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私が好きになった人は・・だった そして、親友の女の子とも・・

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4-7

 その日の夜も、次の日も私は考え込んでしまっていた。コウは性的に異常なのかしらとか、私のあの時の喘ぎ方が悪いのかしらとか・・。普通は、声を出すのを我慢するんだろうか、それとも、もっと大きな声で悶えるんだろうかとか・・。

 私 している時、自然と、ただコウに抱きついてるだけなんだけど、もっと私からなんかした方がいいのかなー。だって、どうしたらいいのかも知らないし、まだ、何回もしたわけじゃぁないのよ! 最近、初めてだったんだからしょうがないじゃぁない!

 学校の授業もオンラインで身が入らないし、大学生活も夢に見ていたのと違っていた。最近、コウも就職活動が忙しいみたいで、会えないし・・。岬とは、あんまり会って居ると、いけないことばっかりしそうなので、少し距離を置いている。この状態が続いたらストレス爆発しちゃうよー。

「ミィ姉 居るのかー」と、碧の大きな声が・・。今日は登校日で帰ってきたのか。

「あのさー 俺のこと なんか言ったのかー?」と、突然、部屋に入ってきた。

「入るよ とかなんか断りなさいよー なんかって?」

「あのさー 灯 灯だよ 今日、帰りしなに連れとマックにいたらさー あいつ等も偶然、店に入ってきてな 俺のダチに挨拶したと思ったら いきなり、碧君 今度一緒にランニングしようよって・・・なんなんだよー 岬ちゃんチに行って、ベラベラ俺のことしゃべってんだろー」

「ふーん 良かったじゃぁない あんなきれいな娘とランニング出来るって ラッキーよ 独りで走るより張り合い出るでしょ」

「じょーだんじゃぁないよ あいつ なんだか 苦手だよ」

「で どうしたの?」

「だってよ 皆の前じゃん あぁ っていい加減な返事した だって 突然だったしな 話かけてくるなんても・・」

「あっ そう じゃぁ 私から 喜んでたよーって言っとくネ」

「やめろよなー そんなことになったら 皆から石ぶつけられるよー」

「いいじゃぁない? そんなことになったら はっきり お付き合いしてますって言えばぁー」

「そんなのー 殺されるよー」

「あらっ あの娘 多少のことはあっても、手に入れる価値があるわよ 気立てよくて、賢くて、スタイル良いし、運動もできるし、お料理も上手よ 申し分ないのよ」

「まぁな だから 困るんだよ 比べられるし 皆からは、そんな眼で見られるんだぞ」

「そうだなー 碧じゃぁ 役不足カナ」

「お昼 要らん マックしてきたし」と、バタンとドァを閉めて行ってしまった。

 姉としては、あんなに可愛い娘が妹になるんだったらいいのになぁーと、ぼーっとしたことに気を紛れさせていた。だけど、岬とのこととか、私が男にはしたないことをしているって知ったら、きっと軽蔑するんだろうなぁーと、ちょっと自己嫌悪になっていた。 
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