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KANON 終わらない悪夢

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119クンダリーニ覚醒して第2チャクラ始動しちゃって、第4チャクラで無限のアガペーが…


 本日も強行されてしまった地獄結婚式。
 倉田に招待された関係者からも、どのぐらいの地獄だったか漏れ聞いているはずなのに、月宮の里としても教団としても、現人神様と自分の一族の子女が妖狐に嫁ぐ政治的ショーが必要で、強行開催しなければならなかった。
 昨日は天野の鎧武者が2体も破壊され、倉田製の鬼武者にRPG打ち込もうとした奴が爆死したが、舞憑きの天使の人形が時間巻き戻してRPGと車だけ爆死。
 天使の人形も、死人を出せば出すほど被害が広がって、思わぬところで躓かされるので、栞を虐めたクズも、幼少の舞を苦しめた奴らも、できるだけ人死には出さないようにしている。本人が復讐を願うとタヒぬ。
 常人には起こらなかった出来事や、時間を巻き戻して生き返らせた過程は認識できない。

 滅びの巫女とその予備が結婚式と称して、そのまま天孫降臨の儀式やらかしやがって、操られた祐一が舞を選んだ時点で、もう少しで人類丸ごと滅ぼされてしまう所だった。
 今の所「月宮あゆ」が天使の人形にイザナミとして選ばれ、そのオコボレが頂戴できると思い込んでる里と教団の古老が、今日も神前で結婚式をした。
 現在の被害は、ホテル施設に鬼武者2体が取り付いて、巨大クレージークライマーで登ろうとして、3階までの窓とベランダが一部損壊。
 舞と佐祐理が参列者扱いだったので、偽マコピーを処刑するのに鬼武者5体全力侵攻。
 巨大弥勒菩薩坐像の足へし折られて、鬼の棍棒で鳥居が一本破壊されて倒壊。
 月宮の「里」の方に呼ばれたペギラが、山の水源ごとオーロラエクスキューションで凍結。
 ちょっとスリーピングコフィン並の凍結力なので、ライブラの黄金聖衣に付いてるトンファーとか三節棍使わせてもらわないと溶けない。
 住人が死亡した場合は天使の人形が救い出したが、浸透してたザコちゃんがアナザーディメンションされたのは、キニシナイで放置された。
 里の方は懲罰的に潰されるのを見逃した天使の人形だが、以降も見逃して放置すると、ウラジオとかペトロパブロフスク近郊の街が1つ炎上して、鎧武者が1体ワンナイトスタンドして地図から消える。
 ソビエトや北朝鮮程度の装備では「一分で全滅させられるぞ」は無い。
 滅びの巫女とその予備は、人間への愛とか人類愛なんか持ち合わせておらず、近くにいる若いメスを見たら発情する程度で、腐った老人とか話通じないジジイとかバアアは、今すぐにでも滅ぼしたいと思っていた。

 控室
 地獄結婚式が開催されている裏で、治療行為(おちゅうしゃ)を受けた子供達の両親とか祖父母が、控室を出た自分の子供と面会していた。
 昨日の教頭先生と同じで、自分の命より大事な娘とか孫が、壁一枚向こうでヒーーヒーーー泣き叫んで善がり狂い、悪鬼羅刹にレイプされて中出しされて、子供の身で有りながら孕まされるまでの全編を、監視映像で見た。
 治療行為で救急救命措置だと分かっていても、両親とか祖父母には拷問同然の映像。
 当然途中には「もう見ていられない」お母さんとか「畜生! あの野郎ぶっ殺してやる!」などなど、おじいさんおばあさんが脳溢血寸前の血圧になったり、お父さんも自分の娘が男子高校生相手に、鬼畜陵辱で輪姦「している」のを見せられた。
 録画中継されて、自分の娘や孫の方が発情してしまって、現人神様の顔に跨っていって無理矢理メス汁飲ませてマーキング。
 自分からオットセイ君の上に座り込んで、絶対に外出しさせなかったのまで、泣きながら瞬きさえせずにガン見した。
 声だけ聞かせていると、どう考えても幼いょぅじょがガチレイプされて泣き叫んでいるのが聞こえるので、教頭先生でなくてもガンジーでも助走つけてヨガフレイム状態。
 中継録画で自分の娘が何をして、何を欲しがっていたのかも見せつけられた。

