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クイーンズブレイド リベリオン 最強にして最高の主人

作者:jindam3
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第九話 連戦練磨

和樹「(やばいな・・連戦の影響であんまり力が残ってない。

アンネロッテの傷は治したが力の方は回復してないしな。

それにこの三人相当強いよな・・・さぁ・・どうするか。)」

自分が置かれている状況を冷静に分析する。

和樹が考え事をしている隙をついて霞が一瞬で和樹の背後に周り。

腰に差している短刀を抜き斬りかかる。

アンネロッテ「そう易々とやらせはしない!」

アンネロッテも和樹の後ろに回り剣を抜き霞の攻撃を止める。

和樹「助かったぜ、サンキューな。」

奇襲を止められ後ろに下がる。

霞「退いてください。」

アンネロッテ「退かしたければ私を倒してみろ!」

霞「最初に言っておきますが。あなたじゃ私は倒せない。」

アンネロッテ「そのセリフそっくりそのままお前に返そう!」

凄まじいスピードで霞との距離を縮め霞に斬りかかる。

その攻撃をバックステップで避け短刀で斬りかかるがその攻撃も難なく受け止める。

和樹「あいつはアンネロッテに任せるか・・・さて俺達も始めるか。」

舞「あなたには悪いけど二人で行かせてもらうわよ。」

モリガン「悪く思わないでね・・色男さん♪」

和樹「御託はいい・・来るならさっさと来い。」

モリガン「強がっちゃて・・・あなた大して力が残ってないでしょ。」

和樹「まぁなでもお前等と戦えるぐらいの力は十分に残っている。

勝てると思って向かって来ると痛い目を見るぜ。」

舞「あらあら言ってくれるじゃない・・・じゃあ本気で倒しに行くわよ!」

モリガン「さぁ・・・楽しい時間の始まりよ。」

舞が姿を消すと。

モリガンが四人に分身して和樹の回りを高速で移動する。

和樹「何だ?何を始める気だ?」

舞「花蝶扇!!」

高速で移動している分身四人体のモリガンの間をすり抜け

和樹の右側から扇子が五本飛んでくるが右手ですべて叩き落とすと・・・・

和樹「くっ・・・・」

背中から強烈な痛みを感じる。

モリガン「どう?私のソウルフィストのお味は。」

扇子をたたき落とした時にモリガンが後ろから気弾・・・

ソウルフィストで攻撃したのだ。

普段の和樹なら防げるのだがやはり相当疲弊していて、反応が遅れた。











アンネロッテ「和樹様!!」

霞「行かせません。」

追い詰められた和樹を助けに向かうが霞が立ちはだかる。

アンネロッテ「邪魔だ!どけ!!」

霞「退きません。」

和樹を助けるためアンネロッテは霞と激しい攻防を繰り広げる














和樹「(くそ!思ったより力が出ない・・・このままじゃやばいな。)」

どう対抗するかと考えていると

和樹の左側と右側そして正面からモリガンが放ったソウルフィストが向かって来る。

和樹「そう何度も喰らうか!」

タイミングを見計らって最低限の力でギリギリの所で弾こうとした瞬間。

ソウルフィストが爆発する。

あまりダメージはないが爆発により煙が舞い視界が奪われる。

和樹「(そう来るか・・なら俺にも考えがある・・・・リオウレウス!)」

リオレウス「(応!!)」

和樹「(行けるか?)」

リオレウス「(当たり前だ!と言いたい所だが・・・一分しか力を貸せないぜ。)」

和樹「(それだけ使えれば上等だ)」

リオレウスを纏い構えると舞は持ち前のスピードで正面から和樹の懐に入る。

舞「龍炎舞!!」

舞の必殺技が和樹に炸裂するが屈んでギリギリの所で避ける。

舞「う・・・うそ!?タイミングはばっちりだったのに!!??」

