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エロゲー世界に神様転生って勝ち組じゃないのか?

作者:笠福京世
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幕間04 奉仕女官による筆おろし講座

――――帝都の高級旅館――――

「あ、ボクからも一つだけ質問いいかな?」

「はい。なんでしょうか?」

「キミの名前、聞いてなかった。教えてもらっていいよね?」

「失礼しました。すみれとお呼びください」

フルネームを知りたかったが帝のお側を守る女官たちは家の名を伝えることができないそうだ。

「すみれ……か。よろしく」

名前を呼ばれて微笑んだ彼女の肌は若干火照っているように見えた。
その姿に思わず見とれてしまい。思わずぎゅっと抱きしめたくなるが……我慢する。

「エスコートはしなくてもいいのかな?」

少し余裕が出て来たのかそんなことを言い出して彼女の肌に軽く手をのばす。

「伏見様はとても紳士的ですね」

「そう? ありがとう」

拒否されなかったことを安堵するように息をつく童貞男子。

「ただ今回はご指導と言うことで行為は全て私が行います。
 伏見様はただ感じて下されば大丈夫です」

「え、何もしなくて良いの?」

「性行為は基本的に男女が互いに気持ちよくなるよう行うものですが、
 最初ですので、まずは慌てず、ゆったりとしていてください」

そういうことならと、すみれの言葉に頷き、奉仕を堪能しようと身体の力を抜く。

「少し足を開いていただけますか」

すみれの指示どおりに軽く足を開く。彼女はその間に体を滑り込ませた。

「まずは、おちんちんを外に出しますね」「う、うん」

何だか子供に諭すように丁寧に指導され気持ちが童心に還る。
すみれの言葉に反応して、腰のあたりがゾクッと震わせながら
自らの男性器が露出されていくのを戸惑いながら見ていた。
モノはすでにある程度の大きさに膨らんでいた。

「では、まずは溜まっているものを処理させていただきます」

目線の先では、すみれが男性器に唇を押しつけていく。

「あ、まだ風呂とか入ってないのに……」

「ふふ、まだまだ大きくなるんですね……素敵です」

すみれは伏見の言葉に気にすることなくそのままフェラを続けていく。
男性器のピクピクという反応に見逃さずに舌の動きを強めた。
最初は押し付けるようにゆっくりだった動きが、快感を与えるための淫らな動きに変化していく。

「んっ、れるっ、れるぅう……ッ」

「あっ、……いいっよ」

「ん、レロレロレロレロ……じゅぶるるうう……!」

卑猥な音を立てながらすみれは肉棒を試すようにしゃぶる。
御所を彩る美しいメイド女官が自分の汚いところを舐めていると思うだけでもイッてしまいそうになる。

「さあ、伏見様。我慢せずに自然体でお楽しみを……じゅぼぼぼぼっ!」

帝に仕える奉仕女官は、帝の側に近づく若い男性を審査する役割を持つ。

もし万が一に帝が彼を求める様なことがあれば……
生半可な知識や経験によるテクニックを帝の肉体で試されるようなことがあってはならない。
伏見家の当主となったことで華族の御令嬢とのお見合いもあるだろう。
もはや庶子の帝国軍人ではないのだ。今後はベッドの上での教養も必要とされる。
だからこそ女官長のハルが動き、女官による性伎の指導が行われることになったのだ。

すみれは肉棒に舌を絡みつかせ、そのままバキュームを行う。
さらに頭を上下に動かしてピストンをしながらのフェラチオ。
次々と繰り出される責め技に早くも伏見の性感は限界を迎えようとしていた。

「すごいっ……! くっ、うぁああ!」

このままでは達してしまうしまうと反射的に快楽から腰を逃がそうと手を付いたところを
すみれが更に腕を強く締める肉棒は奥まで咥えこむ。

「さあ、イってください伏見様!」

すみれはまるで可愛い幼子を慈しむ聖母のように優しく微笑み射精を促がす。
伏見の腰を抱え込むようにしながら肉棒に強く吸い付いた。その刺激で溜めていた欲望が爆発する。

「ひあっ、あっ、あっ、ああぁぁあぁぁっ!!」

びゅくびゅくっ! びゅる、びゅるるる!
初フェラで射精した精液がすみれの口内を汚していく。
転生後してから初めて他人によりもたらされた射精の快楽に全身を痙攣させた。
次々と送り出される暴れ狂った精液をすみれは端から全て飲み込んでいく。

「んっ! もっ、もうらめぁ」

尿道に残った精液を吸い出すお掃除フェラの肉棒が溶けてしまうような快感に腰を震わせる。
すみれはゆっくりと身体を横倒していく完全に布団に横になったところで体を離して隣に侍る。

「精液もとても濃かったです。硬さも大きさも人並み以上です。
 これならどんな女性でも満足させられますよ」

相手に自信をつけさせるよう目を見て優しい言葉で話す。

「次は、おちんちんを私の中に入れて射精していただきます」

「中で……」

期待と不安の混じった言葉が口から零れる。

「私がこれから伏見様の筆おろしをさせていただきます」

すみれはは妖艶な笑みを浮かべながらメイド服の胸元をずらし始めた。
サイズはCカップくらいだろうか大きくはないが小さくもない形の整った綺麗なおわん型のおっぱい。

「……とても綺麗だ」

美乳に見惚れ素直な感想を口にする。

「見ているだけでなく、触っていいですよ。したいことをしてみてください」

ゴクッと喉を鳴らしながら乳房に手をのばし触れる。

「やわらかい……」

思わず声に出してしまうほど、その感触は最高の品質だった。
今まで忘れてしまっていた女性の柔らかさと反発力。
もっと味わいたいと思って欲望のままに両手で極上の美乳を揉む。

