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エロゲー世界に神様転生って勝ち組じゃないのか?

作者:笠福京世
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設定03 えろかみ大帝国 猫平日記による近代史(画像あり注意)

 
前書き
物語風の設定説明回?

小出しにするつもりの設定が膨らみ過ぎてまとめて放出しました。
メインとの関連性は読んでた方が、えろかみ大帝国の背景が分かるよってくらいです。

大帝国のTwitterアイコン(©アリスソフト)は
アリスソフトの「個人向けCGの使用について」に沿ったうえで使用しています。 

 
 

お久しぶりね、プリンセスよ。
欧州外交編の前に某Wikipedia風に猫平内務長官の解説しながら、
第二次世界大戦までの「えろかみ大帝国の近代史」を紹介するわ。

ちなみに嘗てない規模で妄想が編み込まれた120%の捏造設定よ。
原作ゲーム未プレイの方は勘違いしないでね。


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猫平音麻呂(ねこひら おとまろ、統一宇宙歴873年-)は、
日本帝国、大日本帝国の絵師、芸術家、代議士、官僚、政治家、実業家。
立憲声優会総裁、外務長官1期、内務長官3期、準備会代表、満州映画協会主宰。
日本帝国を代表する内政家で、その名前と風貌から「ネコ首相」と呼ばれ、
強烈な存在感を示しつつも大衆に親しまれている。
諸外国で最も名前が知られている日本人の有名人。
猫平が毎年コミケで頒布している『猫平日記』は、政治経済文化動向に関する第一級史料。
(*本記事の殆どが猫平日記から抜粋されて書かれている)

【経歴】

生い立ち

統一宇宙歴873年に有名絵師の子として生まれるが、紆余曲折あって猫平家の養子となる。
生家は貧しく猫平家が音麻呂の才能を認めてパトロンとして引き取ったと考えられている。
幼い頃より学芸の才を発揮し、私塾であるウ=ス異本塾(現:帝都芸術大学)にて学ぶ。

ガメリカ留学

18歳のときに一人で着の身着のままガメリカドリームに憧れて海外留学を決意。
しかしガメリカ人の貿易商人に騙されて年季奴隷契約にサインをしてしまう。
徒弟として北米のカナダ星域から南米のアマゾン星域を転々と渡りながら星間貿易に従事。
この期間に英語の会話と読み書き能力を習得し、書類仕事にも意外な才能を発揮する。

旅の中で先住民族のスペディオやアステカ帝国のハニーとも交流を深め、
様々な芸術表現を学び、文化の多様性の大切さを理解するようになったと本人が語っている。

また労働者の組合を作り、資本家にストライキを試みるなど権利を勝ち取るための苦労を重ねた。
ついに選択の自由と権利平等を掲げる法曹家の力も借りて年季奴隷契約を破棄することに成功する。

猫平はガメリカで日本の文化を発信するマルチクリエイターとして活躍しながらも、
年季奉公で考えることがあったのか惑星ワシントンの名門リベラルアーツ・カレッジに入学。
五年で政治学、法学、経済学、教育学、比較文化学を修め、
一年で一つの専門を修める男と呼ばれた。

帰国後は代議士に

九年に渡る海外生活を終えて統一宇宙歴900年に帰国した猫平は、
軍国主義が台頭する日本帝国の現状に危機感を抱いた。

表現規制が厳しくなり、表現の自由を守護る為に、
日本初の本格派政党といわれた「立憲声優会」(リベラル派政党)の設立に参加し代議士となる。

猫平は自らの政治理念を「場の構築に向けた運動」だと『政治批評序説』(注釈1)を発表する。
国家の検問を全く恐れない内容は多くの自由主義文化人から称賛された。

日露戦争での活躍

統一宇宙歴904年、ロシアン王国との日露戦争時には帝都銀行の副総裁に任命され、
戦費調達のために戦時外債の公募で同盟国のエイリスに赴任する。
日本の敗北予想していた欧州星海域の投資家たちを、ウィットに富んだ話術で説得し戦費調達に成功。

次に鉄オタとして銀河鉄道院(現:運輸通信省)の局長を務め、
アジア星海域の交通機関の整備、産業及び通商貿易の振興に辣腕を発揮した。
大日本帝国成立当初におけるアジア・オセアニア星域の
治安の早期安定は猫平が蒔いた種の成果と評されている。

外務次官として日本星域会戦で派遣艦隊が敗れたロシアン王国との間で講和条約を結ぶことに成功。
諸外国にも多くの同好の士を持つ猫平は外交の舞台でも大きく活躍する。

第一次暗殺未遂事件

先代帝により貴族院議員(位階を授けられ華族)に勅選されるが、
「華族になったら行事でコミケに行けなくなるので平民のままでよい」と拒否した。
代りに先代帝に園遊会で軍国教育の改革と、普通選挙の実施を直訴する。