「ああ、こんなに元気そうになってっ」
 香里の母親と父親のようなセリフまで言って、赤い顔して起き上がって歩いている、自分の子供にすがりつく両親。
 人道的な配慮で、対魔忍顔してタヒんで、ビックンビックン痙攣しながらタヒのダンスを踊り続けている間は面会謝絶だったが、意識が戻って会話が可能になった時点で親が呼ばれた。
「おかあさん、おとうさん、私治ったよ、生き返ったよ」
「「ああっ」」
 不死の霊薬?を飲まされた昨夜から、朝になって自分で起き上がり、飯も食って点滴も呼吸器も外して、自分の体が何を欲しているのかを知り 香里と栞のように祐一まっしぐら。
 現人神様にナニをしてもらえば命が繋がるのかも知った少女達は、自分から紅人参にむしゃぶりついて直飲みでゴックン。
 年長の少女がヤったことを真似して、自分もどうすればイイかを知ったょぅじょも、同じことをした。
 ちょっと射精の瞬間だけイマラチオになって、ょぅじょも頭掴まれて無理矢理ゴックンさせられたが、そこは許してくれた。らしい。

「こんなに顔色も良くなって、お前の体から黒い物が逃げるのが見えたよっ」
 一回、快楽の度合いが凄まじすぎて脳みそぶっ壊れて、脳汁出してタヒんだが、それも回復して、黒い病根が全部逃げる所まで常人の目に写り、もっと恐ろしい呪いに支配されてから、死ねない呪いの系統で母体が復活させられた。
 残りの人生というか余生は、孕み奴隷で赤ちゃん工場で、次にお腹が空き次第、次の子供を詰め込んで貰わないと、薬物中毒の人物のように震えが収まらなくて、舞の母のように快感か妖狐の赤ん坊が欲しくて狂い死ぬ。
 体が弱すぎた母体は、ハーフとして産まれた舞や、息子、娘が「母親に生きていて欲しい」と願わないとタヒぬ。
 何人か生み終わって、生きている状態が普通になり、地獄から対価を求める手も命を奪うのを諦め、代わりに妖狐の妖力で支払いが終わると、死ねない呪いの方が勝つ。

 美汐のお婆さんは健康体で、息子を溺愛するだけで生きられた。
 託された無限の妖力で、何度か一族を救ったが、今は生身の舞にも、鬼武者になど到底敵わない。

「誰かが教えてくれたの、(精子)飲んだら十年寿命が伸びるって。霊力も受け止めて、赤ちゃんができたらもう死なないって」
 舞の魔物でも来たのか、美汐プレデターさんかザコちゃんが、妹の友人もタヒのダンス踊ってる間に心の声で教えたようで、ネ右一くんの精子飲んだら、妖力が体の隅々まで行き渡って十年生きられて、子供孕んだら母体が抱えている病気まで無理矢理治されて、死にはしないが心も体も魂まで犯されて、病魔以上に酷いことをされて、最低でも6年から10年は生きられると伝えていた。
「ああっ、もうあの世に連れて行かれないで、ここにいられるんだねっ?」
 教主様の予言とか忠告(玉串料が高い)、妖狐関連の伝承を教えられ(お人好しの猊下なのでサービス)、生きるには妖狐の嫁になるしか無いのを教えられた家族。
 丘に行っても月宮の里の人間など、もう信用もされてもいないので、嫁にも婿にも来てくれないのを聞かされ、残された道はただ一つ、消えない妖狐が産まれた水瀬や相沢の妖狐の血続に娘を差し出し、生贄であったとしても、巫女の一人として受け入れてもらえれば、病魔は去って命は繋がり、此の世の生を謳歌できると教えられていた。
 命の対価は妖狐の妖力で支払ってくれると教えられていた一同。
 普通の少女が何を対価として求められるのか不明だったが、ロリコンの方は幼い体を思う様蹂躙してペロペロして、ペロペロもさせイマラチオさせて髪の毛掴んだままゴックン、と言う最低行為をした。
 ょぅじょ全裸落書き署名奴隷契約、録画撮影生姦中出し孕ませ致死?という鬼畜行為で一本マン足していた。
 ちなみに現在の名雪さんは、ガチレズスイッチがオンにされているので、名雪を「ねこさ~ん」にして、バリセメの女の子が、なゆなゆのなゆなゆな場所をペロペロチューチューして、ガッツリ直飲みしても助かっていたのは、今更教えられない。
 マコピーのお小水を、一生飲み続けるようなオプションもあったかもしれないが、売店では「真琴様」ブランドの目線入り500ccペットボトルは、一本70万まで高騰した。

