成長の記録

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最近の規制は徹底していると感じる。

昔のテレビで「娘の成長を記録するプロカメラマン」で特集番組があったなんて、もはや伝説だ。
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誕生日の記念写真を残したいだけだった。
体の成長がよくわかるベストな姿として裸を選んだ。たまたま女の子だった。たまたまプロのカメラマンだった。

そんな偶然の積み重ねに、
高校生になっても全裸を承諾した。
という決定的要素が加わって、当時としても稀有な正真正銘の女子高生の裸身が正統に放映されたのであった。

プロのカメラマンだから、芸術的なヌード写真に仕上がる。当然のようにモノクロだ。

しかし、取材のテレビカメラは、その撮影現場の動く裸をリアルに伝えた。
家庭用ビデオが普及していなかった時代でもあり、伝説の伝説たるゆえんだ。

私は、雑誌の記事で、オフショットのようなカラーのバストショットを見たに過ぎないが、彼女の落ち着かないような表情をよく覚えている。それが思春期なりの羞恥の表情だったのかもしれない。
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こちらは、つい最近。
研究の資料として、ある下着メーカーが４歳から成人まで一人の女性の成長（体型の変遷）を記録したという、世界でも貴重な映像がテレビで放映され、偶然録画できた。

顔を白い光で消し、白いビキニを着ているような静止画が回転するたびに１年ずつ進んでいく。実にスピーディーで効率がいい──。

──そう。
察しの通りだと私も思う。

着衣でデータを残しても正確ではない。
全年齢、撮影は全裸だったはず。

ＣＧ技術がテレビ露出を可能にしたのだろう。
メーカーとしては、こんなデータを活用して研究してますよという姿勢をアピールできれば十分だし。

とりあえず公開はされた。
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