この行動が軍閥の怒りに触れて「護憲剣聖会」(保守派政党)から刺客を送られる。
猫平はアステカのハニワに教わったというカポエラで刺客を撃退する(*第一次暗殺未遂事件)

さらに「刀剣は人を殺すための道具ではなく擬人化して愛でるためのものだ」と発言し、
剣聖会の刀剣女子、刀剣男子を取り込み声優会は衆議院で最大政党となる。

また欧州の貴族文化にも詳しく先進国へのコネクションを持つ猫平は、
趣味人の貴族院議員達からも支持を集める。

第一次猫平内閣の誕生と第二次暗殺未遂事件

猫平は帝国議会の総意で次期内務長官候補者として推薦される。
先代帝は猫平を内務長官に任命。猫平は内務長官になる(*第一次猫平内閣)

第一次猫平内閣では声優会が以前より掲げていた政策を実施
1.軍国主義が根強い教育制度の改革・改善
2.普通選挙制度導入
3.表現の自由の推進、思想の検問を行う特別高等警察の廃止
4.積極財政による産業及び通商貿易の振興
5.軍備拡張ではなく時代遅れの軍備の近代化

軍国主義教育を改めると愛国者を名乗る団体からは「ゆとり教育」だと非難され、
更に軍事予算の一部縮小を図ったところ軍部の恨みを買い陸軍タカ派から刺客送られる。
猫平は「あしたのために、打つべし」と言って猫パンチで撃退(*第二次暗殺未遂事件)
特別高等警察は猫平を恐れて内務省に従い解体され公安課となった。

第一次世界大戦による好景気と猫平デモクラシー

積極的な財政政策は統一宇宙歴917年から欧州星海域を中心に起こった
第一次世界大戦の好景気を背景に日本帝国を豊かにした。
この時代の自由主義的な風潮は「猫平デモクラシー」と呼ばれ、
現在まで多くの若者に影響を与えている。

猫平デモクラシーは過度な軍国主義を弱めることに繋がった。
しかし維新開国以来の軍閥の力は未だに根強かった。

外務長官として欧州外交の舞台で活躍

第一次世界大戦後に先代帝から外務長官に任命される。
猫平は特命全権大使として数々の国際会議に出席し、国際条約の取り纏めに日本帝国の代表として参加。
通訳なしで米欧の首脳、政財界の要人と渡り合い日露戦争時に続き外交の舞台で大きな存在感を発揮した。

第三次暗殺未遂事件と第二次猫平内閣

国際軍縮会議の結果に反発した海軍タカ派によって刺客が送られる。
「やっててよかったカバディ」といって、
外遊先のインドカレーで習ったカバティで刺客から逃げ延びる(*第三次暗殺未遂事件)

三度の暗殺未遂事件を乗り越えて再び内務長官に任命される(*第二次猫平内閣)
「醜態さらした陸海のタカ派軍人は修羅の国(はかた)に還れ」と言って内務閣僚から軍部を一層する。
外務長官も帝国議会の推薦者が任命され、陸軍長官・海軍長官以外は全て声優会から選ばれた。

これまで軍閥の専横に悩まされて来た内閣であったが、
猫平内務長官によって初めて文民統制の道筋を付ける。

世界恐慌と満州事変の勃発

統一宇宙歴930年にガメリカで起こった世界恐慌によって世界経済が混乱。
猫平は積極財政を行い世界恐慌の対応に追われるが国内経済は少しずつ盛り返す。
多忙な内務長官の隙をついた陸軍カントン軍の謀略により満州事変が勃発。

先代帝の崩御と陸海軍部の暴発

猫平は何とか軍部を抑えようと苦慮するが先代帝が崩御する。
新たな帝が定まらない状態で陸海軍過激派将校(シーシェパード)によるクーデターが勃発。

猫平内務長官は剣聖会員から習ったという一の太刀で柴神様と幼い当代帝を守護りながら、
陸海軍ハト派(前倉中将、宇垣少将、山下元帥、今村少将ら*階級は当時)の力を借りて反乱を平定。

自宅で襲撃にあった猫平は「落ち着いて話せば分かる」と口にし、
コレクションルームを離れて応接室に士官達を誘うと、
「とりあえず服ぐらい脱いだらどうだ」といって全裸となった。
突然のことで興奮状態になった士官が「問答無用、撃て」と叫び発砲。
猫平は「ならばしかたない」と言ってセクシーコマンドで相手を返り討ちにした(*第四次暗殺事件)