和樹「悪いな・・・しばらく寝ててくれ。」

舞「カハッ・・・・・」

無防備になった舞の腹に右拳を一撃加え気絶させる。

モリガン「思ったよりやるじゃない・・・でも私はそう簡単にはいかないわよ!」

和樹の回りを高速で移動するのをやめ四方からモリガンが攻めてくる。

モリガン「どれが本物かわかるかしら!」

和樹「わかるさ・・・本物はそこだ!!」

右拳を上に付き上げるとモリガンが姿を現し四方から襲いかかってくる分身が消える。

見破られたと思ったモリガンはギリギリの所で空中で止まり和樹の拳を避ける。

モリガン「私の攻撃を見切るなんて驚いたわ

でも、勝つのは私よ!」

モリガンの羽が無数の槍に代わると無数の槍が伸び和樹に襲い掛かる。

和樹「そのセリフそのまま返すぜ!」

和樹の左腕が赤く激しく燃える。

和樹「火閃掌!!!(かせんしょう)」

赤く激しく燃えている左腕で眼にも映らない速さの掌底(しょうてい)

モリガンの腹に叩き付ける。

モリガン「なっ・・・・」

後数㎝で無数の槍が和樹を貫くって所で無数の槍が止まる。

モリガン「こ・・この私が・・・・負・・・ける・・なんて・・」

強烈な一撃を貰い気絶する。

和樹「はぁ・・・はぁ・・・流石にもう何も残ってねぇ・・・や。」

纏っていたリオレウスが塵となって消えていくと和樹はその場に倒れる。

霞「まさか・・・あの二人が・・・でも。」

霞が舞とモリガンと出会って一週間も経っていないが、

結構最近、二人と手合わせをしたことがあり二人が強いことは知っている。

その二人がやられたことに驚く。

しかし、それと同時に霞はチャンスだと思った。

小太刀でアンネロッテの剣を受け止めていた霞はアンネロッテの剣を弾く。

アンネロッテ「なっ!?しまった!?」

しゃがんで、アンネロッテの足を足払い。

アンネロッテを倒すと霞は力を使い果たし倒れている

和樹の元へ猛スピードで向かう。

アンネロッテ「ご主人様!逃げてください!!」

必死に和樹に呼びかけるが和樹はピクリともしない。

あともう少し・・もう少しで和樹の所へ到達する。

小太刀を構え和樹に斬りかかるが・・・・

それはできなかった。

アンネロッテ「せ・・・先生!!??」

アレイン「そこまでだ。抵抗するな。」

いつの間にか和樹と霞の間に入り

杖の先端を霞の首に突きつけていた。

霞「そんな・・私が・・・気配すら気づかなかったなんて。」

忍びの自分がこうも容易く敵の接近を許したことに驚愕する。

リーラ「本来なら和樹様を殺そうとしたお前の罪は万死に値するが・・・

和樹様の目の前でそのような血生臭いことは出来ない。

武器を捨て投降するのなら命だけは助けてやる。」

霞の後頭部にワルサーP38を突きつける。

なぜ、リーラ達がここにいるのかというと

あまりにも和樹が戻ってくるのが遅いと思った

リーラ達は和樹が向かった広場に向かうと倒れている

和樹が霞に斬られそうなのを見たリーラたちは和樹を助けた。

アイリ「ご主人様・・・・こんなに・・こんなに・・傷付いて・・」

和樹を自分の胸元に押し付け和樹を抱き介抱する。

これ以上はどうしようもないと思った霞は小太刀を手放す。

霞が武器を捨てるとアレインは紐の代わりに蔓で霞の手足を縛る

気絶している舞とモリガンの両手足も縛る。

アレイン「アンネロッテ、この二人を運ぶのを手伝え。」

アンネロッテ「は・・はい!!」

アレインは舞をアンネロッテはモリガンを肩に抱え移動する。

リーラは縛っている霞の後頭部にワルサー38を突きつけ歩かせる。

アイリは和樹が落ちないように気を付けながら和樹をおんぶし宿に戻る。
 
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