 式場
 その後、自力飛行可能なペギラさんも空中散歩したり、委員長とかヤンキー娘などの、精霊貸出組の神人チームも結婚式に参加した。
 式の後に治療を受けた子供達と、眠ったままのあゆも呼ばれたが、信者千人とビデオ中継で見ている里や信者数万人程度の祈りでは、あゆ目覚めなかった。
 また天使の人形もブチ切れて「どうしてっ、どうしてえええっ!」とか叫んで、滅びの姉の方をイザナミ指定して、人類滅亡させて死者の世界に変えようとした所で委員長に止められて、佐祐理お姉ちゃんにもパフパフされて思いとどまった。
『あゆさんは法の側の存在になって、こうして祈りを溜めていけば目覚めるわ。今は我慢して』
 以前のように巫女を誰かぶっ殺して順番に破滅させ、その点火力で心臓を起動して目覚めさせようとしたが止められた。
 殺戮を止めようとして嘘を言っているのかと思うほど疑心暗鬼になったが、今は委員長方式のお綺麗な復活方式に掛けてみた。
 ダメならいつものように佐祐理と姉が、自衛隊でもロシア軍でも、死体を土嚢のように積んで、天に届くまで犠牲者の階段を積み上げてくれる。
 天使の人形はもう一度眠りについた。

 それからも委員長一族からの説明があり、現在のビッグリップ、ビッグクランチなどの終局の科学的説明、その回避方法が伝えられた。
 外部の理解可能な人物が聞くと、ションベン漏らしてロケット強奪してでも逃げ出すような解説が学者の真顔で行われた。
 昨日降臨した天孫と云うのは、四次元空間の高位生命体でエネルギー体であり、祐一の肉体や思考を経由して、奇跡と呼ばれる数々の行為を行うが、エネルギー保存の法則により代償を求められ、高次元へとエネルギーの返還を行わなければならないのも、PTA会長と娘のエロ漫談で解説された。
 仮定で概算して、約数千万人分から億単位の命で支払わないといけないので、軽~く天変地異か、彗星激突とか疫病か大飢饉で人類半減。
 もしくはここの巫女だけが神域で新世界を目指して旅立ち、終末思想関係無しで相互確証破壊、人類絶滅で支払だと示された。
 重要なのは、天孫が降りたり、巫女が異世界に行くので支払うのではなく、イザナミとイザナギが揃ったので東半球は糸冬了。
 欧米、キリスト教的な「約束の時」が来てしまい、人類絶滅とか半減が規定事項で、その被害を逃れるために巫女が選抜されて、異世界である神域に篭もるのだと解説された。

 そこまで懇切丁寧に解説されても、無能な人類は巫女と妖狐を全て殲滅すれば、人類の方が救われるのではないかと勘違いしたくなって、その希望的観測に基づいた妄想に縋りついた。
 いつもなら週明けにでも、総理官邸から北海道への治安出動が指示される。

 昼休み
「憂遇ぅ」
 天使の人形から開放された祐一くんは、若教主様からも「憂遇」の由来を教えてもらって、漢字表記で唸っていた。
 もう姉と快獣とプレデターさんは、手に負えないぐらいヤンデレーで、肉体改造とかもされているのでマッスルボディが怖すぎて、スーパーヘビーな激重の愛で、浮気者の弟で恋人でゆうくん本人か、浮気相手を処刑したり爆破しに来る。
 もし佐祐理お姉ちゃんが、全員のレズスイッチもオンにして、妹にして怪獣もプレデターも5重人格の姉も、特に嫉妬の魔物を飼いならして懐柔してくれないと、自分がタヒぬ。
「さあ、お父さん、午後もあるからしっかり食べて体力つけて」
「鵜遇ぅ」
 さっきのが午前の部で、客を入れ替えて午後の部があるらしい。
 ジジイババアを追い出した後、舞の王国民にサービスするのに、ファンタスティックフューチャーとか、アンコールでも統一ヘッドが合いの手を入れるYOU&MEが歌われ、ピンク色のサイリウムが振られた。

