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無限の赤龍帝

作者:メア
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原作開始




レイヴェルを手に入れた俺は色々な意味でレイヴェルを虐めて、フェニックスの涙を頂いた。だが、そんな事をしながらもナベリウス家の復興を手伝ったりした。水樹は便利だな、本当に。さて、時は少し進んで原作が開始された。学校でも2年生になって、問題無い。

「よう、兵藤一誠」

俺の近くにやって来たのは、元浜(もとはま)松田(まつだ)に加えて、金髪の男と赤髪の男。

「何の用だ?」

「おっぱいが好きか?」

「好きだな」

これは事実なので言っておく。

「俺はナギ・スプリングフィールドだ」

「俺は衛宮士郎」

そう、こいつらは転生者だ。姿も能力もそのままなのか知れないが、面倒だなーーうちの子らに手を出したら殺すか。俺じゃ、奇襲ならいけそうだな。オーフィスの力を増幅しまくった後ならなんとかいけそうだ。俺が駄目でも主に母さんが殺してくれそうだけど、周りの被害がシャレになってないからな。それから、多少話した程度だ。もちろん、擬態は行った。

 さて、そして学校からの帰りしなのだが、帰りしにレイナーレ…………ごほん。天野夕麻(あまの ゆうま)が俺に告白して来た。やっぱり、俺の偽装は完璧で悪魔と思われていない。だが、問題無いな。

「良いよ、構わない」

さて、有る程度は原作通りにするか。リアスにはあの二人を送り込めば問題無い。さて、取りあえずさっさと殺すか?
だが、アーシアが欲しいからな、殺すのは惜しい。なら、泳がすか。

『逃すのか』

『…………さらう…………?』

いや、良いよ。それよりはこっちも騙して楽しませて貰おうか。そうだな、あの二人は殺してしまえばいい。なら、レイナーレに力をくれてやればいい。ふふ、せいぜい戦ってくれよ。転生者諸君。



やはり、全ては原作通りに進行した。ただ、デートにラブホテルに連れ込もうとしたら、拒否られたが。残念。だが、まあ保険は打った。俺は今、俺とデートしているレイナーレを監視している。そう、デートさせているのは俺そっくりの人形だ。そして、中身を操っているのはリタだ。

「…………公園にいった」

「ああ、準備よろしく」

「…………うん」

そして、原作通りにレイナーレが行動を起こした。

「死んでくれるかな?」

「え? なんて…………」

「だから、死んでくれる?」

そして、人形が貫かれた。俺は隠れてブーストを行う。

「何してやがるっ!!」

「くそっ、間に合わなかったかっ!!」

白々しい事を言っている転生者共。張ってたくせに何言ってんだが…………それより、ここだな。レイナーレが変身シーンをするので、俺は閃光を出して光で眼をくらませてレイナーレに何段階にも増幅させたオーフィスの力を蛇と一緒に与えてやる。

「あははははははははっ!!」

狂ったような眼で転生者達を見るレイナーレ。いや、力が強すぎてすでに暴走している。さぁ、愚者どもよ、踊ってくれ。そうだな、ギフトゲームの始まりだ。



 そして、始まったのはレイナーレと転生者二人の戦いだ。

「くそっ、どうなってんだっ!!」

「無茶苦茶強いぞ。トレース・オン。偽・螺旋剣(カラドボルグII)」

真名解放して放たれた空間すら捩じ切る貫通力をもつ偽・螺旋剣(カラドボルグII)も直ぐによけられて反撃に千単位の光槍がやつらに突っ込んでいく。

「千の雷!!」

魔法をガンガンに放つ二人。なにげに粘るな。御蔭で公園が凄い事になっている。いくら結界がはってあるとはいえ、これは大変だ。だが、所詮は力の使えこなせていない者共だ。オーフィスの敵じゃない。そう、現在レイナーレの身体を蛇を通して乗っ取って操っている。つまり、惨殺状態だ。

「…………これで…………終わり…………」

二人が槍に突かれて致命傷を負う。オーフィスはそのまま撤退して、俺はこっそりと人形と位置を変えて、実際に自分で怪我をする。そして、手に入れていた召喚魔法陣を2枚つかう。直ぐに魔法陣が現れて、そこからユーリが出て来る。そして、俺の横に即座について怪我を治す。そして、それと同時にリアスが現れる。

「あら、貴女はナベリウスのところのユーリじゃない…………どうしてここに?」

「…………このイッセーは私の眷属…………だから、治療しに来た…………それに…………転校手続き…………」

「そうだったわね。確かにソーナから聞いているわ。私が召喚された理由は?」

「…………そっちの…………あげる…………」

「なるほど、この魔力の残り香ね。でも、いいの?」

「…………大丈夫…………男はイッセーだけで…………良い…………」

「そう、わかったわ。ちょうど戦車も余ってるから、この士郎って子は戦車ね…………あら、駒が二ついるわ。こっちの子はポーンでいけるかしら?」

「…………戦車一つにしてあげる…………」

「条件は?」

「…………お仕事の許可が欲しい」

「仕方無いわね。でも、あまり取らないでよ?」

「…………うん、大丈夫」

「なら、契約成立ね」

「いっせー、お願い」

「はいはい」

俺は立ち上がると驚いたリアスがいた。それもそのはずだ、傷が既に無くなっているのだから。

「それじゃ、やるよ」

「っ!? それは赤龍帝の篭手!」

「…………そう」

俺はリアスにとっとと譲渡して、戦車を例の駒にしてやった。

「くっ、この余裕はそういう事ね。わかったわ、ありがとう」

「ああ、こいつらにはこのことを黙っといてくれよ」

「ええ、わかったわ」

それから、それぞれ帰宅した。



レイナーレ



「こっ、ここはどこだ? 身体中が痛いが…………あの子を殺した前後から記憶が無い…………くっ、まあいまはさっさと戻らねば…………」




 
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