思春期の君と結ばれたい
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⒈
伏見猿比古は16歳ということもあり童貞で性の経験はほぼ無かった。一緒にいたのがまともに女性とすら話せない相手だったのも大きい。そんな伏見のすぐ上の上司は女性でスタイルも抜群で見たこともないような巨乳の少し年上の成人女性の淡島世理になった。
彼女は、仕事ができる上に優しくて、美人だ。そして何よりおっぱいが大きかった。
「伏見、今日もお疲れ様」
そう言って微笑む淡島の胸元にはたわわに実った果実がいつもかっちりとした制服ながら揺れていた。
「はい…………ありがとうございます」
その光景を見て伏見猿比古は思った。
(この人はなんでこんなにエロいんだろう)
そんな伏見を淡島は、社会に混じろうと髪型を変えて背伸びをした可愛い弟のような部下。慣れない敬語は微笑ましく、骨格もまだ成長途中な上に細すぎる体型にすっかり庇護欲が湧いていた。この手で可愛がりたい。その方向性は徐々に歪み始めていた。
「ねえ、伏見。ちょっとこっちに来てくれる?」
「はい……どうしました?何か不備でもありましたか?」
伏見は淡島に呼ばれて彼女のデスクの前に立つ。すると淡島は伏見の頭を撫でる。
「ふふっ、違うわよ。ほら、もっと近くによって」
伏見は言われた通りに顔を近づけると、いきなり抱きつかれた。そのまま豊満な乳房に押し付けられるよう不自然な体勢で書類の確認が始まった。あたりを見回すが偶然にも部屋には誰もいない。
まだ勃起の経験がないのが幸いだったと思ったが、淡島は気がついてしまった。まだ伏見の性の途中が未発達なことに。
(ああ、なんて可愛いのかしら!このまま私好みの男にしてあげたい!!︎)
そう思うとますます淡島は興奮した。
胸をわざと当て自然に股間に触れるも反応は無い。何人もの部下で試したが100%勃起し出していたことから伏見の性は未発達だと分かりさらに淡島は興奮し下着が湿るのを感じた。
「ごめんなさいね」
自然な体勢に戻す。今は攻める時ではないと判断する。
未発達のペニスを自分好みにできるそれだけで
十分だった。
***
「可愛い……」
淡島は寮のベッドで伏見を思い出しては頬を染めていた。もう少し姉のような信頼を得てから肉体関係に持ち込めばワンナイトではなく、せめてセフレには持ち込めるだろうと。明日から少しずつスキンシップをどう増やしていこうかと髪をかきあげながら思考を巡らせる。もう伏見のことしか考えられなくなっていた。
恋というほど綺麗な感情ではない。これはきっと肉欲だが淡島にとってそれは初めての感覚であり、抑えることなどできなかった。現に下半身は脈打ち、下着を濡らしているのだ。この濡れた蜜壺でどろどろに未だ見ぬモノを溶かしてみたいと本能的に思っている自分がいることを自覚していた。
「はぁ……伏見……」
大きな熱を持ったため息を吐くと同時に宗像から、ちょうど二ヶ月後に伏見と泊まりの出張に行くようにと連絡が入る。
姉弟としてパーティーへ潜入する様にとの事。
宿泊先は温泉地の有名高級ホテルで、初の行為はここだと淡島はスイッチが入った。
それまでに伏見に少しでも近づき、性的成長をさせて、ホテルでは伏見から求めさせて、騎乗位で伏見をたっぷり喘がせると決めた。
慣れないスーツを着込み、淡島に抱きつき申し訳なさげに湧き上がる性欲に戸惑いつつ身体を求める伏見を見るための二ヶ月が始まる。
♦︎♦︎♦︎
「伏見、室長からの連絡は聞いた?」
始業準備をしつつ伏見に確認をするがあ何も無かったのか伏見は首を傾げて否定する。
「いえ……何かありましたっけ?」
「メールを転送するわね。」
今から伏見に転送する仕事の内容を考えるだけで子宮が疼いて仕方がなかった。「……………………え?潜入?」
「そうよ。伏見はスーツ持ってる?もちろん必要になるから」
「いえ……」
吠舞羅からこちらに来たばかりの伏見は当然の返事
「だと思ったわ。明日の仕事上がりに室長にスーツをオーダーするように言われたから、明日は予定を空けておいて」
