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無限の赤龍帝

作者:メア
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転生しました





 山を走行中、狐が急に飛び出して来たのでハンドルを切って避けるとそのまま道を外れて落下し、意識を失った。次に気がついた時には真っ白な空間に俺はいた。どうやら、死んだみたいだ。しかし、なぜドラクエ風の2D物なのだ。まぁ、まずは神様はいるのか?

「ここにおる」

出て来たの指輪物語に出て来たような爺さん。それが偉そうに玉座に座っていた。

「ちなみに、テンプレ通り、ミスじゃ」

「原因は?」

「部下の報告書があまりのできで、シュレッダーにかけたのじゃが、その時におぬしの生命に関する書類も一緒にの」

「ふざけんなっ、可愛い女の子とエロエロな日々を過ごしたかったのに!」

「駄目じゃろ! 別に殺してよかったんじゃね。と儂は思うんじゃが」

「駄目にきまってんだろ」

全く、俺の欲望をなんだと…………いや、駄目だけど。

「まぁ、そうじゃな。仕方ないから転生させてやる」

「特典と行く世界は?」

「おぬしの様な変態はエロい世界にしてやる。場所は…………そうじゃな。ハイスクールD×Dの世界じゃな」

「それじゃあ、転生特典は…………王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)。宝具全て有りで複製でき、かつ改造可能な力。もちろん使用可能。エクスカリバーとかも入れておいてくれ」

「基本じゃな」

「兵藤一誠に憑依して、潜在能力は限界無し。使えば使うほど上がる。そうだな、問題児たちが異世界から来るそうですよ? に出て来る白夜叉の血を引いているって事で」

白夜叉は白夜の星霊であり、夜叉の神霊。太陽の運行を司る精霊の一人で、太陽の主権を14個保持しているといわれている。

「それと、成長速度を自分とセックスした相手にも付与できるように。それと何時でも解除できる不老不死にしてくれ。神器(セイクリッド・ギア)は赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)と無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)オーフィスが欲しい。タイプは篭手だな」

「オーフィスじゃと…………」

「ああ、オーフィスは幼女姿でそのまま実体化して出てこれるように。後は、小猫をリアスの場所じゃなくて、俺が拾えるようにしてくれ。家族は…………別にいらないから海外で仕事してるって事で。大体五歳で記憶とか戻してくれ」

「ただのチート存在じゃな…………まあ良いか」

「あっ、オーフィスと子猫は俺の物になるようにしてくれ」

「了解した。ほら、もうええじゃろ。さっさと行け」

こうして、俺はハイスクールD×Dの世界に転生した。






 五歳になって記憶が戻った。俺は早速修行を開始する。白夜叉の血を引いてるだけあって、身体スペックはかなり高い。両親は海外だが、一応家政婦さんが家にいるので問題無い。生活費も結構有る。

「さてと…………むっ、アレは紫藤イリナか…………誰か居るな」

紫藤イリナと遊んでいる男。それがこっちを見て睨みつけて来た。転生者なのかも知れない。とりあえず、俺はイリナとかどうでも良いから放置だ。だから、修行をはじめる。とりあえずは現状の身体スペックの計算だ。なので、山で動きながら調べる。

「オーフィス、ドライグ、聞こえる?」

『ん…………我を起こしたの…………お前…………?』

『今度の主は潜在能力はあるようだ』

「俺だよ。二人共、これからよろしくな。さて、早速だが訓練を付けて欲しい」

『ん。我、わかった』

『こちらも問題無い』

そんな訳で、山の中で居るのだ。

「…………にゃっ…………にゃぁ…………」

そんな時、弱々しい猫の鳴き声が聞こえて来た。

「どこだ?」

『ん。右』

「ここか…………」

オーフィスの指示に従って向かうと、白猫が怪我をして倒れていた。しかも尻尾が二本有る。

『ふむ。この猫は猫又か』

「確保するよ」

白猫を抱き上げて、治療しようとして…………固まった。

「どうやって治療すればいいと思う?」

『…………我の力を…………増幅…………』

『それをこっちで与える』

「赤龍帝からの贈り物(ブーステッド・ギア・ギフト)が使えるのか…………なら、頼む」

『『ん(任せろ)』』

それから、黒と赤の篭手を作り出す。黒の方から膨大な魔力が出て来て、Boostと赤い方が増幅させる。

『Transfer』

膨大な力の奔流が白猫へと流れ込んで行く。すると瞬く間に猫の尻尾が多数出来る。それと同時に傷がゆっくりと治って行くが、間に合いそうにない。

「仕方無い。エクスカリバー」

王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)からエクスカリバーを取り出して、その鞘である全て遠き理想郷を取る。アーサー王伝説における常春の土地、妖精郷の名を冠したエクスカリバーの鞘だ。その能力は不死の力とされ、所有者の傷を癒し老化を停滞させる。鞘が機能していた間の治癒能力は吸血鬼並だという。これを使う。というか、面倒なのでエクスカリバーごと叩き込んだ。

『そのような強力無比な神器を与えて良いのか?』

「構わない」

エクスカリバーを与えただけあって、直ぐに治療が完了した。白猫は気を失ったままだが。

「さて、今日は帰るか。訓練メニューを作成しておいてくれ」

『『ん(任せろ)』』

それから、俺は白猫を連れて家に帰った。この白猫は小猫…………白音だろう。




 
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