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ウルトラマチュア

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第13話:空間Z脱出!

 
前書き
降下訓練中のアンヌが強風で流され、地球が上空に見える、宇宙空間の中にある謎の森に迷い込んでしまう…。 

 
今日は地球防衛隊員の降下訓練の日、アンヌ以下隊員達が高度5000mから降下する手筈を整えていた。

「隊長は?」
「留守番するって。」
「逃げたな!」

ツヨシとアキがおしゃべりしてる中、アンヌが

「はい、おしゃべりは終わり!まもなく降下するわよ!」

降下訓練用の輸送機の後部ハッチが開き、眼下に広大な空間が広がった!

「行くわよ!」
「了解!」
「了解!」

アキ、ツヨシの順に、空中での人間同士の衝突を防ぐため、間隔をあけて降下を開始する!
最後にアンヌが降下し、無事に降下訓練を実行しているかに見えた。

しかし、突然!

強風が吹き荒び、アンヌを遠くに流してしまった!

「きゃああああ!」

風に流されたアンヌが、付近にない未知の森に降下した。

「ここは…?」

アンヌがふと上空を見上げた。

すると、そこには…?

「え…、ち、地球!?」

森の上空には地球の姿があった!

「ここは…?宇宙なの?」

アンヌが腰を抜かした瞬間!

『グシュルグシュルグシュルグシュル…。』

アンヌの目の前に、人以上に大きな蜘蛛がアンヌ目掛けて襲いかかって来た!

「きゃあ!く、蜘蛛!」

アンヌが後退りした時、背中が何かに絡まった感覚を覚えた!

「な…、何なの?これ!」

アンヌが起きあがろうとするが、逆に手足も絡まり、全く身動きが取れなくなった!

「や、ヤだぁ!何で?まるで蜘蛛の巣に引っかかったみたいに…はっ!」

アンヌが後ろを見ようとすると、確かに、蜘蛛の巣のような糸がそこら中に張り巡らされていた!

「ま…、まさか私…、エサ!?」

すると、何時の間にか大蜘蛛がアンヌの身体に覆い被さるかのようにアンヌの全身を覆った。

「い…、いや…、いやああああ!」

アンヌの悲鳴が辺りにこだまする中、大蜘蛛は自らの脚をアンヌの肢体に刺し出した。

「い、痛いっ!止めて!」

アンヌが苦痛に悶え苦しんだが、身動きが取れずに泣き叫ぶしか出来なかった。

その時!

「アンヌ隊員!」

行方不明となったアンヌを捜索したツヨシとアキがアンヌを助けるために、謎の森にやって来た!

「この野郎!」

ツヨシが大蜘蛛を引き剥がし、その間にアキがアンヌを蜘蛛の巣から引き剥がす。

「さあ、早く!」

アキがアンヌを安全なところに連れて逃げようとした時!

『ヨクモ、ぐもーがノエサヲ奪ッタナ!』


顔全体が一つ目の宇宙人が立ちはだかった!

『べろ星人ヲ甘ク見ルナ!』

ベロ星人と名乗る宇宙人は高周波の騒音を体内から放つと、

「ぎゃあああ!」
「いやあああ!」

ツヨシとアキがその場に倒れた。

「こ、この…!」

アンヌは素早くウルトラゴーグルを着け、ウルトラマチュアに変身した!

「モウ少シデ、はーどえすえむ物ガ撮レタノニ…!」

ベロ星人が悔しがりながら、グモーガをアンヌにけしかけた!
しかし、

「ヘアーッ!」

マチュアの蹴りが炸裂し、グモーガの心臓を破裂させた。

「オノレ!」

ベロ星人が怒りに震えたが、

「エナメル光線!」

マチュアの必殺技が炸裂し、ベロ星人も倒れた。

マチュアは倒れたままのツヨシとアキを抱えると、離れたところにあるウルトラカッターに入り、アンヌの姿に戻って、急いで謎の森から抜け出した。 
 

 
後書き
アンヌが友人の同窓会に出ると、不気味な宇宙人が友人に襲いかかる!
しかも、その宇宙人はかつて自分に胞子を植え付け、自分を牧場の草場にしようとしたあのブ○コ星人だった!

アンヌに二十年以上前の悪夢が襲う!

ウルトラマチュア第14話:人間放牧場、みんなでウルトラマチュアを応援しよう! 
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