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『外伝:紫』崩壊した世界で紫式部が来てくれたけどなにか違う

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(!閲覧注意!)かくしてアイドル対決は、阻まれる(後編②)

 
前書き
どうもこんにちは。クソ作者です
ここからは後編②となりますが、サブタイトルのところに(!閲覧注意!)とありますよね?
はい、そうなんです。
クソ作者の小説においてサブタイトルにこの四文字があるという場合は、かなりニッチな性癖もしくはものすごく人を選ぶ性癖、まぁどちらにせよマニアックなものがありますよと言う警告なわけです。
ところで読者の皆様、ふたなりはご存知でしょうか?
はい、女にイチモツがある割とメジャーそうな…いやそうでもねぇか、ともかくマニアックなカテゴリに入るジャンルですね。
そういったものが苦手、もしくは嫌悪のある方は最後の方をサーっとスキップしてあとがきだけ読んでいただけると助かります。
それではお待ちかねの後編、どうぞ 

 
傍から見れば、おかしな光景だろう。
彼女はただそこに立ち、目を瞑る。

「おや、どうされた?」
「…。」

近付いてくる蘆屋道満もまた、棒立ちな彼女を怪しむ。

「まぁ、よい。諦めがついたかやけになったかのどちらかでしょうが、葵殿にもここからご退場願いましょう。そうれ!」

投げつけたのは一枚の御札。
たかが一枚、されどそれは触れればたちまち身体が崩れる程の強力な呪いが凝縮されたモノ。
超高速で、真っ直ぐ飛ぶ御札。
しかし葵はそれを

「おお…なんと…!」

握り潰した。

「…なんだよこれ。こんなもんでボクを殺せると思ったのか。」

握り拳からは鮮血を思わせる真っ赤な液体がビタビタと滴り落ちている。
そして、彼女の青い瞳も、血のような赤に染まっていた。

「あなた…誰?」
「おや…雰囲気が変わりましたな。どうされましたか葵殿?」

雰囲気が変わった。
それは蘆屋道満も、そのマスターも感づいた。
そう、今の葵は葵ではない。

「葵…誰そいつ?」

彼女の持つもうひとつの人格、己のエゴが固まって出来たイレギュラー。
菫だ。

「ボクの名前は…菫だ。」
「わっ…」

そうすると、真誉の背後から何かが高速で飛来し、ギリギリのところで避ける。
それはとても大きく、重く、呪われたモノ。
菫の近くに刃をめり込ませ、それは持ち主の元へとやってきた。

「なにあれ!見てよ道満…!」

真誉が思わず驚愕する。
飛んできたのは、身の丈ほどはあろう巨大なチェーンソーだったからだ。

「これ?今からお前達をぶっ殺す兵器…」

重そうなチェーンソーを軽々持ち上げ、スターターロープを引っ張ると凄まじい産声をあげる。
エンジンのついた音ではあるのだが、それはあたかも人の悲鳴のようにも聞こえた。
あの日、傭兵の仕事の見学にて気に入ったから持ち帰り、紫式部に菫用にと特別にチューンナップしてもらった菫専用装備。
その名も

「『魔性絶対殺すチェーンソー』だ!!!!」

まじないが込められており、その刃に刻まれた妖はたちまち死に絶える。
多くの者の血を吸ったそれは今も尚呪われており、それは今菫の手に収まった。

「死ねェッ!!!」
「…!」

重いものを持っているとは到底思えない速さで接近し、真誉に斬り掛かる。
すんでのところで道満が前に出、御札を用いて阻もうとするも

「邪魔!!」
「ンン!!なんと!!」

防御の術式が刻まれた御札は一瞬にしてバラバラに、
そして道満の胸を掠めたのだが、鮮血が一気に迸った。

「これはこれは…拙僧、たかがチェーンソーなどと慢心しておりましたが、中々に恐ろしい呪具であったとは。」
「すごいだろ、これ。呪いを解かないならお前もぶった斬って呪い殺してやるよ。」

