「入らないの」
「るーちゃん、やっぱり帰ろうか」
この場所を合わない気がする、流架も俺も転校届けを出してしまったが、新しく通う学校は私立で幼・小・中・高・大学がエスカレーター式の星月学園。
そんな場所に流架は勿論、俺も合わない。
「…どこに」
「……それは…どうしょうか」
流架の手をぎゅっと握る、まだ幼い俺は働く事は出来ない。
母に迷惑を掛けるのも嫌だが、流架が我慢出来れば俺は大丈夫。
「流架…この家で暮らせる」
「うん、お兄ちゃんが居るんでしょう」
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タイトル | 更新日時 |
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7話 | 2015年 06月 13日 13時 55分 |
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