新帝即位と第三次猫平内閣

柴神様に選ばれた当代の帝が即位。
帝は先代帝に続き猫平を内務長官に勅任(*帝国議会推薦)
猫平は大命が下ると同時に解散・総選挙を断行し民意を問うた(*第三次猫平内閣)

海軍からはハト派の前倉中将(軍推薦)が大将に昇進し海軍長官に任命。
陸軍からは当時少将であった山下利古里(帝の独断)が陸軍長官に勅任。

外務長官は海軍ハト派で陸軍国際派にも影響力のある宇垣さくら(軍および帝国議会推薦)が選ばれた。

満州会戦前夜

失態の続く陸軍は表現の自由化により力を増したマスメディアを味方につけて大衆を煽る。
国民の熱気に突き動かされた帝国議会は軍部主導による中帝国大侵略を認めてしまう。
御前会議でも陸軍、海軍、外務の三長官が中帝国侵攻に賛成した。
猫平は「個人としては不本意であるが内務の長として民意に従う」と発言し大侵略を容認。

満州会戦以降

統一宇宙歴939年、海軍は満州会戦で有史以来の大敗。陸軍は海軍を批判し影響力を強めようとした。
猫平は陸軍の一部が独断で起こした満州事変そのものが御前会議の統帥権の干犯するものだと激怒。
逆に陸軍の宣伝機関(プロパガンダ)である満州映画協会(100005プロダクション)の主宰となり、業界から陸軍の影響力を排除した。

帝は新たに東郷毅を海軍長官(帝の独断)に、
海軍の伏見空(帝国議会の推薦)を軍令部総長として勅任。
軍令部総長を軍No3として御前会議への参加を認めた。
第二次世界大戦中の御前会議は「五相会議」とも呼ばれる。

【現在】
猫平は一部の行き過ぎた自由主義教育、メディア(マスゴミ)の存在などに悩まされているが、
自らが去り行く老人だと自覚し、以前のように政治的な強権を揮うことを控えている。

御前会議に参加しないのも意図的であり、自らの発言の影響力が大きすぎるためだと思われる。
後は若い帝や長官達が頑張って新たな大日本帝国を引っ張って行って欲しいと考えているのだろう。

血のつながった親族のいない帝にとって守護ってくれた猫平は祖父のような存在で「猫じぃ」と呼ぶ。
猫平も帝を孫のように愛しており、御前会議で帝が決めたことに反対したことはなく全力で補佐している。
第二次大戦後は勝っても戦争の責任を取り内務長官を引退して後進に譲るつもりだと発言している。

【猫平内閣の閣僚】
猫平設立した準備会が作った「冬夏年二回の戦場」で鍛えられた精鋭スタッフたちが、
今や叩き上げの代議士や行政官僚となって大日本帝国の内務を支えている。
彼らイベントの“達人”たちの働きは戦国時代にタイムスリップしても通用すると恐れれている。

【あだ名】
位階、勲章といった栄典を断り続けて華族になることを拒否した為に「平民宰相」とも呼ばれる。
しかし自宅では貴族以上に貴族らしい自堕落な生活をしていると噂されている。
軍閥の専横を防ぎ立憲政治を確立した「憲政の神様」と呼ばれ帝国議会での影響力は絶大。
メディアからは「自由と言論の守護者」と呼ばれることもある。
またイベント関係者からは「オトマロ(準備会)代表」と呼ばれている。
数多くの暗殺未遂事件を乗り越えた政治家としてスペース黒麦酒ブック(世界一位を集めた本)に名前が載っている。

【家族構成】
妻は猫好きで知られる元有名声優で現在は作家の猫平ショーコ。
長女は宇宙生物学研究の第一人者、次男は有名モデラ―、長男はニート。
アステカ帝国でエロゲークリエーターとして活躍する孫が居る。
四国の怪獣研究所では長女の娘が軍属で働いており元エイリス貴族と理ない仲にある。

【その他】

外国人との交友が広く、世界中に同好の士がいる。猫平作品のファンも数多い。
特技は最大10作品の動画を並行して視聴すること。多言語の速読術。技のラーニング。
酒豪、筆まめ、国際派、リベラル派、ハト派、身体能力の才能は火影レベル、ただしインドア派。
青年期は痩身であり、堂々たる体格へのあこがれから、結婚して一杯食べてたら丸々とした猫になった。
堪能な英語力は勿論のこと、独語、仏語、伊語、露語も通訳なしで要人と世間話が可能。ハニー語も理解できる。