チェーンソーは唸りを上げ、襲い掛かる。
防御は効かないと先程の攻撃で知った道満は

「ならば。」

真誉が行ったものと同じように、式神めいたものを呼び寄せる。
1つは先程彼女が呼んだチェルノボーグ。
そしてもう1つがテスカトリポカ。
神話は違えどいずれも悪神として語られており、生半可な神では無い。
しかし、

「どけェッ!!」

”魔性”であるのならば、そのチェーンソーは神だろうがバターのごとく楽々と斬ってしまえる。
時間稼ぎになるのではと考えた道満だがそれにはさすがに眉を上げて驚いた。

「む!!」

紫式部の命がかかっている。
ならば容赦の二文字はない。
すぐさま神を斬り捨てた葵は蘆屋道満へと斬り掛かる。
迎撃の準備は出来ていない。咄嗟に防御術式や結界を張ろうにも無駄。
ならば、答えは1つ。

「!!」

受け止める。
自分に向けて振るわれるチェーンソーを、白刃取りの要領で受け止めたのだ。

「…素晴らしい。たかが人間風情がサーヴァントなる影法師にここまで拮抗するとは…!」
「うるさい。あーだこーだ言ってないで死ねよ。呪い解いてから死ね。」
「ンンン…これは恐ろしい。まさに憎悪、怒り、そう言った感情の権化!」
「だから…うるさい、なァッ!!」

菫の怒りに呼応するかのように、チェーンソーの回転が激しくなり、より荒々しく唸り声をあげる。

「いい加減死ねェ!!!」
「源 菫…成程、1つの器に魂が2つ入り込んでいる。いや、元々ひとつのモノがふたつに別れたか。いやはやなんとも特異な存在。拙僧、僅かながら興味が湧いてきましたぞ。」
「ボクはお前なんかに微塵もないけどね。」

チェーンソーを振り回しながらも、言葉の応酬は続く。
蘆屋道満は軽口を叩きながらも攻撃をかわしてはいるが、あたれば大ダメージはまぬがれない代物。
先程僅かに胸を掠めたが、それは確かに体を蝕みつつあった。

「あれは…!」

そうして2人が戦う中、倒れていたソフィーが意識を取り戻した。

「葵…ちゃん?いや違う…あれが違和感の正体?」

チェーンソーを振り回し戦う葵…のようなモノ。
実際、ソフィーは葵に会った時から違和感めいたものを感じていた。
葵からは、会った時から気配をふたつ感じていたから。
葵という存在の中に、2つのモノが入っている。
そうした違和感は今、確信へと変わった。
彼女は二重人格。そして今戦っているのが隠れていた裏人格。
冷静で大人びた印象を受けた葵とはまるで正反対の、狂犬のような今の彼女。

「死ね!死ね死ね死ね死ねェ!!香子に嫌なことするやつは…全部ボクが殺してやる!!」
「…よし。」

状況は飲み込めた。
あの胡散臭い陰陽師が犯人だということもわかった。
腕は…なんとか動かせる。
そして、

「今だ!!!」

力の限り叫んだ。
それと同時に投げつけたのは御札。
道満の片足に何枚ものそれがベッタリと張り付くと、

「…!」

彼をその場に拘束する。
早急に作ったお粗末な術式だ。蘆屋道満なら数秒と経たず破壊してしまうだろう。
だがそれでいい。
ほんの少し動けなくなるだけでいい。
何故ならば、

「!!」
「死ねぇぇぇぇぇ!!!!!」

その僅かな隙で、菫が全てを叩き込むから。

「これは!危ない!」

振り下ろされるチェーンソー。
しかし蘆屋道満はギリギリのところで拘束を解除。
だが間に合わない。このままではどう考えても真っ二つにされてしまう。
ならばと、

「…!」
「…たかが腕一本、そなたらに差し上げましょうぞ。」

身をよじらせ、腕を差し出した。
チェーンソーがやかましい音を立て、蘆屋道満の右腕を切り落とす。
辺りに飛び散る血しぶき、そしてくるくると空中へ投げ出され、真誉の足元へどさりと落ちた道満の腕。

