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私が好きになった人は・・だった そして、親友の女の子とも・・

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7-5

 3月になって、璃々香ちゃんからラインがきて、合格したのだった。茉莉ちゃんも一緒ということだった。私、試験の前に彼女に会って、温かい毛糸の腹巻パンツを渡していたのだ。

「あのね 絶対に温かくしていった方が良いから 冷えるんだからー 恥ずかしいって言ってる場合じゃぁないわよ 猫ちゃんの絵でごめんネ 可愛かったから」

「ミミさん ありがとうございます 私 ミミさんが一緒に居てくれると思って 頑張ります」

 そう言ってくれたから、心強かったと、そのお礼もあったのだ。そして、中学の卒業式が済んだら、一度、会おうねと約束していた。

 そして、コウが4月1日の入社式の1週間前から研修を兼ねて勤めにでると言っていたので、その前にと思って・・。私は、大学の友達のとこに泊りに行くと、お母さんに、又、ウソを言って出てきていた。

「ねぇ 入社のお祝いだから ステーキにしょうか シャンパンも買って」

「シャンパンはいいよ 飲みきれない」

「だってぇー 私だって 少しくらいは・・」

「よしなよー 慣れないのにー ミミが酔っぱらったら 楽しめなくなるかもナ」

 マンションに帰ると、直ぐに、お風呂に入りながらイチャついた後、私はこの日の為に用意してきた、サテン調の布地でローズの花がプリントされていて裾がレースになっているスリップでインナー付きのガウンを着てコウの前に出て行った。

「おぉー 可愛いねぇー お姫様カナ」

「そうよ 私は、コウのお姫様ヨ 私もこんなの着てみたかったんだー」

 私は、そのままエプロンを着けてお肉を焼きだした。家から持ってきた大き目の花絵柄のついたお皿にのせて、横に人参とジャガイモをバターでソテーしたものも添えた。コウはひとりでビールを飲み出したので

「ねぇ 私には?」と、何にも入っていなかった私のコップを差し出した。

「うーっ どうなっても 知らんからなー」と、半分くらい継いでくれた。

 食事を終えて、コウは私を抱きかかえてベッドに連れて行ってくれた。そして、丁寧に愛してくれたのだ。私も、そのうち、お酒のせいもあったのか、大胆に抱きついてコウに応えていった。終わってから、又、お風呂に入って、その後も何度も愛してくれていた。そして、その日は初めて、コウの腕に抱かれて眠ったのだ。そして、眼が覚めた朝も、隣にコウが居て、私はいやらしい女の子になっていて、彼のものを撫であげていって、「ねぇー」と自分からコウに被さっていっていた。

「私 こんなこともするようになってしまってー コウ 私に覚めちゃー嫌よ アッ あ~んん 感じるぅ~」

「ウン こんなに尽くしてくれるんだから 嫌になるわけないじゃーないか 可愛いよ ミミ」 
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