ハイスクールD×D あるチート転生者の愉快な日常 リメイク版
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第七話 名探偵による廃教会ハイスピード制圧!!!
-3日後の放課後、とある路地-
「はぁ、これといった事件が無くて退屈だな・・・・・・・・変態もこのところ珍しく大人しいし。この際何でも良いから事件起きてくれないかな?」
帰宅途中、我らが名探偵誠也君は探偵とは思えない物騒な事を呟いていたのだった
「ん?アレは・・・・・レイナーレさんじゃないか?」
そんな時、道端で倒れこんでいるレイナーレを含めた傷だらけの3人の女性を発見した誠也君であった
「せ、誠也君・・・・・・」
「どうしたんですかレイナーレさん?どこぞの修羅場にでも遭遇してとばっちりでも喰らいました?」
「そんなのには遭遇していない。というより修羅場なんてそう簡単に起きるものでもないだろう?」
隣の青髪ロングの女性がそうツッコミを入れる
「俺の中学時代の友人で俺と同じく探偵やってる人はほぼ毎日の様に修羅場が発生してるそうだから結構頻発するものだと思いますよ・・・・・えっと・・・・・」
「ああ、自己紹介が遅れたな。私の名は〝カラワーナ”だ。」
「ちなみにウチは〝ミッテルト”っす!!」
「ご丁寧にどうも、俺は宇佐見誠也です。で、結局何があったんですか?」
「実は部下のドーナシークって男が裏切った挙句堕天使側に引き込む予定だったアーシアから神器を抜こうとしてるのよ。」
「アーシアの神器を?」
「知ってるの!?」
「友人ですからね・・・・・わかりました、3人共取り敢えず俺の家で待っててください。家の者にはケータイで伝えておくので。」
「誠也君はどうするの?」
「そのドーナシークとかいうのを潰します。」
「相手は下級とはいえ堕天使っすよ!!!?」
「人間の君が勝てるとは思えないんだが・・・・・・・」
「問題ありませんよ。下級程度では俺の玩具にもなりませんから。」
「下級とはいえ堕天使を玩具扱い・・・・・・・」
「一体どこからそんな自身が湧き出るんだ?」
誠也の言葉に唖然とする堕天使3名であった
-その頃、オカ研部室-
「いや~、平和ですね部長。やっぱ平和は素晴らしいですよ。」
「・・・・・そうねイッセー。」
「変態にしては良い事言いますね。」
「相変わらず酷いな小猫ちゃんは。」
「ところでイッセー。貴方それ何してんの?」
そう言ってリアスはテーブルで何かの書類の確認等を行ってるイッセーにそう尋ねる
「ああ、誠也に頼まれた企画とかのアイディアについて考えてるんですよ。」
「企画?」
「ああ言ってませんでしたね。アイツUSAMIコーポレーションってレジャー施設やテーマパークとかを扱ってる企業の会長やってるんですよ。この駒王随一謳われるレジャー施設〝ウォーターアルカディア”と同じく駒王随一にして日本三大テーマパークの1つと謳われてる〝パラダイスランド”は知ってますよね?あれらアイツの企業がやってるんですよ。」
「あの世界有数の大企業とされている!!!!?大企業を経営してるのに学校通う意味があるのかしら?」
「部長、学校は何も勉強をするだけじゃないんですよ。他者とのコミュニケーションみたいな一般常識学ぶ場でもあるしそれに一生に一度の学校行事だって価値があるものなんですよ?」
「そ、その通りね・・・・・税金とかどうなってるのかしら?」
「そこんとこは莫大な金を政府の国債返却用にプレゼントして影響力を得てるから大丈夫だと思いますよ。」
「そ、そう・・・・・・それで何の企画を考えてるか聞いても?」
「ウォーターアルカディアの夏のイベントですよ。俺的には『ビキニを着たグラビアアイドル達による水上ビーチバレー大会』はどうかなと思ってるんですよね。」
イッセーの言った内容に溜息をつくリアスであった
バンッ
「大変です部長!!!」
その時、佑奈が血相を変えて飛び込んできた
「どうしたの佑奈?」
「誠也君が堕天使達が拠点にしている廃教会に向かったのを使い魔が発見しました!!!!」
「何ですって!!!!?」
-その頃、廃教会-
「此処だな。」
以前アーシアを送ったその時は廃墟と化してるとは知らなかった廃教会の入り口・・・・・・・・そこに誠也は右手に機関銃の原典を、左手にロケットランチャーの原典を手にした状態で立っていた
「それじゃあ・・・・・・まずはご挨拶と行きましょうか!!!!!」
そう言って扉に向けてロケットランチャーの銃口を向け引き金を引くのであった
ドゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ
「!!?な、何事!!!!!!?」
偶然内部にいたフリードは突如デカい爆発と同時に扉が吹っ飛んだ事に驚きの声を上げる
ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ
「ンギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!?」
その直後、煙の向こうから放たれた無数の銃弾が襲い掛かるが紙一重でそれらを躱すフリードであった
「ななな・・・・・・・何なんだこりゃ!!!!!?扉が吹っ飛んだと思った瞬間銃撃ってこの国どうなってんの!!!!?」
「お邪魔します。」
叫ぶフリードの前にロケットランチャーの原典を放り投げながら誠也が姿を現すのであった
「ロ、ロケランに機関銃!!!!!?日本の学生が何でそんなもん持ってんすかぁあああああ!!!!!!?この国一般人は銃持てない筈っすよねぇえええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
「細かい事は気にしない方が良いですよ神父(?)さん?」
「全然細かくない事だから!!!!俺が言える事じゃないけどこの国の治安機関何してんの!!!!?」
「世の中には知らない方が良い事があるって事だよ。さて、単刀直入に聞くけど此処に金髪のシスターがいる筈だけどどこにいるか知らないかな?」
「そ、それならそこの隠し扉の先の地下室っす!!!!だからどうか見逃してくださいお願いです!!!!」
そう言いながら土下座で懇願するフリード
「・・・・・・・・・・・・さっさと立ち去るんだな。」
「ヒ・・・・・ヒィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!」
機関銃の原典の銃口が降ろされると同時にフリードは一目散で逃げ去るのであった
「さて、それじゃあ制圧開始と行きますか。」
-廃教会地下室-
「な、何だ今の銃声は!!?上で何が起こっているというのだ!!!!!?」
地下室で絶賛儀式の準備中だったドーナシークが突然の異常事態に慌てていたその時
ドゴォオオオオオオオンッ
「!!!!?」
突如、入り口の扉が吹き飛び扉の向こうから機関銃の原典を片手に持った誠也が現れた
「な、何者だ貴様!!!!?」
「そこのアーシアの友人の名探偵やってるただの人間さ。」
「誠也さん!!!!」
「唯の人間!!!?馬鹿を言うな!!!この廃教会周辺には配下のはぐれエクソシスト達がいた筈!ただの人間が此処まで来れるわけないだろうが!!!!」
「ああ、あの武装した連中なら無力化したうえで警察に通報しといたから。まぁ、1人は逃がしちゃったけど。」
「そ、そんな馬鹿な!!!!」
「まぁアンタも人間だったら同じようにしてたけど人外なら話は別、此処で始末させてもらうよ。」
そう言いながら誠也が機関銃の原典を放り投げると同時に空間に歪みが発生しそこから朱色の槍が出て来たのであった
「き、貴様・・・・・・まさか神器使いか!!!!?」
「神器?あんなものと一緒にしないでくれるかな?まぁ、答えるつもりは無いけどね・・・・・・・〝原初の刺し穿つ死棘の槍(プロト・ゲイ・ボルグ)”!!!!!」
ザシュッ
「ガフッ!!!!?」
誠也がそう叫ぶと同時に突如吐血するドーナシーク。何事かと彼が下を向くと誠也が持っていた筈の朱色の槍がドーナシークの心臓を貫いていたのだ
「ば、馬鹿な・・・・・・何時の間に・・・・・・」
何が起きたのか理解できぬままドーナシークは羽根1枚を残し消滅するのであった
「さて、大丈夫かいアーシア。」
「は、はい。」
超スピードでドーナシークを消した誠也に驚きつつ拘束を解かれながらアーシアがそう答えたその時
「・・・・・・・・・・・・・どうなってるのかしらこれ?」
「せ、誠也?お前大丈夫だったのか?」
オカ研メンバーが姿を現したのであった
「ああ、誰かと思ったらグレモリー先輩に姫島先輩に塔城姉妹に木場先輩じゃないですか。」
「ちょ!?俺もいるんだけど!!!!?」
「?いたのか変態。」
「酷い!!!!!?」
「・・・・・・此処で何をしてたのかしら宇佐見誠也君?」
「俺を知ってるんですか?」
「先輩を知らない生徒は転校生以外駒王にはいませんよ。」
「ちょっと友人に酷い事しようとしてた屑に天誅を下しただけですよ。」
「・・・・・・その話詳しく聞かせてもらって良いかしら?」
「良いですよ。取り敢えず移動しません?」
「そ、そうね・・・・・移動しましょうか。」
そうして誠也とアーシア、そしてオカ研メンバーはその場から移動したのであった
後書き
お久しぶりです!!リアルが忙しくて中々更新が出来ずにいました・・・・・・・取り敢えず次回で原作1巻は終了予定となります。それでは次回もどうぞお楽しみに!!
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