「あ、取れた。」

飛び散った血が純白のスカートを汚すも、彼女は表情を変えず、ただそれだけ言った。

「どーまーん!腕取れたよー!」

と、斬られた腕を拾い上げ、ブンブン振り回してここに落ちたことを伝える真誉。

「ええ、情けないことに拙僧、彼奴らに一本取られてしまいました。」
「腕だけに?」
「おあとがよろしいようで。」

下がり、真誉の隣へと舞い戻る道満。
サーヴァントの腕が切断されたにもかかわらず、2人はそうしてさも当たり前かのように言葉を交わしていた。

「何あいつら…きも。」

腕は切り落とした。
だが、まだ命はとれていない。

「まぁ殺せばいいか。じゃあ次は反対側、そん次は足だ!!」

そうして菫はチェーンソーを担ぎあげ、走り出そうとした時だ、

「此度はそなたらの”勝ち”という事にしておきましょう。」
「は?」

予想外の言葉にチェーンソーを地面に突き刺し、ブレーキをかける菫。

「それでよろしいですかな?真誉殿。」
「うん。いいよ。もう飽きたから。」
「そうですか。」

と、道満に持っていた彼自身の腕を返却する。
その顔はそっぽを向いており、確かに遊びに飽きた子供のようでもあった。

「嫌になっちゃった。葵ちゃんが邪魔するから。」

人差し指で何か文字を綴ると、下の方で聞こえていたうめき声が消える。
どうやら、生きた屍は開放されたらしい。
遠くの方にある特設ステージでもまた、彼らは糸の切れた操り人形のごとくその場にバタバタと倒れている。

「次は邪魔しないでね。私は、この世界で桜ちゃんになりたいだけだから。」

そういい、二人は足元に出来た黒い沼のようなものに沈んでいく。
追いかけようとしたが間に合わない。それに、

「いいよ。ボクらは勝ったんだ。」
「…。」

走り出そうとした菫の肩に手を置き、そう言ったのはソフィー。
そう、勝った。おそらく呪いも解除されただろう。

「優先しなきゃいけないのはお客さんの無事だ。それにキミだって気になるでしょ?自分のサーヴァントの安否とか。」

自分に話しかけてくるこいつは知っている。
葵の中から見ていたから。
そして香子が呪いにかけられていたことも。

「香子…そうだ、香子!」

ソフィーがその名を口にするとハッとなる菫。

「あーちょっと待って!!」

ソフィーが呼び止めるも、菫は自らのサーヴァントの名前を聞くなり廃ビルから飛び降り、特設ステージ目掛けかけていった。



「香子!良かった!!無事なんだね!!」
「ええ、なんとか…。」


ソフィーが特設ステージへたどり着いた頃には、菫は上半身を起こした紫式部に抱きつき、何度も無事かどうかを確認していた。

「痛いところはない?気持ち悪いとかは?」
「大丈夫です、大丈夫ですから菫様。」

菫は引っ付いて離れず、へカーティアやエリザベートなど周りの人物はやれやれと言った感じで見守っている。

「ねぇ踊ろうよ香子!ボクも香子と一緒に歌って踊りたいよ!」
「いえ…私達の出番は終わってしまいまして…。」
「そんなぁ!アンコールされたでしょアンコール!!きっとそうだよ!香子の色香にみんな夢中なはずなんだからね!」


呪いは解けたものの、まだ完治したとは言い難い。
多少ふらつきはするし、霊基もややボロボロだ。
応急処置は施したものの、やはりいち早く休む方がいいだろう。
なので、菫がどれだけ駄々をこねようがもう一度ライブをすることは無理なのだ。