 昼食の席も机とか座席の配置も空気読んでなくて、教主様ご家族と祐一くんご同席で談笑。
 姉と女帝と怪獣とプレデターが別の席で同席とか「こいつら挑発してんのか?」というぐらい電流爆破デスマッチなテーブルが隣。
 これが披露宴だったりスルと、昨夜と同じ拷問披露宴だったが、お食事会程度だったので、色々と包括合意して地位協定している佐祐理女帝様からも許された。
 何故か栞さんだけが佐祐理お姉様と舞お姉さまに挟まれてご機嫌。エサの方も高級料理なのでご機嫌。
『なんちゅうもんを、なんちゅうもんを食わせてくれたんや、真琴はん』
 どっかの関西の食通とか味皇様みたいに、口からビーム吐いて、あらぬことを叫びながら大阪城着込んだり、魚咥えたまま水の上を激走したり、車いすのまま山の上まで駆け上ったりした。
 そこでほんの少し気になることがあった。
「アレ? 教主様って菜食主義なんじゃあ?」
 娘とか仲間はガチビーガンの菜食。今まで生臭物は食べなかったのが、妊娠発覚したので全員魚とかステーキ食ってた。
「ああ、私も昔、菜食とかしてましたが、別に天啓が降りる訳でもないので、すぐ止めました」
「はあ…」
 隣にいた娘とか、ザコちゃんチョロインさんデッカイ月人さん、メダマドコーで目が飛び出して爆発。
 食べ盛りの小学生中学生から菜食生活で、お菓子もケーキも一切禁止。
 真冬に水垢離させられるわ、滝に打たれるわ、生臭物一切禁止でジャンクフードとか有り得ない生活をしていたのに、教主が菜食を辞めても信者全員強制菜食、下っ端で鍛錬訓練中修行中のも全員菜食生活。
 なんか勘違いした信者が、「ああ、修行の成果で天の声が聞こえる」とか「スピリチュアルステージが上がって、チャネリングが可能に」とか「クンダリーニ覚醒して第2チャクラ始動しちゃって、第4チャクラで無限のアガペーが…」とか、完全に頭いかれちゃってる、栄養不足からくる幻覚とか妄想見ちゃって、ドーパミン過多の統合失調症患者多数になった教団。
 当然下っ端まで菜食させられたが、教主様ご本人、体に悪いし脂分とタンパク質取ってないと、膝にもお肌にも悪いので、売店のハンバーガーとかフードコートの牛丼とか、モリモリ食ってたのを、娘は知らなかった。
「お、お母様…」
 教主は、猊下が食ってるデザートのホールケーキを横取りして、イチゴが乗ってるケーキをうまそうに食った。
「「「「な、な、な……」」」」
 この仕返しは、ザコちゃんの持ちネタで名雪を破壊したように、母と猊下にも同じ話を聞かせてやらないといけない。
『ネエ、アノハナシ、オカアサマニモキカセテチョウダイ?』
 魔物出ちゃってるのか、カタカナ言葉で話す偽マコピー。
「ああ、あれですかい? 農家のオッサンに聞いたんですけど、イチゴってのは一晩中ナメクジが表面這い回って、中に入るそうなんですよ~、それで小さいのは入ったままらしくて、デッカイのとかは取って出荷するそうなんですけど、小さいのは入ったままジャムに…」
「はああああああっ?」
 教主も名雪と同じく、イチゴエネルギーの供給を絶たれて弱体化した。
「それとお米なんですけど、どれだけ高級米でも、米の構造で受粉する前にコクゾウムシとか螟蛾(メイガ)に卵産み付けられるそうなんですわ? 実がなる前ですから防ぎようがなくて、全部の米に、ビッシリ、1つ残らず、虫の卵だらけで、熱処理したやつだけ生まれないんですけど、ほら、袋の中で生まれちゃって、新品の米袋の中でコクゾウムシだらけ、メイガの幼虫だらけの米、見たこと有りますよね?」
「「「「「「「「「「「「ギャーーーーーーーーーーーーーーーーー!」」」」」」」」」」」」
 ザコちゃんの新ネタで、全員数日間は米が食えない体になった。
 教主だけでなく、佐祐理も舞も栞もパン食に切り替えた。麦も似たような感じであるが、気分的にパンが食いたい体になった。
 
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