(注釈1)『政治批評序説』について
本書で猫平は一人一人が責任を持って自由に参加できる表現の場を作ることだ大切だと述べた。
政党組織は、小さな同好の士による集まりによって生み出されて、大きな政党となるとした。
猫平は代議士、党員、支援者の相互協力による「場づくり」のための準備会を発足。
党員と支援者が代議士と対等の立場で参加する政治の場づくりは政党政治の革命と言われている。
立憲声優会は中に多くの大中小派閥が乱立することになるが、大いに活力を増すこととなる。
現在では猫平の理念や手法は、数多くの趣味のサークル活動やイベント活動の集まりに引き継がれている。

(注釈2)暗殺未遂事件は初当選前の遊説中に襲われたことも含めて五回あったとする説もある。

著作・文献・作品は多数→詳しくは猫平音麻呂(芸術家)を参照


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お疲れ様、作者は色んなキャラの捏造設定をまとめて小出しにしてるんだけど……
猫平長官は原作では名前だけキャラにも関わらず、ありえない量の設定を作ってるわ。馬鹿ね。

えろかみ大帝国の世界では、緩いキャラと固いキャラで価値観が対立するのだけど、
この辺は猫平デモクラシーを境にした「軍国主義教育」と「ゆとり教育」世代の違いね。
東郷長官が初期に集めた提督とか軍国主義の教育では絶対に生まれないからね。

愛国獅子団とか平良英知とか福原いずみとか山下利古里とか陸軍のお堅い方は、
教育勅語とか教えてる愛国幼稚園や愛国小学校教育の影響ね。

猫平によって日本帝国は言論および思想の自由が認められているから、
私学の軍国主義教育は特に廃止してないのよね。
公立にも旧い考えの教師が多いから軍国主義の名残りが今でもあるわ。
昔は不敬罪とかあったけど、今は帝都で帝ちゃんペロペロとか言うくらいじゃあ捕まらないわ。
アイドル総統レーティアの薄い本とかもドクツでは発禁処分されそうなものが売られているわ。
文化先進国HENTI JAPANは猫平の頑張りによって生まれたのね。

60歳を過ぎてから猫平は「私は好きにした、君達も好きにするがいい」ってスタンスになったわ。
暗殺未遂が多過ぎだけど、史実では戦前の日本の首相ってそれなりに暗殺されてるのよね。
そういった偉人たちが、もし暗殺されずに……といった妄想のパロディ化が猫平ね。

猫平は経済的にはケインズ主義で、社会的にはリバータリアンといったところかしら。
衣食住という命に係わる経済は一定レベルで政府や政治の手を入れるけど、
言論とか思想とかは多様性を大事にしてるから政府や政治のレベルで管理するものではないって考えね。

作中では原作ゲーム以上に侮蔑用語とか気にせず使ってる気がけど、
この世界ではポリティカルコネクトを振り回す輩はあまり相手にされ無いからへーきなの。

ロスケ、ヤンキー、メリケン、アメ公、黒ん坊、毛唐、ジャップなどなど、
そりゃあ上品な言葉ではないけど、使っている人もいるし、当たり前だけど嫌っている人もいるわ。
差別だの侮蔑だの言ってスラングとか禁止したら娯楽作品なんて何一つ書けなくなるじゃない。

物語的にはエロ主の伏見空が向かう欧州外交の舞台は猫平が以前に活躍していたということ重要ね。



最後におまけよ。

◇オリジナル提督の追加補足(山下利古里、有馬兎子)

山下利古里 提督スキル:治安改善 指揮値360
第一戦隊=全性能+20% 第二戦隊=全攻撃+10% 第三戦隊=全攻撃+10% 第四戦隊=HP+20%

夜の図上演習の成果もあり(ないです)、山下利古里の艦隊指揮能力は高い。
海兵艦隊は陸軍艦隊から精鋭が選ばれており、高い攻撃能力を誇っている。


有馬兎子 提督スキル:修理 指揮値360
第一戦隊=レーザー+20% 第二戦隊=ミサイル+20% 第三戦隊=索敵+10% 第四戦隊=なし

原作ゲームの汎用提督である有馬兎子もかなり優秀(指揮値が初期で360ありイベントで+30される)。
本来の能力(レーザー、ミサイル+20%)に加えて陸軍の海援艦隊は軍令部のサポートを受けており、
情報参謀の栗田アスパラ(索敵+10%)と秘書官の遠藤鉄菜(修理)の力を借りているという設定。 
 

 
後書き
初の二次創作小説『和-Ai-の碁』のときからですが設定考えるの大好き人間です。
たぶん学生時代にTRPGプレイヤーだったからでしょう。今はTRPGとかやってないです。
TRPGのGMとかする人は設定つくるの好きな人が多いと思います。 
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