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温泉へ行こう

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昔のテレビは温泉が好き。


今のテレビの規制は徹底している。
ここまでしなくても、と思うほどに。

「温泉」を紹介するという建前で、美女の裸を映していた時代は終わった。

10年ぐらい前の温泉のランキング番組でも、
露出度は──
①「泳げる温泉」での裸の平泳ぎ。
②「夕陽がきれいな温泉」での、外を見るために立ち上がった裸身。
──までで、ぶっちゃけ、お尻までだった。

もっと遡ると、
温泉=裸を一番活用していたのは、健康番組であった。
湯治という文化を科学で検証するため、
美女を小さなタオルだけで撮影した。

正しい「かかり湯」、心臓に負担をかけない入りかた。

全裸の映像にナレーションが入る、「百聞は一見にしかず」の構成である。

「湯冷めしにくい入りかた」の説明では、
サーモグラフィー画像がメインだが、
湯上がりの一糸まとわぬ姿で立つ被験者もしっかり映した。

理解に苦しんだのは、
「湯上がりに(真水の)シャワーを浴びると、温泉の成分を洗い流してしまうので、シャワーを浴びないこと」
というナレーションの映像が、美少女のシャワーシーンだったことだ。
「するな」ということを映像化したわけで、完全にサービスシーンだ。
小ぶりな乳房を念入りに撮られる美少女に笑顔はなかった。
そして、上半身しか見せなかった。
なぜだろう。
――――――――――
 
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