「あっ、んん……そうです、あまり強すぎると痛みを与えてしまいますから……」

美しい女体を傷つけぬよう気を付けるが抑えられていた欲望のコントロールがもどかしい。

「んはぁ……でも、少しくらい乱暴いいですよ、伏見様……あんっ」

すみれの言葉に感謝しながら欲望と学習の意識を半々にして夢中で胸を揉む。
その姿に母性が刺激されたすみれが自然に手をのばして伏見の頭を撫でる。

「んむ、すみれの手、温かいよ」

彼にそう言われて、ようやく自分の行動に気づいて顔が赤らむ。
半分は奉仕女官としての仕事だが、強制などではなく希望した役目だった。

飛び級で海軍兵学校に入学しドクツ帝国に留学した俊英。

若くしてエリート街道を進む伏見空はその中性的な美人顔と相まって女性の人気が昔から高かった。

しかし女性との浮ついた噂は何一つなく、帝都を離れ留学している間は実は男色家ではないかという一部で囁かれていた。
その根も葉もない耽美な噂により一部の女性の人気が熱狂的に高まったことなどは幸いながら本人は一切知らない。

帰国後にはストーカーの熱心な調査によりその誤解も噂に過ぎなかったと流れたが、
自ら率先して前線に立ち部下と苦楽を共にするのを厭わない姿勢は一部腐女子たちの妄想を掻き立てていた。

本人は自覚が薄いが下位士官や兵卒の女性たちからすると伏見空という人物はあまりにも高嶺の花なのだ。
女遊びも一切せず、真面目に仕事に取り組み出世街道を突き進むエリート。
そんな彼が純潔(童貞)であろうことは本人が知らないだけで広く知られていた。
今まで手の届かなかった男性が単に女性に奥手なだけだったと知った。そして自分に甘えてくれる。
見た目的な可愛さと相まって心の底から彼女の愛情を刺激するのだ。拙い愛撫に彼女も静かに高まっていた。

このままだと仕事を忘れて楽しんでしまいそうだと感じたすみれは少しだけ気を引き締める。

「いずれは胸の愛撫や胸を使った奉仕もご希望であれば指導させて頂きますが、
 まずはセックスを学んでいただきます」

ゆっくり押し倒すと、その上にまたがる。

「セックスの基本は男性が上になる正常位が一般的でしょうが、
 今回は騎乗位で伏見様には分かりやすいように説明させていただきます」

すみれが和服の汚れを防ぐ襦袢をめくりあげると、そこには下着が無かった。
今日の指導の為に初めから身に着けていなかったのだ。

「女性のほうもセックスの前には前戯をして濡らさなければなりませんが、
 今日はこのまま進めさせていただきますね」

「えっ、大丈夫なの? 無理しなくていいよ」

「はい。恥ずかしながら、伏見様への奉仕だけで濡れてしまいました」

もしかしたら淫乱な女だと思われたかもしれない。そんなこと考える恥ずかしさといやらしさで興奮が増す。
ゴムについても問われなかったので何もつけずに腰を落とす。

「それでは、伏見様の初めてをいただきます」

案内するように肉棒を膣に当て挿入していく。すみれの膣が肉棒をすんなりと咥え飲み込んでいく。

「ここが女性のおまんこの中です、いかがですか?」

「すみれの中、すごくあったかいよ。おちんちんがあったかいのに包まれてるよ……」

自分の名を呼ばれ頬をほんのり赤く染めながらも今まで余裕のあったすみれの顔が歪む。
肉棒が処女膜に当たったのだ。その感触に伏見も気づく。

「大丈夫?」

「はい。ゆっくり時間をかけられると逆に苦しいです。私のことはお気になさらずに」

そう言って、すみれは一気に腰を下ろす。ぐっ……ぐぐぐぐっ……。

「痛みは人それぞれっていうし、本気で辛かった止めるから……我慢せずに言って」

心配そうな目で気づかいされて嬉しさがすみれの胸を包む。

「は……はい……でも大丈夫です。私も繋がりたい、気持ちが、強くて……あッ」

雁首の一番太い部分が処女膜を通り抜け、すみれは小さな声をあげて背中を反らした。

「大丈夫? ほら。息を吐いて」

彼が優しく、すみれの背を撫でてリードする。
ずっ、ずちゅ、ずぶぶ!!
音を立て根元まで肉棒がしっかりと収まる。

「今は無理して動かなくて良いから、ゆっくりと抱き合おう」

そう言って差し伸べられた手を握り指導という仕事を忘れて恋人に甘えるようにすみれは身体を倒した。 
 

 
後書き
教育的、筆おろしシチュエーションって難しい。

Hシーンの描写につきましてはシチュエーション毎に実験的に書いてますので、
文体や表現の統一感がないと思います。

その辺を気にする方がいるかは分かりませんがご了承下さい。
またHシーンは本編とは時系列が前後する場合もあります。 
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