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紫天の主は管理局の少将

作者:メア
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神話の戦い?





レヴィに呼ばれたので、訓練所に来てみる、目の前では新人4人の戦いが行われていた。それも終盤で、ティアが多重弾核射撃でガジェットを倒した。エリザも参加しているが、なんていうか、戦い慣れていない感じだ。サーヴァントの力を使えこなせていない。ただの出力馬鹿なのだろう。ただ、それもキャロのコンディションに左右されているみたいだ。

「はい。今日の訓練はここまで」

「「「「はーい」」」」

「なあ、レヴィを知らないか?」

「レヴィちゃんなら、あそこですよ」

ちょっと上を見ると、段差の上でヴィータと何かを話していた。

「おっ、来たね。お兄ちゃん、許可をちょうだ~い」

「何をする気だ?」

「訓練! イクスとウィータとユーリでやるんだ~~」

「ヴィータだ!」

「シャーリーさん、陸戦用空間シュミレーターは使える?」

「使えますよ」

「じゃあ、頼む」

そして、直ぐにフォワード達が使ったエリアが作成された。

「しかし、敵はいるのか?」

「ボクとイクス対ユーリ、ウィータだよ!」

「だから、ヴィータだって言ってんだろうがっ!!」

「まあ、勝手にしろ」

「やった!」

飛んで行く四人。それを休憩しながら見るフォワード達。

「えっと、どうしよっか?」

「出来たら見たいです」

「そうだね。シュテル達がどんな実力かわからないと思うから、休憩しながらみようか」

「「「はい! 参考にさせて貰います」」」

「にゃははは…………参考になるのか…………?」

「無理だろ」

俺はなのはの言葉に容赦無く答える。






イクス





 さて、訓練です。今は拠点であるビルの屋上ですね。ここから、どうしましょうか?

「んと、ウィータは弱くなってるけど、ユーリはものすご~く強いからね」

「それほどですか…………では、改造されたこの身体の性能テストと行きましょうか」

「お~~じゃあ、初撃は任せるよ!」

「ええ。んっ」

私は自分で親指の皮膚を噛みちぎり、血を地面に数滴垂らし、魔力を送ります。

「イクスヴェリアが命じる。我が求めに応じ、顕現せよ」

流れ出た一つ一つの血の元に魔法陣が形成され、血が急激に膨れ上がって、次第に色を撮り、私と同じ姿になります。

「かっこいい!! 武器は何?」

「いえ、私は直接の戦闘経験が無いですから、歩く砲台爆弾ですね」

「おもしろそうっ!!」

「では、行きなさい」

私の分身達は飛び降りて地上を走り、多方向にユーリ達を探しに行きました。







ユーリ






 今日はヴィータと一緒に戦います。相手は切り込み隊長レヴィと新入りの冥府の炎王イクスヴェリアです。

「あ~~~アタシはリミッターがかかってるからな。そこまで力がでねえかんな。基本的に援護に回るぞ?」

「はい。もちろん、隙をついて壊してくださいね」

「任せろ。むしろ、そっちが本業だ。んじゃあ、アタシらは攻め込む側だ。存分に暴れてやるか」

「もちろんですよ」

魄翼を展開して、進もうとしたら…………行き成り炎の砲撃が飛んできました。それをヴィータが弾き返してくれました。

「おいおい、こっちが攻め込むんじゃなかったのか?」

「レヴィとイクスですから。二人共マイペースですから…………」

「まあ、良いか」

移動を開始すると、至る所から砲撃魔法が飛んで来ます。私はそれを前に出て魄翼で弾いて行きます。

「おっ、出て来たな…………おい、数が多いぞ」

「アレはやばそうですね」

向こうの方から数人のイクスがこちらに走りながら炎弾を放って来るので、私もヴェスパーリングを放ち、ヴィータも鉄球を放ちました。それがイクスに命中すると、身体の一部が弾け飛びました。

「以外に弱いな…………」

「…………敵対生物からの攻撃を射程内で被弾…………天より下されし判決の炎(ソドム・ゴモラ)を起動します…………」

「ヴィータっ!!」

私はヴィータに抱き着いて、魄翼で全身を包んで完全にくるみ、眉を形成しました。その瞬間、とてつもない衝撃が私達を襲いました。





アンリ






「あっ、はっ、はっ」

目の前の光景に笑うしかない

「笑ってる場合じゃ無いですよ!!」

「何を言っている。笑うしかないだろう」

「あっ、有り得ない…………」

シュミレーターが有った場所は現在、天に登るような巨大な炎の柱が上空へと突き抜けている。そう、観測すると成層圏まで炎の柱が出てきいる。その温度は2000万度までまで出ている。温度はどんどん上がっているうえに、火柱が多数現れる。

「流石は天より下されし判決の炎(ソドム・ゴモラ)」

「シミュレーターがぁああああああぁぁっ!!!」

「大丈夫だよね? 非殺傷だよね?」

「何言ってんの。殺傷だろうが、非殺傷だろうが、この威力だったらただで済まないに決まってんじゃないか」

特殊な結界をシミュレーターに混ぜて展開してなければやばかったな。

「ヴィータちゃん! ヴィータちゃん、返事して!!」

「おや、これはまた凄いですね」

「これはイクスか」

ディアーチェとシュテルがバスケットを持ってやって来た。

「シュテル、ヴィータちゃんとユーリちゃんがっ!!」

「落ち着け。ヴィータはユーリが守っているだろうから大丈夫だ。ほら、みろ」

ディアーチェがあちらを指差すと、巨大な炎の柱が収束されて巨大な剣になっていく。

『お返しですよ~~~~エンシェント・マトリクス!!』

そして、その巨大な剣が地面を切り裂いて、大爆発を起こした。

「とりあえず、そこまでだ」

俺は強制的にレヴィとイクス、ユーリを呼び出す。ついでにユーリに守られてたヴィータもだ。

「もう終わり~?」

「威力が高過ぎますね」

「あはははは」

「殺す気かっ!! 死ぬかと思ったぞ!!」

「「ごめんなさい」」

取りあえず、イクスと一緒に俺も謝っておいた。

「良かったよ…………ヴィータちゃん…………」

「あっ、こらっ! 抱きつくなっ!!」

「イチャイチャしているのは構いませんが、とりあずはお茶にしましょう」

それから、シュテルとディアーチェが持って来たお菓子を食べた。もちろん、ハヤテに怒られたので、急いでシミュレーターを修復した。というか、もっとリアルにしておいた。






 
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