかしくて、泣き出していた。こんな姿は家族以外には・・
「手を真っ直ぐ降ろして こっちを見て」
私が泣きながら「こんなの 恥ずかしい 早く、何とかして・・」と 真っ直ぐ立っていると
「汚れていない綺麗な身体だ わかった いいから そこの紙袋の中のものを着ろ」と
机の紙袋を取って、中から綺麗なレースの白い下着が・・でも、腰の横が細くて前の部分もレースのお花が、ブラジャーもふわふわして・・可愛いんだけど、こんなのって思っていたら
「早く 着ろ 素っ裸だろー 僕の女だったら これっくらいのものを身に付けろ わかったな」と、又、ビールを飲んでいた。
私、そのブラとショーツを身に付けて
「あのー これで いいですか?」
「うん 可愛い 早く、服 着ろ」
「えー なんにも・・」
「なんにも しないってかー 君が大切にしてきたものを、そんなに簡単に奪えないよー 僕は、君が本当に汚れてない 綺麗な身体なのを見たかっただけだよ いいかー 君が望むまで・・しないよ」
「社長さん・・」
「社長は会社の中だけにしてくれ」
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