「にしても、よくやってくれたじゃないのよ。まな板。」
「は?何お前。」

とここで、ステージと観客を守ってくれていたエリザベートが口を開く。

「あなたが頑張ってくれたおかげで、ライブは中断せずに済んだ。こう見えても結構感謝してるのよ、アタシ。」
「うん。滅多にないよ。」

無い胸を張り偉そうに言っているが、感謝はしているとの事。
マスターもそう言っているし、やはり感謝しているんだと思う。
そして、

「お礼と言ってはなんだけど、アタシ達の特別なライブを特等席で見せてあげる。」
「…?」

ライブは終わった。
しかし、彼女にはまだ何かあるのだと言う。

「特別…ですか?」
「ええ。ファンなら誰しもが最前列に並びたがる超スペシャルなライブ。チケットの倍率もものすごく高くて一生に一度見れるかどうかのレア度なのよ?」

つまりだ。
そんなものすごいライブに特等席で呼んであげるのだから感謝しろということだろう。

「本当にすごいの?」
「ええ、ホントよ。皆アタシとマスターのモノに夢中になってるんだもの。」

菫は紫式部の顔を見る。
折角呼んでくれるのだから行くべきだろう。
菫は行きたくはないが紫式部は礼を拒否するのは失礼なのだし、行くべきだと目が訴えている

「やだよ、香子と歌えないなら早く帰りたい。」
【変わっていいよ。あたしがいくから。】
「そうしようかな。ボク興味無いし。」

今は意識の奥底にいる葵もそう言っていた。





そうして、

「なんかこう…ものすごい熱気ですね…。」

日も完全に暮れ、時刻は夜。
ウィステリアのファン達は泣く泣く別れを告げ、今観客席にいるのはエリザベートと麻美のファン達だ。
なんでも、中には彼女達の晴れ姿を拝むべく九州からやって来た猛者までいるとの事。

あと香子の言う通り、熱気というかファン達の熱量が凄まじい。
あたし達もそこそこではあったが、彼女らは年季が違う。

あ、ちなみにアイドル対決は引き分けになった。
楽しく歌えて踊り、互いに競えたからそれでもういいとのこと。
ライブ会場ならまた新しいところを探すし、ウィステリアというちょうどいいライバルにも出会えたので良かったらしい。
これからはアタシ達の公式ライバルとして頑張って欲しいと言われたけど…。

「みんな!今日はアタシ達のシークレットライブに来てくれてどうもありがとう!!」
「始まったようですね。」

と、そんなこんなしている内に彼女達のライブが始まる。
ライブはあんな騒動があったからこいつらのはちゃんと見てないし、どのようなものなのだろうと視線をステージへと移してみると

「!?」
「い”!?」

なんて…言うんだろう。
香子は絶句、あたしは変な声を上げて固まった。
ステージ上に立つ二人。笑顔を観客たちに振りまいていて、アイドルの鑑というべきだろう、

しかし、問題は格好だ。

「な、なにあれ…!?」
「はわわわ…わ、私にも何が何だか…。」

ボンテージと言うべきか、
しかしそれは隠せる場所は隠さず、エリザベートの平坦な胸と麻美の豊満な胸が丸見えに。
際どい格好に思わず目を覆いたくなるも、さらに下にはありえないモノまでついていた。

「い、意味わかんない」
「香子も理解が追いつかないのです…何故お二人に…女性であるはずのおふたりにあのような立派な…その…殿方のモノが…」

あらわになっている下半身
そこには女性には付いていないはずのものが付いていた。
香子の言った通り殿方のモノ。男根、もしくはペニスだ。

そういえば、言ってたな…。
麻美ちゃん、身体に異常があるから、人に嫌われることを恐れて山に籠って暮らしてたって。
そっか…異常って言うのは”それ”だったのか。
コンプレックスがなんだ、胸を張って自慢しろって言われたんだっけ?
見せつけすぎだよ。いくらなんでもそれはさすがに隠した方がいいよ。
あとなんでエリザベートにもちんこ生えてんのかは知らない。知るもんか。知ってたまるか。

「さぁ見とれなさい。知る人ぞ知る伝説のふたなりアイドルユニット、それがアタシ達よ!!」
「」

絶句。
今のあたしの状況にこれほど似合う二文字は無いだろう。
男にしかないモノを生やした二人は恍惚とした表情でそれをしごきあげながら歌う。
そしてファンは大熱狂。
異常過ぎる状況にただ2人ぶち込まれたあたしと香子。