淡々と伝えるがオフの伏見を見れるとなると気持ちは高揚した。
「……わかりました」
「じゃ、私は室長に報告があるから、この資料を」
「……はい」
そう言って部屋を出る。淡島
「ふぅ……楽しみ」
思わず独り言が漏れる程、淡島は浮かれていた。もしかしたらそれは伏見がベッドに押し倒されている時に纏っている服かもしれない。それか温泉地のホテルだから浴衣でもいいだろうと幸い、着付けは完璧だ。
浮かれた気持ちを抑え、それまでの期間この身体に欲情して貰えるようにならないとと背筋を伸ばした。
室長とのスケジュール調整を終えて、執務室に戻ると指を舐めている伏見が目に入る。どうやら紙で指を切ったようだがその姿は歳不相応な色気が溢れていてドキリとする。
「絆創膏あるわよ?ほら」
手を差し出すようにじっと見つめるとおずおずと差し出された手は少し乾燥していた。
伏見が礼を言うと手を引こうとするので逃さないようしっかりと掴み、デスクにあったハンドクリームを丁寧に塗り込む。
「自分で出来ますよ……」
「いいのよ。私がしたいんだから」
そのままマッサージをするように触れると伏見がびくりとした。
(ああ、可愛い)
その様子にさらに興奮を覚えてしまう。
「はい、終わりよ」
「ありがとうございます」
敏感すぎる伏見に不安になるが伏見とは席も近く見守れる位置。
パーソナルスペースが広い彼のなかにどれだけ近づけるかが鍵となる。
ただ唯一の勝算はあった、それは時より彼からの視線が胸にあること。今までこの胸を特に気にした事は無かったが彼が見つめていることは正直に嬉しい。
胸は母性の象徴。何かの機会にこの胸で甘えさせられる機会が有れば一気に状態は変わるだろう。そう考えながら伏見を見守るのであった。
指に巻かれた絆創膏は普通のものだったが気になり時よりじっと見つめる。
上司として大人として普通の対応だが、今まで伏見の周りにはそういった女性は居なかった。母親ですらそういうものは与えてくれない存在だからこそ慣れない、気持ちにむず痒くなり指示を出している淡島を見つめる伏見。
母親のように仕事熱心だが
(自分の母親の仕事をしている姿は見たことがないが)
きっと実の母親とは違うものを持っているのだろうとそもそもまともに接した時間など少ない伏見には何かはわからない。
すこしの動きでも揺れる豊満な胸。性的なものに興味はないがネットニュースで男は揺れるものに弱いと見たことをふと思い出した。
元親友を童貞と馬鹿にしているが、伏見も同じく童貞で、1番近くにいる女性が淡島。情報課にも女性はいたが比較にならないほどに淡島の胸は大きい。ネットニュースで見かけるグラビアアイドルよりもきっと。先日のことを思い出す。
淡島の胸は例えるものが浮かばないくらいに柔らかかったせいなのか寮に戻った時に合った道明寺に酷く羨ましいと言われた。確かに柔らかく気持ちがいい。
気がつくと胸を目で追うようになっていた。まるで熱に浮かされたように
次の日の昼もその熱は徐々に上がり伏見は淡島への熱だと思っていたものは風邪だと気がつくと淡島に声を掛けられ医務室の椅子に座らされ体温計を差し出された。
「熱を測ってみて」
言われるまま熱を測ると微熱だった。
「そう、良かったわ。体調悪いなら言いなさい」
「すみません……」
「別に謝る必要はないわ。とりあえず今日はゆっくり休みなさい」
淡島はそう言うと伏見の頭を撫でるとぎゅっと伏見を淡島は抱きしめる。
「子供扱いはしないと言ったけど、身体が出来上がってないのは考慮するつもり……体調不良なのにこれじゃ堅苦しいわね。体調不良くらい気軽に言っていいのよ」
淡島は伏見に優しく微笑みかける。
「はい……」
豊満な胸を使いしばらく淡島は伏見を抱きしめ背中を撫でて愛おしさを募らせるのだった。
「あったかい……」
「きっとまだ熱が上がるわね。」
しばらくそっと抱き合った。
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