「かえりたいです」

あたしだって帰りたい。
すごいもの見せてアゲルなんて言っときながらその正体はチンコだったんだから。

「ふふっ♡オーディエンスも昂ってきたわね…っ♡じゃあそろそろフィナーレよ!とびきり濃いの…ぶちまけてアゲルわ♡♡♡」
「うん、出すよ…♡みんな受け止めてね…あっ、く、くうぅ♡♡♡」

待って、今なんて?
と思わず聞き返したくなったけど時すでに遅し。

「「いっぐううぅぅうううううううううう♡♡♡♡♡♡」」

あろうことか二人は派手に絶頂し、精液を観客席目掛けてぶちまけたのだ。
当然、特等席もとい最前列にいたあたし達はモロにそれを浴びることとなる。

バケツをひっくり返したような凄まじい量の白濁液が降り注ぐ。
男の性事情はよく知らないが、こんなに出るものでは無いということは分かる。
あまりの出来事に何が起きているのか一瞬わからなくなるも、頭より先に身体が動いた。

「!!」

香子を、かばう。
しゃがませて、覆い被さるようにして香子にそんなものがかからないように体全体を使って守った。

「うぅ…」
「あ、葵様!?」

背中全体に重くのしかかる粘つく液体。
雄臭い、なんて表現があるけどなるほど、こういう匂いなんだね…。

ってそんな感想述べてる場合じゃない。

「ふざけんなぁ!!!!!!!!!」
「あら?」

キレた。もうキレた。
ライブの途中だけど関係あるもんか。
あたしはステージに上がって怒りのままに叫ぶ。

「何?乱入?」
「何がシークレットライブだ!!こんなのただの公然猥褻変態ライブだろ!!!!!」
「そんな身体中に浴びて…ファンなら嬉しさのあまり卒倒モノよ?」
「あたしは別の意味で卒倒しそうなんだよ!!!」

はじめに図書館を寄越せと言われ、アイドル対決の末勝手にライバルだと因縁を付けられ、トドメに精液をぶっかけられる。
もうだめだ。我慢できない。何もかもこいつに振り回されてるじゃないか。

「ところでライブの邪魔なんだけど。ほら、アタシのマイクもまだまだシ足りないって起き上がってるのよ。」
「勃つなァ!!しまえェ!!」
「そんなに怒らないでよ。ほら、観客席を見て。」

麻美がそういい、あたしの肩を持つとくるりと180度回す。

「…。」
「みんな、嬉しそうでしょ?」

地獄だった。
ファン達は放たれた精液を一身に浴びていた。
狂喜乱舞するもの、奇声をあげるもの、
そこにいる者達に、嫌な顔をしているものなど一人もいない。
強いて言うならば、「エリちゃんのザーメン浴びれなかったぁぁぁ!!」とか本気で悔しがってる頭おかしい人がいるくらいだ。

「ね?」

何がね?だ。

「みーんな、ボクとエリザのふたなりぶっかけアクメライブを楽しみにして来てる。」
「あたしは楽しくない!もういい帰る!!」

全身に精液を浴び、不快感が半端なく押し寄せる。
強烈な臭いは鼻をつんざき続け、早く帰ってシャワーを浴びたい。

もういやだ。こんなことになるんなら、アイドル対決なんか…アイドルなんか二度とするもんか。




 
 

 
後書き



あのね、


ごめん



だってコラボ元がこんな感じだったんだもん!!しょうがないじゃん!!!
もうコラボ元はハーメルンから消えちゃったから確認のしようもないしなんとも言えないけどほんとにこんなイカレてたんだって!!(失礼)

さて、話を真面目にするとここから先、謎の少女森川 真誉とそのサーヴァント、蘆屋道満が色んなことをします。
彼女の目標とする間桐桜のような悲劇のヒロインになる為、また道満はその手助けをするため人の嫌がることを進んでやるわけなんですね。
葵ちゃんは行先で彼女と何度もぶつかり、その野望を阻止するため色々頑張ります。

それでは次回もお楽しみに。じゃあね!

 
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